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2014年05月 アーカイブ

2014年05月25日

土手の伊勢屋

台東区日本堤、遊郭の入口に当たる吉原大門の手前にある「土手の伊勢屋」に天丼食いに行ってきました。
明治22年創業、この建物は昭和2年のものだそうです。中も歴史を感じさせます。
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午後2時半に行ったのですが、10人以上並んでいて、40分待ちました(日焼けした気がする)。
頼んだのはおそらく上天丼に相当する天丼(ハ)、2300円。
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ほくほくの厚切りカボチャ、えび、貝柱、葉生姜、ししとう、そして巨大な穴子。
どれもうまいです。オーダー時点では、ごはん大盛りにしといたほうがよかったかなと思ったものの、出てきたものを見ると結構盛りがよかったので、ちょうどよくいただきました。
全然胃にこない「いいほうの天丼」です。でも次は(イ)1400円でいいかな。
それにしても金子半之助の費用対効果の優秀さを思わずにはいられない。

近傍の「いろは会商店街」は、あしたのジョー押しでしたが、人影のない昼下がりでした。
入口には矢吹丈氏。
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山谷の北端、南千住にあった小塚原刑場に向かう途中の泪橋(現在は交差点に名前が残っている)付近が物語の舞台のイメージだそうです。

この土日は日中暑かったけど、夜になると風が強くて涼しかった。

* * *

先週、新橋でおいしかったランチ、四季ボウ坊。
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* * *

ものが思い出せない。

2014年05月18日

彦根

土曜の昼過ぎ、新幹線を使う弊管理人と、富山から車で来る同行者が米原で合流し、大阪の友人を訪ねる……はずだったのですが、なんか時間を読み間違えたとかでずいぶん待たされることに。
米原はいかにも何もないので、とりあえず彦根に出ることにしました。
近江鉄道で290円。(ちなみに帰りは同じ区間をJRで移動しました。190円)
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切符が厚紙!
西武鉄道の子会社だそう。なのにものっそいローカル感。

彦根に着いて、某友人から教わった「旅先ではまず観光案内所でパンフを入手せよ」という鉄則に従い、パンフ入手。しかし特に惹かれるものもなし。
駅近くにいた弘法氏は寝ててやる気なし。
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しょうがないので彦根城へ。
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お山の上なので眺めはよい。
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予定から2時間ばかり遅れて到着した同行者を罵倒してメシ食って、
明るい廃墟としてつとに有名な「ピエリ守山」を冷やかす。
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夕暮れの(強風のためか)荒れ狂う琵琶湖を湖畔の公園から一瞥。真ん中のは多分、多景島(たけしま)。
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大阪までひとっ走りして、当日は舞鶴で釣りをしてきたという友人から釣果の鍋をごちそうしていただきました。
大林宣彦のデビュー作「HOUSE」をゲラゲラ笑いながら見ていたら深夜になっちゃった。

明けて日曜。
いやもう二度と琵琶湖観光なんかしないだろうからということで竹生島(ちくぶじま)に行きますからね。
彦根港から40分、琵琶湖の北の方にある島がこいつ。(この写真は帰るときのもの)
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パワースポットだそうで、なんかそういうの好きそうな臭いのする人たちがちらほら。
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かわらけ投げ。自分の名前を書いた1枚と、お願いを書いた1枚を欄干から投げて、鳥居を通すと願いがかなうというゲーム、300円。鳥居の周辺が白いのは全部かわらけです。(やらなかった)
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豊臣秀吉が寄進した都久夫須磨神社。国宝だって。
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その脇にまわるとゆるキャラが。
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細い道をすたすた歩いていくと、ひとけのない水辺に鳥居があった。
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宝厳寺唐門。1602年、豊臣秀頼が京都の豊国廟から移築したものとのこと。
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本堂は一番高いところにあります。宝厳寺はもともと聖武天皇が行基に開かせたんだそう。
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振り返ると見晴らしもよい。
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彦根発着の船を使うと、島の滞在は1時間10分です。ちょうどいい時間です。
彦根に戻って15時、遅めの昼食は食べログで見つけた「スイス」。なんぞこの外観……
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学生街の喫茶店価格で、ハンバーグ500円とライス100円。
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玉葱のざく切りっぷりが清々しいハンバーグが熱々の鉄板にのっかって出てきました。
特に期待してはいませんでしたが、香ばしくてジューシーでうまかった!

