2024年09月08日

湖畔お泊まり

よく遊ぶグループに混ぜてもらって、バージニアのちょっと南にあるアンナ湖Lake Annaのほとりに行ってきました。金曜日は休みをとって2泊3日(結局ちょいちょい仕事はしたが)。13人でバケーションレンタル。すっごい豪華。
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ベッド7つ、各部屋にバスルームあり。この企画は6回目だそうですが、「これ文句なくベスト」とは参加者の言。
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湖畔に降りていくと2階建てのボートハウスまであります。すげ~
夏が終わって最高気温26度、最低気温8度。きもちよ……
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食事はおにいさんたちが作ってくれました。着いた日の夜はハンバーガー、翌日のブランチはモーニングタコス(トルティーヤにソーセージとかスクランブルエッグとか炒めた玉ねぎとかいろいろ置いて包んで食べるものらしい)。弊管理人も手伝おうと思いましたが、アメリカ料理は何をどうしていいのか全然分からず、ただ物珍しげに見ているだけの人になってしまいました。弊管理人は車を出したことがとりあえず貢献とカウントはされた様子。
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グリルの機械、どこにでもあるんだけど結局使い方が分からないままだった。
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カヤックもやってみました。結構できた。しかしなんか面白かったのか、ボートハウスから望遠で撮られてました。
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食材も込みで1泊$200くらいです。大きめの街のビジネスホテル並み。そうかーみんなこうやって遊んでるんだな。Vrboっていうアプリに載ってた物件で、湖畔にいくつかこういう建物を持っている会社から借りてるようです。みんなしてこれ買うといくらかな?って話してました。だいたい100万~150万ドルとの予想。1~2億円か。ほー。
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この仲良しサークルの中で今回来られなかった人が何人かいたのですが、食事の席で、その中の3人の名前を挙げて「3人が溺れてたら誰を助ける?」という生々しい質問に1人ずつ答えていくという場面がありました。リベラルを自称するサークルにしては随分だなと思いつつ、「一番君らから助けてもらえなそうだから」といって悪口の的になっていた人の名前を答えておきました。How sweet!と言われましたが、君らの社会はビターだなと思った次第。

何人かは湖で泳ぎ、外にホットタブ(湯船)もあったんだけど、弊管理人はそういうことが全く頭になく水着を持っていかなかったので入りませんでした。
2日目は昼間ちょっと雨がきましたが、夕方から晴れてきれいな夕陽。
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夜は星空がすごくきれいでした。結局湖畔の散策路を歩いたりもせず、ゴロゴロしたり、ゴロゴロしたり、カヤックやったり、ゴロゴロしたりで、あとは食って飲んで終わりました。贅沢。

帰りの車に乗り込むと、同乗の2人が「ちょっとどうなの!」的にノリの悪かった何人かの批判を開始。意見を求められましたが、「それねえ、弊管理人もノリが悪かった方に当てはまるので人のことは言えないな」とノリの悪いことを言っておきました。湖畔で読書してたい人はする、泳ぎたい人は泳ぐ、お湯に浸かりたい人は浸かる、と思い思いで過ごせばいい会に見えましたが、意外に同調圧力はあったらしい。参考になる。

2泊3日、この人たちは大音量で音楽をかけ続け、飽きもせず喋り続けていた。アメリカ人の仲良しグループに紛れ込む体験というのは、駐在程度の長さでしかこの国に滞在しない日本人がそうそうできるものではないですね。楽しいフィールドワークでした。果報者だな。

2024年09月02日

夏の終わり

9月最初の月曜はアメリカのメーデーに当たる「レイバーデー」で、この日をもってアメリカの夏が終わるそうです。新学年が始まるっていうことですかね。3連休になります。

【8/31】

土曜はDMV(陸運局)にまた行ってきました。
前回の日記に書いたとおり、免許更新手続きを始めたつもりが受付メールが来てませんでした。
問い合わせを出したら金曜に電話がきて「あなたの手続きした記録がないわよ?」と。
つまり窓口のバカが提出書類をスキャンして送信するのを忘れたと思われる。

