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2022年10月 アーカイブ

2022年10月30日

ウィーク食べるエンド

月曜ってまだアリゾナにいたんだっけ?というくらい時間感覚がおかしいですが、あさっては11月というのも引く。疫病罹患、とかいってたのがもう1カ月前。

前の週は遠出したので、この土日は家の近くで過ごします。
車で40分くらい、リースバーグLeesburgのアウトレットへ。
Vineyard Vinesというブランドのシャツを買いました。この夏、ちょっと小綺麗なお兄さんたちが着てるのをなぜか飛行機で何度か見て、生地が気持ちよさそうだなと気になってたんですよね。日本には来てないやつらしい。
半額セールってほんとかよと思いながら買ってみたら、確かに2枚で80ドルくらいのが40ドルになってました。しかし青いチェックのボタンダウンと空色のTシャツ。おっさんにはちょっと厳しいかもしれない。
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フードコートで中華頼んだらすごい量でびびった。でも食べた。

近くのMom's Apple Pieでパイ買って帰ってきてお茶。
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売ってる1スライスはこの倍あるんだけど、一度に食べるのはこれくらいが丁度よい。

夜はジュリアン・ラクリンがソロをやるチャイコフスキーのバイコンを聴きにケネディセンターに行ってきました。前回は疫病発症直前だったんでですよね……当時はマスク必須だったのに、この1カ月の間に任意になってた。ジジババばっかりなのに解除すんなよ……
席はかなり前のほう。
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ソロイストの楽器から直接音が聞こえる席でよかった。汗だくのノセダも見られたし。

日曜は事務作業してて暗くなりました。
夜はアパートのジムで運動してから、同じアパートに住んでる同僚と、近くに移転してきた日本料理店Takohachiへ。
寿司ネタのケースやカウンターがあってちゃんと日本の香りがするんだけど、お店にいるのが全員ヒスパニックか非日本アジア人さんたちで入店をためらった。でもちゃんと日本食が出てきた。
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天つゆをおもくそフィーチャーしてしまいましたが、料理はちゃんと食えました。そしてすごい量だった。居酒屋っぽく使える店な気がした。

* * *

◆イーフー・トゥアン(山本浩訳)『空間の経験』筑摩書房、1993年。

先日、著者が亡くなった時に本書のことをいろんな人が回顧してたんですよね。
人文地理学に心理学や文化人類学を吹き込んで面白くした人、ということでしょうか。
「空間」という均質な座標系の中に、「場所」という記憶に紐付いた特別な地点を次々と築いていくという人の営みについて。

生活というのは、生きられるものであって、パレードの行進のように道端から見学されるものではない。本当のものとは、呼吸のようにまったく目だつところのない、よく知っている日常のことであって、われわれの存在のすべて、われわれの感覚のすべてに関わっているのである。われわれは休暇で旅行に出かけているときには、いろいろな面倒事は背後に残しているのであるが、同時に自己の重要な部分も背後に残している。つまり、われわれは、何の苦労もなく、試しに生活している観光客という根なしの特別な存在になるのである。(p.259)
宗教は、民族を場所に縛りつける働きもすれば、場所から解放する働きもする。つまり、土着の神々を礼拝することは民族を場所に縛りつけることになり、逆に、普遍的な宗教は解放をもたらすのである。普遍的な宗教においては、全知全能の唯一の神がすべてを創造し、すべてを知っているのであるから、ある特定のところが他よりも神聖であるということはありえない。(p.270)
場所の感じは、人の筋肉と骨のなかに記録される。船員は、高波で揺れる甲板に順応する姿勢を身につけているので、一目でそれと分かる歩き方をする。[...]場所を知るというのは、右に述べたような意味で明らかに時間を要することであり、潜在意識で知ることなのである。時間が経過するうちに、われわれは、ある場所に馴染むようになる。(p.326)
歴史は奥行きをもっており、時間は価値をあたえる。おそらく、これは、長い時間をかけてつくったことが明らかな人工の物に囲まれて生活している人びとのあいだで発展しやすい考え方であろう。中世の巨大な司教座聖堂は、一世紀以上に渡って続行された建設の努力の結果である。大きな記念建造物が徐々に立ち上がっていくあいだに、いくつもの人間の世代が交代していくのであり、大きな記念建造物は時の推移を示す働きをするのである。そのような大きな記念建造物が存在する都市もまた、時代の奥行きをもっとり、それは、古木の年輪のように生長していく市壁に具体化されている。他方、中国では、大きな建物はもとより都市さえも建設には何年も要しない。中国人はすばやく建設し、形態の永遠性を除いては、永遠というものに眼を向けないのである。(pp.339-340)
都市計画家や都市デザイナーが行なう議論は、以下のような問いを論じるところまで拡大されるべきなのである。すなわち、空間の認識と、未来の時間という観念、目標という観念とのあいだにはどのような関係があるのか。身体の姿勢および個人の関係と、空間の諸価値および距離の関係とのあいだにはどのような関連があるのか。われわれは、人や場所に対して感じる「くつろぎの気持ち」である「親密性」をどのようにして描写するのか。どのような種類の親密な場所は設計することができ、どのようなものは設計することができないのか(少なくとも、非常に人間的な出会いが可能になるような設計はすることができる)。空間と場所は、某県と安全、開放性と限定性を求める人間の欲求が環境として現れたものなのだろうか。場所に対する永続的な愛着ができるにはどのくらいの時間がかかるのだろうか。場所の感覚は、場所に根ざしている状態(これは無意識でのことである)と、疎外されている状態(これは、いらだった意識をともなうものであり、ほとんど、もしくはもっぱら精神的なことであるので、いらだたしいのである)とのあいだに成立する認識なのだろうか。われわれは、際だった視覚的象徴をもたない、場所に根ざした共同体の可視性をどのようにして高めることができるのだろうか。どのようなことが、そのような可視性を高めることから生じる利得であり損失なのだろうか。(pp.359-360)

