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2024年07月 アーカイブ

2024年07月12日

エルエ~

ロサンゼルス。「ロス」じゃなくてLAだぜっていうアメリカかぶれ。
出張でした。西海岸は去年の正月に乗り継いだだけ。土を踏むのは初めて。

土曜は18時前発。余裕こいて空港いったらデルタ航空のアプリがバグり、若干焦りつつも空港の発券機で搭乗券を印刷してセーフ。自分をほめたい。
西部に行く飛行機好きなんですよね。景色が森から中西部の平原、そして砂漠に移ってく感じが。
これはアリゾナかな。おととし行ったあたりかも。古い噴火口だと思う。
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DCはそれこそ37度とか38度になって「こんなことあったっけ?」というくらい暑い7月初旬でしたが、LAX空港に着いたら22度とちょっと肌寒いくらいだった。カリフォルニアって灼熱のイメージなんですけど。なぜ?
飛行機に5時間乗って3時間戻るので、体は23時なんだけど世界は20時。
空港で車を借りて、In-N-Out Burgerという西部にいっぱいあるハンバーガー屋に行って、
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ハンバーガーだけテイクアウトしました。
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なんか西部にいた人とかアメリカ詳しい人に勧められるんだよね。どこがというとよくわからないけどうまかったです。

日曜はこんなところにいました。借りた車はKIAのなんかかわいい形のやつ。いまどきキー挿して回したり、ボタン押して引くサイドブレーキだったりしますが、かえって分かりやすくていいです。走りも快適でした。
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住宅街に油田のある風景。
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ガパオ食って空港に戻って、車返してLAに戻ります。空港バス$9.75、まあ悪くない。地下鉄に乗ってホテルへ。ホテルは日曜~火曜の泊まりなので結構安く泊まれました。1泊$160くらいですかね。夕飯はもうどうでもいいのでホールフーズのおかず。行き帰りは叫んでる黒人と座り込んじゃってる白人とかをよけて進む「戦わないバイオハザード」みたいな感じ。荒れてます。リベラルな州は旅行者にとって危ないという経験則は健在です。

アポイントメントが日曜と火曜に分散してしまったので、月曜はふらっと出掛けました。
電車で1時間、サンタモニカは逗子であった。
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涼しいのはありがたいが、むしろちょっと寒かった。半袖短パンの弊管理人。
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退散してロサンゼルス郡美術館に行きます。
内陸のほうに戻ってくるとまた覿面に晴れる。
フォー食ってから美術館へゴー。
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フーコーのアレ、こんなところにあった。
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結構見応えあり。$28は高いが。
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写真からわかるように夕方になっても太陽光がさんさんと降り注いでます。
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奈良美智さんどこにいるのかなと思って探してたら外にいた。
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敷地は広くて公園みたいになっていて、これは1日いられるなと思いました。
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バスで戻ってシャワー浴びてすっきり。日焼け止めをわりとこってり塗って行ったのでひりひりはしませんでしたが、ちょっと黒くなりました。

火曜は午前中に仕事を終えて、お昼は友人に「日本食食ってこい」と勧められたリトルトーキョーに行ってみました。なんか浅草橋をさらに茫漠とさせた雰囲気。オオタニサンがいた。
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どういうルートで仕入れているのか分からないがデイリーヤマザキみたいのがあり、さらに紀伊國屋もあってアメリカのオタクたちが徘徊していたのも面白かったが、とにかくメシだ。よくわからないが「こうらく」というお店に入ってみました。わあ日本。
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どうみても日本人でないおじさんが作る天津あんかけチャーハンを所望。3200円。
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細長い人参が入っている点以外はチャーシューも香りも完璧で、ぼそぼそ食っていると3年間凍結してあった自分の中の町中華が溶け出してきて、リアルにちょっと泣けた。味覚すごい。「美味しんぼ」でアラブの強面えらいひとに貧しかった子どもの頃に食った味を再現して出したら泣きながらガツガツ食い始めたという話があった気がするが、あれだ。
そして弊管理人はやっぱり日本で王将のチャーハンと餃子を食って生き、そして死ぬべきなのだと悟った。30代の初めくらいでアメリカに来たらひょっとして何とかしてこっちに移住してやろうと思ったかもしれないが、もう遅い。

