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2021年12月 アーカイブ

2021年12月31日

フランク・ロイド・ライト

冬休み、今年いっぱいお世話になった同業他社の方と日帰りで出掛けてきました。
フランク・ロイド・ライトの「ケンタック・ノブKentuck Knob」。ここだ。

10:30からのツアーのために6時台に家を出て3時間半ドライブ。360キロ。東京~名古屋間くらいか。ひえー遠い
地元のアイスクリーム屋のオーナーが発注した、ライト最晩年の作品。家の内外を案内してもらうツアーに参加しました。
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室内は撮影禁止ですが、外観とテラスはOKでした。六角形や平行四辺形、それをブレイクダウンした三角形で構成されている家。
外も素敵でした。
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散歩しながら車に戻りました。
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こちらはツアーの予約が取れなかったのですが、ちょっと見るだけ見ていこうといって寄った近くの「落水荘Fallingwater」。なんと外観だけのコースなら飛び込みでも大丈夫だという!
わあこれだ~
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テラスまでは入れて、中もちょっと覗くことができました。水辺まで降りていけるんですね。
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上から見られるポイントもありました。ドラクエ感。
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このあとまた1時間くらい走って街のイタリアンを食べ、また1時間くらい走ってウエストバージニア州に行ってアイスコーヒーを飲み、帰ってきました。たぶん800kmくらい運転した。
・同業他社の方が助手席でいろいろアシストしてくれて大変助かった
・思いがけず落水荘が見られて大変よかった
・アメリカの運転に慣れるのにもいい機会だった
・アメリカのハイウェイは街灯がないので夜は結構こわい
・アメリカのハイウェイは制限速度が時速70マイル(112km)のところがあり、いっぱいいっぱいで走ると下りのカーブなど結構こわい
・それでもびゅんびゅん抜かれていく。車を酷使してますね
・遠出は飛行機だな

* * *

前後しますが、29日(日本の30日)にはメリーランド州の州都アナポリスに行って、クラブケーキを食べてきました。
ブルークラブというカニがこの辺の名物で、身をハンバーガーのパテのように固めたもの。うまかったです。
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アナポリスはこんなところ。
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『地球の歩き方』には載ってない観光地。DCからは40分ちょっとなので、休日にご飯食べにいこ、というくらいのノリで出掛けられそうでした。

* * *

ということで年末。日本は大晦日。仕事も生活もいろいろと課題を残したままではありますが、少しずつ解決して来年はいい年にしたいです。
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あとはきちんと食べて動いて、怪我のないように。ほんとに。

2021年12月25日

ひみつのくらぶ

O株がますますやばくなっていた水曜の夜、いつもお世話になっている年下の知人のつてで小規模な飲み会に寄せてもらうことになり、DCの中心部から少し離れたお店を指定されました。ウェブサイトを見ると「上着必須ね」みたいなことが書いてありました。

朝から自宅で仕事をしていて、なんとか午後3時過ぎに焼き鳥丼を作ってかっこみ仕事続行、飲み会キャンセルも一瞬よぎりましたが、いや仕事ごときで人と会う機会を飛ばすのは愚かだと思い、東京にぶん投げて電話でやりとりしながらウーバーで向かいました。また出社するタイミングを逸したので、家にあった礼服の上着だけ一応リュックに入れて。

ちょうど建物の前で鉢合わせた当日初めましての主催者に誘われて中に入ると、まあ素敵。
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会員制のクラブで、えらい人が来た時などにご飯を食べるところなんだそうです。
客は他におらず。おいしい前菜とステーキ、ワインをいただいてしまいました。
話題はゴルフ、自宅で作れるビールキット、あとはハイソな世界の裏話。基本的にここでサバイブしている人たちは優秀でパワフルでナイスガイです。そしてたぶん非常にしばしば自分のお金でご飯を食べてない。

ひとしきり喋ってお礼を言って帰りのウーバーに乗ると、運転手さんが「今日は寒いねえ。20度台らしいよ」と。華氏32度=摂氏0度なので氷点下か。寒いわけだ。お風呂に入って寝ました。

* * *

結局今週は月曜しか出社せず、あとは在宅でもりもり仕事をしていました。
月曜の出社も必要はなかったんだけど、少しは歩かないとという運動目的で。
しかし全体的に運動不足で、住んでいるアパートのジムに行けたのは木曜になってからでした。

* * *

常用していない携帯に入ってるLINEに、東京にいる6つ上の友人から「手術終わったけどまだお腹痛い」というメッセージが来ていて、何のことかと遡ったら「大腸がん3期で手術を受ける」という話で「えええええ」となりました。どうも会社の健診で再検査になって見つかったらしい。

