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2007年09月 アーカイブ

2007年09月30日

○純連

TOEICの試験会場が地下鉄南北線・澄川駅から徒歩15分ほどの札幌大学だったので、終わってから同駅近くのラーメン屋「純連」へ。
もとの上司に「札幌にいるなら純連に行け」と勧められていましたが、ここにあるとは。
4時前という中途半端な時間に行ったにもかかわらず、少し待たされました。すごいね人気店。

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何がオススメなのか分からないので、とりあえずメニュー筆頭の味噌ラーメン750円。
濃い。うまい。

TOEIC受けた

第133回TOEICを受けてきました。

本年特にひどい現実逃避癖の一環でして、やっぱり転身を図るならTOEFLよりも無視できなかろうということで申し込んだのが8月下旬だったかな。

前回の受験は就職活動初期の2000年1月だったので、7年半ぶり。この古さではもう当時のスコアも使えません。試験形式は昨年から多少変わって難易度が上がったらしく、しかも1年の留学を終えて帰ってきてすぐだった前回の945点に迫ることができるか怪しいですが、結果は30日以内に郵送されるとのこと。リスニングの途中でマークミスに気付いて慌てて修正したり、いくつか当てずっぽうで答えた問題があったのであまり期待せずに待つことにします。

070930toeictexts.jpg今日のところは記憶が新しいうちに、使ったテキストのレビューを。

■『徹底攻略TOEIC TEST文法』トフルゼミナール
文法総ざらえのため購入。700ページ超の分厚い参考書ですが、2周やれば相当包括的におさらいできます(自分は1周でタイムアップ)。やっておいて損はない。

■『徹底攻略TOEIC TESTリーディング』トフルゼミナール
リーディングの練習のため購入。こちらも560ページとボリューム満点ですが、やればやっただけ読むのが早くなると感じました。普通のビジネス文書を読むのには特に必要ないが、TOEICに必要なテクニック(スキミングとスキャニング)はこれで身に付くと思います。オススメ。本番では時間が10分以上余りました。

■『TOEICテスト 新・最強トリプル模試2』ジャパンタイムズ
模試3回分入ってます。本番形式に慣れるために購入。8-9月の週末ごとに1回ずつやってました。
本番より少しだけ難しいかな、というレベル。なるほどと思わせる良問が多いです。

■『新TOEICテスト スーパー模試600問』アルク
上の本が終わったあとまだ1週間あったので購入。模試3回分。2回までこなしたところで本番。
本番よりかなり難しいです。特にリスニングのスピードが速いのと、選択肢の文章が長いので辛い構成になってます。そのかわり予想得点は甘めに作ってあって、15%くらい間違えても990点が出たりする。時間があれば利用すればいいと思う。

2007年09月29日

○宮田屋

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札幌市に展開する宮田屋珈琲
巨大な倉庫を転用した豊平店に連れていっていただきました。店内は広々としているので隣を気にしないでお茶できていいですね。30台分のスペースがある駐車場はほぼ一杯でしたが店内はあまり混み合っている感じがしなかった。
チェリータルトは甘ったるくなくてジューシーでとてもおいしい。
水出しのアイスコーヒーは、普段は必ずガムシロップとミルクを入れて飲む私ですが、何も入れなくても飲めるまるっこい味でした。

2007年09月28日

身体と世界の声を聴け

いやまあ約ひと月ぶりにジムに行ったってだけなんですけど。

何にというわけでもなくかまけていて、身体はなまり眠りの質は落ちる。風呂上がりに姿見に映った自分の身体に違和感、それを裏付けるのはきつくなったズボン。
今日は何かに背中を押されるように少し早めに職場を出てさっさと帰宅し、着替えてジムに向かいました。ひと月運動しないとトレッドミルで走り始めてすぐ膝が痛くなってくるし、この程度の回数で上がらなくなるの?っていうほど衰えている。自宅でときどきダンベルをいじっているくらいではやはり加齢には勝てませんね。