満ち足りたところで現代美術館「ブロード」に転戦。
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建物いいですね。
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絵ではバスキアがよかった。
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タダってすごくない?金持ちの威力。

周囲も目立つ建築いっぱいです。ディズニーの名前を冠したコンサートホール。
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こちらは商業ビルかな?The Grand LA、下から見るとあまり面白くないがフランク・ゲイリー。
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全然名前が覚えられない天使のマリア大聖堂Cathedral of Our Lady of the Angels
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いやまあどれもいいんだけど、からっぽの空間に作品展示しましたみたいな、何か建物と土地が調和してない無造作な感じのする街だなって思いました。あと規制がそうなのか分からないが、砂漠みたいな色した建物が多い気がする。

喉かわいた。グーグルマップを見たらなんかよさげなendorffeineていうコーヒー屋があり、バスに乗ったらチャイナタウンであった。
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でもって最寄り駅から電車に乗り、空港バスに乗り継いで、
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カリフォルニア名物夜行便で朝5時台にDCに戻ってきました。
眠かったけど楽しかったのでよし。アウトプットもなんとかできそうだがちゃんとした形になるかな……

* * *

瞬きしてるうちに1週間は過ぎ、土曜日の出番は昼過ぎまで凪の状態でいいなと思ってたら前の大統領が撃たれて朝3時半まで仕事になった。この話は次で。

2024年07月04日

ジュライフォース

おととしの独立記念日はパレードを見に行って、そのあとアーリントン墓地で花火鑑賞。
去年はマウントバーノンに行って、夜はナショナルモールで花火鑑賞。
今年はお呼ばれです。
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赤・青・白のアメリカ色をほんのりフィーチャーしつつ、普通のパーティー。
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飲みゲーしたり、テレビで恒例のホットドッグ早食い競争見て「きっしょ~」とか言ったり。
なんか電力の話から原爆の話になって、「日本人は結構あれは民間人の大量虐殺だと思ってるけどね」みたいなことを言ったら相手は元軍人だった。あぶな。
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アメリカの家って玄関は階段を数段上ったところにあり(下に半地下の階がある)、玄関前のポーチには鉢植えだのテーブルだの椅子だのが置いてあって、日がなそこに座ってぼーっとしている住人をよく見かけます。
とうとうできた!
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うん、これは至福の時間かもしれない。哲学ができる気がする。

一部、次のパーティーにはしごする人たちを車で送りました。アパートの屋上で花火を見るというのですが、花火後の大渋滞が厄介そうだったのでさっさと帰ってきました。
今年は花火はなしかな、と思いながら家に帰ったら、意外とまだやってる時間。屋上に上ったらちょっと遠いけど見られました。
DCのナショナルモールの花火は20分弱で終わっちゃうんだけど、実はアーリントン郡の至る所で花火が上がっており、しかもずーっとやってる。途中で部屋に戻りましたが、去年やおととしとはまた違った趣の花火が見られました。

去年の日記には「夏が始まった感じがした」と書いてあり、確かにこの週末は全部休んで4連休にする人たちが多いようですが、なんか日が落ちると涼しくて雨の後のため結構ガスっていたこともあり、夏の終わりのような感じがしてしまいました。アメリカ最後の7/4、結局は満喫して終了。

さよならの季節

7月だ。7月。今年前半、何をしてたか思い出せない。
そんなにびゅんびゅん過ぎた感じはしないけど、これ以上速かったらすぐ死んじゃいそう。

在DCの公的な立場の人たちは異動の季節です。
6年という長期にわたって、ある世界に君臨してきた人の送別会は事務所のルーフトップで催されました。150人くらい集まったとのことです。
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アポイントとろうとしても会えなそうな人もちらほら客として来ていました。