いやまあ健康な体型ではないけどお酒もタバコもやらないし、まだそんな歳でもないし。ああでも肉は食う人だな。しかし結構衝撃です。老母が近くに住んでいて恋人もいるけど独身だし、本人はいろいろ大変だったことでしょう。しかしお見舞いに行けない。

* * *

そんな不便を感じつつ、渡米から3カ月になりました。
年内まだまだ断続的に仕事があるんですが、一応例年のようにまとめておきます。

1月 疫病の嵐が吹き荒れていて、週末のにしやまさんだけを頼りに仕事してた
2月 息抜きで行った加太の温泉と離島がよかった。あと東京からの友人と遊べた
3月 なんで松山や壱岐に行ったんだっけ?と思ったらA株の疫病が一服したのか
4月 大規模ミス、職場のえらい人を怒鳴りつける、人事考課の文書で悪態と荒れていた
5月 とうとう米国赴任の打診。つい乗ってしまった。あと木津川市の寺巡りよかった
6月 ビザだ引っ越し手配だと面倒だった気がする。D株ってそろそろだっけ?
7月 紀伊半島、若狭湾、大台ヶ原とすごい出掛けた。さよならモードだったか
8月 児島が最後のお出かけ。そして大阪で荷出しして家なき子になった
9月 東京2週間だけ勤務、渡航準備、帰省、渡航とどんよりした思い出……
10月 生活の立ち上げ、仕事がいきなり爆発、歯が折れるなど最高に弱っていた
11月 なぜか英国出張を機に開き直り、自炊が軌道に乗ってやや回復
12月 気がついたら年末。としか言いようがない。あ、車買った

1年の日記を振り返ってみると、9月以前のことをほぼ忘れてました。
いいとか悪いとかではなく、とにかくhectic、忙殺されてた。
身体的に疲れがたまっていると達観することもできなかったけれど、少し回復したところで「いま悩んでも仕方ないことに悩まない」というモードに少し入れた気がします。それは過去を悔やまないことでもあり、未来を案じないことでもあり。

* * *

弊管理人より少し早い7月に赴任した同僚が、藪から棒に「僕、朝ご飯食べると元気になるんですよ」と言いました。何?と聞き返すと、

「朝起きた瞬間って、ああ今日もあれやらないといけない、これもやらなきゃ、と思って気分が沈むんですけど、朝ご飯食べると元気になるんですよ」

すげーわかる。というか弊管理人の他にも同じことを感じてる人がいるんだなと思って勇気づけられました。まあ多分彼は奥さんが朝ご飯作ってくれるんだろうけど。お互い来年はもうちょっと元気だといいよね。

* * *

といって、5月に転勤を断っていたらどうだったかと空想すると、たぶん「ああ嫌だ嫌だ」と思いながら週末の小旅行を繰り返し、そろそろ東京の出身部に戻る日取りが決まって心ここにあらずな感じになっている頃。東京は友人がいっぱいいて、行きたい食堂も行きつけの飲み屋さんもあるけど、その先にフロンティアはあったかというとなかったと思う。

一方で「そんなフロンティア求めてたか?」という自問もある。9月、DCの前任者から引き継ぎを受けてるときに「(弊管理人が)3年前におじさん職位になる時、『実はもう現場仕事はやりきった気がしていて、二度といいかなと思ってる』と言ってたよね」と言われました。完全に忘れてたけど確かにそう思ってた。

大阪の仕事があまりに合わなかったせいで判断が歪んだ面は否めない。
しかし、大阪の時に抱えていたストレスは今どうかというと、そこまでではない。
まだ評価が収束しない今日この頃です。

* * *

こちらではHave a wonderful and safe Christmas!といういかにもご時世な挨拶が交わされています。

* * *

きょうの使いたい英語は

"[Expletive]!"

です。これは「ファ○ク!」を出版コードに触れないように書くやり方のようです。

2021年12月20日

暮れゆく

免許証が届きました。やった。10月半ばに手続きを始めて2カ月。長かった。
しかし日本の免許からのスイッチという特殊な免許なため、有効期限1年間。また来年これやるのか……

* * *

気がついたら暮れでした。当地「ハッピーホリデー!」という挨拶を聞かない日はなく、役所なども半分休みモードで行事ががたっと減り、それと某O株がマジでうつりやすそうだというので職場も出勤する人がいなくなって人と会わない日が続いています。

O株についてはニューヨークで爆発の兆候があるなと思っていたら、チェックしていた学会、弊管理人の住んでるアパートでも(株不明ながら)感染者が相次ぎ、DCの感染者は先週から倍になったとかでグラフを見ると確かにえらい上がり方をしており、こちらに来てから初めての「ただならぬ感じ」になっています。

