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2025年01月 アーカイブ

2025年01月25日

引っ越し準備

あれ、新しい政権が発足したのって今週だっけ?というくらい遠い昔に感じる1週間。
朝の気温マイナス12度、日中も氷点下という日が続いてむっちゃ寒かったが、金曜は夜でもマイナス2度くらいで急に暖かく(?)なりました。

結構押し詰まってきて、車の売却のことはもう考えたくないなと思い、自分でCarmaxとCarvanaというオンライン2社で見積もりをしてみたら、前の週に対面で受けたCarmaxの査定が弊管理人の疑念に反して誠実にされていたことが分かったので、対面のところに売ることに決めました。Carvanaは明らかに高いのだけど、もう考えないことにする。

買ったところに売る理由は三つ。
(1)この3年余りの円安のおかげで、この車を買ったとき、ディーラーで「売るときはこれくらいですかねえ」と言われた値段の日本円換算より、実際の売値の日本円換算が高くなったこと
(2)売却決定した上で、売値のことを考えずに最終日まで乗れること
(3)少なくともCarmaxで自分で査定した値段より、対面の査定のほうが高かったこと
それが最善だったかどうかはともかく、自分はこれで納得できると思えたので終了。すっきりしました。

* * *

今週は大きめの仕事(複数)含め、なんだかんだで毎日アウトプットがありました。
その間を縫って、職場の「御大」と「鉄人」がさよなら夕飯に連れ出してくれました。
「(弊管理人)がいなくなると戦力ダウンだよ~」と言われた。さすがにそれは誇張だが、少なくとも悪印象を残したわけではないようでよかったよかった。

一方、土曜に電子ピアノを引き取ってくれる同僚の家に届けにいってご飯をご馳走になる予定だったのが、社内外の人たちが次々と参加する会へと発展しかけたので、ピアノだけ置いて帰ると宣言してキャンセルさせていただいた。その日はストレスですごい眠気がきて早寝したが、蓋を開ければホストは週末まで仕事が忙しく、招かれる予定だった1人は直前に高熱を出したので結果キャンセル正解だったと整理。職場の送別会も早々にキャンセルしました。シャイネスが爆発しております。

で、ピアノはこの3年間本当によく触った。仮住まいの国だし大きなものを買うのには躊躇したが、過ぎてみれば最もよく使った家具の一つかもしれない。今も机で作業をすると、ふと振り返って鍵盤の前に腰掛けそうになります。

* * *

なんでこんなに貯め込んだのかというくらいいっぱいある食品をひたすら消費するウィーク。
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8束からどこまで減らせるか、乾麺のそば。トレジョの冷凍かき揚げ。茹でて小分けで冷凍してあったほうれん草。台湾スーパーで買った花椒がちゃんと効いてる麻婆豆腐の素。何に使うのかあてがないまま持っていたうずらの卵の水煮缶。

だいぶ終わりが見えてきました。買いすぎたパスタは職場にごっそり・そしてこっそり寄付しました。自宅に最後まで残ったものはえいやで捨てると予め決断し、荷出しギリギリまでわりと豊かに食事ができそうです。

* * *

東京のすみかは、まだ手続きは完了しないもののまあもう住所は確定と考えていいでしょう。
神戸のトランクルームに入っているとついこないだ知った家財を東京に運ぶ算段を付け始めました。あと、アメリカから発送する航空便は2週間かかるとのことで、東京でわりと早く家ができても寝床がないとなるとどうするかなと、ちょっと迷うところではある。

* * *

あとは最後の数日をどう過ごすか。ひと旅行してもいいかという気持ちと同じくらい、もう別に無理して旅行しなくてもええわという気持ちがある。

* * *

プエルトリカンから「日曜会う?」と言われましたが「引っ越し準備で忙しい」といって断りました。先週の日曜、会う予定にしてたのに、当日「なんかちょっと疲れてるんだよね~」と言って予定が消えた。まあそれくらいなんでしょ。

