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2020年11月 アーカイブ

2020年11月29日

用水路を行く

疫病がやっばいのですが、弊管理人には気分転換が必要なので滋賀。
大阪駅から新快速に乗ったら湖西線に入るやつで、大津京駅で下車。「なんか近江大津宮って日本史で習ったけどここ!?」と思ったら意外とその信憑性を巡ってもめた形跡があった(wikipedia)。

大津市役所前のとんかつ屋に入ってみました。「棹」。「さお」?と思ったら「たく」だそうです。
左からロース、牡蠣、ヒレの3種盛り。
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3組くらい待ってたしおいしいのかな、と思ったらマジウマ。これは近所にあったら月2で来る。

今日の目的は「びわ湖疏水船」です。
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琵琶湖疏水は明治期に琵琶湖から京都の蹴上まで引かれた7.8kmの水路。東京に首都が移ったあと、寂れちゃった京都を復活させたいということで第3代京都府知事の北垣国道が計画、工部大学校出身の田辺朔郎が23歳で責任者となって28歳の時(1890年)に完成させたものだそう。
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行程は55分。4つのトンネルを通ります。これは三井寺の下を通る2キロのトンネル出口。今日は紅葉を見るにしてもちょっと遅かったですが、土手の補強のためもあって桜が植えられており、こりゃ春はさぞきれいでしょう。ちなみにソメイヨシノはまだ東京でできたばかりの時期なので、ここはヤマザクラだそうです。

京都の「にしんそば」の歴史は150年。疏水ができてから、にしんは北前船で敦賀→琵琶湖、そしてここを運ばれたとか。水運は戦後すぐ廃れましたが、飲用水、発電用水としては今も使われているそうです。ここは第1疏水で、これと並行して蹴上までずっと地下を流れている第2疏水が上水用。そういや神戸市民も琵琶湖の水を飲んでるんだって。
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同乗のガイドさんはだいたいこの辺のアオサギと知り合いみたい。

建設当時の京都府の年間予算が60万円、事業費は125万円。ちなみに工事に伴う殉職は17人で、コレラの流行などもあり、疫病での死者を含めるともっといくそう。税金投入には反発もあったものの、結果、井戸水頼りだった京都に水を届け、水力発電によって島津製作所、村田製作所、オムロン、京セラ、ワコールなどさまざまな会社ができる素地ができたのだと。
当初は水車用にと考えられていましたが、留学先のボストンで水力発電の勃興を見た田辺が発電用疏水にと強く推し、それが当たった。
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この疏水、流速を歩く速さ程度にするため、高低差はなんとたった4mしかないそうです。
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小さな船で12人が背中合わせに座ったままなので、写真大好きっ子が乗り合わせるとこうやってフレームインしてしまいます。でもこちらは自分が撮るとすぐカメラを収めてくれるマナーのいい人でした。顔が見えているのは船長さん。

ところで、もらったパンフに挨拶文を寄せた誰かがシールを貼って隠されている。
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そーっとめくったら、もういない大津市長でした。こういうのめくっちゃうよね。

蹴上に着くとまたポンプ小屋の説明や周辺の見所を教えてくれて解散です。
次は誰かと春か。8000円て結構だけどな。
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んで田辺の銅像脇から京都の市内がちょっと見えます。平安神宮の鳥居が目立ちますね。かなり高いところにあるんだな。ここから水をまず御所に送って防火用水にしたんだって。
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当てもなく歩いていると南禅寺の水路閣に出ます。映え写真撮ってる人多数。
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南禅寺から三条駅まで歩いたけど、どこもむちゃくちゃ人いたぞ。
もう人が遊びに行くのは行き先を閉めない限り止められないな。

「直珈琲」のパプアニューギニアで一服。
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香りをかぐと「よしよしまだ感覚神経はやられてないな」と思っちゃう。

「GABOR」でプリンアラモード。
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なんかずっと硬めのプリン食べたかったので満足です。
京阪で帰りました。京阪安いね……

