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2025年07月 アーカイブ

2025年07月27日

逗子

日曜は夏の遠足で逗子の海。
土曜は夜勤だったので、終わったらさっさと帰って寝て備えよう、と思ったら後半ばたつき、午前1時45分終了のところ、結局3時半まで働いた。そんな騒ぐ話かねとは思ったが、弊管理人はあくまで助太刀的な立場なので言わない。そもそも昨今、弊管理人まわりの仕事は世の中において何ら影響力を持っていないので、何をしてもトカトントンな気分です。

結局6時間くらい寝て13時前に逗子に着いた。
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行きつけの飲み屋さんが企画する恒例行事だが、何年ぶりだろう。
この浜自体は、アメリカに出発する直前の2021年9月に独りで来たので、ほぼ4年ぶり。
同じ人たちと来たのは、日記を遡ってみたら2018年8月だった。

旧知の人、帰ってきて知り合った人、知らない人が1/3ずつくらい。
東京が35度だったところ、逗子は30度、さらに風があってとても気持ちよかった。
スイカだーー!夏が体に浸透してきた。
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腿くらいまでは海に入って、夕方まで喋りながらだらだら飲んで、大船の居酒屋で騒いで23時半くらいに帰ってきました。
主催者に「楽しんでもらえた?」と言われて「最っ高」と答えたが「嘘っぽい」と返されました。

* * *

中野のベトナム料理、ビアホイチョップで友人とランチ。
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正直、ベトナム料理にうまいとかまずいとかあるのかねと思っていたが、ここはうまいぞ。夜も来てみたい。

* * *

新しい自宅PC、起動やアプリ動作の速さ、低負荷時に静かだという快適性が(なぜか今頃)実感されてきた。SSDいいですね。まだ部屋の隅にいる前任とお別れできる気持ちになってきました。

2025年07月21日

海と海の日

3連休。
日曜、横須賀美術館で始まった山本理顕展に行ってきました。
家からだと2時間くらいかかるが、きれいな美術館で好きです。この建物も山本理顕。
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めちゃくちゃまぶしかった。
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万博でいろいろ批判していた人なので、万博フォローアップでもあります。
弊管理人のみるところポイントは(1)運営の説明責任のなさ(2)終わったらカジノじゃなくて府民の役に立つことしろよ。
(2)についてはどうするべきなのかなあと思っていたが、たぶん答えがこれ、「地域社会圏モデル」。こういうのを夢洲に作りたかったんじゃないか。
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地域社会の弱体化や孤独死といった問題を抱えた「1住宅1家族」に代わる、500人前後の人が一緒に住む建物というモデル。
5~7人でキッチンやトイレ、シャワーを共有する。
30~45人で太陽光や太陽熱、ボイラーといったエネルギーファームを共有する。エネルギーを地産地消する。
120~150人でビストロ+キッチン、スパ+ランドリー、収納、コジェネを共有する。
高齢者は買い物代行サービスを受けるとともに、お金をもらって託児サービスを提供する。
イエに設けたガラス張りの「見世」空間を人付き合いに使う。
車と自転車の中間に当たる電動のCommunity Vehicleで移動する。

(1)についてはまあごもっともではある。一方で77歳=70年安保とかの時代を生きた人の怒り方という気もする。
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それはそうと、展示はとても面白かった。外(パブリック)と内(プライベート)を仲立ちする「閾」の概念。客間のような。宇宙ステーションのエアロックのような?
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いろんな人の居室、住宅設備、中庭、その他もろもろを全部包んでしまう「屋根」が印象的です。それと、でかい「壁」を置くことも多い。いつも「内と外(と、それらの接続)」を意識させられる。
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あと、幅広の階段もよく使いますね。
公立はこだて未来大学とか、台湾の桃園市立美術館とか、行きたいところが増えました。
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横須賀中央に戻って、焼き鳥と水餃子で一杯飲んで、さらにちょっと寿司をつまんで帰りました。
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* * *

