2024年11月01日

アレンタウン

大統領選の年にアメリカにいるなら1度は行っておくべきだろう。トランプの選挙集会。

激戦州ペンシルベニアのアレンタウンという街で開かれるというので行ってきました。家から200マイル(=320キロ)、車で3時間半。まあこれなら行けるだろうと思った。実は夏休みに車でタングルウッドまで行こうと思っていて(コロナで行けなくなったが)1泊目の宿泊地にと思っていたのがアレンタウンでした。運転してたので写真はありませんが、紅葉ドライブを堪能しまくりました。

石炭、製鉄、製造業の街だったのが1980年代くらいには廃れてしまい、ビリー・ジョエルが悲哀を歌った「アレンタウン」という歌があります。2000年代にはラストベルトの一角になったそうですが、その後は再開発を進めてきれいなアパートが建ち、商店街もできて、住みやすい街ランキングにも登場するようになったんだって。フィラデルフィアは家賃が高くてちょっとね、という人たちが住んでるみたいです。ラテン系がマジョリティとのこと。

集会は夜なのですが、15時にはドアオープンというのでその時間を目指して行きました。
まあすごい人出で、会場のホールをぐるっと1周して、なおつづら折りになるくらいの列。
並んでたらシールもらいました。
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MAGAハットはみんなどこで買ってるのだろうと思ったら、外で売ってるのな。
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弊管理人の前に並んでいるのはたぶんラテン系のお兄さん2人組、後ろは田舎の白人お姉さん2人と中年夫婦2人。若い人も女性も結構、というかかなりいます。しかしイキってる感じはなく、前のお兄さん2人組はシール落としたので拾って「落としたよ」って渡してあげたら「ありがと~!!」って喜んでた。後ろのおばさんも人違いで話しかけてきて「あらごめんね!」と。パーカーやTシャツの人が多い中でジャケット着ている変なアジア人の弊管理人にも特に「何じゃおまえは」みたいのはなく穏やかな人ばかりの印象です。

因縁でも付けられた時の対処を考えたりしてたのですが、全くそんな雰囲気はなく、外でハリス一派が騒いでいても、みんなで「トランプ!トランプ!」っつって煽り返すだけで、なんか昔の留学時代に寮同士でヤジり合ってたあの平和な馴れ合いの風情ではあった。よく考えたらそりゃそうだ。殺伐としてなくて楽しいから、みんな来るのです。そしてこのいい人たちの総和が、あの意味不明で詐欺的な文化闘争や極端政策に創発的につながっていくのがすごい面白い。

列の途中でプレッツェル売りがいて、買い食いする人もちらほら。とにかくニーズあるところに商売あり。営業許可がどうとか、食品を売っていいのかとか、そういうのはないのであろう。

馬の警邏も。
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並んでる人たちが馬だ~!とかいってわいわい言ってたら、くるっと回ってくれた。基本おまわりさんもにこやかで、観衆と言葉を交わし合っています。fellow Americansという言葉の語感に合う、こういうところはいいなと思います。2021年に議会襲撃したやつらは「あれは共和党支持者じゃないんだよ」と、そういう理解。

んで結局2時間並んだ。セキュリティチェック受けて中へ。
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集会は特にアトラクション的なことはなく、スナックとドリンクを買ってあとは席で演説聞いて拍手したりするくらい。マルコ・ルビオという有力な上院議員が登場したらすごい沸いた。
トランプの時もすごい歓声。立ち上がって撮影する人多数。話が長いのでぱらぱら帰っていってたけど。

これはバイデンがMAGAハットをかぶってるTシャツ。Tシャツとキャップって自己主張とコミュニティ形成のメディアなんだなと思う。お客はゆるいデブが多かった。あとは軍隊上がりかな?みたいな昔日の筋肉系。まあ確かにサラダ食って生きてる感じではない(偏見)
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いろんな人が演説してましたが、特に聞くべき内容はなく、ハリスをdisったり地元をアゲたり(リーハイ・バレーというアパラチア山脈の山間に位置するので、Hello, Lehigh Valley!とかいってワーってなる)して盛り上がるのが基本。お祭り感はあった。政治家は間の取り方とか煽り方がうまいし、聞いてる方もノリが良い。fight! fight!とかMake America Great Again!とかのおきまりフレーズはちゃんとご唱和する。

会場を出ると、最後にもうひと商売しようというグッズ売りが逞しかった。
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ホテルはホリデイインという弊管理人が結構好きなブランドのところが100ドルせず。集会終わってからでも余裕でとれました。たぶんみんな地元か、遠くてもフィラデルフィアくらいで日帰りできるところから来てるんでしょうな。部屋すごい広かった。

次の日は朝ちょっとオンラインで仕事して10時ホテル発、途中のShrewsburyという街のメキシカンでお昼食べました。10代かな?くらいのまばらにヒゲのはえた住設会社のあんちゃんや、アミッシュのお兄さんも昼飯食ってました。あとは一気走りで15時帰宅。いや行ってよかった。

