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2012年11月 アーカイブ

2012年11月29日

ムルギランチ

今さらという気もしましたが、検索してみたらここで書いたことなかったのですね。
東銀座に来たら食べたくなる、ナイルレストランの「ムルギランチ」1500円。
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カレーとご飯とキャベツとポテトとチキンの盛り合わせを、ぐっちゃぐっちゃに混ぜて食べます。芋まで混ぜます。前来たときは名物店主のナイルさんがぐっちゃぐっちゃに混ぜてくれたんですけど、今日はそれはなかったですね。何の具合だろう。

12月に入るとちょっと出かける用事があって、その準備的な行事が今日あったんですが、これがまた……
……愚痴るのはやめましょう。
帰ってきたらだらけるぞ。だらけるぞ。

2012年11月27日

種の起源〈上〉

■チャールズ・ダーウィン(渡辺政隆訳)『種の起源〈上〉』光文社古典新訳文庫、2009年。

一定の頻度で起きる突然変異。些細なものであっても、獲得した特徴が、与えられた環境の中で少しでもその生き物の生き残りを助けるならば、その特徴は世代を経るごとにどんどん蓄積され広がっていく。あまりに長い時間をかけて起こる現象のため、誰も直接には目撃したことのない「自然淘汰」のアイディア。そこに読者を誘うために、まず上巻は人間によって行われる動植物の品種改良の話から入ります。

5年がかりの世界一周の旅で見聞きしたもの、自然に分け入って採集したものを縦横無尽に紹介しながら、今ある種たちは、そのままの姿、そのままの多様性で神が作りたもうたとの「創造説」を端々で批判する。そして自分の説の弱点をさらけ出しながらも「自然淘汰説」を擁護する。

では変種と変種の間に位置する、中間的な奴らはどこへいったのか?本能も自然淘汰で説明できるのか?淘汰される単位は個体なのか、それとも種なのか?

を検討するあたりまでが上巻。

・確かに遺伝学の人と話していて聞く単語やアイディアが続々登場する。バイブルといってもいい本らしいことは窺える
・一方、今の知見からすると、遺伝の法則も知らず、もちろん遺伝子の正体がDNAという物質であることも知らない時代の著者が純粋に観察から導き出してきた数々の発見の、どれが合っててどれが間違っているかの星取り表みたいな文献は欲しい
・絶賛するほどワクワクする本かっていうとまあそこまでではない
・19世紀的な収集癖というか、どばーっと集めてがばーっと見渡すように分析する「ナチュラリスト」のエネルギーが感じられるところは面白い
・何度も言うが、この文庫シリーズの訳はいい

といったところで下巻にとりかかるです。

2012年11月23日

オンリー・ワン・ゲノム

■鎌谷直之『オンリー・ワン・ゲノム―今こそ「遺伝と多様性」を知ろう』星の環会、2009年。

あと1カ月ちょいで突入する2013年は、ヒトゲノムの完全解読から10年、DNA二重らせん構造の提唱から60年に当たる年。たぶん科学館や書店なんかでいろんな企画が行われるでしょうから、その前にちょっと手軽におさらいしておけないかなー、と思っていて図書館で出会ったのがこの本です(しかしこれは買って手元に置いておくべき本だった、というのが読後のちょっとした後悔)。

何がゲノムを構成しているのか、遺伝の仕組みとはどんなものか、1990年から2003年まで行われた国際プロジェクト「ヒトゲノム計画」で分かったことと、その知識をもとにすることでできてきたことって何なのか。という、遺伝学Geneticsとゲノム科学Genomicsのミソの部分を初心者むけに、図や例え話なども使いながら解説しています。

この本のいいところは、必要な術語を省略せず、しかしちゃんと解説しながら使ってるところです。「連鎖解析」とか「全ゲノム関連解析」(あるいはゲノムワイド関連解析、GWAS)とかって、ググっても出てくる文書が難しくて、かゆいところに手の届く解説にはたどり着けません(でした、弊管理人は)。が、この本の数ページで「あ、こういうものだったんだ」とアイディアを掴むことができた。著者は理化学研究所で最前線の研究を引っ張ってきた人なので、おそらく普段は正確だが相当難しい言葉で喋っているのではないでしょうか。でもそこにサイエンスライターが入って噛み砕き、構成をして、難しいけどゆっくり読めば分かる本に仕立てているのが成功の秘訣ではないかと思います。

このところ、近所の図書館に行ったときは青少年向けの本棚をさっとチェックすることにしています。特に理系出身でない弊管理人くらいだと、結局この棚のレベルが一番しっくりくるので(もうちょっと知るために教科書を読んだり、さらに細かいことを調べるために専門書に当たる足がかりにもなる)。
その際、ちゃんと実績のある研究者が著者になっているものを選ぶことが大切だと思います。