で、土曜は早く目が覚めたので、午前だけ開いてる窓口にまた行きました。
偶然、また同じバカに当たった。「君覚えてるよ。なんでまた来たの?」と言うので「おまえ前回書類スキャンしなかっただろ。記録がないそうだぞ」と言ったら「書類スキャンしたけど送信先が受け付けなかった」とウソをついた。で今度はスキャンするところを見届けて待っていたら受理のメールがきたよ。無能なだけじゃなくて往生際まで悪い。

ともかく、手続きは始まった。この3日間のもやもやは解消した。

家に帰ってお昼を食べて、ちょっと車で出掛けることにしました。バージニアの片田舎に$80の激安モーテルとって、本とPCと着替えを持って。

家から1時間ほど南下したところにある「コロニアルビーチ」です。ポトマック川ですけどね。浜辺をバージニアとメリーランドの州境が走ってます。
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むかしはDCから遊びにくる人たちで栄えたリゾートだけど、道路網とか橋が発達して大西洋岸のビーチにみんなが行くようになってから寂れたらしい。ヒスパニックと黒人が多かった。出店が多くて賑わっててチルではありました。
埠頭の先には釣り人がちらほら。
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海の上はメリーランドで、むかしは賭博が合法の州だったので埠頭の先端にカジノがあったそうです。通称「貧乏人のカジノ」。ひどい笑
路駐スペースがあいていたので車を停めて歩き回っていましたが、よく見たら料金がかかるところだった。気付いて急いで戻ったら切符切られてはなさそうだったけど、大丈夫だろうか。

そんでまたドライブして、ノーザンネックという半島みたいになってる地域の奥へ入っていきます。田舎なのに道がちゃんとしていてとてもよかった。バージニアは概して道がいいと思う。メリーランドはほんとに走りたくない。

モントロスMontrossという小さな町のモーテルに投宿。これは部屋から外を見たところ。もうこれ以上ないくらい普通のモーテル。前に池があるのがアクセントでいいです。
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中はこんな。$100前後のモーテルは大抵こうです。今回のはちょっと古びてるけど、掃除がきちんとしてあってよかった。
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夕飯はコールズポイントの海にせり出してるレストランColes Point Tavernで。
混んでるのでバーに通されて「飲みながら待ってて」って。コロナ飲みながら待ってました。
それにしても全員白人。特に「何おまえ?」みたいな感じはなかったですけど。ほんとちょっと田舎に行くと白人だらけになる。
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ゆっくり飲んでるうちに結構時間がたって、忘れられたか?まあカウンターでメシ食ってもいいけど……と思っていたらわりと愛想のいいおねいさん店員が迎えにきてくれました。
席はこんなとこ。結構蒸し暑い日でしたが、日が暮れると涼しい風も吹いてきて気持ちよかったです。
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横を見るとこんな感じ。最高にチル。免許更新やら、ちょっと我が儘になってきた友人やらにもやもやしていたのが消え、中性浮力みたいにふわふわといい気持ちになりました。
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ロックフィッシュの唐揚げつまんでビール飲んでお腹も膨れたので帰ることにしました。
ところでAMEXが使えず、たまたま持ち合わせがあった現金で払いました。嫌われてるねえAMEX。手数料そんなに高いのか。
で、お店はこんなところでした。最初に撮ればよかった。
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帰って寝ました。結局、持ってった本は読みませんでした。