* * *

以下、次の日にツイートしたこと。

・U!S!A! U!S!A!っていうコールを昨日めっちゃ聞いたが、まあ日本(チャチャチャ)程度にキモくて無邪気な邪気だった。あとMAGAはゆるいデブが多かった

・トランプ出現後の世調は毎回違う理由で民主党に有利に出るのに今回拮抗してる点でいうと、結果はトランプなんだが、投票率と無党派が本当に見えないので確信度は30%。集会みててもお友達ばっかりなので分からん。「もう知らん」で棄権が結構出る気もする

・あと「人は他人を罰するとき損得を無視する」という行動科学は思い出しておきたい。トランパーは現世的に報われることはないが、「インテリにバカにされた感覚」に駆動されて気の良い兄ちゃんがMAGAハットをかぶることは普通にありうる。ラストベルトとか文化戦争とか以前に、自尊心とストレスの問題。

・アジェンダとか意見とかは派生物であって、根源は「バカにされた感じ」なのであれば、そこを何とかすればいい。いくつかの研究を見ていると、分断は政治的立場の違いよりも「対立政党の悪魔化」というコミュニケーション不全の問題であるようだ。どうすればいいんだろ。サウナでも行くか?

・私が無闇においしいお店を探索するのも、理由の一つは「高度に傷つきたくないのに傷つけあう社会に残された最後のコミュニケーションは、生理的欲求を媒介にしたものしかない」というところにある。要は根本において理性を信頼してないんだね。

2024年10月27日

秋いろいろ

晴れの日が続いています。
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2週間ぶりの日記。特に何かあって間があいたわけではなく、漫然と過ごしていただけ。

先週日曜、プエルトリカンが「BBQのお店、友達が勧めてたからいこ!!」とノリノリだったので乗ったら日曜は夜のみ営業であった。らしいと言えばらしい。弊管理人の提案でI EGG YOUというお店に行ってみました。
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スコッチエッグ久しぶりに食べた。
焼き(?)サンドイッチも頼みましたが普通以上においしかったです。

* * *

今週はフェアファックスのベンガルール・カフェBengaluru Cafeに行ってみました。
店内、弊管理人以外は100%インドの方とみた。
ドーサ推しらしいのですが、日和って野菜カレーとマサラチャイ。
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フレーバーいっぱい。なかなかどうしてお腹にたまりました。うまかった。
次はドーサだな。

* * *

・ヤマトの引っ越しオンライン見積もり。翌日には見積もり送りますと言われて1週間こない

・初めての店から通販したら、思った以上に良い買い物だった。ネットで評判を調べたら「商品が届かない」という悪評が見つかったものの1件だけで、あとは9年前の罵詈雑言。ということは9年前から商売が続いていて悪評が1件であれば大丈夫かな?とポチってみたのだった

・寝るのが午前3時半になった日が2日できてしまった。口唇ヘルペスの気配

・気温が下がってきて、室内の湿度が30%くらいに。またこの季節が来た感。でもいい。最後だから

・滞在38カ月目に入りました。あと14週間。日本から聞こえてくるニュースは闇バイトだの選挙妨害だの物騒だが大丈夫だろうか。

2024年10月14日

早起き、庭、そして農村

いろいろあった1週間。順番に。

月~水は例年の行事で、朝5:30に起きる3日間。外れれば二度寝、当たればそのまま出動!
2021年は着任直後でどうしていいか分からず、えずきながらプリンストン。
2022年は二度寝。
2023年は既に旅慣れていたのでさくっとフィラデルフィア。
今年は二度寝で済みました。4回目をやるとは思わなかったが。
しかし二度寝はぐっすり眠れるわけでもなく、日中そこそこ眠いままでした。

* * *

土曜日、いただきものの券でホワイトハウスのお庭公開に行ってきました。春と秋に一般公開していて、これが最後のチャンスです。告知があったの全然気付かなかったんですが、ホワイトハウスに行きがちな同僚が券をもらってきてくれました。

前日まで覚えていたのに当日すっかり忘れていて、指定時間の30分前に家でダラダラしてたらGoogleカレンダーのアラートが鳴ったのでキャーっつって車で出掛けました。バッグが中に持ち込めないと分かって駐車場まで置きに戻ったりしてましたが、結局長蛇の列ができていて余裕で後ろについたら間に合いました。
天気よいー
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外国首脳とか歴代大統領が植えた木がこれですみたいな看板が結構ありますが、ほとんどは芝生で植物園のようなものではありません。
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前の大統領が撃たれちゃって大変だったシークレットサービスの人たち。
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そんなに見応えはなかったが、こういうものだと分かったのはよかった。
出口では物販やってました。

* * *

日曜朝は仕事。終わってブッキングコムを物色してたらよさげなB&Bがあったので予約。
アミッシュの人たちが多いペンシルベニアのランカスターという地域です。

村の名前はBird-in-Hand。かわよい。家からは3時間近くかかりました。
宿はGreystone Manor Bed & Breakfastというところ。朝飯ついて$94だよ。やっす。
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内装いいです。あとコーヒーやソーダ、スナックまで持ってっていいよというのが太っ腹。
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それより裏庭が秀逸で。大きな木にブランコがかけてあったのでぶらぶらしてました。
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結局、日没まで見てしまった。
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近くで火をおこしていた家族が変なアジア人(そういえばこの地域、本っ当に白人ばかりだった)が独りでずっとブランコに乗ってるので不審に思ったのか、子どもを遣わせて「よかったら火に当たりませんか?」とオファーしてくれたのですが、「これから夕飯買いに行くからいい」とさっくり却下してしまいました。当たりに行けばよかったかな。