2022年10月26日

せいぶドライブ

西部・アリゾナ州に出張いってきました。
日曜は朝5時前に起床。ウーバーがつかまる気がしなかったのでレーガン空港の駐車場を予約してありました。家から15分くらいで到着。7時過ぎに離陸。4時間半くらい飛んで9時過ぎにフェニックスの空港に着きました。DCとの時差は3時間。

フェニックス(発音はフィーニックスだった)は砂漠の真ん中、24度とかだったと思う。
空港にあるハーツのレンタカーは、駐車場にいろんな車がずらっと並んでいて「好きなの乗ってって」という形式なので、何回か経験すると選ぶ楽しみというのができてきます。今回はジープを選んでみた。
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仕事は翌日なので、とりあえず朝マック食べて、30分くらい走ったところにあるタリアセン・ウエストTaliesin Westに向かいます。
フランク・ロイド・ライトとお弟子さんたちの冬の住居兼アトリエ。
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今までみたライト建築の中で一番でかいかも。
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中はやはりライト。いいねえ。
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光が降り注いでいた。
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鐘。この渦巻きのモチーフは入口にもあるんですよね。
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これは集会室。民主的運営も重視していたとのこと。
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サボテンだ~、と上がっていたが、フェニックスを出てしばらくはずっとこんな景色でした。
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ガイドつきツアーがいっぱいだったので、スマホにアプリを入れて聞きながら回る1時間くらいのコースを選びました。満足。天気もよかったし暑くも寒くもなかったです。
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普段は荷物になるからパンフ以外は買わないんだけど、今回は2泊でスーツケースにも余裕があったので、珍しく売店でグラスとコースターを買ってしまいました。

フェニックスから北へ230kmくらいのフラッグスタッフという街が今日の宿泊地です。
山道を縫って走るハイウェイでぐんぐん高度を上げていきます。途中、メキシカンのお店で買い食いしたり2度ほど道を間違えたりしつつ3時間くらいかかって到着。標高2000m。3度とかだった。さっむ!!!山の冠雪は急に気温が下がった前日だそうです。
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投宿して翌日の仕事の準備をし、近くに泊まっていた他社の人とインド料理店に夕飯を食べにいってきて寝ました。22時就寝、すごい早い感じがするけどDC時間では25時なので寝れるわけだ。