* * *

最近のツイート。

・英語で会話してると、いちいちyouつって矢印がこちらに向く感じが疲れる。主語のない世界に行きたい

・アメリカはみんなが"I deserve"ばっか言ってる国だと思う

・夏頃にはBratとかいってはしゃいでたハリス支持の若い人たちが「民主党はもっとうまくやるべきだった」などと言うており、わしから見るとおまーらも一部やぞと思うが言う責任もないから言わない

・新政権、やばやば政策を「知らない人が見ると『いいかも』って思っちゃう論理構成」で出してくるのアメリカっぽいなと思う。rationaleを捏造する訓練をしてない日本と違うな~と感じるところ

・さして重要でない仕事を「左手でやる仕事」と表現する人がいるのだが、わたし左利きなのと、語源は風俗らしいのと。

・「靴を舐める」という表現があるが、舐められる側は嫌じゃないのだろうか

・アメリカの中華は春巻が妙に高いの、なぜだ

・わたし若い時から「その仕事、意味なくないですか?」と言うタイプだったけど、わたしが管理職になって若手がそういうこと言ったら「あ、じゃあやっとくね」って自分でやった上でそいつ飛ばすと思う

・アマゾンで野菜の皮むきを検索してたらよさそうなのがあったんだけど、レビューについてる画像がことごとく怪我して絆創膏を貼った指で、しかし★5つで「super sharp!!」と言っているのでかえって恐ろしくなっています

・バスで若いお姉さんたちがbroと呼びかけあっている。由来はbrotherだけど、ジェンダーニュートラルな使い方をするのだな

・独り言いってる他人の庭に入ってきて話を曲解した上に「曲解されたくなければもっと分かりやすく話すべきだ」というキチガイに満ちた世界

2025年01月19日

駆け込み探訪

10月下旬に引っ越しの見積もりから始めた帰国準備は、11月のアゼルバイジャン出張に伴う休止を経て、12月に本格化し、いや結構いいスケジュールで進んでいるんじゃないかと思いつつ、しかし主要部分の家探しが完了しない中、荷出しまで2週間を切ってきました。いや家探しもここまで順調なんだけど、先に帰った人たちから担当業者についてあまりに悪い話ばかり聞くので手続きが完全に終わるまで疑いが晴れない。

このところ起きたときの気温が氷点下5度とか9度とかで雪もちらつき、ここへきて「荷出しの日に大雪だったら次の日にアパートの契約が切れるんだがどうする?」という杞憂と思いたい疑問が出てくるなどしていますが、とりあえず準備の一環として「やってなかった観光」もこなしています。

ワシントンモニュメント。DCのイメージ画像や絵に必ず登場するこれ。約550ft=約169m
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反旗なのは年末に死去したカーターの服喪期間だからです。あと寒々しい天気だが実際寒かった。
タダで上れるんだけど予約が必要なためか、上らないまま帰った同僚もいたんですよね。
中には「一番再現度の高いワシントン像」とやらがあります。確かによく見る下ぶくれおじさんとはちょっとイメージが違うかもな。
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中空の内部にエレベーターが通っていて、500ft(ええと何mだ)のところまで上るとこんな景色です。
これは桜を見に行ったタイダルベースン、奥がめっちゃよく使ったレーガン空港。
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縦位置の写真が多くなるな。
議事堂とナショナルモール、右下にスミソニアン協会が見切れてます。
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さぶさぶ、って言いながら職場に戻って仕事して帰りました。
20日の就任式を控えてDCの街中ではフェンスやコンクリートの車止めが設置され、大変通りにくくなっています。うっかり車で行くと警察が前触れもなく道を封鎖していてうろうろすることも多々。迷惑なことです。