夕飯は近くのピザ屋で2切れ買って部屋食。だいぶ食っちゃった後ですが、左のは生地がパンのように厚いシチリアピザ。右は生地の薄いアーティチョークとかソーセージとかの乗っかったピザ。なかなかどうしてどっちもかなりうまい。
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飲み物はB&BのロビーからもらってきたBirch(白樺)ビアです。ルートビアみたいなものだと思います。くっそまずかった。

すごい早く寝床に入りましたが、ぐっすり寝たかというと謎。

* * *

月曜はコロンブスデーで祝日。朝は4度くらいだったみたいです。涼しいし結構風がありました。
アミッシュのあれ、馬車乗りたいじゃん?
宿にあったリーフレットから適当に近いところをピックアップして行ってみました。
これ。
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あと数分で出るよみたいな状態で滑り込んだら、幌の中じゃなくて運転手のおっちゃんの横に座れって言われました。ネイティブスピードなので聞き取りやすい位置でよかった~
「農業は引退してツアー会社で働いてるんだ~」とのこと。
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アミッシュとは何か?といった101は全くなく、あそこの家はなんだとか、いま何の農作業をしてる時期とか、そんなことをずっと喋ってました。うん調べれば出てくることは調べればいいもんな。ちなみにランカスター一帯のアミッシュ人口は42000人くらいと言ってました。結構多いねえ。大家族で、子ども10人とか普通だそうです。
ミュール。ミュールってなんだっけ。ラバだ。
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こちらは地元の人っぽい。バギーは普通に車道を走るせいか、後部では赤いランプが点滅していて存在を知らせてました。ウインカーもついてます。車で走っててもほんとによく見ます。
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アミッシュの農家を見学するというのは、おっちゃんの家であった。
これ確か息子さんと言ってたはず。
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かわゆ。
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ポニーは名物的なやつらしい。
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猫。アメリカではこの春から鳥インフルエンザが乳牛に感染するようになって、人も結構かかっているんですが、おそらく生乳を与えられた農場の猫にもかかった例が報告されていて、結構きつい神経症状が出ているというのを読んだことがあります。猫??と思ったけど、農場ってほんとオープンだし、いろんな動物がいるんだなと実感しました。ペンシルベニアでは患畜が出てないので関係ないですが。
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ちゃんと物販もある。カボチャの蒸しパンみたいのでクリームを挟んだやつ、お客が結構買って食べてましたが、あとで違う店で見切り品を買ってみたらすごい甘かった。
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きれいなとこでした。
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リンカーンの演説で有名なゲティスバーグに寄って帰ってきました。
自分への土産はこれ。Apple Dumplingとのことです。
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煮た?丸のリンゴが生地にくるまってシロップに浸かってます。想像通りの味でした。煮リンゴ好きなのでこれでよかった。

* * *

後任と家具の譲渡や渡航時期などをざっくり調整して、引っ越しなどの準備をそろそろ始められそうです。現職場はこのあと3週間で最大のイベントに入っていくのですが、弊管理人の頭はまとめのことばかりになってきました。

* * *

【10/16追記】
・免許証が郵便で到着!!
・寒くなってきたせいか先週くらいから久しぶりに痔の気配→緩やかによくなってきている

2024年10月06日

晴れ!クリフトン

「ブランチかランチいく?それともゆっくりしたい?」
ランチだろう。ということで11:30にDCで連れを拾ってメシを食いに行きました。

森の中にある小さな集落のわりに近いクリフトンCliftonの町へ。
モティエ?でいいのかな。Môtierというお店で今日の魚料理。
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うまあ。ほんとうまあ。シェフは見た目アジア人なのですが(日本人に見える)フランス語を流暢に喋ってらした。どういう経緯でこのド田舎に……?
バゲットについてきたバターは崇高、クレームブリュレは上のカラメルが温かくて幸せ。
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連れのチキンもじんわりとうまかった。

去年、近くのワイナリーで車こすった思い出のある町ですが、町に罪はない。
とてもおいしく、天気も最高でいい印象に塗り変わりました。

そのあと、Sunshine Ridgeでサイダー飲みながらまったりして帰ってきました。
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けさは12度だったらしく、いよいよ秋の盛り。そういえば昨夜は今季初めてオイルヒーターのスイッチを入れました。今日の日中は25度で結構暖かかったです。

* * *

ニューヨークにいる財務担当の人から帰任用のマニュアルをもらって、帰国準備開始です。
社内手続きに引っ越し手配、アパート退去と日本での部屋探しと、意外にやることいっぱい。順番と時期も考えないといけない。

