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2022年11月 アーカイブ

2022年11月27日

ターキーの夜

木曜は感謝祭で祝日。ここから世間は4連休の雰囲気、人によっては先立つ月~水も休みにして9連休にするそうです。
スーパーに行ったら七面鳥の死体いっぱい。
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夕方18時ごろ、時差ぼけがまだ抜けてなくて、ちょっと布団に入ろうかな~と思ったところで同僚からメッセージ。今から七面鳥食べるけど来ない?と。行きますうう!

家の近くのワイン屋が開いていたので飛び込む。
店員『お勧めしようか』
弊管理人「え……きょう何時閉店?」
『今』
「頼む」
で1本買って地下鉄に乗りました。

アーリントン郡のいいとこ、クラレンドンにあるアパートまで歩く途中、人影はほとんどありませんでした。日本だと正月1日の夜みたい。家族でディナーが正しい過ごし方。実家に帰った人が多いようで、弊管理人のアパート地下駐車場もガラガラでした。
女子3、そこへ弊管理人。「実は前日夜、ホストと同僚の頭にそれぞれ(弊管理人の)顔がよぎったが、都合どうかなーと思っているうちに今日になった」。でもありがたいことです。
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ホストは子どものころアメリカに住んでいた人で、「アメリカ人が典型的に食べるものを面倒臭がりのアメリカ人があまりかけない手間をかけて用意した」とのこと。すごい。
肉を柔らかくするためのブライン(塩とかワインとかの溶液だと思う)につけ込み、スタッフィング(詰め物。パンや栗、玉ねぎ、ハーブなど)を入れてオーブンへ。肉は鶏よりぱさつくのでクランベリーソースかグレービーソースで食べる。付け合わせはインゲン。
夜半までおしゃべりして、途中から合流したおにいさまに送ってもらって帰りました。

* * *

金曜はカレンダー上は平日で、早出シフトだったので出社しましたが、特段何もせず帰宅。
相変わらず体が時差調整しきれてなく、朝4時に起きたので夕方に強烈な睡魔が襲ってきました。あまりがっつり寝ないように、毛布をかぶってロッキングチェアに座ったまま目を閉じたら4時間が溶けていた。恐怖。

21:30に東京から電話がきて、「きょうは薄商いだから」という趣旨で微妙な案件の発注がきたので、ものすごく嫌オーラを出して引っ込めてもらった。埋め草がほしい、みたいなしょうもないことで夜中から仕事させようとかすんな。

* * *

土曜はエジプト出張前からお声がけをいただいていた七面鳥の会。こちらは日本人とアメリカ人、計10人くらいの集まりでした。メリーランド州のシルバースプリングというところ。家から車だと30分ちょっとですが、呑むので地下鉄で1時間かけて行きました。

付け合わせはインゲンのほか、クリームスピナッチ(ほうれん草)、トウモロコシ、マッシュポテト。ホストのおねえさまは米国人の旦那さんと結婚して在米20年とか。こちらもとてもおいしかったです。木曜も土曜もホストは「ま、七面鳥ってそこまでおいしくないんだけどね」と言った。淡泊な味で、上手に焼かないとパサつくそうです。
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スタッフィングを初めとして、各家庭に「うちのレシピとメニュー」があるっぽい。しかしケツから具を入れて首なし死体を丸焼きにするって、やはりちょっとぎょっとする。いや切り身だって死体だというのは分かってます。
そして、先住民に助けてもらっておいて(thanks-giving!)、ぶっ殺して土地を奪った黒歴史には申し訳程度の目配りをしつつ、それはそうとホリデーたのしいねが粛々と進行していく社会。

* * *

この1週間もいろんなインシデントで人は死んでおり、州内のウォルマートでは元従業員が銃を乱射して何人か死にました。その時のニュースでも聞いたし、大統領もよく使う表現がempty table/chair。必ずしも死んだ人だけでなく、在外の軍人みたいに出掛けてるだけの人にも使うよう。「親しい人の不在」は、特に家族が集まる時期の食卓で感じるのね。日本人にもすっと理解できる感覚ではあるけども、日本語表現だと食卓という物理的な場所ではなく「心」に「ぽっかり穴」があくわけだ。つまり欠如の感覚は状況に紐付いているのではなく、いつもそこにある。

* * *

ところで七面鳥って何、ってあまり意識したことはなかったけど、北米固有の鳥だった。短距離なら飛ぶが基本は歩く。「野生の七面鳥がその辺うろうろしてるわけですね」と参加者に聞いたら「たぶんそう」と。

なんでターキー(トルコ)なの?と思ったらこういうことだったらしい。

16世紀に最盛期を迎えたオスマントルコ帝国は、アジア、アフリカ、ヨーロッパにまたがる広大な領土を誇っていました。そのころ北アフリカの一部に生息していたホロホロ鳥が、トルコ経由でヨーロッパに輸入をされていました。