【9/1】

朝はモントロスの町のThe Art of Coffeeというコーヒー屋さんにご飯を食べにいきました。
人口390人の町なんですけど、ちゃんとしたレストランやコーヒーショップがあるのが意外。
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8時の開店からあまりたたないうちに入ったんですけど、もうおっちゃんの一団が陣取って朝飯を待ってました。店員の(多分アート系の)おねえさんたちが挨拶に行くとおっちゃんが軽ーくタッチしたりして、もうなんかハラスメントに厳しい世の中でよくまあ、という光景。そういえばこの一帯、車で走ってると、とにかくトランプ応援の看板が多い(偏見を含んだ回想)。
かといって、すごい下品だったり乱暴そうだったりするわけではなく、わいわいと楽しくご飯を食べててもうるさくなくて、なんだろう、分別ある田舎のおっちゃんたちのフラタニティという風情。日曜の朝にいつも友達誘い合ってうひゃうひゃメシ食う集まり?奥さんたちはどうしてるんだろう?

アメリカーノ(エスプレッソのお湯割り)と、いろいろ入ったオムレツのプレート。
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マヨネーズ入ってる?と思ったが違う。確かフェタチーズ。ほうれん草とハムとパプリカ、ソテーした玉ねぎを入れてまとめるともなくまとめたオムレツむっちゃうまかった。
満足してモーテルへ。ちょっとゴロゴロして、シャワー浴びて出発。

わりと近くにポープクリークというワシントンの生誕地があり、そこが国指定史跡になってるらしいので立ち寄りました。
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生家のように見えるが生誕200年の1932年築。生家の資料が残っていないので「多分こんなだろう」ということで想像で建てたらしい。1870年代くらいからアメリカでは東欧・南欧移民の増加や工業化、都市化で社会が大きく変わることへの反動として「植民地時代復興運動Colonial Revival Movement」というのがあり、その影響をかなり受けているそうです。
DCの1/10スケールの記念塔が立ってた。牛は農耕用(イメージ)らしい。
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国立公園局が管理していていろんなところに説明看板が立っていますが、建国の父を懐かしく回顧するものではなく、復興運動をかなり突き放して「変わらないことで得するのはどういう人だと思いますか?」みたいな問いかけもあった。また当然、先住民を迫害して奴隷を使いながらタバコのプランテーションをやってた土地であり、そのタバコは通貨のように使われながら奴隷や絹や工芸品などとともに環大西洋世界を行き来していた、その交易のフロントでもあるわけですね。そこまで目配りした説明がなされていました。

近くのやや大きな都市、フレデリックスバーグでお昼……と思ったけど朝が重かったのでお腹そんなに空いてませんでした。
アイスコーヒー飲む。
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おいしいらしいとの情報を得ていたイタリアンは日曜休業であった。
前を歩いていた家族がかわいいの詰め合わせみたいだったので盗撮してしまった。彼らの視線の先にあるのがそのイタリアンです。
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ということでHマートに寄って買い物して帰ってきました。
すごい気分転換になった。

【9/2】

レイバーデーはいつものプエルトリカンが電話してきたものの「外出たくない」というので、あっそっつって独りでワイナリーに行きました。ケインズビルGainsvilleという町の外れにあるThe Winery at Sunshine Ridge Farmというところ。
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目の前はマナサス湖です。最後数マイルが砂利道なのだがロケーションはとてもよい。
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湿気がそれほどない26度、ピーカン、涼しい風が風量「中」くらいで吹いてます。つまり最高。
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8月はのっけからコロナにかかったり、いろいろ停滞感があったりイラついたりしていたけど、この3日間で結構購われた。ほんとによかった。あと、久しぶりに燃費がリッター21kmを超えました。2回前の給油時に17kmちょっとまで落ちて、またどっか悪くしたか?と不安になったのですが、街乗りが多かっただけのようです。それも含めて気分が治りました。

