毎年違ったところで花見をしてますが、今年もスペシャルだったりそうでなかったりした桜。
3月30日はよみうりランド。旧知のグループでBBQして花見して、っていう会でした。5年いなくなってる間に知らない人が増えていたが、一網打尽で話す機会になって大変よかった。
4月3日はアメリカからのお客さんと箱根。穏やかな人ですが結構でかいタトゥーが入っており「ぼく温泉入れてもらえないんだよね」というので天山湯治郷に連れて行きました。ロマンスカー含め弊管理人も初めて。
天気はイマイチで寒かったですが桜はほぼ満開。山の桜も雲の合間から見えたりして幽玄でよかったです。
ぬる湯でまったりがセオリーの弊管理人をよそに、お客さんはサウナと水風呂、あつ湯と水風呂を往復しまくっており、最後に「なんか視界がぼやけた」と言ってました。それ血管か網膜かなんかのダメージじゃないだろうか。大丈夫か。
この週末、京都で花見の会がありそうだというので帰国直後の2月からホテルをとってあったのですが、主催のおにいさまからぎりぎりまでアップデートがなく、なんかお仕事も大変そうだし催促してもなと思ってキャンセルしたところで「週末どう?」とのお声がけ。アウチ!ということで今年は欠席となりました。
というわけで休むはずだった4日は出勤したものの、仕事終わりでなんかおいしいもの食べたい、という気分になって新幹線に乗って新潟へ。桜は開花直前だそうです。
新潟駅からわりと近い「のみすけ」で勝利。
アジフライほっくほく。佐渡の魚やエビをフィーチャーした寿司もむっちゃおいしかった。
一泊して、有名らしい「バスセンターのカレー」と「弁慶の回転寿司」を食べました。いずれもまあまあおいしかった。しかし街は特に面白いこともなく、月岡温泉行きたいなと思ったものの日帰り入浴の便はよくなさそうで、古町のあたりを散歩してさっさと帰宅。大阪屋のイチゴケーキ(イチゴは越後姫)を買って新幹線に飛び乗って食べました。うまかった。で、東京で飲んで就寝。
6日は新宿に写真展を覗きに行き、そのあと、すた丼。これも5年以上ぶりです。確か。
そろそろ葉が出てきた地元・杉山公園の桜。地元で十分。桜のトンネル的なものもいいが、弊管理人は住宅地の中でぽつんと立ってる桜が好きです。
日曜は天気が悪い悪いと言われていたものの、雨は昼頃ぱらっと来ただけであとは晴れました。陽気ももう冬に戻ることはないかな、という気配。
今年の花見はこんなところですかね。
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帰国前後から読んだものを書いてなかった。
◆沼野雄司『現代音楽史』中央公論新社、2021年
2010年代までカバーしてる。もっかい読み直してもいいなと思った。
◆ダロン・アセモグル、ジェイムズ・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか(上)』早川書房、2016年
持続的な経済発展に必要なのは、多元的な政治体制を基礎に、私有財産と競争が保証されていることであって、砂漠だとかの地理的条件や祖先信仰などの文化的条件、正しいやり方を為政者が知らないといった個人の資質ではない(そしてうまくやれてない国はどんどん悪循環にはまる)……ということをめちゃくちゃしつこく歴史の実例から語る本。
結論が最初に書いてあって、あとはその裏付けのために延々とエピソードが続いて飽きてくるのと、それしかし結局アメリカの現状賛美じゃないですかねという気になってくるのと、うまくいってる国って「現在うまくいってる国」なだけじゃないかなあと思えてきて、下巻はいっかということで終えてしまいました。
◆青山拓央『哲学の問い』筑摩書房、2024年