結局なんとなくバタバタしたまま3日間連続の送別セレモニーというか飲みで生活乱れました。
特に最後は「で、札幌で結局何人とやったの?」と聞いてくる他社の知人(年上)のしつこさに「もういいよ、あんた」と半ギレで険悪になりかけたものの主催者介入で事なきを得る、みたいな幕切れでぐったり。
29日は朝から引っ越し作業でしたが、どういうわけか友人連中が集まってくれ、土壇場で昼食とお茶を駆け足で一緒に摂ることができました。果報者だあ。
そのあと鍵の引き渡しをして、そのままバイクで苫小牧港へ。
フェリーに乗り込んでマッハで湯浴みとバイキングの夕食を済ませ、それからは買い込んだ新書を深夜まで延々と読んでおりました。
千葉、成田、札幌と転勤してきましたが、札幌では一番友達ができたし、仕事関係でも深いおつきあいができたと思っています。一つはお土地柄(内輪に入りさえすれば気の置けない関係が結びやすい)もあるのかもしれませんし、また段々人付き合いに余裕がでてくる30代になったせいかもしれません(特に仕事では20代前半が40代とかを相手にしてると、関係が「教えていただく―教えてやる」的に非対称になることが多いと思う)。
海上でときどき携帯が電波を捕まえるたびに、ほうぼうから「また会えるよね」的メールが次々に飛び込んできて感慨一入でした。
30日。どんづまりの「津軽海峡冬景色」が短調の暗ぁい雰囲気なのに対して、海を渡ってしまうと「函館の女」がヨナ抜きの底抜けに明るい曲になるように(いや今回は方向逆ですが)、いざ大洗に着いてしまえばそこは始まりであって、ばびゅーんと常磐道→首都高で東京に入ると低層住宅の屋根屋根が海原をなし、なんとなく懐かしい、もやっとした空が出迎えてくれるわけです。
とりあえず新居の掃除をして、カプセルホテルへ。
31日朝から荷受けをして一日かけて荷ほどきをし、腰いたい腰いたいとか言いながらもネット開通にまでこぎつけて現在に至ります。
ま、週明けから始まる仕事は全然希望に満ちたりとかしてないですが、あんまり落ち込まない程度に頑張ろうかなあなんて思っているのでした。