* * *

三連休前の金曜から泊まり、明け、休み、泊まり、明けで夜まで、その後も連日22時過ぎ、という無理目な勤務が続いており、いろんなところに噛みついたり声が大きくなったりしていました。

これほんとよくないなと思うのは、目を三角にして仕事を捌いて一日終わる生活が続くとインプットができないこと。いま、わりと特殊技能を提供するポジションなのですが、東京時代の貯金を使っているだけで、この数ヶ月、何かを勉強したかというとほとんどしてない。申し込んだだけで、結局仕事が込んじゃって見られないシンポジウムや講演会、進まない非仕事読書などが視界の端にちらつくたび「あかん」と思います。

関西はいいとこだし、東京の出身部署はどよーんとしてそうなので戻りたいかと言われると戻りたくないんだけど、とにかく大阪の職場からは早くおさらばしたい。職場としても、「これをやれ」と言ったら「それ、いらなくないすか?」じゃなくて「ハイッ」とかいってやってくれる人がいいだろうしね。

2020年11月23日

和歌山で世界旅行

3連休は中日だけが休みで、なんかどっか出掛けたいなと思って週の初めにバスツアーを予約しました。その時点から既に雲行きは怪しかったのですが、まあその後数日間の大阪はきれいな感染爆発の様相。GoToはこれで一区切りかなというのと、これで感染したら何言われるかわからんなという思いとともに出発しました。

行き先は和歌山。道成寺のすぐ前にある食事処で伊勢エビのお昼ご飯をいただきました。
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・門前で殺生……
・えびって可食部少ないね
・おいしかったです
ちょっと散策。道成寺は創建701年とのこと。投宿した坊主に惚れたおねーさんが袖にされたのに怒り狂って釣り鐘に隠れた坊主を焼き殺したという伝説があるそう。なんそれ……。しかし歌舞伎などでは「道成寺もの」と呼ばれる有名なお話のようです。
誰もいない奥の院から振り返って一枚。
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さらにその奥に行くと柑橘畑がありました。
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すごいわっしわしに実るんですね。そんなに植えてどうすんの、というくらい道端や山の斜面がみかん畑だらけでしたが、よく考えたら弊管理人の故郷もりんご畑だらけでした。

で、「和歌山で世界旅行」。まずは日本のウユニ塩湖(笑)こと天神崎。
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日本のエーゲ海(笑)こと白崎海岸。
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日本のアマルフィ(笑)こと雑賀崎。
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ガイドさんが「皆様いろんなご意見があろうとは思いますが……」と言い訳されてたのにウケました。でも、めちゃくちゃ期待しちゃった人は別として、海外旅行ができない時代の日帰り旅行としてはいい企画だと思うし、それぞれ高速を使って40分~1時間くらい離れた場所で、自分で運転して回ろうとすると結構骨が折れるので、景色を見たりうとうとしたりしているうちに連れ回してもらえるのは楽でよかったです。あと、和歌山はでかい。

帰路のバスでうとうとしたら、マスクの中によだれを垂らしてしまい、外すわけにもいかなくて臭いが辛かったです(汚)。

それにしても車内はみんなほとんど喋らない上にマスクしてるし、バスを降りてまた乗る時に手指消毒するしで、これでかかったら不運ってことだなと思いました。
かなり高齢なカップルもいましたが、足が悪そうな奥さん?と、それに手を添えながら歩く旦那さん?の姿を見ると、1日の楽しみさえも我慢して「死にたくなけりゃ高齢者は家にいろ」と言い捨てるのもなあ、とも。うつす方の人たちじゃないしね。
連休前には旅行社の賃金・人員カットのニュースも流れ、冬の時代が長引きそうなことが窺われます。どうしたらいいのかな。ってまあ答えはロックダウン1カ月なんだけど。

今回の地域共通クーポンの使い途は梅田のロフトでカーボン骨の大判折りたたみ傘でした(和歌山限定ではなく、隣接県でも使えるクーポンでした)。通勤かばんに入れておく用の軽くて大きいやつが欲しかったのです。この制度なあ。