旅行は一人のほうがサクサク回れていいんだけど、まあ同行者にペースを乱されるのもたまにはいいか、という土日でした。

2014年05月10日

37

37ちゃいになりました。
この数字、結構な後半ぽさがある。

* * *

新橋「駿」の水炊きラーメン。
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飲み屋さんですが、昼の部はラーメン、焼き鳥丼、そぼろ丼があるようで。
あっさりしていて非常にうまい。

2014年05月05日

連休中途半端日記

連休4月パートは曜日の並びが悪かったので、5月3-6日は集中して人が動くだろう、帰省辛そうだなーと思って及び腰でした。が、4日夕方にバスで帰省して5日夕方に特急で戻ってきたら全然辛くありませんでしたとさ。

今年は父親の運転で木曽に行きました。
昼神温泉から国道256号に入って北上します。なんと桜が満開。
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はなもも街道の異名があります。はなももというのはこれ。
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一つの木に、赤白桃の3色の花が咲きます。なんか長野にしては派手派手しくてきれーです。

妻籠宿を散歩。
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澤田屋で、この時期だけの朴葉巻をいただきました。
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開くとこう。
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あんこが中に入ってます。柏餅みたいなもんです。

開田高原から御嶽山。
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いやあきれい。長野の山ってなんか枯れたようなくすんだような色で、これを見ると帰ってきた気がします。
「まつば」でそばを食おうと思いましたが、あまりの列に断念。
代わりに木曽福島に出る途中で適当に入ったそば屋(名前確認せず)で食いましたが、これがうまかった!

権兵衛峠を越えて伊那に出て、上諏訪から特急に乗って帰りました。

夕飯は幡ヶ谷の「カリヒオ」に初めて入り、ドライカレー+キーマ+温玉。
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よいねよいね。先達によるとスパイシーチキンカレーもうまいらしいので今度な。
疲れて寝たのに、早朝に地震で起こされました。あー

* * *

追記。6日はお呼ばれの餃子宅飲み堪能したー

* * *

一方、読んだもの。

■町田康『人間小唄』講談社,2014年.
職場の上司から借りた。
なんぞこれ。
in turn解説者拉致られろ。

■バウマン, Z.『リキッド・モダニティを読みとく』(酒井邦秀訳)筑摩書房,2014年.
2008~09年に書簡形式で書かれた44のエッセイ。
リーマン・ショックと環境問題をすごく気にしてた時期に書いたのねという回がいくつかあったが、08年の過去になりっぷりを思うに感慨深いというか。
全体、さらっと読んでしまうたぐいの文章ですが、訳者あとがきに倣って、よかったと思う回を。
高尚な芸術だけを食う、ブルデューのいうような「文化的エリート」はもういなくて、ポップもテレビもつまみ食い消費するのがエリートの作法となっているという18。
ゲーティッド・コミュニティの風景から入って、アメリカの不平等とうつと服役者数を考え、トリクルダウン仮説を疑う21。
確率は世界の乱雑さと「やればできる」という傲岸の折り合いであるというベックを引き合いに、リスクと全球的な対処の必要性を言った28。
ミルグラム実験、アブグレイブ収容所での虐待を研究したジンバルドの『ルシファー・エフェクト』、ポーランドのユダヤ人大量殺人に関与したドイツ警察101予備隊の例から、鬼の所行を喜んでする人が2割、断固拒否する人が2割、日和見が6割という。嗜虐が個人の性格ではなく、多数の独立した要素が干渉してできた結果だと見れば、流動化して権威が分散する近代状況はよい方向に作用しているのではないかと見る42。

* * *

えー4月は3回しか日記書かなかったのか。
しかも1回は書くことないとかすぱげっちのザルひっくり返したとかそんな話……

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