* * *

地下鉄の乗車カードで就任記念バージョンが発売され、同僚から1枚もらいました。
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しかしこれ、一部の駅の自販機で扱ってるはずなのに全く宣伝されておらず、同僚が駅で聞いても「そんなのないよ」みたいな反応だったらしい。アンチばかりなのか、もともとダメな運営会社WMATAが相変わらずダメなのか。
インスタに投稿したら友人連中から「オエ~」みたいな反応がきておもしろかった。

* * *

1月は毎日サラダを食べる月間をやっている人たちに、サラダを食べる会に呼んでいただきました。
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弊管理人はキンパとエビマヨを買ってあったんだけど、テーブルのラインナップはそれを受け入れる感じではなかったので急遽ビールを供出して誤魔化した。
トートに入れたままその辺に置いていたら、犬が「なんかうまいもの持ってんだろお前」と探りを入れてきた。いいセンスだ。その通りだがお前にはやらん。
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夕飯がサラダだけでお腹が空いたので、帰ってちょっとつまんで寝ました。

* * *

去年の6月、仕事でチケットを無駄にしてしまったフィラデルフィア管弦楽団、今度は慎重にタイミングを見極めながらギリギリまで引きつけて席を取りました。やっと来れた。
折角だし地元でちょっといい夕飯でも、と思ってレストランをいくつか覗きましたが、どこも賑わっていたり振られたりして、結局Five Guysのハンバーガーに落ち着いた。チーズバーガーとポテトで$18(アメックスが$10持ってくれるんだが)。高けーな、ファストフードなのに。

フィリー管のホーム、マリアン・アンダーソン・ホール。2階のC-124というほぼ真ん中の席を取りました。これちゃんと音が飛んできていいとこじゃない?
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プログラムのメインはユジャ・ワンがソロのチャイコン1番。
写真いいアングルだし、すっごい遠くからコンデジの5倍ズームで撮ったのにきれいに撮れてる。Canonはこの1インチコンデジをまた作ってくれないものだろうか。ちなみに場内アナウンスは「演奏中の撮影、録音はお控えください。でも前後は撮影OKなのでどんどんソーシャルメディアに投稿してね!」とのこと。ダメな理由のあるところにはダメといって禁止するが、それ以外は自由だしプロモーションに熱心なのはいいと思う。日本はホールも美術館もケチだからな。
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ユジャ、初めて生で見ました。衣装がおとなしくてまずそれが意外だった。まあ寒い季節だしねえ。
演奏は録音・録画と一緒で上手かった。曲が要求する技術水準を大きく超えたものを持っているので遊ぶ余裕がありすぎ、のっけから分散和音で始まった時点で「高校三年生」を歌いすぎてアレンジ過剰になった舟木一夫かと思った。しかしこれは録音厨の生理的反応であって、むしろ19世紀ヴィルトゥオーゾのスタイルを楽しむべきなのだ。しらんけど。

本領は爆音ではなく、弱音でコロコロ弾む高速パッセージや両手のオクターブ進行で、すっぽ抜けずに端整な金属音を鳴らし続けられるのはすごい。2楽章の後半からラストまで延々ドライブをかけられる腕力にも引き込まれた。スタインウェイとの相性もこの人は抜群にいいのではないか。あと、アメリカとの相性も。アメリカにいるとユジャ、ティボーデ、アックス、ブロンフマンと少数の限られたソロイストが毎年いろんな主要オケを巡回していることが分かるのですが、当地との親和性によって淘汰されているんですかね。

オケは最初のホルンが盛大に外し、他も金管殺しの曲に金管がしっかり殺されてました(フルートだけ生きてた)。ユジャのスピードにチューンナップされていたことだけで弊管理人は満足だったけど、この曲のオケはただの伴奏よりはもうちょっと大事なはず。フィリーって名門じゃなかったっけ?

