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2009年07月 アーカイブ

2009年07月31日

おわかれ後からよろしく前まで

結局なんとなくバタバタしたまま3日間連続の送別セレモニーというか飲みで生活乱れました。
特に最後は「で、札幌で結局何人とやったの?」と聞いてくる他社の知人(年上)のしつこさに「もういいよ、あんた」と半ギレで険悪になりかけたものの主催者介入で事なきを得る、みたいな幕切れでぐったり。

29日は朝から引っ越し作業でしたが、どういうわけか友人連中が集まってくれ、土壇場で昼食とお茶を駆け足で一緒に摂ることができました。果報者だあ。
そのあと鍵の引き渡しをして、そのままバイクで苫小牧港へ。
フェリーに乗り込んでマッハで湯浴みとバイキングの夕食を済ませ、それからは買い込んだ新書を深夜まで延々と読んでおりました。

千葉、成田、札幌と転勤してきましたが、札幌では一番友達ができたし、仕事関係でも深いおつきあいができたと思っています。一つはお土地柄(内輪に入りさえすれば気の置けない関係が結びやすい)もあるのかもしれませんし、また段々人付き合いに余裕がでてくる30代になったせいかもしれません(特に仕事では20代前半が40代とかを相手にしてると、関係が「教えていただく―教えてやる」的に非対称になることが多いと思う)。
海上でときどき携帯が電波を捕まえるたびに、ほうぼうから「また会えるよね」的メールが次々に飛び込んできて感慨一入でした。

30日。どんづまりの「津軽海峡冬景色」が短調の暗ぁい雰囲気なのに対して、海を渡ってしまうと「函館の女」がヨナ抜きの底抜けに明るい曲になるように(いや今回は方向逆ですが)、いざ大洗に着いてしまえばそこは始まりであって、ばびゅーんと常磐道→首都高で東京に入ると低層住宅の屋根屋根が海原をなし、なんとなく懐かしい、もやっとした空が出迎えてくれるわけです。
とりあえず新居の掃除をして、カプセルホテルへ。

31日朝から荷受けをして一日かけて荷ほどきをし、腰いたい腰いたいとか言いながらもネット開通にまでこぎつけて現在に至ります。
ま、週明けから始まる仕事は全然希望に満ちたりとかしてないですが、あんまり落ち込まない程度に頑張ろうかなあなんて思っているのでした。

2009年07月25日

道北の旅

転勤直前にキッツイ仕事がいくつか飛び込んできましたが、むりやり着地させて休みに入りました。
ツーリングに来て気に入って転勤願いを出した北海道。
原点に戻ってバイクでこれまで行っていないポイント、それから思い出のポイントをいくつか回ってさようならです。
3年3ヶ月の間に札幌から転勤されてしまった仕事先にさようならするのも目的です。

■7月22日(水)
札幌→北竜町のひまわり畑→愛別町・協和温泉

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ほんとは21日から行くはずだったのですが、天気が悪そうだというので1日ずらしました。
昼前にもそもそと出発。

道央道札幌ICから北上。久しぶりのバイクです。
車とは何が違うかって、やはり解放感と、匂い。
敷きたてのアスファルトの、牛糞の、雨の、草の、林の匂い。

まだ見たことのなかった北竜町のひまわり畑に立ち寄りました。
100円でレンタサイクルを借りてGO!
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すごいでしょう。写真のマジック。
見渡す限りのひまわりに見えますが、実際はまあ、ひまわりがたくさん植わってる畑が何枚かある感じ。咲いてるのは半分くらいだったかなー

けっこう寒いです。
札幌出たときは23度、旭川を過ぎると16度になってました。

今日のお宿は旭川の北にある愛別町、協和温泉。
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森に飲み込まれそうな建物。
温泉は冷たい源泉にお湯を混ぜて、一人用の小さな浴槽に注いでいます。
源泉を飲んでみましたが炭酸水みたい。

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愛別町の名産がきのこだとかで、夕飯はきのこづくし。
とてもおいしかったです。まいたけのバター炒めがよかったなー