当日着いたばかりという後任が挨拶。米国勤務経験はあるようだが、やはりまだ英語モード・アメリカンスピーチモードになっていなかった。「着いたばかりでよくわかりませんが仲良くしてください」ではなく、自分は具体的に何ができる人か/あなたがたと具体的にどういう案件で関わると認識しているか/それは日本とアメリカの協働という広い文脈にどう位置付けられるか―を簡単でいいから一言ずつ言ってさっと終わったほうがいいんだろうなあと思いながら聞いていました。

英語堪能、明るく社交的、クリスマスはパーティー行脚、えらい人たちとカラオーキー、と余人をもって代えがたい人脈を築いてきた今日の主役に、はなむけのスピーチしたい人~?という呼びかけに、次々とマイクが回された。
スピーチしたアメリカ人の客が、後任に「big shoes to fillだけど頑張ってね」と言った。そこまできつい訳が適当かは分からないが、要は「この人の跡があんたに務まるか?」ということ。人ごとだが弊管理人は震えました。優秀な人の後任というのは、かくも厳しい。

あと、弊管理人含め、日本人は全体的に汚い(主役はさすが、ちゃんと華美でないがきれいな服を着ていた)。髪をきちんと整えていないし、歯が黄色いし、肌のケアをしていないし、上着を着ていなかったりする。しかし比較対象はアメリカの中でも上の方の階級の人で、特に互いを値踏みするコミュニティの中だということから、必ずしもフェアな比較ではないことも分かる。アジア諸国の同業者とか見ているとそんなすごいきれいにしているわけでもなく、以上のことは何か特殊な地域の特殊な階層の話なんだろうなとは推測します。

建物1階のパブで、もう1組の新旧交代者と一杯飲んで帰りました。
もうすぐ帰る人、着いたばかりの人。2年数ヶ月前、もうすぐ帰る人に「ここはホームになりますかね」と聞いたら「なりますよ」と答えられたのを思い出しつつ、両方の気持ちが分かる立場になったなと思いました。

* * *

翌日も小さな送別ランチをやりました。ネパール料理屋で、モモとダルバート、あとネパールビールという名のマッコリみたいなお酒。
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仲良くなったのか、そうでもなかったのか。よくわかりませんが、あちらから「最後にランチを」と言ってくれたので仲良かったのだろうと安心しておくことにします。
「ではまた半年後に東京で」といって別れました。

* * *

3日。
5月に折れた歯の治療は、クラウンを取り付けて終了しました。
やっぱり合計2000ドルくらいした。できるだけ長くもってほしい。
前回回収し忘れた、折れた歯。「記念にくれませんか」と言ったら「あ、もうないです」と言われました。腕はいい先生なんだけど、そういうとこな。

そのあと出社したんですが、なんかすごい疲れていて、あまりちゃんと仕事をしないまま帰って、前日より少し早めに寝ました。

* * *

大統領選挙の討論会のあと、振るわなかったおじい周辺がわさわさしています。
・歳なのは前から分かってたじゃん。大人の事情に囚われすぎ
・と同時にみんな目の前のことに囚われすぎ、で流れを作ったらなんとしても押そうとするのこわ

* * *

◆栗田治『思考の方法学』講談社、2023年

同じ講談社現代新書の『創造の方法学』にタイトルを借りたかな。
モデルとかオペレーションズリサーチの話題を扱った本。原理と応用がコンパクトに示されていて参考になりました。
モデルの類型:
 定性/定量
 普遍(理学)/個別(工学)
 マクロ/ミクロ
 静的/動的
と、その使い方。ほかに、
使用上の注意につながるいくつかの概念:
 正味現在価値法
 埋没費用
 パレート最適
 伝統主義
 フェティシズム(目的と手段の転倒)
 官僚制の順機能と逆機能

ある程度経験のある人にとって、見聞きしたこと、考えたことを整理する手助けになると思いました。

* * *

滞在33カ月満了、34カ月目。残り7カ月。

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