カップリング曲は公民権運動のころ書かれたまま長い間埋もれ、最近再発見されたという女性作曲家ボンズMargaret BondsのThe Montgomery Variations。時代劇のテーマソングみたいな曲で運びも特にどうということはなく、これはまあまた埋もれさせといていいのではないかな。

あと、黒人作曲家スティルWilliam Grant Stillの交響曲第2番「新しい人種の歌」……を区切りまで。これもあまり耳に引っ掛かる感じではなかった。

22:38発の終列車に乗るため、途中で出ました。DCのユニオン駅から終電近い地下鉄に飛び乗り、会社の駐車場から車に乗って、交通規制をだいぶ迂回して何とか1時過ぎに帰宅しました。DCの道をかなり通り慣れてた弊管理人なので代替ルートが思いついたけど、そうじゃなかったら途方に暮れたかもしれん。アップルの地図アプリは執拗に規制されてる道に突っ込ませようとして全然だめ、Google Mapsが迂回しようとしている意図を汲んでくれて頼りになった。

* * *

そういえば、11月のアゼルバイジャン出張後から続けてきた早起きチャレンジは今週をもって終了しました。就寝が午前3時とか午前1時半になる仕事が続いたことにより、完全に元通りで8~9時に目が覚めるようになりました。

22時に寝て4時に起きる生活がよかったかというとそういうことはなく、午後眠くなるし、他の人の生活と合わず夜の予定をいくつか飛ばすことになるというデメリットが判明しました。

弊管理人が1日元気に過ごすことができ、かつ社会生活に無理がかからない最適サイクルは24時就寝、7時起床だということが分かりました。

2025年01月14日

カニ、家、車

メリーランドのちょっと東の方にあるゴダード飛行研究センターというところで仕事。
17時集合で、ナビアプリ上は40分あれば着くところ、渋滞していて1時間くらいかかった。弊管理人の前にいた車は横のレーンのほうが速いかと思って短気を起こして車線変更したが、当レーンのほうが全然早く流れた。車に乗ったアメリカ人というのは概してバカだと思う。

思ったよりちょっと早く済んだので、ちょっと気になっていたJerry's Seafoodというお店に夕飯食べにいきました。
She Crab Soupが食べたかった気がするんだけど、メニューを見ながらそのスープと何を合わせたらいいのか分からなくなり、Crab Bombと名付けられたクラブケーキを頼んでしまいました。たぶんアメリカ最後のクラブケーキだと思う。
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えらべる付け合わせは焼きジャガイモとトマトシチューStewed Tomatoesにしました。
クラブケーキはオールドベイというメリーランド名物のスパイスがかかっていて、身もしっかり濃厚。たぶん歴代1位タイ。あと、トマトシチューは甘酸っぱくてコントラストとして最高だった。後で調べたら必ずしも甘いものではないらしいのだけど、弊管理人は絶対甘いほうが好き。
テーブルについた黒人のおにいさんウェイターが、べたべたしないスタイルかつとても説明が的確でできる感じでした。そういえばお客さんが大半黒人だったんだけどそういう地域?値段はちょっと張ったが、まあ最後だしよしとした。

* * *

このかん東京の家探しをしており、オンライン内見して新中野のアパートに申し込みました。
もう1件迷ったのは中野富士見町で、こちらは少し家賃が高いが新築、ネット無料、グリルありという良さがあったものの、周囲が新中野より若干魅力に欠け、数分だが通勤時間が長いという環境面を決め手としました。どちらにもメリットとデメリットがあって甲乙付けがたかった。

会社と不動産屋が契約していて、入居する弊管理人は物件を決めたらあとはお沙汰を待つというスタイル。これまで帰国した同僚たちがことごとく手続きの遅延などで1カ月くらいマンスリーマンションに留め置かれたり持ち出しを強いられたりと悪い話ばかり聞いていたので警戒していましたが、ここまではわりと進んだ。しかし悪い話ばかり聞きすぎて安心できません。