YURI

名古屋市でチキンライスが有名らしい喫茶店、YURI。
テレビ塔の脇くらいのとこにあります。
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京都出張だったんですけどね、実は。
帰る途中に名古屋に立ち寄って、現地民に連れて行っていただきました。
店内は特大スピーカーから大音量のジャズっていう。
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チキンライスとミニサラダとドリンクがセットで1050円、画像は大盛りで1250円。奥にあるのはピラフでお値段同じ。
赤い衝撃。大皿に出現したプラトー。
ごはんが結構ぽろぽろで、ちゃんと炊いてある。スープとバターの香り。うまーい。
でも量的に食いきれず、同行者の腹へ……(ちなみに同行者のピラフもかなりうまかったです)。

10月半ばから始まったストレス状況と休みの取れない毎日はほぼ1カ月で落ち着いたのですが、その後から熱が出て、喉がずっとガラガラで、咳が取れず。で、先週末くらいからみぞおちの奥の方がきゅーってなってます。きゅーって。今日はこれに口唇ヘルペスっぽいのが加わりました。くるねー、くるねー。

2012年11月11日

憂鬱と官能を教えた学校

じつに1ヶ月、行き帰りの電車で本を読むことがまったくできなくなっていました。理由は二つで、仕事で読む文章の量が多くなりすぎたことと、自分の時間に何かを読む気力がなかったことです。

下記の本を読み終わり、昨日、久しぶりに本を1冊買いました。

■菊地成孔、大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』河出文庫、2010年。

2012年11月08日

VAIO 14P

新しいパソコンを買いました。

これまで使っていのは2008年6月に買った東芝のdynabook TX/65Fで、当時の日記にそのときのことが書いてあります。
当時もそれまで使っていたhpのパソコンが4年あまりの使用期間だったことから、次の買い換えは4年くらい後であろうということ、そのとき自分は35歳になっているということが「遠い目」で書き残されていました。来るときは来るもんですね、4年後って。

さて、今回は機能面で使いづらくなったということはほとんどないのですが、Windows立ち上げの際にちょっと工夫をしないと止まってしまうという症状が見られるようになっており、いろんなところのクリーンナップでも回復しないため、大事をとっての買い換えとしました。もうちょっともってもよかったと思わなくもないんですが。会社で前に導入していた東芝機もよく壊れたし、たぶん今後はよほどの事情がないと買わないだろうな。

今回買ったのがこれ、VAIOの14Pというモデル(画像はSONYのサイトに直リン)。

CPUはCorei5、メモリ4GB。ブルーレイディスクドライブ。あと、画面を14インチ、1600×900ピクセルにしてみました。選択の理由はほぼ値段だけで、56800円。OSはWindows7。

ちょうどWindows8が出たばかりの時期で、その少し前からWin7機が投げ売り状態になっていたため、かなり安く買えたと思います(前2代は10~12万していた)。タブレットを愛用しているわけでもないし、まだまだ家で据え置きのまま使うのでキーボードがあれば十分、Twitterもこれまで通り専用ソフト入れて見るからいいです、ということで突然15000円くらい高くなるWin8機を選ぶほどのこともないと判断しました。スピード感は特にCore2Duo、2GBのこれまで使っていたPCと変わらず、Photoshop ElementsとかOfficeの立ち上がりが若干早くなったかな、くらい。これは会社のPCの使用感から予想していたことなので驚きません。

画面が広いといいだろうかと思って解像度のちょっと高いオプションを選んでみました。これが今回の一番の変化ですが、デフォルトでは字が思いのほか細かくて読みにくく、結局ブラウザは少し字を大きく表示させるようにして対応。写真なんかを見るときは画面が広くてけっこうよかったかも、ということで一長一短。ただし慣れの問題かもしれない。

あと内蔵スピーカーはHarman/Kandonを搭載した先代の東芝の圧勝。ただし、家に置いてあるONKYOのコンポにつないだときの音のクリアさはなぜかSONYの勝ち。これはソフトウェアの進歩なんだろうか。というわけで今はコンポにつないでラジオなんかを聞いています。

2012年11月02日

たんと

連れてっていただきました。新橋、「たんと」。

21時半ぐらいに入りましたが、ほかに客はなし。混んでいて入れないこともあるお店のようですが、はて。
まあいいです。

まずは茄子と挽肉のパスタ(後ろの残骸は生ハムサラダ)。
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そして、ほんもののししゃも。
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蟹のピザ。生地は青汁入りと。
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そして驚くべきことに、痛風持ちの上司はシメに「いくらとうにの贅沢パスタ」を頼んだ!
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全部おいしかったです。ちょっとお高めかな。でも満足。
といいつつ、実はごちそうになりました。合掌。

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