月曜は白金の東京都庭園美術館。2025年の建物公開をやってました。
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ここは旧朝香宮邸で1933年竣工。夫妻でパリに滞在していた1925年の「アール・デコ博覧会」に影響を受け、めちゃくちゃアール・デコで作った建物です。なのでこれも万博関連。
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そもそもアール・デコという名前は1925年万博Exposition Internationale des Arts Decoratifs et Industriels Modernesの略称からきていて「1925年様式Le Style 1925」とも呼ばれるのだそう。
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合成樹脂や鉄筋コンクリート、強化ガラスといった新素材と、キュビズムやロシア・バレエなどから影響を受け、直線と立体の構成、幾何学模様の装飾を特徴とする。有機的なアール・ヌーヴォーに取って代わった様式で、鉱物的・直線的。機能性と装飾美。
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デザインはアンリ・ラパン、設計は宮内省内匠寮(たくみりょう)。
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朝香宮は1947年に皇籍離脱し、その後は吉田茂の公邸になった。
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1981年に土地と建物が東京都の所有となり、1983年に美術館として一般公開。2015年に重文。
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変な建物~、と思いましたが展示はとても面白かったです。
めっちゃ暑かった。日高屋でタンメン食って帰りました。

* * *

そういうわけでパソコンを買い換えました。
今までのはLenovoのideacentre510S(90GB0046JP)で、2017年12月から7年半お世話になりました。
これまではわりと動作がどうにも遅くなっちゃって耐えられず買い換えていたんですが、今回はWindows10のサポート切れが目前で、かつIntelの第7世代Core i5でギリギリWin11の要求スペックに足りないという若干悔しい事情での買い換えでした。

7年半は歴代使ったPCで最長。データ用のDドライブからCに容量を融通したら重かった動作がかなり軽くなったということもあり、Win10の件がなければあと2年は使えたと思う。

今回もLenovoにしました。同じLenovoのIdeaCentre Tower 08IRH9(90XW001DJP)です。
白いのが新しいやつ、銀色が古いやつです。
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Win11/Core i5(13世代)/メモリ16GB/SSD512GB+増設1TBです。セールで71060円。値段は前のより2万円くらい高い。物価は当然上がるし、円安の時代だしな。

前のからCPUが6世代進み、メモリは倍、記憶容量は自然体では半減ですが増設してデータ用の領域を確保しました。ちょうどアマゾンのセールがあって1TBで6000円ちょい。

光学ドライブがないので会社から借りてCDからATOK2015をインストールしました。10年も前のソフトだし、できるのかなと思ったけどできた。ATOK慣れてるのでね、まだこれでいきます。
HDDからSSDになったので起動がかなり速くなりました。あと音が静か。
使用3日目ですが、いまのところ問題なく動いてます。スピードもきびきび。
すごく使用感が変わったかというとそこまででもないけど、余裕は感じます。
これから数年頑張っていただきたいです。

* * *

なかびが参院選の投開票日でした。
弊管理人が投票した選挙区候補はわりと余裕で受かった(少し誤算)。
比例政党は1つ取った(当たり)。
全体状況はほぼ予想されていた通りでした。報道各社はカネかけて情勢分析してるしまあ当然。
選挙期間中の主張とか発言を取り上げて「ここはダメ」と切っていくと結局極端なほうにしかいかないので、選挙後のエンゲージメントの可能性に期待して「極端じゃない」ことを基準にしてもいいんじゃないかと思いました。

2025年07月17日

ごきげんゲージ

いいこととかイラつくこととかがわりと立て続けにあった1週間。

中野坂上のスパイスカレー、FIFTYでお昼。
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普通においしかったです(おいしかったの意)。嗅覚か味覚のどっちかが万全じゃなかったかもしれない。あと、2種類のあいがけ1650円て物価上がったね。

* * *

帰国後初めて徹夜で飲んだ。楽しかった。

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1日違いで万博に行った知り合いとXで反省会スペースをやったんだけど、次の2点が面白い気付きだった。
・大屋根リングは21世紀のエッフェル塔だった。1点から見下ろすか、回遊しながら眺めるかという違いはあるが、あの「世界を見渡す視点」はエピック
・万博は「夢」であるということ(夢洲!というゴミの島の上にそのうちゴミになるパビリオンが並ぶという儚さ)。理想という意味でも、虚構という意味でも、未来という意味でも「夢」。そしてその役割はやはりもう終わっていた