2024年08月28日

停滞あるいは疲れ

日曜はフェアファックスのMama Changという中華料理屋を再訪。
ここは明るくて洗練された店内も素敵だし、スパイスの使い方がうまい。写真はラムのクミン焼。あとこれは同行者とも意見が一致したが、熱い料理は熱いまま出してくれるのがとてもよい。
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「犬を檻に入れてきたので2時間半で帰る」と言っていた同行者はメシを食ったら元気が出てしまい、ショッピングモール行きたいというのでタイソンズに転戦しました。うちから近いのに初めて行きました。
アップルストアでビジョンプロのデモがすぐできるというのでやってみた。これはセットアップしてくれている店員さん。
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要は没入感のあるスクリーン。近眼に合わせることができ(なので眼鏡は外した状態で着用する)、空をつかむピンチやスワイプで画面を動かし、VRのキーボードも打てる。
しかしだから何という感じはした。教育やエンタメで使いではありそうだが、所有したいかというとちょっと。あと疲れないかな、長時間使うと。

ということでモールを雑に見て、スーパーで食料品買って、同行者を送り届けて帰りました。
よく遊ぶ相手だけど、このところ接するときに疲れが目立って楽しげな感じがなくなり、こちらの話にも関心がなさそうなので、ちょっと間を置いてリフレッシュしてみようかという気になってきています。

* * *

免許の期限が11月初めなので、9月に入ったらあいてる日に役所に行くか、と思っていたらちょうど今週更新手続きを始めた同僚が「35営業日待ち」になっていたため、急いで手続きを始めました。

待ち時間はほとんどなかったのはパンデミック中からかなり改善されてるのだけど、移民局のチェックを待つ期間が去年の2週間から随分のびていた。これはパンデミック中と同じくらい。そして本来は数時間以内に来るべき受付メールがまだきてない。キーーーー!!

* * *

水曜は37度までいきました。人も自分もなんか調子が狂っていた。
狂い収めはホワイトハウスで、パラリンピック初日なのでフランス国旗のライトアップなんだろうと思うんだけど、左右逆。
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* * *

在米36カ月目に入りました。
ちょっとこのところ体が重いかもしれない。睡眠時間やや長め。行きたいところ、見たいものがなくなってる。移動は逆にちょっとしたい。季節の変わり目の疲れ方とも違う気がする。トレッドミルの時間を1.5倍にして筋トレの頻度も上げたためかもしれないし、歳のせいかもしれない。気分と体調の因果関係もよくわからない。

2024年08月22日

最高に気持ちよい日

水曜、木曜とDCは最高気温24度になり、涼しい風が吹いて最高に気持ちよかったです。
いつものバス停から職場まで歩いて、そのまま通り過ぎてキング牧師記念図書館(DCの公共図書館)に行きました。
最近リノベされましたが、もともとはミース・ファン・デル・ローエの設計。
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中に入ったの、実は初めて。すごくミース。
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屋上から向かいのビル丸見え。
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中は本もあるが、黒人の権利やフェミニズムに関する展示、DCの街作りの歴史などの展示もある。あとホームレスみたいな人たちがそこここにいる。
いやほんと、8月だけど5月みたいな陽気。ちなみにこれはホワイトハウスの横の銀行。
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今週は大半の人がシカゴに行っているので会社は閑散。ちょっと作業してお茶飲んで帰る。

* * *

火曜、朝起きたら上唇が腫れていた。昼の会食までに少し引き、翌朝にはたぶん元に戻っていた。前にも一度こんなことがあったが、一体なんだろう。

* * *

札幌にいたとき新人さんとして入ってきた元同僚が一格上がっておととしからまた札幌に行っていて、そのまま地元の企業に転職するとの知らせ。おおそれはいい選択やね。

2024年08月18日

自炊ウィーク

夏休み明け。昼は家で食べてバスに乗って出勤して、夜になったらバスで帰って家で夕飯食べるという1週間でした。意外とアウトプットはした。やろうと思っていたこともわりとできた。しかし充実感があるわけではなかった。

日曜。フロリダに1カ月帰省していたプエルトリカンが帰ってきたので、空港に迎えにいって、荷物を家に降ろしたらそのままピザを食べに行きました。Timber Pizza Co.というところ。
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ミニトマトみたいのは何だろうと思ったらPeruvian sweet peppersというのであった。
かなりおいしかったが、実は自宅のすぐ近くにも店舗があった。