* * *

札幌ではとうとう直接の知人が感染しました。……というのを本人がTWで公開している(ご商売上の必要と拝察)のを見落としていて、大阪の知人から日曜になって教えられました。
快方に向かっているようでよかった。復帰したら「これで人類最強(抗体+)ですね」と言ってしまいそう。

* * *

というわけで、また仕事界隈がわさわさしてきて気分が沈んできました。体重い。

* * *

■松浦壮『量子とはなんだろう』講談社、2020年。

2020年11月15日

山口

西日本に住んでなかったら行かないだろうなと思っていたのが山口。
金曜に休みをとっていたので、土曜とつなげて行ってこようと決めたのが当日です。
「金曜から中四国に行ってきます」と木曜に部内メーリングリストで宣言しておいたので、弊管理人の受け持ちと思われるいろんな仕事が続発してメール、Teams、電話と多様なモダリティで邪魔が入ったものの、サービスとしていくつかに応答しつつ夕方に新幹線で山口まで行ってしまいました。のぞみだと2時間、400kmくらいあるの、意外と遠いな(今更)

新山口駅から山口市の湯田温泉までJR山口線で移動して(ICカード使えないのな)、ニュータナカというホテルに。
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先週末から腰をやっており、今週前半の「月イチで回ってくる忙しい番」は「立って仕事する」で乗り切り、だんだん良くなってきていたところです。到着後、寝る前、朝と3回も温泉に入ってしまいました。そういえばこのあたり、火山がないのにそこらじゅう温泉があるの不思議。と思って調べたら阿武火山群というのが萩市にあった。

で、翌朝は新山口まで戻って車を借り、まずは秋吉台。新山口からは車で40分くらいと意外と近いです。
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8月も四国カルストに行ってて、そんなにカルスト好きですかって思いましたが、まあ好きでした。何より道がよかったですね。
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こんな感じが続くので、ツーリングだともっと楽しそう。

景清洞に入ります。1100円。
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最初の700mは舗装された道があって、ライトアップもされているので「ふーん」とか言いながらサクサク歩いていけるのですが、その先の400mは「探検コース」としてヘルメットとLEDライトと長靴を借りていく、照明のない道です。
追加300円という絶妙な料金設定で、それくらいなら行ってみるよねと行ってみましたが、独りで真っ暗な洞窟を歩くのは結構寂しい。
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でも一応どんづきまでは行った。探検コースは下がごつごつしていて足が痛く、天井が低いところもあって腰が痛かった。そして弊管理人はひとり、暗闇で何をしているのだろうと思った。
途中の壁に「天保2年うんぬん」みたいな墨書きの字があって、あとで料金所のおねーさんに聞いたら「雨乞いの跡」とのことでした。落書きかと思った。

先崎というところの道の駅「センザキッチン」でお昼を、と思ったらめちゃ混みでやめ、元乃隅神社まで行ったときには日が陰り始めていました。
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駐車場待ちで長蛇の列ができているのですが、県内随一の「ばえスポット」なせいか、ウルトラ僻地ですが収容力の高い駐車場が整備されている上、これを見るくらいしかやることのない所なので回転がよく、待ち時間はそんなでもなかったです。むしろ溶岩が作ったと思われる地形を見るのが楽しいのと、海がきれいでよかったくらい。
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鳥居のところまで降りて横を見るとこんな感じです。この辺にいくつかあるらしいジオパークを巡るため、もう一回島根のほうからこっちまで攻めてきてもいいかなと思いました。

そんで一応、角島大橋。
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この撮影場所一帯が迷惑駐車パラダイスで、迷惑そうにしていた前の車が隙間を見つけると迷惑駐車をして写真とりにいくという地獄(パラダイスじゃないんかい)。
渡ってみてUターン。
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高さからいっても長さからいっても、宮古島の伊良部大橋や、それこそこの間行った琵琶湖大橋のほうが気持ちはいいかも。あらためて海はきれい。