* * *

台風の影響か、この数日は土砂降りが多かった。ほとんど室内から見るだけだったので、降られたのは1回、上記カレー屋から駅まで。

* * *

選挙には参加しておいたほうが開票速報が楽しく見られるということで期日前投票。
初日の日曜にやったが、中野区役所は次々と人が来ていた。
選挙区は「推したら受かるかもしれないそれなりの規模の野党候補」、理由はいつもと一緒で「政権交代の可能性が感じられるほうが状況がよくなる」から。
比例は「推したら1人は入るかもしれない野党を党名で」入れた。参院はアプローチの違う人もいたほうがいいと思ったため。

* * *

アメリカに渡航した月(2021年9月)の所得税の扱いについて、会社が税務調査で「誤り」と指摘されたとかで、今さら追徴の知らせがきました。7万!

・日本で所得税がかからない月という扱いだったはずが、かかる月だというふうに解釈されたとのこと
・もともと日本で所得税がかからない月(=アメリカに行ってから帰るまで)はアメリカの税金を会社が払うかわりに、「日本にいたらこれくらい払うでしょ」という金額を会社が天引きするというシステムなんですが、これに従って2021年9月は会社に所得税相当分を引かれていたところ、今回の追徴をもってもそれは返さない、みたいな説明をされました。なぜなら「税金とは別ものだから」
・そんなわけあるか!と給与部門のえらい人に抗議したが、この人がまたのらくらと勝手な論理を並べて逃げようとする。結構声を荒げつつ説明して「検討してまた知らせる」と引き取ってもらったところで電話断
・同様の問題は、ここ5年ほど(時効にかからない期間)に海外赴任した他の人たちにも発生したようで、同時期にDCにいた人から「9月に精算すると言われた」と返答がありました。しかし弊管理人にはそういう知らせが来ない
・まあ同じ処理になると思うので心配はしていないが、なめた対応だ。騒がないと動かない。アメリカか

* * *

歴代担当者がほっぽらかしてきた問題を是正した。最初、所属長(弊管理人のDC前任者)に持ちかけたときは「反対」と言われたのだけど、結局はいろいろアレンジしてくれて、完全に遅きに失した形ではあるが対応ができたのはよかったと思います。問題のピークはとうに過ぎており、あんまし実質的な意味はないんだけど、一部から「重荷が降りた」との声が寄せられたので、よかったことにする。

* * *

掛け布団のカバーを洗って寝るまでに乾かなかったので、カバーなしで寝たらいつもより涼しくてよく寝られた。アメリカでは室内の温度が通年22度で、1年中掛け布団を使ってよく寝られていたのでこちらでもエアコンを適宜使いながら掛け布団で寝てるんですけど、ちょっと暑いなと思うことがあったんですよね。カバーがこんなに保温に効いてるとは思わなかった。たぶん弊管理人はある程度の重さがかかってないとぐっすり寝られないので、タオルケットだけ、みたいなスタイルはだめなんだと思う。

* * *

暑くて通勤が億劫なので、在宅を結構しちゃってます。会社は認めてないらしいんだけど。

* * *

いろんな綾で来週は何年かぶりに種子島出張かな、と思ったが、いろんな綾で面倒くさくなったのでリモート対応する気になってきた。
この件に限らず、このところ仕事上「どうでもええわ」という気になることが増えてきた。そうネガティブなことではなく、単に慣れてきたということかもしれない。

* * *

書いたものが「論理的におかしい」と言われたのにカッとなって「おかしくないですよ。いやおかしくないでしょ」と電話口でヒートアップしたら「まあ落ち着いて」となだめられた。
実際、論理的にはおかしくないのだけど、極めて小さな改変でもっと食べやすくなる方法がぱっと降りてきたので速攻対応して終了した。
・「論理的におかしい」が自分の逆鱗ワードだったことは学び。なんか分かる気はする
・対応策が冴え渡ってちょっと気持ちよかった