■7月23日(木)
愛別町→オロロンライン→稚内市

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さらに北上。
これまで行ったことのなかった士別市を通ってみます。
霧立峠を通って日本海側に出ようと思ったのに、曲がり損ねて名寄まで行ってしまったので、音威子府村から中川町を通って日本海側の遠別町に出ました。
音威子府って、07年にあった食肉偽装をやらかした苫小牧の「ミートホープ」社長(詐欺罪で懲役4年確定)の出身地ですね。中川は林業の町。

天塩町の道の駅に寄ってから、何度通っても飽きない、オロロンライン。
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天塩川を渡って巨大な風車の列に出ると、ああ最果てにさしかかったなあという実感がわいてきます。

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ガードレールも電柱もない直線の道、横にはサロベツ原野が広がり、抜海に近づいてくると植生まで変わってきます。
晴れていれば左手の海の向こうに利尻富士が見えるはずだったのですが、あいにくの天気で叶わず。

稚内着。弱い霧雨が降る中でしたが、ノシャップ岬近くの「漁師の店」で昼食です。
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元気なおばちゃんたちが切り盛りしてます。
店頭に並んでる生魚や干物などからいくつか選んで、それを定食にしてもらう形式。
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あわびのバター焼き、300円。
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ほっけの干物、確か250円だったような。
テーブルに置いてあるロースターで自分で焼いて食べました。
これらももちろんうまかったんですが、セットにすると出てくるホタテの味噌汁が激ウマでした!

あと、軽く防波堤ドーム。
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夜にはお世話になった方と会って一杯。
寒い寒い稚内の夜は暮れて……

■7月24日(金)
稚内市→宗谷丘陵→遠軽町・瀬戸瀬温泉

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天気予報が毎日ころころ変わって全然当てにならないので、とりあえず朝のニュースで行き先を決めます。
どうも道央は雨の様子。というわけで、宗谷丘陵をまわって、オホーツク沿いに行けるところまで行ってみようと、宿を予約せずに出発しました。

これまでは宗谷岬に立ち寄るためあまりディープに丘陵を歩いていなかったのですが、今回は天気も悪いことですし、見晴らしの期待できない宗谷岬はパスして丘陵経由でオホーツク海側に出てしまおうと走ってみました。
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丘陵にも発電用風車が林立しています。
空が青いともっときれいに白い風車が映えたはず。
でも、うねうね続く丘に風車、独特の景色を堪能しました。
道道は東浦地区に出る前1キロ程度がまだ舗装されてませんでした。
2012年までかけて全線舗装するそうです。

オホーツク海に出ると、12―14度程度。寒い!すごく寒い!
念のためにと持ってきたオーバーパンツを着けても、時々止まらないと堪えられないほど。
枝幸町を過ぎたあたりで音を上げて、「今日はこれくらいだろう」ということで遠軽町に宿をとりました。

制限速度遵守で(スピードを上げると寒いから)紋別市まで出ると、道の向こうに巨大なカニ爪が!
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これ、やってみたかった!!
友人の写真で見てうらやましかったんですよねー。
そこにいたライダーさんに撮ってもらったら上が切れてしまいました……(でもありがとう!!)

紋別を過ぎると急に暖かくなってきました。これだったら網走の向こうまで行けちゃったかな?と思いつつ、瀬戸瀬温泉に向かいました。

自衛隊の駐屯地があるおかげでか、周囲の町の寂れ方とは全然違ってそのへんの中規模都市の郊外かと思うほどコンビニやレストランや病院やらが建ち並ぶ遠軽町の中心部を抜け、山道をうねうね辿ったところにあります。

ここは1泊3675円。そのかわり地上波TVも携帯の電波も通じない上に食事はつきません。
というわけで町外れのコンビニで食料を買い込み、投宿。
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超オールドファッションな建物!
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風呂もオールドファッション!
でもいいお湯でした。源泉掛け流し。加水も加温もしてないそうです。
夕方は地元の人たちが次々と訪れていました。
夜になると私ふくめ2組しかいない宿泊客が独占。
ひょうたん型の風呂は14-15人くらい入れる意外に大きなもの。
ちょっと泳いだりしてみました(笑)