道の駅豊北(ほうほく)でやっとこ半額になってた漬けイカ丼を買い、外のデッキで食べて昼飯(16時)。
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これはなんだろうか。
それにしても連れがいるとこういう食事の済ませ方はできないので、一人旅はやはり気楽でいい。

このあと、下関の奥座敷という触れ込みの「一ノ俣温泉」で日帰り入浴しました。
20時までというのをウェブサイトで確認してから17時前に行ったのに「GoTo始まってから忙しいので16時受付の17時終了にしました」などと言われたので、悲しい声で「書いてることと違う」と言いながらフロントのおじさんに画面を見せたら入れてもらえました。ゴリ押ししたみたいだけど、弊管理人は悪くないよね?しかも風呂は弊管理人と他の親子1組くらいで全然混んでなかったし、宿にも1人分のお金が入っただけで誰も損してないだろう。
新幹線の時間調整のため18時くらいまでゆっくり風呂に入って、1時間くらい運転して新山口に戻り、王将でメシ食って帰りました。走行距離は200kmちょい。そんなに走らなかった。

いや、天気予報チェックしてから行ったのですけど、その通りに1日ピーカンでよかった。
折しも某疫病の第3波きたぞ、というタイミングで出掛けましたが、どこも混んでて、「淡々と出来る範囲で気をつける、あとは知らない」という機運は動かしがたいように見えました。そして多分、感染爆発しようがそのままであり、心配な人は外に出ない、割り切った人は出るのでしょう。もはややるべき対策は分かっており、あとは個々人がそれをどこまで追求するかというだけ。体力やポジションなど、リスクの個別性が高いということが、「個別化した政策をやります」ではなく「それぞれで気をつけて」になっちゃうのなんでとは思うけど(たぶん全体的に疲れてるんだろう)。

ちなみに今回も地域限定クーポン1000円をもらいました。何に使ったかというと新山口駅のセブンイレブンで歯ブラシ4本(※弊管理人はセブンの歯ブラシ愛用)とコーヒーフィルター(ちょっと減ってきていたので丁度良かった)でした。この制度なあ。まあ今後も頑張って税金取り返していきたい所存です。

2020年11月07日

雨・87

今週は金曜から週末を始めるという気概で遊び始めまして、深酒したとかではなく土曜の昼の時点で既に一回疲れており、昼寝して起きたら19時。

久しぶりに腰をやり、安静にしていると痛くはないが座っているのと靴下を履くのがつらいので、湯船に浸かったあと湿布を貼り、料理する元気はないので老松通りのオステリア87に行きました。もともと夜の人通りが少ない通りですが、雨なのもあってさらに寂しい雰囲気です。21時も近かったので閉まってたらコンビニで惣菜買ってそばでも茹でよう、と思って向かったら灯りが漏れていました。やりー

前菜盛りをお願いしたら、前回と違ってばらばらに出てきました。
温かいカボチャのスープ。少し青臭いカボチャと、上に載ってる塩気と発酵臭の強いチーズでいきなり目を覚まされます。これは「起き抜けなんです」と伝えたせいなのか?
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カンパチのカルパッチョが水茄子の上に載ってます。「一口で」とのこと。
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肉盛り。ハムやイチジクの入ってるパテももちろんうまいんだけど、オリーブが肉厚で食べ応えがありました。
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このあとサンマのフリットがでてきて、ポルチーニのパスタで締め。
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あ、なんか新しいこと勉強した、と思わせられる箇所がいくつもある本を読んだ感じ。
どっかに書いたかもしれないが、おいしいものは独り飯がいい。他人がいると気が散るので。
ちょっとダルだったのが、「今日はこれでよかった」と思いながら寝床に入れる気分になりました。