* * *

車を売る算段もつけつつあります。
3年前に購入した日本語OKの中古車屋に査定を頼んでみたら、オンライン査定を受け付けて素早く買い取りをするという当地大手の業者に比べてかなり安かった。中国系の大将がしきりに「こちらも商売なので」「いや安く買うつもりはないんだけど」「オンライン査定の会社もこれくらいだ」と画面を見せてくるが、どんな条件を入力したのかは見せなかった。あと、車の履歴も示されたが、実施したはずのオイル交換の記録が書かれていなかったのも不審だった。

こちらもオンライン査定の数字を持っており、今までいろいろ対応してもらったし、1割安いくらいであれば飲もうと思っていたが、2割以上安かったので「ちょっと考えま~す」で辞しました。もう一方の選択肢を試してみて、なんか微妙だったらそういう市場だと納得して戻ってくることにする。

* * *

新しく来る人、来た人がアメリカの物価に当てられて、するべき買い物を控えようかなみたいな発言をしていました。日本円に換算すると精神衛生上よくないので、アメリカの物価体系においてどうかを考えて、基本的には買う判断をするべきだと思うのね。弊管理人はね。

* * *

なんかもう「この国からいなくなるモード」に完全移行し、淡々と店じまいの準備を進めています。あれ食っとこうとかここ行っとこうとかはないな。春を感じさせる日差しになってきました。まだ気温は氷点下ですが。

2025年01月05日

さっむい

月に1回か2回くる土曜日の出番、8時始まり・24時終了の16時間勤務。そんな労働時間ある?と思いながら3年ちょっとやったが、この4日が最後。終わり。もうない。

デスクまわりを少し片付けました。

これは2022年、23年、24年のカレンダーで、月が終わるごとに斜線で消していった記録。同僚に「病的」と言われたこともあります。25年は1月だけ右端につけてありましたが、もういいや。捨てました。
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前任者が何かの景品でもらったというオーパス・ワンというワイン、引き継がれたまま机の下に3年間放置していたのを同僚にあげました。「常温で立ててあったのでまずくなってるかもしれませんよ」と言いましたが「オーパス・ワンを飲んだことがあるというだけでもいい」とのこと。そんないいワインなん?

To Doリストを上から片付けて、その間に入ってきたあれこれも片付けて、19時くらいにこっそり職場を抜けて、在宅勤務で終了しました。

* * *

日曜。寒い。最低気温はマイナス7度までいったらしい。
そして夜から月曜にかけて今季初めての本格的な雪だというので、スーパーはめちゃ混みでした。みんな早めに食料品を買い込んで家に籠もろうということですね。政府機関も早々に月曜は休みという判断をしたらしい。

昼、「自宅でカレー食べたくない?」とプエルトリカンにテキストしたら「Yesssssss」と返ってきたのでDCへ出張料理。
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いやS&Bのゴールデンカレーですけど。ご飯を褒められた。どんな米使ってるの?と聞かれたので普通の米だが、研いで、吸水させて、ちゃんとrice cookerで炊けばこうなると教えておきました。しかし君あんま米食わないだろう。

スーパー行きたいっていうので送って買い物して戻って下ろして帰りました。
夜は鯖の味噌煮と、キャベツ炒め。

そんでいま22時20分ですが、まだ雪が降ってこない。

週明けから本格的に離任と引っ越し関係の手続きをします。

【6日追記】

朝からしっかり降りました。
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2025年01月01日

さよならニューヨーク

ちょっと前にニューヨークの職場の人と共通の知り合いの仕事先がご飯食べてるときに弊管理人に電話がきて「年末きてくださいよ~」と言われたので、お別れを兼ねて本当に行くことにしました。

【12/30】

5時起きして地下鉄で空港へ。マイルでとったDCA-LGA便でひょいっとニューヨーク。
地下鉄に接続する無料バスにさくっと乗って地下鉄でマンハッタンに出てクーパー・ヒューイット・デザイン美術館に行きました。ニューヨークも中心部であれば東京のように動けるようになったかもなあ。
事前に検索しても情報が出ていなかったのであまり期待していませんでしたが、カウンターで聞いてみたらここも職権により無料で入れてしまいました。
カーネギーのおうちなんだって。すごすぎない?
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常設展というものはないのかな?全館にわたって「住まい」をテーマにした展示でした。
出てきてお昼。Xi'an Famous Foodsという市内に何店舗かあるお店で薄切りラムの載った幅広麺。
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辛すぎず満足。結構な量です。

