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2008年06月 アーカイブ

2008年06月27日

北大逍遙

仕事で北海道大学へ。

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四季のいつ来ても美しいキャンパスです。

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15時半、学食で遅い昼飯を食いました。
カフェテリアスタイルで、カレーシチュー、クリームコロッケ、野菜炒め、ごはんで451円。学生だったのはもう8年前ですが、相場はあんまり変わってないね。いや北大出たわけじゃないですけど。

わたくし年齢よりかなり若く見られるほうですが、大学のキャンパス歩いてると、大学生にはさすがにかなわないと思う(笑)
なんというか顔に無敵っぽさが出るよね。
約束すっぽかしたりできそう。
イラッとしたからとかいってバイト辞めたりできそう。
いやいい意味で。
いやほんと。

2008年06月25日

会議中内職エントリ

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東京湾に浮かんでました。これ何?

* * *

いまいる会社には、いまどきあり得ないほど高い組織率を誇る労働組合がありまして、その寄り合いで東京に来てます。
もっか「裁量労働制」の導入をめぐって延々話し合いをしてます。

裁量労働制っつうのは、専門性の高い仕事なんかをしている人が、工場労働者と違って時間配分やペースを自分の「裁量」で決められるために、従来の残業代に当たる手当を時間払いではなく定額払いでやったろうというシステムです。
時間払いのように、残業時間が増える→賃金の支払いが増える→会社が残業を抑制する、というサイクルが働かないため、働き過ぎが常態化するのではないかということがよく指摘されます。
今回の寄り合いでもそんな話がたくさん出ましたが、それを語る語り方が気になりました。

「仕事の質を維持しようという思いがみんなにあり、残業して一生懸命やっているのに、それが賃金に反映しないのは納得できない」という意見がけっこう出るんですね。「定額払いをいいことに、会社が仕事をどんどん増やそうとするんじゃないか」というのではなく。
まずもって良い仕事をしたいとみんなが思っている、という社員像を、経営側の理想としてではなく、ある程度の数の組合員が持っているというのはけっこう衝撃でした。

おまえ仕事に自己実現を全く懸けていないのか、と言われるとまあそうとまでは言い切れないにせよ、まるで経営側が聞いたら小躍りして利用しようとするような前提を口外できるというのはすごい[戦略性のなさだ]なあ。というのがひとつ。
そして、おまんまのために働いているという域をほとんど出ない自分自身を省みて、このヤル気集団の中で居たたまれない感じがした、というのがひとつ。

2008年06月21日

ライヴ!

札幌交響楽団の定期演奏会、いってきました。
場所は家から徒歩3分のコンサートホール「Kitara」。

昼間の公演です。中島公園の中にあり、外は緑がきれい。
団員によるロビーコンサートが行われていました。
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サービスいいんですねー。

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座ってみたらいい席!ピアニストの指が見える~

■ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番、高関健(指揮)コンスタンチン・リフシッツ(ピアノソロ)
リフシッツの演奏は初めて聴きます。
この曲はヒヤヒヤさせず弾ききるだけで及第点だと思ってますが、及第点をはるかに超えるいい演奏でした。難曲中の難曲ですが「弾けるかも」と思わせる(笑)のは不思議だ。
弱音に強い。見せ場もちゃんと作る。でもルバートはあんまりかけないね。ときどき意外なアクセントがつく。
粒を際立たせるより流れを見せる感じ。テンポは構成がよくわかる程度、でも「遅い」とは感じなかった。
無音部分に緊張感を満たさせる(聴衆の呼吸を止める)ことができる。
CDで聴いて印象に残るかはわからない。

それにしてもやっぱりライヴはいい!指を見ながら聴くと、CDでは聞こえない音が聞こえますね。
あと、やっぱり聴く方の集中力が違う。フィナーレのカタルシス感は鳥肌でした。

■ストラヴィンスキー/春の祭典
札響の合奏、いいねー

というわけでやっぱりライヴはいい。また行こう。

2008年06月17日

ぴあのれっすん(5)