弊管理人はもともと瞬間湯沸かし器だという本性を「習得された社会性」という蓋で抑えているという自覚はある。このところ蓋が弛んでいる感じはする。

* * *

炊いたごはんをラップにくるんで冷凍前に冷ましていたら、それをうっかり1日放置し、季節柄捨てることになってしまった。大変遺憾。

* * *

◆伊藤将人『移動と階級』講談社、2025年。

言われていることにあまり驚きはないが、こういうふうにアプローチするんだ~と勉強になった。

2025年07月10日

えくすぽ2025

金曜の夜、職場でひとり夜勤をやりながら「こんなつまらない週末でいいのか(いいはずがない)」と思ったかどうかはともかく、万博のチケットが意外にするっと買えることに気付いて平日券を購入。月曜に入場時間の予約もした。しかし人気のパビリオンはもうほぼ予約がとれない状況。といったところで午前1時45分の上がりの時間がきたので帰宅即就寝。

土曜、ホテルと新幹線のわりと安いパッケージがあったので購入。
日曜は朝から出掛けました。

大阪。2022年末の一時帰国でちょっと寄って以来。なつかし。明らかに東京より人の顔が楽しそうである。
早めの昼飯は豚々亭でトンテキをキメます。
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トンテキももちろんなんだけど、白飯がうまかった。ぶはあ。

で、住んでたときには確かまだ開いてなかった中之島美術館に行きました。
巨大な黒い箱。なんでここ来たかったんだっけ?
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MoMAにこんなとこあったっけか。
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今やってるのは「日本美術の鉱脈展」で、メジャーではないか、今はメジャーだがつい最近まで知られていなかった尖った日本美術を集めた展示です。特に、素人が描いた「素朴絵」というジャンルがあるのは初めて知った。解説も大阪らしく(?)あけすけで、「史上最もヘタクソな洛中洛外図」との解説タイトルには笑った(横の人も笑った)。

これは伊藤若冲の「釈迦十六羅漢図屏風」。戦災で失われたのを藝大などが復元した。
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さて、一度ホテルにチェックインしましょうかね。
今回は天満橋です。住んでたころ、よく無印とかニトリに買い出しにきてたところ。
久しぶりの友人に連絡して「夕飯どう?」と聞いたら即OKだった。

扇町駅から近い「なかなか」。
店内こんな感じ。いろんな日本酒があるお店です。
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このレアさわらフライが秀逸。
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全部うまかった。
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しかし調子に乗って黒板メニューを頼んでたら結構いった。いいけど。

高知出身の20代友人、仕事は安定してるし、趣味の活動は評価されてるしで、話を聞く限り極めて幸せそうなのだが、「一度は東京に住みたい」とも思うんだって。そうね、20-30代で一回住んでもいいとこだというのは同意。ずっと住む必要があるかというとないが。

日曜夜だし、早めにおひらきでまたね、となりかけたところで友人が「もう一軒行きますか」と誘ってくれたので喜んで相伴。かねて行ってみたいが一人じゃなあ、と思っていたお店で、結果すごい面白くて長居してしまった。ありがたいことです。

* * *

月曜は朝から夢洲いきますよ。入場予約は10時。9時40分に駅についたが、手荷物検査の列が一向に進まず、かんかん照りの酷暑の中、若干くらくらしつつ50分待ってようやく入場した。
これが例の大屋根リング。確かにでかい。
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そして下に入ると確かにちょっと涼しい。これがなかったら真夏は耐えられないだろう。
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Better Co-Beingなるパビリオンだが、事前予約してないと入れない。そしてやっぱり日陰がない。
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ヌルヌルとかなんかそんな落合なにがし的な建物。
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自己主張するオーストリア。
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パビリオンはクラゲの木みたいのだけが事前予約できたので、まずそれを攻略。なんかいろんな民族の人達が踊ってる没入系映像が生演奏と一緒くたになってるのを見るような展示だったが、「人って多様だよね」みたいな優等生的で誰でも知ってるメッセージくらいしか読み取れなかった。人を唸らせるメディアアートは難しいなって思いながら全くノリきれずに終了。

そのあと、通りかかったら予約なし入場が始まったコロンビア館に入ってみた。「コロンビアといえば~?」と問いかけるスタッフに「内戦~!」と答えそうになったがやめた。自然環境とか文化の紹介であった。
そうなんだよ。各国館は結局その国の紹介をするんだよな。万博ってな。とやっと気付く。

とりあえず昼飯(高い天津飯)。

大屋根に上ってみる。おお高い高い。
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そして海の上を歩くことができる。
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思えば2023年にドバイであった国際会議も万博会場だったが、人工的で味気ない囲われた会場にいろんな形の建物が無造作にちりばめられていて、大阪もやっぱりそんな感じだった。
しかしドバイと違うのは「会場を上からぐるっと回って見る」ことができる点で、これが大きい。なので大屋根はこの万博で一番よかった。