しかしもうロックダウンなんて無理だよねというのがこの国のコンセンサスであり、至るところで爆発を起こしながらホリデーを過ごしたら、波はいつものように収束していくのでしょう。

もし、ちらほら言われているようにO株があまり重くない(少なくとも既接種者には重くない)ものであれば、デルタを駆逐した先に待望のエンデミック状態が訪れるのだろうかとも思うのですが、まだよくわかりません。

* * *

土曜は出番の合間を縫ってアジアンスーパーに買い物に行きました。
これから命を奪われるひとびとが、自分の行く末を見せられるという地獄。一番下の水槽の左端に戦慄してる方々がいますね。「夜鷹の星」みたいな気分になってしまう。
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kingfishというのは何だろうと思って調べたらヒラマサ、あるいはブリとのこと。年末年始に照り焼きにしてみようかな。郷里は年越しにブリの粕煮をやるんですよね。
とりあえずサバを買っていって味噌煮にしました。2回目で味が落ち着いてきました。よしよし。

* * *

日曜はぜいたくに寝坊して、昼食をとってから出掛けました。DCのスミソニアンシリーズ「アメリカン・インディアン博物館」。
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11月をNational Native American Heritage Monthとする、という大統領宣言があって、その中にTribal Nationsという言葉が出てきてなんこれ?となったのがきっかけ。
ヨーロッパから移ってきた白人が先住民と「条約」を結びながら土地を奪っていったのですけど、その300余に上る条約の存在は今も連邦を縛っており、条約だけに、結んだ相手はNationになるんですね。100万いた人口が25万まで落ちたというのがすごい。他国のジェノサイドをあげつらう民主国家・アメリカが永遠に向き合う黒歴史だけど、国立博物館にしてあるのはえらい。
その一方で、人口の1%に満たない先住民はロゴやキャラクターとして勇敢さ・荒々しさを表象し続けている。ハカを踊るNZのオール・ブラックスと似たところがあるかな。この立ち位置はまたアフリカン・アメリカンと違って面白いです。文化人類学がこの国に必要な訳が分かる。同族の中の微妙な差異ではなく、隣り合わせのなんかすごく違った人たちのスタディはやらざるをえんでしょう。

しかしまだ全体像がよくわからないので、ミュージアムショップに並んでいた本からよさそうなものをキンドルで買いました。すまん。でもキンドルだと知らない単語をすぐ調べられていいのよ。

連邦議事堂が近いので散歩。およそ10年前に来たときの写真があるという弊日記の歴史ね。
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16時過ぎでこの日暮れ感。そういえば忙しくて忘れてたけど冬至が近いですよね。
このところすごい暖かかったのですが、今日はこの時間6度、冬らしい寒さでした。
植え込みにあったふわふわした感じの実はなんだろう。
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→と画像から検索したらルロあるいはナランジラという南米のナス科のフルーツだそうです。へーーー!!

2021年12月13日

アーリオ・オリオ

中西部にえらい竜巻被害を出した天気が東に流れてきたのか、土曜の夜は風が強くなって心配でしたが、日曜は朝からピーカンでした。
しかし昼前にちょっと思い立って手を付けた仕事が意外と時間を食い、結局アパートの建物9階のジムに行ったあと、1階のスーパーでちょっと買い出しをしただけで、一歩も建物から出ないで一日が終わってしまいました。まあいいや。

アメリカっぽい景色が全然出てこず、なんてことない自炊の写真が並ぶ日記です。
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早く使い切りたい瓶ニンニク、そろそろやばいほうれん草、買ったまま放置してたハムと、土曜にアジア食材スーパーで買ったオリーブオイルでうそっこアーリオ・オリオ。てか具材があると名前が変わるんだったか?分かりません。まあいいや。おいしかった。サイゼリヤと互角以上だと思う。
ちなみに奥にあるのはにんじん甘煮。こちらは皮をむいたちっちゃいにんじんが500グラム200円くらいで売っていて使いやすそうだったので買ってみました。普通はどうやって使うんだろう?サラダ?いやこれは生では食べないよな?いや食べるの?馬なの?いやポトフ?

