10月から続いてきた厄介な交渉ごとを含む案件は今週月曜にこじらせのピークに達し、しかし最終的には驚くほどうまい大団円を迎えました。そして夜は久しぶりにタイ料理でビールを飲み、冬の嵐の気配を感じながら地下鉄に乗って帰り、寝ました。
水曜は、なかなか進まない運転免許の手続きに業を煮やし、同僚から聞いた秘密の番号でDMV(免許センターと陸運局を合わせたような役所)に電話をしてようやく前に進めることができました。
弊管理人をはじめ職場の人たちはちょっと変わったビザで滞在しており、そのせいかほぼ全員が「地位確認ができない」といって一度手続きが止まります。そのかんにDMVは移民局みたいなところに問い合わせをし、15営業日待たされるのですが、15営業日きっかりで連絡が来ることはなかったりする。で、問い合わせ用の電話番号にかけると「只今の待ち時間は30分です」とかいって永遠につながらないといううんこ対応なのです。
それに怒った先達の同僚(帰国子女で英語ペラペラ)が市長公室か何かから手を回して直通電話の番号を手に入れて解決したらしく、それを教えてもらったという次第。というかこの同僚がいなかったら問題が解決しないまま年の瀬までじりじりしていたかと思うと恐ろしいです。
電話すると「あ、確認できてました」との回答と同時にそれを証明するメールが到着。翌日窓口に出向き、手数料(30ドル)を払って視力検査(こちらのはランドルト環ではなく、アルファベットを左から右に読んでいく方式)し、写真撮影します。そうすると仮の免許証が発行され、1週間で本免許が郵送されるので待ってろと言われて手続き終了です。ほんとに1週間で来るか不安は多少あるものの、やることはやりました。
あと、10月に折れた歯の治療がやはり水曜に終わりました。
ほぼ根本から折れていたので今後も硬いものをばりばり食べることはできませんが、芯を作ってそこにセラミックの人工歯をはめるというクラウン治療です。約1800ドル。でも支払ったらくよくよしても仕方ありません。周囲の歯と同じ色合いにしてもらったので見た目で人工歯とは分からず、噛み合わせで当たって負担がかからないような形に削られていてほぼ普通に食事ができています。
木曜は仕事で必要な身分証を取りに連邦議会へ。これ、既に身分証を持っている同僚の同伴が必要なのですが、「何かのついでがあったらついてきて」と頼んでおいたら、用事のない日にわざわざ車で連れて行ってくれました。今週は同僚(DMVの人も議会の人も同期)に助けられまくりました。ほんと感謝にたえません。
土曜は先週買った車のナンバープレートが発行されたというので取りに行き、その足でHマートというアジア食材店に買い出しに行きました。
サバが小さめ1匹分の身のパックが3ドルくらいと安かったので買ってきて味噌煮。
サバ味噌って実は初めて作ったんですよね。日本ならやよい軒なんかで簡単に食べられるし、缶詰もあるしで、あえて自分で作ろうという気にならなかったので。
生姜が1個単位では買えなかったため、スパイスの棚にあったジンジャーパウダーで代用してみました。これはこれでよし。味はもう少しこっくりと甘くてもよかったかと思いましたが、方向性は分かった。
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まとめると、
・10月に青天の霹靂のように始まった懸案が終わった
・免許の手続きが終わった(免許証の郵送待ち)
・仕事上取得するべき身分証が揃った
・ほぼ工事みたいな歯科治療が終了
・車のナンバープレートが手に入った(あとはETCみたいな機械の入手と、駐車場に登録したナンバーの変更手続きが必要)
と、いろいろなことが進んだ1週間でした。
そのかわり仕事のアウトプットはちょっと停滞し、日銭を稼ぐような感じになってしまいましたが、今週は許して。
母方の実家にいる伯母が、弊管理人の名前の入った仕事を見つけてはメールをくれます。
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前に原宿で食べたベン&ジェリーズのアイスクリームが普通にスーパーで売っており、1パイント=473ミリリットル5ドルちょいのやつを買って夜な夜な少しずつ食べています。チェリーとチョコチップのやつ。うまい~
当地の大統領も酒は飲まない(飲めないのではなく、近親者にアルコール依存症者がいて、それを見てやめた由)代わりにチョコチップのアイスクリームが大好きだそうです。わかる、わかるよジョー。
それで、オバマ政権下で2期8年にわたって副大統領を務めた最後に、オバマから民間最高位の勲章をサプライズで授けられて泣いちゃうバイデンの映像があるのですが、1:30あたりにbromanceという言葉が出てくるんですよね。これが今週知った単語。オバマがやおいっぽいニュアンスを漂わせて、バイデンが「やだぁ~」みたいになるのを見て和みました。オバマの演説は13分くらい続きますが、うまいな。
オバマの言葉の中に、自分の任期を振り返ってamazing journeyという表現が出てきます。journeyだよね。アムトラックに乗って駅から駅に移動するのではない、次々と課題が現れ、寄り道を強いられる旅。
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11月半ばにアマゾンで注文した電気毛布というか、電気mattress topperがようやく届きました。マットレスの上に敷くやつ。カナダを出てメリーランドの中継地点に届くまで10日くらいあったような。これが今話題のサプライチェーン問題?
なんにせよ暖かい……布団に入るときに暖かいと幸せ度が段違いです。