弊管理人より1カ月ほど早く帰る同僚が、最近「きれいな景色見てちょっと泣いた」とか「アメリカで転職活動してみてるけどなかなかうまくいかない」などかなり本気な帰国したくない病にかかっています。
弊管理人は「帰れないなら仕方ないが、帰るなら数ヶ月早く帰っても遅く帰っても一緒」という気持ちであり、淡々としてます。
しかし日本に帰ってしばらく泊まるためのホテルを検索したりアパートを検索したりしてると、しょぼいなーという印象です。造りも街も人も。まあこれくらい貧乏くさいところのほうが合ってるというのは否めないが、帰っていろんな知り合いに「帰ってきたよ!」と言い、フレッシュな気持ちで日本を堪能したあとは1カ月くらいで「もうええわ」ってなる気もする。

* * *

しかしまだいくつかやることはあるので、当面はそちらを。
今週はパセリカレーでも作るかと思って挽き肉買ってきたらちょうどタイカレー作ったところだった(認知能力の低下)ため、ハンバーグに変更しました。
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なめたけ、煮物。いつものメニューだな。

* * *

最近のXより。

・日本の文書は言い訳やごまかしを最優先に作られるので読んでも意味が分からない代わりに、担当者に直接話を聞くと全体像が掴める
アメリカの文書はパラグラフライティングに基づいており、読むと全体像が掴める。一方、担当者の話は断片的か文書の読み上げに過ぎず、担当者が捕まらないことも多い

・日本でもそうだったのかどうかは思い出せないが、当地で人と話すといちいちオーディションを受けてる感覚になる。めっちゃ飽きっぽい人たちから査定されてる感じ

・私ももう老い先短いから、「かわいいね」とか「お肌きれいね」など思ったことはどんどん言っていこうと思ったが、これ以上思ったことを言うようになったら害悪も大きいのではないかと心のストッパーが作動した

・アメリカに関しては「ためらいのない前進主義」みたいのがダイナミズムの原動力であり世界の迷惑の源泉だなと思う。4年ごとに革命が起き、会話がコンテクストに依存しにくく、見渡せないほど広い国土に全てが拡散していく社会への適応なのかもしれない

・なんとなく西洋料理だと思っていたハンバーグ、グラタン、ロールキャベツに当地ではとんとお目にかからない

・まあしかし一発殴られたら皆殺し、というのはアメリカもやってきたことであり、こいつらに紛争の道徳を語られる筋合いもなかろうなとは思う。その一発にだって先立つ歴史があるというのも一緒。

・先日インフルのワクチンを打ったドラッグストアから「コロナのワクチンも打たない?」と電話。先月かかったからもうちょっと待つわと言って切ったが営業+リマインド丁寧やね。こちらは衛生当局が勧奨してる予防接種はHPV、帯状疱疹含めすべて無料なのがすごいいい

・30代前半、これからできないことばかり増えていくという長期的な停滞感があった。40代後半になってみると、もういついなくなるか分からないのでリアリティが向こう2日くらいまでに短縮し、タイパ的な発想も不要になり、軽やかである

・ガパオ作ろうと買い物してて、家にナンプラーあるしオイスターソースあるけど、何か忘れてる気が、と思ったらバジルだった。買い忘れて夕飯は麻婆豆腐にした

・クレジットカードなど自分が契約している会社からのセールスメールの件名が名前への呼びかけで始まるの、詐欺メールとの識別がしやすいな。日本語は非ネイティブやAIが書くとすぐにボロが出るが、英語はそうでもないので「あなたが誰だか分かってる者が送ってます」と明示しているのだ。多分

2024年09月30日

雨、買い物と外食

土曜は出番でした。朝からせこせこ作業して夕方には形になり、その後は真夜中の終業までだらっと過ごしました。

日曜は雨模様。ざーっと降るのではなく、ときどき霧雨、くらい。

リースバーグのアウトレットに行きました。
シャツを見に行ったのに、ズボンを買った。
ベトナム料理でお昼、と思ったらMeltっていうお店でチーズバーガー。
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ワシントンポストという新聞も勧める有名店らしく、14時過ぎに入っても席がなかなか取れないくらい賑わってました。確かにおいしかったが、ハンバーガーって「著しくうまい」ということが期待しにくい食べ物かもしれない。いやおいしかったが。

Hマートに行こうと思ったらロッテプラザ。
韓国系スーパーなのに切り干し大根のラインナップが乏しく、大根を買った。
インド~中東系の方が多い地域なのか、使い方が全く想像できないスパイスや食材が結構なスペースを占めていました。
ヤギの乳、の缶詰。初めて見た。コンデンスミルクか?何に使うんだろう。
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タイカレー作ろうかなと思ってナスを買って帰ったが作らず大根と鶏の煮物。

ついでに昨晩、ずっと使ってた茶碗を割っちゃったので代わりを買おうと思っていたのですが、アウトレットにはありませんでした。ルクルーゼに茶碗はない。

* * *

2月頭に帰国することがほぼ確定しました。
・とりあえず11月のブラックフライデーに買い込むものをリストアップ開始
・後任への家具引き渡し目録づくり
・引っ越し、手続き関係のアレンジをそろそろゆるっと開始