2021-24年に毎年世界のいろんなところに行った国際会議もやはり、各国がブースを出して自国をアピールする点では万博っぽかったなと今にして思います。その点で大阪万博に大した驚きはありませんでした。結局は自慢の文化財、自然、人の多様性、先端技術の展示であって、突飛な未来を見せるようなものでもない。そもそもそういうもの。何を期待してたのかという話ではある。でも1970年のはどうだったんだろうか。

大屋根を半周して地面に降りると、西ゲートであった。
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近くのパソナ館が予約無し入場を突然始めたので迷い込んでみた。
生命進化の木だそうだ。これさ、太陽の塔の胎内の、ものすごいヘタクソなパクリじゃないか?この脇には太陽の塔の腕の先端を中から見た風景に似せたと思われる部分があった。
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そして、iPS細胞から作った心筋シートがひらひらしていた。
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iPS細胞で作った心臓を鉄腕アトムに移植するアニメが上映されてたりだとか、なんかその、パソナ、阪大心血管外科がどろどろっと魔合体した感じの、いろいろ想像してしまう系(婉曲)展示でした。しかし普段から仕事で科学技術をちらちら見ていると、科学系展示一般、何ら新しい感じがしない。未来を構想するのはかくも難しいということばかり痛感した。

ブルーオーシャンドームの当日予約がするっと取れたのでGO。
坂茂のドーム。
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うん、なんか建築を見る機会としてはいいよね。土地とか文脈とか、まったく切り離されていてパビリオンの建物自体が「展示物」っていう感じが強いが、まあ万博とはそういうもの。
プラスチックによる海洋汚染の啓発映像みたいのを見ましたが、特に面白くはなかった。クラゲがふわふわしていて、一同「もう終わり?オチなし?」みたいな感じで退出。

インド館を冷やかしつつ、15時も回って汗みどろだし、さてそろそろ、と思ったころ、また通りかかった大阪公立大館で予約なし入場ができるとの掲示を見たので並んでみた。
ねえこの外装、西陣織らしいですよ。すげ~
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空気が滞留し、タオルハンカチが絞れるんじゃないかっていうくらい汗が流れる入口前で、案内のおねいさんが「しばらくここでお待ちいただきま~す」とのたまった。「クソ暑いんですけど!!」と叫びそうになった。まじで。
そして展示はなんということもない研究紹介でした。

いや、で、これ休憩スペースらしいんだけど、なんで、完全な、日陰を、作らないのだ?
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ところで弊管理人含め結構な人達が日傘をさしていたんだが、みんな雨の日のように傘を直立させていて、斜めから入る日光に腕とかがめっちゃ晒されているのね。まだ日本人は日傘に慣れていないのではないか。

歩いていると、有名人がペラペラ喋りながら万博を持ち上げていた。
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コモンズという小国の雑居ビルみたいなところではイエメンのおじさんが客のおばさんに何かを食わせていた。帝銀事件を思わせr(略
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この壊れたポケットコイルマットレスみたいのはパナソニック館。
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しかし、建築というのは外から見るだけでなく、中に入ってこそ設計と対話することができると思うので、なんかこのファサードだけふぁさっと見て回るというのは消化不良感がある。

せめてもの思い出にということでミャクミャク像の前でおばちゃんに写真撮ってもらった。
「わたしこういう機械だめやねん」とブツクサ言いながらちゃんと撮ってくれて、お礼言ったら「ちゃんと確認して。撮り直し頼むなら今やで」と言われましたが、ちゃんと撮れてたので「完璧です!」と言ったら照れていた。

結局17時近くまでいた。帰りの電車に乗ってふと自分のTシャツを見たら塩田みたいになっていた。日焼け止めも落としたかったので、本町で降りて契約してるジムでシャワーを浴び、たまたま船場で見かけた「すしやねん」という寿司居酒屋みたいなところで夕飯にしました。
ヒゲ、刺青、切れ長の目という三国志みたいなイケメンのおにいさんが握ってた。
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安くてうまい庶民のお寿司って感じ。ネタが分厚くてボリュームがあり、とても満足した。
今治タオルをカウンターに置き忘れてきちゃった。残念。そしてなんかおっさんの体洗ったタオルなど置き忘れてしまい大変すまん。