食事も含め多分大半のセクターでそうなんだけど、アメリカはクラフツマンシップがだめな上に人件費が高く、お金を払って人に何かしてもらっても満足度が低いためにDIYの文化になるのではないか。お前こんなんでチップ要求する?みたいな場面も多いですしね。
前前任者は「いちいち考えたくない」という理由でチップは一律18%にしていたそうですが、弊管理人はだいたい最低限で、ほんとに何かプラスアルファしてもらったと感じたら色を付けるという信賞必罰ポリシーにしています。

* * *

黒人さんがよく使うんですけど、暗証番号求められて入力したとか、ここに記入してと言われたところに必要事項を記入したとかいう些細なことをした時にPerfect!って言うのいいですね。OKよりドライブ感があっていい。弊管理人もどこかで使いたい。

* * *

気付くと12月中旬になっており、年末年始の休みの予定を早く立てるのと、その前に1月中旬にかけての仕事の仕掛けをしておかないといけなかったのですが、結局上記なんとなく始めちゃったやつに手をとられて全く進みませんでした。

そんななか、東京のおにいさまとチャットをしていたら「年に1回でいいからオリジナリティのある仕事ができるといいね」(大意)と激励?され、そうだな~と反省しました。
今いる職場では日々の出来事にいそいそと対応しており、企てらしい企てをしなくてもなんとなく「仕事した感じ」が積み重なっていくところが注意点だと思います。しかしどうやって抜け出すか。

2021年12月12日

あめりか師走

10月から続いてきた厄介な交渉ごとを含む案件は今週月曜にこじらせのピークに達し、しかし最終的には驚くほどうまい大団円を迎えました。そして夜は久しぶりにタイ料理でビールを飲み、冬の嵐の気配を感じながら地下鉄に乗って帰り、寝ました。

水曜は、なかなか進まない運転免許の手続きに業を煮やし、同僚から聞いた秘密の番号でDMV(免許センターと陸運局を合わせたような役所)に電話をしてようやく前に進めることができました。
弊管理人をはじめ職場の人たちはちょっと変わったビザで滞在しており、そのせいかほぼ全員が「地位確認ができない」といって一度手続きが止まります。そのかんにDMVは移民局みたいなところに問い合わせをし、15営業日待たされるのですが、15営業日きっかりで連絡が来ることはなかったりする。で、問い合わせ用の電話番号にかけると「只今の待ち時間は30分です」とかいって永遠につながらないといううんこ対応なのです。

それに怒った先達の同僚(帰国子女で英語ペラペラ)が市長公室か何かから手を回して直通電話の番号を手に入れて解決したらしく、それを教えてもらったという次第。というかこの同僚がいなかったら問題が解決しないまま年の瀬までじりじりしていたかと思うと恐ろしいです。

電話すると「あ、確認できてました」との回答と同時にそれを証明するメールが到着。翌日窓口に出向き、手数料(30ドル)を払って視力検査(こちらのはランドルト環ではなく、アルファベットを左から右に読んでいく方式)し、写真撮影します。そうすると仮の免許証が発行され、1週間で本免許が郵送されるので待ってろと言われて手続き終了です。ほんとに1週間で来るか不安は多少あるものの、やることはやりました。

あと、10月に折れた歯の治療がやはり水曜に終わりました。
ほぼ根本から折れていたので今後も硬いものをばりばり食べることはできませんが、芯を作ってそこにセラミックの人工歯をはめるというクラウン治療です。約1800ドル。でも支払ったらくよくよしても仕方ありません。周囲の歯と同じ色合いにしてもらったので見た目で人工歯とは分からず、噛み合わせで当たって負担がかからないような形に削られていてほぼ普通に食事ができています。

木曜は仕事で必要な身分証を取りに連邦議会へ。これ、既に身分証を持っている同僚の同伴が必要なのですが、「何かのついでがあったらついてきて」と頼んでおいたら、用事のない日にわざわざ車で連れて行ってくれました。今週は同僚(DMVの人も議会の人も同期)に助けられまくりました。ほんと感謝にたえません。

土曜は先週買った車のナンバープレートが発行されたというので取りに行き、その足でHマートというアジア食材店に買い出しに行きました。
サバが小さめ1匹分の身のパックが3ドルくらいと安かったので買ってきて味噌煮。
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サバ味噌って実は初めて作ったんですよね。日本ならやよい軒なんかで簡単に食べられるし、缶詰もあるしで、あえて自分で作ろうという気にならなかったので。
生姜が1個単位では買えなかったため、スパイスの棚にあったジンジャーパウダーで代用してみました。これはこれでよし。味はもう少しこっくりと甘くてもよかったかと思いましたが、方向性は分かった。

* * *

まとめると、
・10月に青天の霹靂のように始まった懸案が終わった
・免許の手続きが終わった(免許証の郵送待ち)
・仕事上取得するべき身分証が揃った
・ほぼ工事みたいな歯科治療が終了
・車のナンバープレートが手に入った(あとはETCみたいな機械の入手と、駐車場に登録したナンバーの変更手続きが必要)
と、いろいろなことが進んだ1週間でした。