途中の興部町で立ち寄った「ノースプレインファーム」で買ったバタースカッチ(525円)を食べながら一服です。うまい。地味にうまい。バターも生クリームもいいの使ってるのかなあ。
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ちなみにこのノースプレインファーム、元祖生キャラメルのメーカーです。某・金の匂いのする農場のほうが有名になっちゃいましたけど。

■7月25日(土)
瀬戸瀬温泉→札幌市

結局、朝の天気予報では週末ずっと天気が悪いようなので、すたこら帰ることにしました。
6時に起きて最後にもう一回風呂に入って、合羽とブーツカバーと炊事用ゴム手で完全雨対策!
8時前に宿を出て300キロ一気走り、13時過ぎに帰り着きました。

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国道333号、白滝近辺。垂れ込めた低い雲、麦秋、じゃがいもの花、そばの花、ぽつんと建つ小屋。なんてことない風景が延々続きますが、これでいいし、これがいいんです。

4日間で走行1050キロ。新しいバイクの慣らしが一気に終わってしまいました。

2009年07月20日

ほっき貝ごはん

苫小牧のお土産に「ほっき貝ごはん」をいただいたので、朝食に食べました。

本物の貝殻が容器です。でかくてずしっと重い(笑)
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中は、炊き込みご飯にほっきと紅しょうがが載ってます。
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駅弁ぽい、懐かしい味です。でかい貝って、噛んでも噛んでも終わらない感じがあまり好きではないんですが、ここのほっきは軟らかく煮てあって食べやすいです。

なにやら冷凍で発送される商品らしい。東京方面に送ると受けるそうです……

2009年07月16日

坂東修市カフェ

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またバイクに乗ることにしたのですが、ヘルメットかぶってメガネかけるときに、今のふにゃいツルでは具合が悪いので安いメガネを東急ハンズで作りました。
注文して出来上がるまでの30分の待ち時間のあいだにすぐ近くへお茶をしに。

札幌市中心部、大通からちょっと南に入った中小路にある「坂東修市カフェ」。
マスターらしき人に「あなた坂東修市?」とは勇気がなくて聞けませんでした。
アイスコーヒー500円とオレンジシフォンケーキ400円(ケーキは黒板で日替わりらしい)。
アイスコーヒーは深いお味、でも宮越屋のように「ぐぇー、濃い!」みたいにな感じではない。
私はガムシロップとミルクは入れる派です。
落ち着いた感じの店内に、窓から涼やかな風が入ってきてとても気持ちよかったです。

2009年07月15日

天金

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たぶん最後の出張で旭川。
ラーメン食べようと「青葉」に行ったら閉店。
タクシーの運転手さんに代替案を聞いて「天金」四条のほうへ。
醤油野菜ラーメン840円。もやしがいいねー
麺はふつう。魚介系のスープは濃いめでうまい。「蜂屋」ほどのインパクトはないですが、かえって馴染みやすいかもな。
深夜に至るまで口臭くなりました。

2009年07月12日

アニマルウェルフェア

■佐藤衆介『アニマルウェルフェア―動物の幸せについての科学と倫理』東京大学出版会、2005年。

仕事で行き当たった本です。

アニマルウェルフェア(Animal Welfare)は動物福祉とか家畜福祉などと訳されていて、今年をはさんで±5年ほどの日本の畜産業にひとつの潮流を作る考え方ではないかと思います。
簡単に言うと、家畜、ペット、実験動物、動物園の動物など人間と関わって生きている動物の感じる肉体的、心理的苦痛を軽減すべきであるということ。

畜産に限っていえば、欧米諸国では動物に苦痛を与えないような飼い方のガイドラインが作られたり、そうした飼い方で飼われた動物の肉や卵に認証制度を入れたりといった動きが起きています。それを野菜でいう有機野菜のように高付加価値の商品として国や地域の内外で流通させていこうという流れができてきています。