夜はまた自炊。
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鯖のみりん漬け、すごい簡単で満足度高い。肉団子の甘酢あんかけは3回目にして味が落ち着いた。

夏休みが不完全燃焼だったので、リベンジいろいろ考えていますが、どこまで実行するかは心許なかったりする。

2024年08月10日

不発週間

木曜、咳が若干残りつつ、療養はもう嫌だということでボルチモアに行きました。
ジョンズホプキンズ大学のピーボディー図書館。
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ただの(無料という意味でも単にという意味でも)インスタスポットであった。
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無料バスに乗ってボルチモア美術館へ。
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先住民の権利とか、美術工芸品の作者としては歴史に登場しない奴隷や奉公人のことを伝統的な西洋美術の展示や説明に混ぜ込む企画をやっていて、なかなか楽しめました。あとここにもミレー、コロー、モネ、ピカソ、ロダンがあり、この人たちどんだけ多産なのと思った。
売店に12色の「肌色」鉛筆があった。買わなかったけど。
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青い州だからかね。全体的にwokeな雰囲気だった。
無料バスでピーボディーの駐車場に戻る途中ですごい雨になった。帰りは慎重に運転して帰宅。久しぶりの外出でかなり目と頭が疲れた。

* * *

土曜はDCの言語博物館へ。
かなりインタラクティブな展示だが、インタラクティブすぎてノンネイティブにはうーむという感じもした。
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退役軍人省の前にホームレスっぽい人。退役軍人だろうかと思ったがメッセージは意味不明だった。
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携帯いじってた。

* * *

これは病気になる前だが、日本から打診があって会食。DCのCompass Roseというお店。
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「夜9時からでいいですか」というので遅くまでやっているお店を選び、定刻になっても現れないのでメッセージしたら「すみません遅れます」。で、20分遅れで現れた。なぜ遅れそうになった時点で連絡しない?
しかも「私は食べてきたので好きなもの頼んでください」でもう1もや。
そして申し込まれた会食のわりに割り勘でさらに1もや。
毎度ちょっと面倒だし、この人とはもうないな。次の訪米は来年だそうなので自然ともうないのかもしれないが。

* * *

ということで、ほとんど出掛けない&誰とも話さない夏休みが終わろうとしています。
・精神状態としては来たころの社会総隔離時代と似て、結構塞ぐ
・あと何かとイライラする
・滞在が残り半年ないと思うとお店の新規開拓とかの意欲もなく、淡々と自炊した
・西部の国立公園行けば行けたなと思うが、そこまで行きたかったかというと謎
・睡眠時間が短くなってきたので体は回復してきた様子
・仕事も読書もほとんどしなかった(ちょっとしたが)のは塞ぎの影響か
冬休みは本当に最後のまとまった休みなので、ちょっと計画的にやろうか。

東京の出身部では寄り合いがあり、人事案件が発表されるというので弊管理人のことかと思ったが違った。本当に1月末で離任できるのだろうか。

上にもちょっと書きましたが、近々帰るモードが自分の中で起動し、アメリカのすべてがどうでもよくなってきました。こっち来てからのアウトプットがつい数日前に1000本に達したというのも「やりきった感」を構成している。東京に帰ると今の仕事からは完全引退になるのも加わって、なんかこうあらゆるものが帰無する中で、全体的に意欲というものが消失しかかっている。大病するとさっさと店じまいモードになって、遺書も書かずに死ぬタイプなのかもしれない。

2024年08月06日

アーーー!