前のれっすんからひと月経ってしまったわけ。
超忙しかった。といってもそれは言い訳。なぜかって、今回のれっすんの前の日には最近の札幌としては異例の大きな案件がはじけていて、それでも先生にアポイントを入れていたのでちゃんと抜け出してれっすんに行けたわけで。

ええまあ、それで、今回勉強したこと。
一本の手でメロディと伴奏を両方やることはよくあるんですが、メロディが伴奏の音の連続に埋没してしまわないためには、メロディを弾くほうの指を立ててやることが必要。と同時に、伴奏のほうは鍵盤をなでるだけ、くらいの弱さが要求されることがある。
これは電子ピアノではなかなか再現されにくいポイントであると思いました。
先生につくことのメリットとして、第一には頭打ちになりがちな技術の向上が図れるということがあるんですが、第二に重要なのは、いい生ピアノに触れることで電ピにはないダイナミクスを実感することなんですなあ、と気づきました。

■ベートーヴェン/ソナタ『悲愴』

2008年06月15日

新しいPC

新しいPC買いました。4年近くなるhpのnx9010(Celeron 2.8GHz, 512MB)ですが、最近遅くて。そしてファンの音がうるさくてうるさくて。吸排気口まわりの掃除をしたものの改善せず、とうとう買い換えの決意をいたしました。

で、結論。
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東芝のdynabook TX/65F。

・CPUはぜったいCore2Duo
・メモリはぜったい2GB以上
・できれば画面14インチか15インチ
・静かなこと

こういう条件だとだいたい12万前後になってくるんですが、当初は別のメーカーを考えていました。
安いということだとDELL。しかしなんか掲示板界隈では評判が悪い。
hpはどうか。いいなと思う機種は画面13.3インチとちょっと小さめなんですよね。
というところで決めかねながらヨドバシを歩いていたところ、高いという印象のあった国産メーカーでもわりあい安い値段で売っているということに気づき、日曜特売で買ってしまいました。ポイントも20%ついたしね。

感想。
・今の機種はファン、静かだね~
・ネットの体感速度が飛躍的に速くなった!
・スカイプしながら別のことができるって素敵
・画面が横に広い(15.4ワイド)ことは別に便利じゃないな
・スピーカーがいいので外付けの出番が減るかも

つまりかなーり満足です。
会社で個人貸与されているパソコン、会社に入った当初ダイナブックを使っていて発熱と処理の遅さにイライラしたほか、その後も周囲で故障が相次いだせいで、東芝にはものすごい警戒感を抱いていましたが、総合判断で東芝になってしまいました。
4年くらいもつかな?どうかな?

4年……35歳か……(遠い目

2008年06月01日

奥尻でお茶を

奥尻島を襲った津波などの被害で230人が犠牲になった、1993年の北海道南西沖地震から今年7月で15年です。

それとはまったく関係なく、奥尻1泊2日。
といっても、雨模様。

今回はお世話になっている方々についていろいろとミッションをこなして帰ってきたのですが、やはりご当地らしいものを何か。
といっても、わたくしナマモノがまったく食べられないため、うに・あわび以外でこれはいいね、と思ったものを2つ。

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喫茶「カノン」のアイスコーヒー。
津波で特に多くの被害を出した南部・青苗地区の、さらに最南端にある喫茶店です。
少し酸味のあるコーヒーが、喉にしみた潮風を洗ってくれます。
ケーキは200円前後から。これもうまい。

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フェリーターミナル前にある海鮮土産店「さとう食材」で売っている「ボラ」という甘味。下からコーヒーゼリー、プリン、ソフトクリームを無造作に(?)積んでます。525円。震災時に活動したボランティアたちにちなんで「ボラ」と命名されたのだとか。
あ、あとウニ丼とかも食えます。ほっけの干物とかもうまそうだった。

ところで当時、ボランティアの学生たちのなかには―もちろん善意なのですけれど―ノウハウもなく混乱の中に入ってきて「ぼくらはどこに泊まったらいいんでしょう?」とのたまった人たちもいたそう。実働はプロに、寄付は素人が。それが災害支援のひとつの正しいあり方なのかもしれんです。

と、津波とは関係ない訪問のつもりが、やっぱり津波の痕跡に出会ってしまう奥尻。今度は晴れますように。

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