2024年09月26日

ニューヨーク仕事

行く予定にしていなかったニューヨーク、少なくとも一つ仕事ができたので行くことにしました。

【23日】

去年の同じ時期、暑かったイメージがあるのでネクタイも上着も持たずに行ってみたら寒い。下14度、上22度といったところ。現地の職場の人も「ここ数日、急に寒くなった」と。これ以上寒かったらユニクロで上着を買ってしまうかもというくらいの気温でした。買いませんでした。

地下鉄、クレジットカードを直接タッチして乗れるのは本当に便利。
そして見てるとみんなちゃんとお金を払って乗っているのはDCと本当に違うところ。
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ガバナー島というところに行きました。マンハッタン島の南端からフェリーに乗って数分。
もとは軍が使っていて住居や教会もあったところ、今は史跡として公開されているそうです。
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アカデミアの人たちが催すイベントでしたが、開始時間を30分過ぎても外でダラダラと喋っており、終了時間を過ぎても質問をとっていて、フェリーの時間を気にする人たちがばらばらと席を立っていました。オーガナイズがだめだった。

グランドセントラル駅の階段。なんか鳥の集団ぽいなって思った。
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投宿。$400以上するホテルもNY中心部だときっつきつ(新宿で西鉄インくらいな感覚)で、既にトゥーマッチです。さっきの階段にいた人たちも休憩室がないからそこで携帯いじってるのではないか。
近くの日本雑貨屋で10%引きの唐揚げ弁当で夕飯にして寝ました。
こういうことができるのがNYCって感じ。

【24日】

行こうと思っていた朝のイベントは、NYの職場で作業を手伝うことになったためキャンセル。まあ仕事で行っているのでいいです。どっちも仕事なんだけど、職場作業のほうが即物的なので。しかし結局は形になりませんでした。

早々に辞して、マンハッタン島を徒歩で横断。20数分でできちゃいます。
昼のイベントは川辺にあるガラス張りのいいスペース。正義と行動を求める人たちの寄り合いでした。一応アウトプットできる材料を集めて、ベジタリアンのお昼をいただいて、コーヒーをいただいて、外を見ると高所作業の労働者。結局怠惰なこの国を支えているのはこういう人たちなのだろうな。
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で、さらにコロンビア大学に転戦。ニューヨーク最古の高等教育機関だとか言ってた気がする。キャンパスはガザ連帯デモの余波で、学外者は招待されないと入れなくなってました。
チャペル。
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古典時代のない国の擬古態。
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工学部に潜入した。といっても公開イベントです。
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職場近くに戻ってメシ。一仕事して寝ました。

【25日】

メインの仕事。去年とほぼ同じことをするのでわりと勝手が分かってすいすいできました。
川が見えるカフェテリア。
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グッズを買って帰ろうかと思いつつ、グッズ的カップケーキを食って済ませるなど。
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ということで帰りました。DCには23:45帰着、最終1つ前の地下鉄で職場まで行って、置いてた車で帰りました。結構疲れた。でもこの日の仕事は予想外になかなか面白く、最後の最後で納得感は得られました。

* * *

渡米3年となりました。もともと何も動機がなくて来ているので、終わりが近くなったといってもそれほど動機が下がることはなく(ないものは下がらない)、日々やることを淡々とやっています。しかし来年半ば以降にならないと咲かなそうな花には目が向かなくなったのは変化かな。

2024年09月22日

羊、ケーキ、寿司、作業

準備作業が主でアウトプットの少ない週でした。寝るのが結構遅くなった日もありますが、アウトプットがないのでなんとなくすっきりしない。

珍しく金曜夜に「夕飯どう?」とお誘いがあったので、車で出勤して夜はDCの中心街からちょっと外れたところに行きました。アフガニスタン料理、Bistro Aracosia。
ラムが食べたかったんですけど、連れがお勧めとレギュラーメニューのラムを両方頼んだ!
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脚1本(×2)出てきてしまった感じ。奥のはトマトソースとごはん、手前はスモークのやつが人参ピラフみたいのに載って出てきました。お肉ほろほろです。どっちもめちゃうま。
お通しのパン(四角くて平べったい)のディップ4種類がどれも極めて個性的でびっくりした。餃子もうまかったです。クミン、ナツメグがいたかな。新規開拓をこのところサボってましたが、これは大正解。
連れは「いつも友達においしかった話するんだけど、店名聞かれても覚えてないんだよね。魔法の絨毯で夢の国に連れてってもらうばかりだから」と良い表現で上機嫌でした。まあお店の名前はメモっておこうよとは思ったが。

* * *

土曜は日がな作業。積み残しは結構片付けた感じはする。なぜこれを平日にできないのか。
日曜も結局は家でいろいろやっていましたが、さすがに出掛けないとねと思い、コートハウスという駅に近い甘味処Eclaironsに行ってみました。
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ホワイトチョコのケーキとエスプレッソ。うんアメリカのケーキとしてはかなりうまい。
しかし$7.50だと思うとホールフーズでいいな。いやこっちのがうまいと思うけど。