◆8/4(日)
・いつもより長時間寝て9時半くらいに目覚め
・疲労感があるのは前日のトレーニングのせいか?
・喉の奥に軽い違和感
・昼寝
・夜はライブ見に行った。会場が寒かったので途中で抜けて帰宅
・布団の中でちょっと寒く感じた(電気毛布を入れるほどではない)。ひょっとして熱あるかな?と思いつつ入眠

◆8/5(月)
・いつもより長時間寝て10時くらいに目覚め
・喉のいがらっぽさ増悪
・世界がちょっと暗い。見える色合いが少し黄色っぽく変化
・朝、検温し37.2度。あ、風邪だと思ってベンザブロック服薬
・その後ずっと36度台。昼、夜とも食欲あり、料理して食って服薬

◆8/6(火)
・相変わらず睡眠時間は長めだが7時間寝て9時というところ
・喉はやや軽快した感じ。痰が出るので回復が近い感じがする
・朝、服薬なしで36.6度
・体調ちょっと悪くなって2日といったところだし、明日からの旅行前にコロナの可能性を排除しておこうと検査。線が薄くても発見できるよう目をこらs
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 アーーーくっきり~~!!
・昼過ぎに至っても36度台
・我ながらいいタイミングで検査したと思う
・体調が悪い時は長時間眠れるという経験則から風邪を疑ったのえらい。昼寝しても夜また寝られたのも相当臭かった
・熱はないが体が微妙に重いのは、この数日の運動不足か、それともコロナによる倦怠感か
・一時期のつらい咳がぶり返すとやだなあ。今は時々痰が絡んで咳払いするくらいだけど
・スーパー行って帰ってきて18:40、SpO2=99%、体温36.8度。肺は大丈夫そう、というかコロナ時代が過ぎ去って久しく、測るの忘れてた。体温は夕方だとこんなもんか

◆8/7(水)
・夜間早朝、若干の咳。起き抜けに血痰、しかし続かず
・昼前36.3度、36.2度。SpO2=98%。具合の悪い時しか検温しないので、自分の平熱ってそういえばよく知らないが、これくらいなのかもしれない。ということは昨日は微熱だったのだろうか
・CDC基準でいくと、24時間にわたって解熱剤がなくても発熱していないので隔離解除。いくらマスクつきで外出ようねといってもこれはさすがに早くないか。そして最近いろんな集まりでよく見る「マスクしてる人たち」ってもしかして……
・結局在宅でガンガン仕事してる。夏休みなんだけど。でもまあハリケーンが近付いていて、もともと行こうと思っていた野外コンサートの日は現地の降水確率90%になっており、出掛けなくてよかった説。また、このところLAだNYCだフィラデルフィアだと仕事・健康診断と絡めて結構遊んでいたので、実はあまり悔しくない

◆8/8(木)
・朝36.2度、SpO2=98%。若干の咳。ま、そろそろいいかな
・そういえば昨日、電話していたら咳が出たので、喋ると刺激になってしまうのかもしれない
・23年前半と似たあたり(喉の下の方)に違和感あるが、当時にようにゼーゼー言うような事態にはなってないので進行しないといいなと。当時は罹患から数ヶ月して出てるが今回はどうか