コーヒー買って、川べりの公園Carl Schulz Parkに出て、ちょっと仕事のチェックした。
Green Lane Coffeeというお店のコーヒー、ミルクを入れてもらいました。酸味強めで好きな味。
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そんでLittle Shanghaiという中華でニューヨークの職場の2人とご飯。
この3年でちょいちょい仕事が交錯したが、しかしそんなに濃ゆくお付き合いしたわけでもない2人、しかも一応年下の人たちなのでご負担でなかったことを願います。たぶんわりと楽しいおしゃべりだった、はず。
声かけいただいた1人のおうちに泊めていただきました。恐縮。

【12/31】

そのおうちはニューヨークの職場の目の前、ここ人住んでるの?くらいの中心部で、朝に目が覚めてブランチの約束まで時間があるので散歩に連れ出していただきました。時ならぬ暖かさで、10度とかあります。前の週はマイナス12度までいったとのこと。

ロックフェラーセンターのツリー。てっぺんの星はスワロフスキーだって。
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いつもテレビで見ていたNBC朝のニュースの生中継。
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タイムズスクエア。大晦日のカウントダウンイベント前に既にフェンスが設置してあります。
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セントラルパーク。
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派手派手しいディオール。
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朝9時や10時だと人が少なくて歩きやすいとのこと。十分混雑してる気がするけど。
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ヴィトンのビルはかばんの形。高い建物が迫ってるので縦位置の写真が多くなるな。
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トランプタワーはあまり見るところがありませんでした。
回ろうかなと思っていたところが全部見られて、かつ予想外にいろいろ連れ回していただいてしまいました。感謝。

仕事先と合流してブランチして、めちゃくちゃ喋りました。
前の日まで北欧に行ってて、オーロラ見られてよかったのに、帰りにバゲージロストしてへこんでいるとのこと。
友達に赤ちゃんができたのでスプーンを買うとかで、ティファニー。この鳥は何?
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仕事先は「下着を買う」というので下着屋の前で別れました。

同僚と職場へコーヒー飲みにいきます。途中の建設中のビルはJPモルガンだって。ちょうど起きたときにやってた紅白で藤井風がNYの(たぶん)クイーンズからの中継で歌ってて、その背景に映ってたビルです。同僚が来たころから建設してるのでもう3年近く作ってるとかなんとか。
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英語以外の言葉がいっぱい聞こえる街。で人多すぎ。
弊管理人はやはり、のどかなDCがいいです。
ひとしきり大晦日の職場でダラダラしておいとましました。
何回書いたか分からないが、多分本当にこれでNYはおしまい。
40分くらいぶらぶら歩きながらアムトラックの駅に行って、列車でDCに帰ってそのまま帰宅して新年になる前に寝ました。

【1/1】

残りもののデニッシュで朝飯、NYの日記を書き、旧年中のあれこれを片付け、ご来光はアパートの屋上がまだ開いてなくて見られないという「12/31のオーバーラン」みたいな元日になってます。さすがに外は静か。寝るのが深夜になる日が続いて早寝キャンペーンが少し危ない。

先日行ったニューオーリンズの、それこそ何回か歩いたバーボンストリートで車で群衆に突っ込んだ上に乱射、10人死亡、みたいなことが新年の未明に起きてました。

本格的にアメリカでの生活を締めくくる月になったので、今年に限っては始まったというよりは、いよいよまとめという雰囲気です。

* * *

◆今田高俊・寿楽浩太・中澤高師『核のごみをどうするか』岩波書店、2023年

◆東浩紀『観光客の哲学 増補版』ゲンロン、2023年

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