* * *
10月は結局本を1冊も読み終えなかったのではないか。

■東浩紀(編)「ゲンロン11」ゲンロン、2020年。
■西研『100分de名著 カント 純粋理性批判』NHK出版、2020年。

2020年11月03日

9カ月後の東京

大阪の職場で今年最大と思われる盛り上がりを見せた仕事が1日にあって、しかし弊管理人は宿直明けに当たっていたので特にお役は割り振られず、中核近くで関与している同僚に「翌日、シフト表では休み入れてるんですけど休んじゃって大丈夫ですかね」と聞いたら「いいんちゃう?」とのことだったので、東京に行くことにしました。(余談ですが、この仕事の帰趨が決した1日深夜には、弊管理人は既に寝ていて結果は翌朝知ることになりました。ほんとに今回は終始関与が薄かった)

出発前日にJR東海ツアーズの新幹線+1泊パックを探したら、GoTo使って14000円。片道の新幹線代くらいで済んでしまう。そんで3000円の地域限定クーポンがついています。何それ。ほんと税金取り返すつもりで出かけないと損だなこれは。

ここ10年かかっていた歯医者で年3回受けていた定期チェックは引っ越し前の昨年12月が最後になっていて、9月下旬くらいに「そろそろ来ない?」と電話がきたため重い腰を上げたのでした。
ついでに何か用事ないかなと考えていたものの、結局1カ月費やして思いついたのは期限が切れた千代田区図書館の貸し出しカード更新/大阪の店はラインナップがしょぼいので新宿オッシュマンズで服を見る/紀伊国屋で棚を見る/アメ横で運動着探す/新宿のあるでん亭でカルボナーラ、くらい。あと「書き味が好きだが大阪にはない、仕事で頻用するボールペンを東京本社の資材庫からパクってくる」というのもあったのですが、本社で誰かに会っても嫌なのでやめました。
いずれも別にやらなければやらないでいいくらいの用事で、こなしはしましたが、ほんと東京に用事がないなと実感しました。本と服はいいのを見つけて、あとでアマゾンで買うことにしました。本は重いし、服はアマゾンのが全然安いのでね……

東京は2月ぶりですが、すっかり様子は変わっていて、外は別に着けなくてもいいような状況でみんなマスクを着けて歩いており、しかし夜の居酒屋はしっかり席が埋まって快調に食って喋っているという転倒。馴染みの飲み屋さんに1軒だけ行きましたが、対策を怠ってクラスターを出し、しかもその処理も悪かったといって相当叩かれた近隣の友好店の話が大阪にどう伝わっているかなど関心高く尋ねられたり、「今やっと2月ぶりくらいのお客が来たりしてるし、半分くらいはまだ戻ってない」と厳しいお話。休前日ですがお客は弊管理人ともう1、2人でした。

それにしても暫く大阪を見てからついこの間まで住んでた新宿界隈に来ると、なんとなしに殺伐としてるし、「周囲に人がひしめいてるのに、必死に他人を見ないことにして歩いてる人たち」がみっちみちに満ちていて、ここには群集があるだけで社会はないのかもしれんと思いました。これは海外含めてこれまで見たことのある大都市ともかなり違ってる気がする。あとなんか小汚い格好してる人多いよね。他人のことは言えないが。

大阪は「横目で他人を見ている」くらいの意識の仕方が(うるさいと思う人もいるだろうけど)弊管理人は好きかもしれない。そして大阪に行ってからの遊び方を省みるに、大阪は自分にとって旅先なのです。これは2009年に札幌を出るときにも感じたことです。といって東京がホームかというと単に長くいたから歩き慣れただけで、ホームではないか。そしてホームなのかどうかと問うてしまう場所は多分ホームではない。

今回は富士そばのカツ丼と福しんの回鍋肉定食を食べ、東京駅八重洲口の穴場(?)ドトールでお茶飲んで帰るくらい、食べるものに頓着しない外出でした。

ちなみに、3000円の地域限定クーポンで買ったものは、崎陽軒の真空パックシウマイ2箱と、無印のパスタソースとレトルトカレー、ほうれん草カレーキットです。

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