2024年08月03日

フィリー

会議でフィラデルフィア出張。2012年以来です。6月に来るはずが、うんこみたいな仕事の綾でキャンセルせざるを得ず、しかもこの後は機会もなさそうなので、ものすごい必須の仕事ではなかったけれども頑張って来ました。
前回は時間が遅かったので中に入れなかったフィラデルフィア美術館、隙間時間にバス捕まえてきて、やっと見ることができました。ここも無料で入れた……
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ひまわり、ここにあった。
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メトロポリタン美術館ほどではないが、広かったです。
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西洋クラシックへの憧れと驕慢みたいなものが爆発している感じ。
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猛暑の谷間に当たって、35度まではいかなかった。夜はそこそこ過ごしやすい。街は相変わらず、カジュアルに人が倒れてました。ダウンタウンは思ったほどでもなかったけど。前回きた時はいきなり「財布よこせ~」とか言われたのに比べると危ない感じはしなかった。
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泊まったのは民泊。半分住宅街、ヒスパニックの方多め、大丈夫かな?と思いましたが、行ってみたら中心部のちょっと外側なせいか、静かで安全そうなところでした。部屋はホテルと違って空調がうるさくなく、最高に寝やすかったです。
会議初日の夜はレセプションでした。場所はフランクリン・インスティテュート。科学博物館かな。閉館後を借り切り、ベンジャミン・フランクリンに睥睨されながらパーテー。
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チーズステーキ(サブウェイみたいな長いパンにチーズソースの焼肉が挟まってるサンドイッチ)はここで出たのでコンプ。
この時にたまたまテーブルで隣になった日本からきてる若手研究者をナンパして、翌日ピザを食べに行きました。会議場近くのBabuzzoっていうところ(特筆しておく)。19時までのハッピーアワーに滑り込んだので、ピザ$10、ビール$5とすごい安かった。
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医学部出身で、来年博士をとったら西海岸の研究所に行くそう。今のところ自分にしかできない技術を持っていて、将来はこんなことをやりたいということを話してくれました。かなり野心的だが、こういうのがある人こそ研究に向いている。そしてそれが達成できるかは分からないが、この人は成功するんだろうなと思いました。久しぶりに未来を感じさせる人と話したかもしれない。
地下に潜るとやはり客層が悪くなる地下鉄のって、アムトラックのって帰ってきました。
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会議では朝食のほか、1日目はタコス、2日目はサラダ、3日目はパスタとすごいちゃんとした昼飯まで出してもらえたことにびびりつつ、アウトプットは一応した。しかし本当にやるべきことはまだ。しかし1日10kmくらい歩き回りながら3日間インプットしまくって、本来の仕事ってこういうことしないとだめだなとか。

と同時に、アウトプットが誰のためになってるのかよくわからないことが最近続いており、結構微妙な気持ちになっています。

* * *

トースト1枚が焼ける程度のすごいちっちゃいオーブントースターを買いました。$22。数ヶ月しか使わないわけですけど、安かったのと、LAのホテルの朝食会場にあったトースターでハムチーズトーストやったらおいしかったので。
ベーコンの切れ端とブロッコリーと卵をNYのダイソーで買った10cm角のちっちゃい器に入れて温めたら朝飯が豊かになった。
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* * *

◆間瀬英之、身野良寛『量子コンピュータまるわかり』日経BP、2023年。

いただいた本(アメリカまで送ってくださった……)。日本総研の方が著者で、さすがというか技術も政策も業界動向も網羅しつつ噛み砕いていて、通読するのは若干大変だが、リファレンスとしてめちゃくちゃ使えると思いました。原理の図解が分かりやすい宇津木健『絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み』とはまた違った利用価値のある本として現在No.1タイ。随時アップデートしてほしいが、しかし主要なトピックは出そろっているので、自分が使うときにネット検索して最新情報を調べれば今後3-4年は使える気もする。

* * *

3日から夏休みに入りました。上記6月にフィラデルフィア行きを潰したうんこ仕事がまだ長引いていて、どうなるか分からなかったので夏休みの計画が立たないまま突入してしまいました。しかしここ数日いろいろ検討して、一応これかなという方向性は見えてきました。

7/25に書き忘れましたが、最後の半年に入りました。まだ後任のアナウンスないけど。

2024年08月02日

おばあ

父方のおばあちゃんが亡くなったそうです。前の晩(日本だと8/2の午前中)に伯父=父の兄からFBで知らされ、けさ(同夕方)父からもLINEで連絡がきてました。ネット時代~
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小さい頃に「昭和2年生まれ」と聞いたが、どうも鯖を読んでいたようで、その後にほかから「昭和元年」「大正15年」と修正された。実際のところは追及していないので分からない。後2者は同じ年(1926)なので98歳か97歳のはず。じいちゃんも94まで生きたので二人とも長寿だった。二人ともボケなかったのもすごい。