翌朝は-3度。さっむ!!!(2回目)
仕事はフラッグスタッフからさらに40分くらい走ったこんなとこ。
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内容は若干微妙でしたが、楽しくできたのでよし。
そんでまたフラッグスタッフに戻って、他社の人とカフェでちょっと作業してからフェニックスに戻りました。
すっかり夜。同僚に教えてもらった「フィッシュ&チップスのおいしい店」へ。
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市内何店舗かある中から閉店時間まで余裕のあるところを選んだら、工業団地みたいなところで店には鉄柵、まわりにはゾンビみたいにさまよう有色人種……となんかやばそげなところでした。
フィッシュ2枚とチップスで4.90ドル。安~~
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うん、やりきった気がする。帰りは同じ便になった他社の人と空港で合流し、二人とも疲れていたもののバーで1杯だけ飲み、23:49発の夜行の飛行機(特に西海岸を出るものを指すことが多いが、寝不足で目が充血するのでred-eye flightというそうじゃ)で帰ってきました。たぶん席に着いた瞬間に寝たはず。離陸した記憶がない。DC着は朝7時。家に帰ってシャワー浴びて歯を磨いて昼まで寝ました。そのあと夜勤。

今回はあまりプレッシャーのない、旅行みたいな出張でした。前回の日記に出てくる、DC独り暮らしの侘しさを語り合った在東京のパイセンに今回出張の楽しそうな成果物を発見されてしまい、「同情が霧散した」と言われました。

* * *

前回日記から10日あいて、この間いろいろあったので備忘録。

・10/18 朝からDCのシンクタンクでイベント。確か気温が10度を切っていたが短パン・サンダルという猛者がいてびびった

・10/19 11月のエジプト出張のためのビザができたので大使館に取りに行った。金属探知機があるが稼働していない大らかな大使館だった

・10/20 運転免許証の更新手続き。州の運輸局みたいなところでやるが、変なビザで入っているせいか弊管理人の周囲は全員が連邦政府のセキュリティ部門に身元照会され、余計な時間がかかる。去年は15営業日と言われたのが今年は35営業日に延びていた。先に手続きを始めた同僚からそれを聞いて、弊管理人は12/9まで期限はあるが慌てて行った次第。ほんとに役所がだめな国

・10/20 DC東部にあるジョージタウン大学の法学部に対談イベントみたいのを見に行った。人種を超えて大学生は若い(なんつう感想)。すぐに役には立たないが行ってよかった

・10/20 上記アリゾナ出張を急遽決めてばたばた準備

・10/20 同僚お気に入りのsoi38で4人でタイ料理
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・10/21 ものは試しで、今季はインフルエンザワクチン(承認済み)の効果に関する臨床研究に被験者として参加することになり、打ってきました。打ってから春にかけて毎週体調に関するアンケートに答え、症状が出たら鼻スワブ試料をフェデックスで送るというもの。接種、月ごとのアンケート回答、最後の調査のそれぞれでアマゾンのギフトがもらえて、全てやると200ドル近くになるはず。筋肉注射でぶっすり奥までいったためか次の日まで肩が痛かった

・10/25 1カ月前に車のタイヤの空気入れたんですけど、また警告が出た。うーむむむ。左後ろの空気圧が下がっていたようだ。ちょっとやだな

2022年10月16日

海どこ

海が見たいなと思って、メリーランド州はイースタン・ネック国立野生動物保護区に行ってきました。ここ。

近そうに見えるし、アメリカの感覚では近いほうなんだけど家から180キロくらいあって2時間かかる。結構いいドライブです。
しかし着いて思ったが、チェサピーク湾とはいえここはまだ川なのではないか。wikiを見たところ、このあたりは塩分がほとんどないそうです。
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そしてオフシーズンに入ったらしく、いろんな道やら施設やらが閉まっていた。
水を見ながら昨日買ったパイを食べようと、折りたたみの椅子まで持っていったのに使わず。
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でもまあいいや。秋たけなわでバイカーもかなり多かったです。
去年のクリスマスに泊まったケント・ナロウズでコーヒーを飲みました。
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DCから東へ行く道は信じられない大きさの穴ぼこが随所に開いていて段差もあり、あんまり自分の車で行きたくないなって思いました。
久しぶりに結構な距離の運転をしました。

* * *

疫病罹患で寝まくった時あたりから背中の右下あたりが痛く、とうとう体を捻るだけで激痛が走るようになったので、サロンパス出動。
筋肉の痛みだと思うが膵臓とかだとやだな。いや多分筋肉。マットレストッパーを新調するかどうか。しかし合う合わないがあり、博打だと思う。