今日この日、突き動かされるように運動に向かったのは、たまりにたまった運動不足が遂に閾値を超えたということでしょう。一人暮らしを始めた1996年、自炊生活のなかで野菜不足が高じて、それまで食べられなかったトマトを思わず久我山のスーパーで求め、アパートに着くやサラダにして食べたあのときのように、身体の中から沸き上がる声を聞いたからにほかならない。

それともうひとつ、気の合わない(そしてどうでもいいが多分先方はそう思ってない)仕事先のおっさんから「太ったよね」と言われたのも今日。いつもお世話になっている別の仕事先の姉御に「丸くなったよね」と言われたのと併せてふたつめの指摘だ。
二人以上から勧められたらその本を読む。二人以上から指摘された欠点はなんとかする。誰かひとりの特異な感じ方ではない、複数人が一致したその意見=世界の声、もまた行動の基準としている(なんとかならないことも多い)。

自分が何をするべきかについて、あまり計算力に自信がないせいか、身体(自分の中の他者)や世界(自分を取り巻く他者)の声に委ねる、わりとそんな生き方をしているような気がします。

いやだからまあ約ひと月ぶりにジムに行ったってだけなんですけど。

2007年09月21日

選択と決断

さしあたり十分な情報と選択肢が与えられ、そこから予測できる結果を選択肢ごとに比較考量したうえでなされる決定を「選択」だとすれば、そうした比較考量が十分にできないまま時間などの制約に迫られて不確定さの大きな未来たち(future-s)のいずれかに向かって飛び込む決定を「決断」と呼びたいと思う。

決断。不十分な情報と、いままで自分が蓄積してきた経験を動員して、どちらに跳ぶべきか悩む。そこまではわかる。そしてそれでも1、2の3で跳ぶ最後の瞬間にはいったい何が作用するのか?天気とか気分とかその直近にあったいやなこと/うれしいこと、とかいった「なにかの偶然」。計算をはみ出す跳躍を可能にするのは、そんな計算できない要素と考えるしかない気がする。

今日の札幌は暑くて、9月も下旬だというのに30度を超えた。それと、まったく自分の志向とあわない仕事で気ぜわしい今月毎日。ただいま、15時58分。転職して一からやり直すには最晩期かもしれない30歳。それで「会社辞めます」って言えそうな気がした今日のエントリーでしたっ。

2007年09月20日

奥尻牛

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携帯カメラで撮ったのでひとつ旅行記からあぶれておりましたが、緑館の夕食で出た奥尻牛のステーキです。
航空自衛隊の大規模な基地がある奥尻島では、米と牛の一大消費者は自衛隊さんだそうです。つまりは島内で自給自足ができるようにということなのでしょうが、平時は島内に屠場がないので函館まで持っていき、肉にして再移入しているのだそうです。
バターを鉄板に塗って、野菜とともに焼いて食べます。タレもありましたが塩胡椒でいただくのが一番です。歯ごたえは固くなく柔らかすぎず。おいしいお肉です。うに・あわびという奥尻グルメのメインストリームから少し外れた、穴場的なお食事でありました。

2007年09月17日

奥尻島

北海道南部の島、奥尻島に行ってきました。ふだんからお世話になっている方に連れて行っていただいたわけですけども。

14日(金)は車で札幌を11時前に出て、高速で札幌南~国縫(長万部町)。そこから山を越えて日本海側のせたな町に出ます。14:50のフェリーをつかまえ(大人片道1660円)、一時間半で奥尻島に到着。
緑館」に投宿し、夕飯ののち、現地飲み屋で大騒ぎ。

15日(土)は釣り!といっても自分は餌とかつけられないので、舟に乗ってるだけです。低気圧の接近で3mくらいの波があり、なにかのアトラクションみたいに舟が上下左右に揺れる揺れる。
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タラを3匹釣り上げたところで撤収!の声がかかり、往復1時間ほどの釣りとなりました。

夜は北海道の田舎を中心に興行を行っている「アジアンプロレス」を見に行きました。
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生でプロレスを見るのは、2002年に千葉で見たKAIENTAI-DOJO以来です。観客は2、300人くらいかな?場外乱闘などのサービスもあり楽しめました。昼間やってた、スタッフと町職員の方々によるリング設営も覗かせてもらいました。お付きの兄ちゃんかな?と思ってた人が選手だったとか、リングって大型のトランポリンみたいだなあとか。