この考え方については「家畜のストレスが少ないと病気に強くなる」とか「乳の質がよくなる」などの科学的サポートと、「生き物である以上それをむやみに苦しめるべきでない」という倫理的サポートが混在しているように見えます。この本は前者にも言及はしつつ、主に後者に立って家畜福祉の考え方を正当化しています。「どうせ殺すのになんの福祉か」といった素朴な疑問にも答えられる内容になっていると思います。

尻尾を切る、歯を削る、飼いかごに入れる、繋いで育てる、親子を離す、高栄養の餌ばかり食べさせる。そうした飼い方がストレスを与え、どういう行動を発現させるか。それをどうやって避けるか。基準を作りどう評価するか。なぜ西洋でそうした家畜福祉への運動が起きたか。動物への共感は文化差があるのか。などなど検討しており、とても考えさせられます。

国内では現在は限られた規模、限られた畜産家が実践するのみの家畜福祉とはいえ、たとえば欧米からの倫理上の圧力が強まったら、あるいは家畜福祉の基準をクリアした高付加価値の畜産物が流入したら、それが国内市場でも受け入れられ始めたら。横目で外国の動きを気にしつつ、しかしなんとなく避けて通れない問題に成長する気もする。というわけで農水省や畜産技術協会などが勉強会や和製の基準作りを進めています。この本が出てからの動きです。ご興味があれば同協会のHPなどへ。

2009年07月06日

ぴあのれっすん(18終)

転勤前最後のレッスンに行ってきました。

のっけから「この間、東京でコンペの審査員やってきたけど、あなただったら(予選)通ったわよー」と乗せられ(なぜだ)、ひとしきり東京や札幌の住宅事情などについてしゃべくってからプーランク。

フランス現代のひとたちは楽譜に事細かに指示を書き込んでおり、弾く方もそれをちゃんと読み込んでそのとおりに演奏するとサマになってしまう、というのが特徴なのだそうです。まあ私は読み落としばっかでしたけど(笑)

去年3月から通い始めたレッスンでしたが、不規則な勤めと怠惰で結局月いちくらいのペースで曲を見てもらう感じに終始してしまいました。それでも久しぶりに発表会に出て人前で演奏したり、キッズの上手さに驚いたり、子供のときは全然それと意識していなかったテクニックの数々を教わったりと、とても貴重な時間を過ごすことができました。

「お元気でね」
「ありがとうございました」
と言葉を交わす、はからずも札幌での最初のお別れとなりました。
転勤先でも、できれば先生を見つけて時間を盗んでレッスンに通いたいと思います(その場合、タイトルは「ぴあのれっすん2」になることでしょうw)。

■プーランク/メランコリー

2009年07月05日

インデアン

東京での家探しを終えて昨日帰ってきたかと思えば、今日は帯広に出張。
仕事も実に楽しかった(帯広畜産大のキャンパスがすごくきれいだった)のですが、やっぱり帯広は食い物がいいなあ。

というわけで今日は十勝っ子のソウルフード、インデアンのカレー。駅前の長崎屋に入ってます。
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素のカレーだと399円。そこに84円のチーズをたしてもらいました。ルーの下にスライスチーズが2枚敷かれてます(笑)

  うまいわ、これ。

こってり甘いルーに、ちゃんと存在感のある肉が入ってます。福神漬けとの相性もいいねー。万人向けを極めるとこうなります、みたいな感じ。コストパフォーマンスに驚く。

店舗はフードコートの一角にあります。周りの人もおおかたカレー食ってますね。
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ところで090705indian2.jpgこのキャラクタ、
大阪の「インデアンカレー」のキャラクタ090705indian3.jpgに似てねえか?

と思っていたところ、こういう事情があったそうです。あと札幌にもう一軒、パクってる疑惑のカレー店があるんですが、そこについてはまた後日。でもそこもうまいんだよなー

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