* * *

人事の面談のことで書きそびれたが、考課役のパイセンもDC赴任時代に奥さんとお子さんが帰国してしまってから生活がつまらなくなり、ベセスダといういいところの地区に借りていた大きな一軒家を出てDCのややサブカルな地区に転居したうえ、少し先に控えていた大きな仕事のために滞在を延期することもできたが「もういいや」といって帰国してしまったとのこと。やはり家族がいないとDCは暮らしがいがないということはあるらしい。

なんでそんな話になったかというと「正直もう帰りたいんですよね、親も祖母も歳だし、友達もみんな日本だし」と言ったからであります。パイセンが「わかるわ~」と応じて自分の時のことを聞かせてくれたというわけ。

* * *

実りの秋とか行楽の秋だったりするようですが、光の具合と気温と街の匂いで蘇るのは去年の秋の大変なあれこれのみ。

* * *

地元ニュースが見られるテレビのチャンネルがやっと分かり(遅)見ています。
地元バージニア州のことをcommonwealthと言っていて、stateと何が違うのかと調べたところ、一緒でした。ケンタッキー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、バージニアだけが自称コモンウェルスなんだそうです。

晴れている世界

月曜10日は祝日でした。
昼にDCのちょっとデカダンな14番通りで久しぶりの方とブランチ。生卵がNGなこちらに来てカルボナーラ初めて食べました。
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すごい太麺だったけど太麺好きなのでおいしくいただきました。

二つの記念日です。大統領コメントが出てます。

コロンブス・デー(10月第2月曜。今年は10月10日)

「1891年にニューオーリンズで起きた11人のイタリア系アメリカ人に対する反イタリア的な動機によるリンチ事件を受け、1892年にハリソン大統領によって創設されたものである。 第二次世界大戦中、イタリア系アメリカ人は敵性外国人として標的にされたこともあった。 しかし、あらゆる産業におけるイタリア系アメリカ人の勤勉さ、コミュニティへの献身、リーダーシップが、私たちの国をより強く、より繁栄させ、より活気のあるものにしているのです。」

「530年前のクリストファー・コロンブスの歴史的航海を記念して、議会は、1934年4月30日の共同決議と1968年の修正(36 U.S.C. 107)を経て、大統領に対し、毎年10月の第2月曜日を「コロンブスデー」と宣言するよう要請してきた。よって、私、アメリカ合衆国大統領JOSEPH R. BIDEN JR.は、2022年10月10日をコロンブス・デーとすることをここに宣言する」

イタリア系移民の日という意味合いがあるんですね。
そして同じ日にぶつけないといけないのが、

先住民の日
「何世紀もの間、先住民族は先祖代々の土地から強制的に追い出され、移住させられ、同化させられ、礼拝や多くの神聖な儀式を行うことを禁じられた。 しかし、今日、彼らは私たちの最も偉大な環境スチュワードの一人であり続けています。 彼らは今でも私たちの国の魂の糧となる強い宗教的信念を持ち続けています。 そして、他のどのグループよりも高い割合で、アメリカ軍への従軍を選択しています。 先住民は私たちに過去と向き合い、より良くするよう挑み、学術、法律、芸術、公共サービスなどにおける彼らの貢献は、私たちを前進させ続けているのです」

アメリカン・インディアン博物館の近くで集会があるというので見に行ってきましたが、期待してた感じではなかったので早々に退散。

* * *

今週は何してたかな、くらいで過ぎてしまった。
相変わらずちょっと痰が絡んでます。本調子から5%くらい悪い状態が続いてるの、これ後遺症なのかどうか微妙すぎて分かりません。

半年に一度の人事考課の面談、面談といっても電話がかかってくるだけで、しかも今期も相手は初任地の千葉で一緒だったパイセンなので雑談になってしまいました。特に顕著な仕事はなかったわりに手数はそこそこ多かったという評価の難しい半年かと思います。「今期の評価は『ふつう』でいいですよ」と言って切りました。

いろいろ言うことがあったかもしれないけど、なんか物を言う気がもうなくなっちゃったんですよね。10歳下の人たちは頑張って仕事環境をよくしようといろいろ画策してるけど、多分だめだと思う。いや、うまくいくといいなとは思うけど。おじさんも十数年前、いろんなことをいろんな人たちに働きかけたけど暖簾の手応えがなさすぎてもはや無関心というか、いろいろな問題は道路の穴ぼこみたいに「単に自然に避けるべき障害物」。心が動かない。