そのかわり仕事のアウトプットはちょっと停滞し、日銭を稼ぐような感じになってしまいましたが、今週は許して。
母方の実家にいる伯母が、弊管理人の名前の入った仕事を見つけてはメールをくれます。

* * *

前に原宿で食べたベン&ジェリーズのアイスクリームが普通にスーパーで売っており、1パイント=473ミリリットル5ドルちょいのやつを買って夜な夜な少しずつ食べています。チェリーとチョコチップのやつ。うまい~

当地の大統領も酒は飲まない(飲めないのではなく、近親者にアルコール依存症者がいて、それを見てやめた由)代わりにチョコチップのアイスクリームが大好きだそうです。わかる、わかるよジョー。

それで、オバマ政権下で2期8年にわたって副大統領を務めた最後に、オバマから民間最高位の勲章をサプライズで授けられて泣いちゃうバイデンの映像があるのですが、1:30あたりにbromanceという言葉が出てくるんですよね。これが今週知った単語。オバマがやおいっぽいニュアンスを漂わせて、バイデンが「やだぁ~」みたいになるのを見て和みました。オバマの演説は13分くらい続きますが、うまいな。

オバマの言葉の中に、自分の任期を振り返ってamazing journeyという表現が出てきます。journeyだよね。アムトラックに乗って駅から駅に移動するのではない、次々と課題が現れ、寄り道を強いられる旅。

* * *

11月半ばにアマゾンで注文した電気毛布というか、電気mattress topperがようやく届きました。マットレスの上に敷くやつ。カナダを出てメリーランドの中継地点に届くまで10日くらいあったような。これが今話題のサプライチェーン問題?
なんにせよ暖かい……布団に入るときに暖かいと幸せ度が段違いです。

2021年12月06日

お呼ばれ

土曜はメリーランド州ベセスダに住んでいる同僚のお家に呼んでいただき、弊管理人と同じ郡に住んでいる同僚夫妻の車に乗せてもらって行ってきました。

ご夫婦と小4の娘さん。ベセスダはホワイトハウスが皇居だとすると赤羽の方角ですが、国際機関や大使館の人たちが住んでるいいとこのネイバーフッドです。地元の公立学校は80カ国から子どもが集まっているそうです。

同僚である旦那さんは家族の仕事の都合で滞在していたアメリカで生まれて米国籍を持っており、中学のころにイギリスに住んでいたという人。ですが奥さんと娘さんはもともと英語ができたわけではないようです。でも7月に引っ越してきてからそれぞれに学校や地域で友達を見つけ、買い物に行き、英語頑張って来年は一家で英検とるぞ(ニューヨークで受けられるそうです)と楽しそうでした。

家には本物のもみの木のクリスマスツリーが飾ってありました。売ってる農場があるんだって。「これ」と選んで切らせてもらい、機械で振動させて虫を落とし、コンパクトに縛ってもらって持って帰るそう。一戸建ての広いリビングにソファとおっきなテレビとツリー、ゆったりしたキッチンと台所。「休日は家のメンテナンスで終わっちゃう」といいつつこれは3年住むの楽しいでしょう。

すごい久しぶりにビールをいただいて、生ハムと、ブロッコリーのチーズ和えと、ほろほろのスペアリブ、あとお寿司。6人で深夜まで喋りました。ああ、これはいい。確かに家族がいれば何年か暮らしたい土地かもしれない。

そういえば先週、仕事先を交えて同僚とランチをしたのですが、同僚は「2期6年を狙ってます!!」と言ってました。そうかー。そういう境地になれるかな。

* * *

とうとう車を買いまして、日曜は練習を兼ねてちょっと出掛けてきました。
バージニア州フェアファックスのバーク湖Burke Lake。いや貯水池で特に名勝というわけではないのかもですが、地図を見て近すぎず遠すぎず、な目的地を探して目についたのがここでした。
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片道30分強だったのですが、ハイウェイに入ったりして結構走った気がする。左ハンドルだと右側の車体感覚が今ひとつ掴みにくい。右側に余裕が欲しくてちょっとセンターライン寄りに走ってしまいがち。あと車の右側通行はやっぱりまだ慣れない。
iPhoneに入ってるグーグルマップをナビにしたのだけど、なぜか喋ってくれなくてすこーし難儀しました。

まだ免許の手続きが進んでないため、国際免許を持って運転してます。早く欲しいんだけどな。

* * *

順調にいけば今週で今年の大物仕事がだいたい片付くと思われます。
がんばれー弊管理人。

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