ごっつり食ってなんとなくお腹が空いたような空かないような、という感じだったのでTakohachiでお寿司をテイクアウトしてきました。
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税込み$16.50。うま。もう普通にうま。日本人がやってるお店最高。

* * *

先週ボストンでやった仕事、東京の部署に一部ブサイクな改変を加えられており、そろそろ1回言っておかないとと思って140人が見てるメーリングリストに「変えるときは一言言って下さい」と投稿しました。
そしたらDCの職場のおにいさんから電話があってすごい共感されました。「俺も追伸しちゃおうかな」と言ってました。しなかったみたいだけど、それでよかったと思います。

弊管理人は現在、出身部とは違う部に一時的に身を寄せている「部外者」なので、今後のキャリアとか陰口とかを気にせずものを言えるのですが、その部に骨を埋める人たちは後難を恐れて文句も言えないという例をときどき聞きます。
改変した人(管理職)から電話があって「すんませんでした」と言っていただいたんだけど、これを機にこの部は風通しがよくない、本質的でないことで忙しくなって作業が滞っている、陰口文化があるんじゃないですか、など思うことを一通り言っておきました。当たってることも当たってないこともあると思うので、どう受け取るかはお任せします。でも外から見るとそういうふうに見えるというのは参考にしていただけたらと。まじで。

* * *

レンタカー会社のAVISから「ごめん、個人情報漏洩しちゃった」と手紙がきました。
駐車違反で追加料金、とかでなくてよかった。しかし免許情報とかクレカとかまとめて漏洩すんなよ。しかも「セキュリティは弊社の優先事項です」とかひとしきり言い訳して、謝罪は手紙の最後。なんかAVISって好きになれない。

11月のアゼルバイジャン行き、航空券を旅行会社に頼んだら若干レスポンスが悪く、コストを聞いても「すぐには分かりません」、購入後のキャンセル費用は「たぶん全額です」と要領を得ない。で、調べてメールしますと言われましたが2日たっても来ないので取りやめにさせてもらいました。なんかこの旅行会社、不透明なんだよ。コスト濁すってどういうこと?客はコスト気にしない人ばかりなの?
で、自分で取りました。これで交通手段と宿、ビザと参加資格は揃った。

今週、実は体調がかなりよかったかもしれない。夜更けになると結構な眠気がきて、だいたい8時前に目が覚めるサイクル。運動もそこそこした。ただし座ってる時間は長かった。

* * *

25日で渡米3年です。「3年」という時間をこれほどはっきり感じたことはなかった。
中学、高校は自分の変化量も大きかったので、かっちり3年ではあるものの視点も動いており、長さがよくわかんなかった。大人になると自分が固定した状態で、特に渡米というのはくっきりした区切りなので、「あそこから3年」という感覚がとても掴みやすいです。

いろいろ思うところはあるが、それは離任の時にでも。って言ってると忘れるか。書いてこ。

2024年09月15日

プエルトリコ料理

DCのダウンタウンのちょっと北の方、プエルトリコ料理のQui Qui。キキっていう発音だったような気がする。4人でこぢんまりと。
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全然わかんないのでプエルトリカンに注文をお任せしました。小皿いくつかもおいしかったんだけど、これ。左のはモフォンゴ。芋かなと思ったら青バナナ、そこに肉が載ってます。右はChuleta Kan Kanて書いてあった。読み方がもう既にわからん。でっかい豚肉を揚げたものと思われる。香草のタレがかかっててこれがすごいうまかった。
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この日はこういうイベントの日らしく、バンドがすごい賑やかでした。
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午前3時20分に予定していた仕事で起きて、30分くらいでぱっと片付けて二度寝したものの、7時半に電話で起こされて眠れなくなったのでそのまま起きた日曜、昼から飲んだらずっと眠かったです。

* * *

前後しますが土曜はノースベセスダにできた歌志軒Kajikenへ。
名古屋オリジンの油そばのお店だそうです。
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これ$14.50に$1.50の味玉つけたんですけど、味玉は1個じゃなくて半分だった。うえ~
しかしちゃんと日本のラーメンでした。

* * *

土曜に「ラーメン食べにいかない?」とプエルトリカンを誘ったところ、夜は用事があるが早めの夕飯にして用事先まで送ってくれるなら行く、そうでなければ明日(日曜)、との回答でした。それはめんどくさいので日曜ね、という話になりました。

その後、上記プエルトリコ料理の店の動画が送られてきて「こっち行かない?」と言われたため、受け入れてこういう土日の過ごし方になりました。料理はおいしかったし自力ではできない経験だったのでよかったんですけど、ラーメンの予定をずらした上で殺すっていう対応に弊管理人は若干もやっとしました。なら最初から「ラーメンはいいや。一人で行っといで」って言えばいいじゃんよ。