* * *

土曜。リースバーグLeesburgという街にパイを買いに行きました。
Mom's Apple Pieというお店。バージニアに3店舗あるようです。次々とお客が来ていた。アップルパイと、チェリーパイと、レモンケーキを買いました。
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家から40分くらいかかって来てるし、もう1カ所近場で買い物でも……と郊外を目指したところ、通りかかったダウンタウンは歴史的建造物みたいのが立ち並ぶいい感じの街で、しかも遠くないところに公共の駐車場があったので、予定を変更して散歩しました。
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コンパクトな市街地。だけど天気いいし、21度くらいでしょうか、ちょうどいい気温。
コーヒーショップに入ってバニラのジェラートをいただきました。
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山のほうは紅葉がピークにさしかかっているはず。来るときに結構アクセルを踏んだのでここも結構高いのかなと調べてみたら標高100mくらいでした。どの写真も光線が完全に秋やね。去年の10月はまだ車を持ってなかったし、いろいろ余裕がなかったので景色など見ていなかったか、見たけど覚えてない。

2022年10月09日

昼の朝飯

それはブランチだろうという気もしつつ、隣町・フォールズチャーチのLazy Mike's Delicatessenへ朝飯を食べに行きました。11:30くらい?お客さん続々、ゆったりオペレーション。
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前週は雨が続いたせいか、青空がきれいだった。
朝飯セットはどこでも「卵はどうしますか」と聞かれるので、これまではスクランブルを頼んでいました。今回はover, mediumと言ってみた。両面焼いてややトロトロ。今日は「肉はどうしますか」とも聞かれたが、「どんな選択肢があるん?」と聞いたら「ベーコン、ソーセージ、ステーキ、……とにかく肉なんでも」というよくわからない回答につきソーセージを選択。
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フレンチトーストはソースにリンゴが入ってたっぽくてうまかったです。

このあとアジアンスーパーに寄って結構買い込んで帰りました。道中、前の車が止まってなんだろうと思ったらシカが横断してました。

ホワイトハウスの庭園一般公開ツアーを土日でやっていましたが、土曜は仕事、日曜(本日)は飯を優先したので機会を逃しました。春と秋にやってるので、まただな。

* * *

土曜にやってみたら陰転していた。
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ま、もう画像がちょっと小さくなるくらいどうでもいいんだけど、ちゃんとウイルス排除できてるっぽいのが分かるのはいいな。そして冬を前にハイブリッド免疫ゲットだぜ。改良ワクチン接種は年明けに一時帰国から戻ってからか。
喉が完全に元に戻ってない感じがしますが、これはこのところの気温低下や乾燥のせいかもしれず、そうでもないかもしれず、よくわからない。

* * *

2年目のスタートの日が疫病スタートで、2週間ほぼその日暮らし感覚で過ごしているうちに何かがリセットされ、会社には律儀に行かなくても仕事はできるし、無理していろんな球を拾ってもしょうがないし、次の仕事のことをあれこれ考えてもその場しのぎでもそんなに変わらないな、みたいな気持ちになりました。肩の力を抜いて、面白くもない世の中で面白いことを一つ二つ見つけられたらいいなと思います。

日曜朝、日本の若くない若者から電話がきて喋ってたら、某おにいさまがメンタルで長期お休み中ということを聞かされました。ならなそうな人だったんだけど。

* * *

日本は3連休かあと思っていたら、こちらもそうだったことを土曜になって知るなど。

2022年10月01日

じうがつ

滞在2年目に入った当日から疫病にかかるという何かもうなんなんでしょうかという日記は9月の日付なので、ここでいったん区切って10月に突入したいと思います。

【10月1日15:00(day 6)】

・36.7度、98%、陽性継続
・朝から鼻の奥がジンとするような、ちょっと風邪の初期みたいな感じ。毎朝起きると違う経験をしていて、もはや罹患以前がどんな体調だったか思い出せない
・朝方の咳が少し気になった。水を飲むと収まる
・とはいえ体の重さ、頭の重さなどもろもろ勘案するともう普通に戻っていると思う。今日から自宅療養解除でよかろう(という気になった時点で大丈夫と確信する)。陽性だけど。運動不足ですごい衰えてる実感がある
・結局、3日の仕事は同僚にお願いしてしまった。ボスからは「【申し訳ないが】代打を頼みました、と(おじさん職位2人)にメール送っておいて」と言われ、申し訳ながらないといかんのだなと思いました。いや申し訳ないとは本当に思いますけど、それ人が決めること?何も悪意や悪感情がないことはわかるのだけど、本当に面白いくらい隅々まで感性が合わないのやばい
・仕事の代打をお願いした理由は潜在的な仕事相手が67歳なことで、日本・アメリカの両方の基準でも10日目まではハイリスク者と合わないようにとなっているのでこれは仕方ないと思う
・検査もそろそろやめるか
・それでいくと出社は6日解禁かしら

