東京湾に浮かんでました。これ何?
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いまいる会社には、いまどきあり得ないほど高い組織率を誇る労働組合がありまして、その寄り合いで東京に来てます。
もっか「裁量労働制」の導入をめぐって延々話し合いをしてます。
裁量労働制っつうのは、専門性の高い仕事なんかをしている人が、工場労働者と違って時間配分やペースを自分の「裁量」で決められるために、従来の残業代に当たる手当を時間払いではなく定額払いでやったろうというシステムです。
時間払いのように、残業時間が増える→賃金の支払いが増える→会社が残業を抑制する、というサイクルが働かないため、働き過ぎが常態化するのではないかということがよく指摘されます。
今回の寄り合いでもそんな話がたくさん出ましたが、それを語る語り方が気になりました。
「仕事の質を維持しようという思いがみんなにあり、残業して一生懸命やっているのに、それが賃金に反映しないのは納得できない」という意見がけっこう出るんですね。「定額払いをいいことに、会社が仕事をどんどん増やそうとするんじゃないか」というのではなく。
まずもって良い仕事をしたいとみんなが思っている、という社員像を、経営側の理想としてではなく、ある程度の数の組合員が持っているというのはけっこう衝撃でした。
おまえ仕事に自己実現を全く懸けていないのか、と言われるとまあそうとまでは言い切れないにせよ、まるで経営側が聞いたら小躍りして利用しようとするような前提を口外できるというのはすごい[戦略性のなさだ]なあ。というのがひとつ。
そして、おまんまのために働いているという域をほとんど出ない自分自身を省みて、このヤル気集団の中で居たたまれない感じがした、というのがひとつ。
コメント (3)
これは東京湾アクアラインの海底部分の換気塔です。
投稿者: そぞす | 2008年08月16日 00:01
日時: 2008年08月16日 00:01
うおお、すげえ!
ありがとうございました。
投稿者: 管理人 | 2008年08月16日 07:25
日時: 2008年08月16日 07:25
これだ!
http://www.kajima.co.jp/news/digest/jan_1998/tokushu/toku3.htm
投稿者: 管理人 | 2008年08月20日 21:15
日時: 2008年08月20日 21:15