写真は2023年1月に一時帰国したときのものです。今年の初めは施設に入っちゃっていて会えなかった。ということは人生の大半を自立して生活できていたことになる。農家は強いね。
訪ねるたびに餅を持っていけ、干し柿を持っていけ、お茶を飲め、お菓子を食べろといろいろ勧めてくれたのが思い出。この近所で生まれ、嫁いで、畑を作っていた。弊管理人が子どもの頃から最後までおばあちゃんだった気がする。じいちゃんが亡くなったのは2016年なのでもう8年。最後に会ったときは、独り暮らしが長くなったといってしみじみしていた。
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山の中のこの家(父方の実家)はこれで住人がいなくなりました。父は3人兄弟で、長男は三重で独り暮らし、次男=父は同じ町内に家ありだが婿養子に行き、三男が跡継ぎとなっています。長男、次男は既に相続を放棄しているので財産処分は難しくないはず。

というか弊管理人、もうここに来ることもないのかもしれない。そうか。いやあ。そうか。

2024年07月24日

タイムトラベルNYC(2)

メトロポリタン美術館。博物館みたいな美術館。
あまり大きな声では言えないが、仕事上の役得により、いくつかの美術館・博物館は無料で入れるのです。普通に入ると$30くらいするんですが、いつか仕事の何かでお返しするということで。

大貫妙子の「メトロポリタン美術館」がずっと脳内をぐるぐるする世代です。
エジプトではファラオ眠る。石の布団にくるまって。
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めっちゃ目あけて寝てますが、かわいいよね。普通にイケメンだと思う。
とにかく物量がすごい。
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すごいんだけど、エジプトとヨーロッパがすごいのに比べて、インド、中東はそうでもなかった。距離感だろうか。
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アメリカになると、とたんに家具屋になってしまう。
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ただ、ティファニーがいいのは分かった。
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しかし家具とてヨーロッパに比べるとね。
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とにかくでかい。6時間かけて7.5km歩いたけど見終わらなかった。
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日本の展示室は閉鎖中でした。一方、中国は充実してました。国力……
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とにかく見応えあることは分かった。タイムトラベルは、楽し。
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投宿して、アイリッシュパブで魚食ってビール飲んで、ついでにピザ買い食いして寝ました。

翌日は朝から健康診断。なんか知らないけどすごいデブになって、骨密度が落ちているということが分かった。血液検査は後日ですが、たぶん高脂血症だと思う。要は運動不足。動かなすぎ。
終了後、国連勤務の知り合いとそば屋に行ってかつ丼食いました。
卵とじのかつ丼はひょっとしたら渡米以来かもしれない。西友のお総菜みたいな味でしたが前菜と合わせて$30。
食べ終わってからGround Centralというコーヒー屋(挽いたコーヒー豆groundと、近くのターミナル駅グランド・セントラルをかけていると思われる)でお茶しました。コーヒーおいしかった。
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すごい駄弁ってたらMoMAいく時間なくなってきましたが、一応行きました。こちらもタダ。
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世紀転換期くらいからの作品が並べてありましたが、モダンアートいうても結局みんな写真とってるのはウォーホルであり、バスキアであり、デュシャンであり、オノヨーコだピカソだとかいっていて結局有名どころかと。ル・コルビュジエの絵があっておやっと思ったが。でコンテンポラリーはメディアアートとか紐やぬいぐるみのインスタレーションなんかあまり刺さらず、リュックを預けてたクロークから「そろそろ閉まるで」とせかすメッセージがきたのであわてて回収してTシャツと図録買って退散しました。
雨が降ったり止んだりで蒸し暑いNYCともおさらば。
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やはり遅れるアムトラックに乗って3時間で帰ってきました。やはりDCのほうが落ち着く。

* * *

中途半端なタイミングですが、これが弊日記1500個目のエントリーでした。
来年10月は弊日記20周年。20年……うぉぉ……

管理人

40代、未婚、子なし、男、文系学士、30万都市出身。新卒で入った会社でずっと働いています。中学の教育方針のせいで日記を書く癖が抜けなくなりました。

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