そんで新幹線のって24時過ぎに帰宅しました。
日焼け止め完璧。全然焼けなかった、と思う。
いろいろ書きましたが、初めて万博いった、ということに満足をしました。

* * *

新しいPCを注文しました。週末か来週前半に来たら、また日記に書きます。
2017年に買った今のLenovoデスクトップ、まだ全然快調に動いてるのに、Windows10のサポートが10月に切れても、Windows11のインストールができるスペックではないというので強制買い換えとなりました。ほんとこういう勿体ないことは御免被りたい。
もちろん経年のせいか、ちょっと動作がくたびれてる感じはあるので、今の良好なネット環境を活かせるスペックのPCになることには期待もあります。

* * *

暑いという理由でテレワークしがち。いや会社はテレワークを認めてないらしいんだが、だいたいのことがオンラインでできるんだよね。

* * *

ボーナス、税金が3割近いんだがなんなんだ?

2025年07月02日

徹夜とか

土曜の夜に徹夜で仕事して、明けて日曜は夜まで問い合わせを受けて、月曜は早出で仕事をして、とまあアラフィフの働き方じゃねえだろうみたいな3日間を過ごしたが、特に褒められることもなく、なんならダルいことがいろいろあり、きょうは休みました。書きながら思い出したら再びダルい気分になってきたので明日も休むかもしれない。

Xで「休み」とつぶやいたら友達2人から連絡をもらい、昼と夜にメシを食いました。
昼は近所の1人と中野の「高ひろ」でおいしい焼き魚定食。
夜はさらに少し離れた1人が加わって、中野坂上の「平田屋」。写真は「まぐロール」。
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19時にチャレンジしたら入れず、雨も降ってきたのでいったん近所の中華屋に避難して1杯呑み、20時過ぎに来たら入れた。安くておいしい。うひゃうひゃ言いながら3時間飲み食いして別れました。

* * *

嗅覚。
前の前の土曜に地元の耳鼻科に行って、鼻の中をみてもらったらポリープがあり、副鼻腔炎もあって多分このせいで匂いの通りが悪くなっているのではないかとの見立て。「ポリープはそんなにすぐできるものではないので、これは前からあったのではないか」とのことです。

1週間分の薬をもらって飲み始めたら嗅覚が平常時の5%(コーヒー豆に鼻をつけないと匂いがすることが分からない)から30%くらい(コーヒー豆に鼻を近づけるとコーヒーの匂いはする)までよくなった。飲みきるころには60%くらい(何か食べたときに味はそこそこ分かるが、室内など雰囲気の匂いは分からない)まできていたが、まだ本調子ではない。
一方、ここ何年も朝起きるとまず鼻をかまないといけないくらい鼻水がたまっていたのですが、それがほぼなくなった。そんなにずっと鼻が悪かったの?

翌土曜日、だめ押しでもう一度耳鼻科にいったら「ほとんど回復」との見解でした。
もう1週間分の薬は出すけど、それでよくなったらもう来ないでいいよとのこと。
80%以上回復した感じがします。雰囲気の匂いもだいたい分かる。うなぎ屋の前を通ったときはもう少し香ばしく感じてもいい気がするけどな、くらい。

五感はどれもほんとに大事だなと今般思いました。
あと皆保険ほんとにありがたい。アメリカだったら医者にかかってないかもしれない。

* * *

◆浅田義正、河合蘭『不妊治療を考えたら読む本〈最新版〉』講談社、2023年。

ブルーバックスです。電車の中で弊管理人が読んでるのを見た人は「ああ、子どもが欲しいのにできないカップルの旦那さんなんだな」と思っただろうが不正解。子どもや動物のように言って分からないやつは嫌いだし、カップルでもない。勉強のためです。

妊娠のバイオロジー、いろんな発生段階やホルモンの名前が出てきて大変なんですけど、それらをちゃんと順番に並べて、どういう仕組みで次につながるのかがちゃんと解説されていて大変勉強になりました。旧版が出たのっていつだっけ。15年前に出会っておきたかった。

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