このところ結構変な空気になったり、おいおいと思うことが続いたりで、まあ会って遊ぶと良かったなって思うんだけど。

* * *

前髪失敗したので坊主に戻しました。やっぱりこれが楽でよい。

2024年09月14日

MIT

「これをどこまで真面目に扱ったらよいのだろう」と若干悩む仕事でボストン、というか隣町のケンブリッジ。MIT初めて来た。ボストン空港からダウンタウンまではバスもタダだし、乗り換えの地下鉄もタダ。すげー
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メインの10番ビルを見て振り返るとボストンの街。
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イケてる系の理系大学(文系の学位も出してるが)という感じです。
ロゴやグッズはペン大やハーバードなどと全然違って垢抜けており、買う気になりました。Tシャツとノートとトートバッグを買いました。
これはMIT出版会のお店です。ちょっと小さいですが奥の壁についてる黒い縦線が(たぶん)MITPをかたどったロゴ。
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建物は古い煉瓦造り、無骨なミッドセンチュリー、よくわかんないうねうね系まで多彩。
これはフランク・ゲイリーのRay and Maria Stata Center (2004)。コンピューターサイエンスの学科とかが入ってるようです。右端に見切れているのは航空宇宙工学の建物だったはず。
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こちらはエーロ・サーリネンのKuresge Auditorium (1955)。発音はクレスギー。入ってみたかったけど入れなかった。
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振り返るとMITチャペル。こちらもサーリネン、1955年。
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短いながらも学外者が入れる時間が設定されています。
光が蒸発しているように見えました。降ってきてるのか?でも弊管理人には下から上の流れのように思えた。
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メインの建物に入ってみます。張り紙いっぱいはいつの時代もって感じ。
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学部生用のラボだそうです。
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いや、それにしてもアジア系の学生がめっちゃくちゃ多い。太宗は白人にしても。大学ではアジア人はマイノリティじゃないんだよ、って聞いたことがあります。ここは特にそうかもしれない。

仕事は夜で、機種更新直前の仕事PCがおむずかりになったりして、ブチギレそうになりながらもなんとかこなしました。夏がちょっと戻ってきて29度くらいになっていたらしく、夜もそこそこ蒸して喉が渇いた。10分くらい歩いたSi Caraというお店のカウンターで泡と水、あと蛤のグリル。
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いや、予想外においしかった。
一方、途中でカバンの中にカメラ(仕事用のではなく私物の小さいやつ)が入ってないことに気付いて焦りました。21時だよ。これはあかんか、お別れか。と諦めかけましたが、まあ探すだけ探してみようとルートを逆戻り。閉まったビルから学生が出てくるのを待って侵入、片付けしてる仕事先の会場に行ったがない。もっと遡って、最初にビルの外観を撮ったあと日陰に入って座った建物の縁のところに置いたままになっててありましたーーー!!!治安のよさよ。

残務を宿でやる必要があったので、そこからウーバー使ってびゅん。ホテルは$300とか$500でバカ高かったのでAirbnbをとってました。普通に快適でした。シャワー浴びようと思ったら部屋にバスタオル1枚しかなかったところ、なぜか家からタオルを持ってきていていました。1泊だからと荷物を絞り込みまくったのに、なぜ普段持っていかないタオルを荷物に入れた?弊管理人えらい。仕事はさくっと終わらせて疲れて寝る。

* * *

翌朝は仕事の帰趨に特段の問題がないことを確認して、帰るまでの自由時間始まり。
宿をゆっくり出てMITをぷらぷら歩いてグッズ買って、お昼食べてボストン美術館に行きました。

ボストン都市圏の公共交通機関は、専用カードではなくクレジットカードを直接読み取り機にタッチすればいい方式になっていて旅行者にはとても便利です。ニューヨークもそう。DCはその点遅れてるというか大変不便です。
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ついた。ここも職権でタダで入れてしまった。ほんとにごめん。クソ重いリュックを預けたコートチェックでチップ払ったから許して。
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右端のゴッホの郵便屋さんはイラスト的で面白いし、手前にロダンがあってマジどこにもいるなと思ったが、ダントツでよかったのは中央のルノワール「ブージヴァルのダンス」(1883)。
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パリの都会っ子が遊びに来る郊外の町のカフェで、麦わら帽子の船頭さんと小綺麗なおねえさんが踊ってるところ。足元にタバコの吸い殻とか花とかが落ちてて、おにいさんのタバコの匂いが漂ってきそう。手袋もしてない。めちゃくちゃエッチじゃないですか。何これ。

日本美術のコーナーが充実してました。フェノロサってここの人だったのか。
茶の湯を紹介してる映像があって、アメリカ人と思われる老夫婦がこのもったもたした作法を「すごい渋そうね」とか言いながら辛抱強く見てたんですが、やっとこお茶飲んだところでおばあちゃんがHere...we...go!!と言ったのめっちゃ面白かった。わかる。お茶なんか勿体つけないで、さっと出してぐびっと飲めってね。

結構流しながら見てても1時間で1/4しか終わってない。絶望しつつ結構疲れたので中庭。
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で探索再開。お約束でミイラとかがあった。