で、町内の「叶寿司(きょうずし)」へ移動、昼間のタラが昆布〆になっており、周囲では「うまい!」の声が続出、
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してましたが、自分は生ものあまり好きではないので味見だけ。むしろ
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餃子のほうに感激です。寿司屋さんなのにね。

16日(日)。島内某小学校に置いてある「ブーニンさんのピアノ」を(特別に?)見せていただきました。
1993年、北海道南西沖地震で大きな被害を受けた奥尻の映像を見て衝撃を受けたスタニスラフ・ブーニンが小学校に寄贈したピアノです。ヤマハのベビーグランドでした。翌年10月に島を訪れてコンサートを行ったブーニンのサインが蓋の裏にしてありました。
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「この箱は悲しみや苦しみは半分に、喜びは二倍、三倍にしてくれる不思議な箱です」
ちょっとジンとくるメッセージも、ともに贈られたそうです。

当時、島の世帯数は約500、死者・行方不明者は109人。今回、島で出会った人たちも含め、誰もが地震や津波で家族や親族を一人は失っているとのこと。連れて行って下さった方によれば、島が明るくなってきたのは最近やっと、だそうです。

フェリーの出航前に、北の外れにある霊場・賽の河原を訪れました。雨降りの前日とうってかわって、青空と白波がきれいでした。ソフトクリーム200円。
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2007年09月08日

自由とは何か

■大屋雄裕『自由とは何か―監視社会と「個人」の消滅』ちくま新書、2007年。

おもろかった。

個人が行動とか嗜好などのデータの束として把握され、本人の知らないところで蓄積されていく監視社会に反発を覚えるのはなんでだろう?
著者は別にそうは言っていないが、自分の思うところそれは「自分に関する情報」という自分の分身(あるいは持ち物)が同意もなしに持っていかれているという、泥棒にあったような感覚であるような気がする。

それでも、例えば街頭の監視カメラとかアマゾンの「おすすめ」みたいに、個人に関するデータの蓄積は犯罪を防いだり興味のある本を差し出してくれたりといったhappinessをもたらすものとして、ぼくら自身が要請している側面がある。

そこで犯罪防止を例にとって少し細かくみてみれば、個人に関するデータの蓄積の利用方法としては次の2つがある;犯罪を起こす"可能性"のある人をあらかじめ排除してしまうような「事前規制」型の利用方法と、犯罪が実際に起きた場合に蓄積したデータから犯人の追跡を容易にするような「事後規制」型の利用方法。個人データの蓄積全般に広げてみれば、事前規制は予測不可能なことが起きないことを目標にしているという点で、創造の自由を侵しているといえる。それに対して事後規制は誰かの権利を侵害するようなことが起きた場合に、その補修を助けるものといえる。監視社会へのニーズは後者と親和的なんじゃないか。

起こり得ることは常に予測可能なことばかりではないが、良い結果が出たとしても悪い結果が出たとしても、それに対する責任を引き受け行為する、そのとき「自由な個人」が立ち現れてくる。

とまあ、自分がいいねぇ~と思ったところだけつなぎ合わせると上のような感じの筋書きになるんですけども、この読み方が合ってるかどうかはわかりません。
「監視社会を支えてるのはみんなの要請です」はべつに新しい指摘ではないけれど、じゃあどんな監視社会ならいいのか、を考える努力はこういう方向でやるといいかもね、と思った。語り口が親切なので好感です。思想系社会学者とかが使うよくわからん「自分語」みたいのがなくて。

2007年09月03日

計算不可能性を設計する

■神成淳司、宮台真司『計算不可能性を設計する』ウェイツ、2007年。

宮台真司は発言の中に「○○的」「○○化」「○○性」が出てくる頻度をもうちょっと減らすとよいと思う。
神成淳司の発言だけを繋げて読むと、なかなか実例に富んでいて面白いコンピューター社会論だと思う。

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