【10月2日14:00追記(day 7=日本基準で隔離最終日)】

・36.6度、98%、陽性継続
・鼻の奥の湿った感じ継続
・12時起床。ハリケーンの残骸が届いているのか昨日から雨降り。きょうの最低気温9度。急に秋が深まった。何かしよう/したいという気持ちが0で、気分が下がりすぎて飯の準備ができなくなりそうだった、が、した。そして寝具の洗濯と寝室の換気。今日やらないとやる時間がないかもなので
・げに不思議なのは、症状そのものの改善は早かったのにウイルス排除に意外と時間がかかっていること。弊管理人の免疫、大丈夫?しかし調べたことがないだけで風邪もこんなもんなのだろうか。インフルも解熱からの日数だけで出社再開していたし、確かに復帰時の検査を必須にする病気というのは多くない
・タブレットの動作が重くなったため一度クリーンアップしてアプリを入れ直した。ちょっと改善した

【10月3日17:30追記(day 8)】
・36.4度、98%、検査非実施
・2時間に1回くらい痰が絡むがまあそれくらい。鼻の奥の湿った感じは相変わらず。声は張って喋ると普通だが、小声で何か言おうとすると変になる
・早朝の仕事は結局何も起きず。ここから3日間これが続く
・事務作業のため午後に2時間ほど出社。マスク着用で行ったが、弊管理人を見た同僚がマスクを着用した。まあ無理もない
・家に戻って1本作業してから夕飯を買いに外に出たら、普通に寒い雨降りの冬の夜だった。9度。去年の今頃ってここまで寒くなかったと思うけど。という具合に「去年の今日」が存在するのが2周目というもの。去年の今日はまだこのアパートで暮らし始めていなかったが、今年は足元にオイルヒーター、寝床に電気敷布がある。暖かい

【10月4日23:00追記(day 9)】
・36.9度、97%、検査せず
・風呂上がりなのでこんなもんであろう
・朝起きたときに、前日までのように喉がいがらっぽくて「水、水」とならなかった。わずかながら改善したということだと思う
・また3時間ほど出社。コピー機を使いたかったからだが、なんか普段から出社する意味ってあんまないかもな。なんて考えていたら同僚氏が「(弊管理人)さん帰るなら僕もつまんないから帰っちゃおうかな~」と言いだし、出社する意味みっけた
・しかし午後3時過ぎには地元駅に戻ってスーパーで買い出しし、寿司買って帰ってフリーズドライの豚汁を戻して食べ(うまかた……)、家で1本仕事をして、夜はステーキを焼いて食べ、久しぶりにジムでちょっと運動した。走っても息切れしなかった。肺はやられてなさそう

【10月5日19:00追記(day 10)】
・36.4度、98%、検査せず
・3日連続の5時台起床終了。ねむ
・朝からエジプト大使館に行ってビザの申請。金属探知機はあるものの稼働せずスルー、書類出してさっくり終了。いい、この緩さ。そんで会社でちょっと仕事して帰った
・この3日くらいで思ったけど、会社はやっぱあまり行かなくていいな。在宅だと家事できるし、疲れ方が違う
・痰や咳出ず。喉も正常。ということで日米保健当局が揃って推奨する発症10日後までの注意・マスク着用期間を終えます

* * *

寝床で2冊読み終えた。

◆ジョージ・オーウェル(秋元孝文訳)『あなたと原爆』光文社、2020年。
オーウェルの評論集。とてもよい。
ナショナリズムに関する文章はもう一回立ち戻る気がする。

◆渡辺靖『アメリカとは何か』岩波書店、2022年。
毎日、断面を見ているだけでは分からない「構造」を教えてもらえる本。こういうのは買ったそばから読んだほうがいいだろうと取り寄せた甲斐あり。アマゾンの国際発送は包装が悪くて本が傷むことも分かってしまったが……

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