ベニン(ナイジェリア)の展示は説明(言い訳)が重厚。
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1897年にイギリス軍がベニンを滅ぼし、その時に王宮から略奪したものが売り払われ、買ったコレクターから寄贈込みで借りている。「暴力と文化的破壊がこの美術品と結びついていることを認識しており、正当なオーナーシップの確立に取り組んでいるところです」とのこと。朽ちてたところを保護しましたとか、支援事業の見返りでもらいましたとか、買い付けてきましたとかではなく、もう清々しいくらいに完全に犯罪収益。だが「展示によって議論を喚起してまいりたい」だって。簡単に手放す気はないらしい。

Metほどではないが、分量は結構あった。やはりアメリカコーナーに来ると家具屋になるのは同じ。フランスの装飾はすごい。宗教ものはでかい。
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ダリ特集やっていた。振り返っているのはベラスケスを参照しているためだそうです。
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ダリって子どもの頃に初めて見たときは「お~何これ~」って思ったけど、なんかもうさすがに古い感じがする。

いやあさてさて疲れてきた。夕方になったので北の方のイタリア人街でご飯食べて帰ります。
中華街のイタリア版。
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流しの歌手が歌うアリアがどこからか聞こえてくる中、白ワインとカルボナーラで満足しました。

さあてこれでボストンおしまい。21時前の飛行機で帰ってきました。前回行ったときはカナダの山火事の煙が流れてきていたせいで、なんか空がぼやーんとしていていい印象がなかったものです。しかし今回は晴れて暑すぎず快適に過ごせました。
体調がいいと睡眠が短くなるたちで、この数日6時間切ってたので、たぶん体調絶好調なんだけど眠かったです。荷物置くなりシャワー浴びて、洗濯してばったり就寝。

2024年09月08日

湖畔お泊まり

よく遊ぶグループに混ぜてもらって、バージニアのちょっと南にあるアンナ湖Lake Annaのほとりに行ってきました。金曜日は休みをとって2泊3日(結局ちょいちょい仕事はしたが)。13人でバケーションレンタル。すっごい豪華。
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ベッド7つ、各部屋にバスルームあり。この企画は6回目だそうですが、「これ文句なくベスト」とは参加者の言。
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湖畔に降りていくと2階建てのボートハウスまであります。すげ~
夏が終わって最高気温26度、最低気温8度。きもちよ……
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食事はおにいさんたちが作ってくれました。着いた日の夜はハンバーガー、翌日のブランチはモーニングタコス(トルティーヤにソーセージとかスクランブルエッグとか炒めた玉ねぎとかいろいろ置いて包んで食べるものらしい)。弊管理人も手伝おうと思いましたが、アメリカ料理は何をどうしていいのか全然分からず、ただ物珍しげに見ているだけの人になってしまいました。弊管理人は車を出したことがとりあえず貢献とカウントはされた様子。
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グリルの機械、どこにでもあるんだけど結局使い方が分からないままだった。
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カヤックもやってみました。結構できた。しかしなんか面白かったのか、ボートハウスから望遠で撮られてました。
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食材も込みで1泊$200くらいです。大きめの街のビジネスホテル並み。そうかーみんなこうやって遊んでるんだな。Vrboっていうアプリに載ってた物件で、湖畔にいくつかこういう建物を持っている会社から借りてるようです。みんなしてこれ買うといくらかな?って話してました。だいたい100万~150万ドルとの予想。1~2億円か。ほー。
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この仲良しサークルの中で今回来られなかった人が何人かいたのですが、食事の席で、その中の3人の名前を挙げて「3人が溺れてたら誰を助ける?」という生々しい質問に1人ずつ答えていくという場面がありました。リベラルを自称するサークルにしては随分だなと思いつつ、「一番君らから助けてもらえなそうだから」といって悪口の的になっていた人の名前を答えておきました。How sweet!と言われましたが、君らの社会はビターだなと思った次第。

何人かは湖で泳ぎ、外にホットタブ(湯船)もあったんだけど、弊管理人はそういうことが全く頭になく水着を持っていかなかったので入りませんでした。
2日目は昼間ちょっと雨がきましたが、夕方から晴れてきれいな夕陽。
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夜は星空がすごくきれいでした。結局湖畔の散策路を歩いたりもせず、ゴロゴロしたり、ゴロゴロしたり、カヤックやったり、ゴロゴロしたりで、あとは食って飲んで終わりました。贅沢。

帰りの車に乗り込むと、同乗の2人が「ちょっとどうなの!」的にノリの悪かった何人かの批判を開始。意見を求められましたが、「それねえ、弊管理人もノリが悪かった方に当てはまるので人のことは言えないな」とノリの悪いことを言っておきました。湖畔で読書してたい人はする、泳ぎたい人は泳ぐ、お湯に浸かりたい人は浸かる、と思い思いで過ごせばいい会に見えましたが、意外に同調圧力はあったらしい。参考になる。

2泊3日、この人たちは大音量で音楽をかけ続け、飽きもせず喋り続けていた。アメリカ人の仲良しグループに紛れ込む体験というのは、駐在程度の長さでしかこの国に滞在しない日本人がそうそうできるものではないですね。楽しいフィールドワークでした。果報者だな。

管理人

40代、未婚、子なし、男、文系学士、30万都市出身。新卒で入った会社でずっと働いています。中学の教育方針のせいで日記を書く癖が抜けなくなりました。

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