その当時ヨーロッパでは、トルコを含めイスラム圏から伝わったものには「ターキー」の名を付けることが多かったため、ヨーロッパの人々はホロホロ鳥をトルコ鶏(ターキーコック)と呼んでいました。
同じ時期に北中米に生息をしている七面鳥がスペイン人によってアメリカ大陸からヨーロッパに家畜としてもたらされていました。ホロホロ鳥と非常によく似ていた七面鳥もターキーと呼ばれるようになり、この名称が世界中に広がったのです。

ターキー(トルコ)=七面鳥という名称が世界中に広がったため、1990年ごろ、トルコ政府の高官によりトルコの正式な国名をトルコ語のTürkiyeに近いTurkiyeに変えようという要請が出たことがありますが、いまだに変更はされておりません。

* * *

エジプトからの下痢は結構長く引きずって、何か少しでも口にすると即座に腹が鳴って水便がシャーって出る状態が続きました。水曜夜がピークで、まだ腹になんか残ってたの?と思うくらい出てから、木曜に回復基調に入りました。七面鳥の時は実は恐る恐る食べてました。
結局、金曜は少しゆるいくらいのが朝に出てから土曜はお通じがなく、日曜朝に正常化。よかった。腹痛も発熱もないまま。疲れだったのだろうか。

2022年11月23日

シャルムエルシェイク

地名言っただけで何の仕事だか分かってしまう今回ですが、行ってきました。
実はスターアライアンス、エジプト航空。
安全設備の説明は古代だった。
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機内食は魚が選べてまあまあ。
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カイロは意外と遠く11時間近くかかり(ちなみに帰りはなぜか北欧~グリーンランド南端をかすめるコースで12時間以上)、朝方ついて乗り換えてシャルムエルシェイクへ1時間。背中が痛くなりました。

宿はEden Rock Hotelというところです。実は違うホテルを1年前から1泊100ドルくらいで押さえてあったのですが、9月になって「地元のホテル協会が360ドルに値上げした。呑むかキャンセルか」と突きつけられ、弊社カイロ駐在の人々に助けてもらって130ドルのところを取ってもらった次第。
高台にあって見晴らしよく、繁華街の近く。繁華街から136段(←同僚が数えた)の階段を上らないといけないのですが、まあ運動運動。気温は夜寒くて15度くらい、昼25~27度ってところで乾燥していて過ごしやすかったです。
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朝飯がついていて、一日の野菜の大半をここで摂る気合いで食ってました。
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部屋のベランダからの眺め。
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初日の夜は、カイロから来てくれた応援の人と、去年も一緒に仕事したナイロビの同僚とシーフードを食べました。1人30ドルくらい。
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街は午前3時くらいまで盛っていてこれはよかった。去年のグラスゴーは疫病の情勢もあってか、夜10時になるとスーパーまで全部閉まって夕飯に非常に困ったので。
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あとでカイロから支援にきてくれた助手さん(エジプト人)に聞いたところ、シャルムはロシアやウクライナあたりから来やすくて物価も高くない紅海随一のリゾートという位置付けなのだそうです。確かにレストランのメニューにはロシア語がついてました。
ブッダ・バーという何かを間違って輸入した感じのバー。
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ちょっと値段はするが、普通にいけた寿司。
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二人でワインあけました。「オマル・ハイヤーム」。政治家?いや詩人だっけ?というくらい忘れかけてたけどペルシャ生まれの詩人だった。代表作「ルバイヤート」はワインの話でいっぱいです。
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うまいかっていうと普通だけど、エジプトワインてのもいいじゃない。

ケンタッキーもマックもあった。マックのご当地メニューと思われる「ロイヤルバーガー」はただのでかいハンバーガーでした。
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あと、イスラム教なのでエジプト航空の機内は酒なし、シャルムのレストランは酒あり、鶏も牛もあるが、当然というか滞在中に豚は全くお目にかからなかった。

こうしてみると、去年同時期のグラスゴーの仕事よりだいぶ楽しそう。
去年は直前に歯が折れて、疲れてて、寒くて、お腹すいてて色々だめでした。ただ弊日記に書いたとおり、仕事をばりばりやったせいかグラスゴー出張を契機にちょっと元気は出たんですけど。

今回は東京から来てた同僚が弊管理人の到着した日に体調を崩し、そこから最終盤までホテルから出られなくなったので、お手伝いくらいのつもりが結構どっぷり仕事することになりました。いいけど。同僚氏は海外での病気、大変だったことでしょう。

最終日は深夜発なので、ビーチに行ってみました。
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紅海に入った。足だけ。
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助手さんと話してて、「ちょとタクシーで観光して帰る」と言ったら「タクシーなんか使わなくてもカイロに帰る前に乗せてってあげるよ!」とありがたい申し出をいただいたので、オールドマーケットに。
助手さん、運転しながら両手で!!!携帯いじってました。
タクシーも一緒で、携帯いじるわ、なんか喋るとき両手をハンドルから話して身振りをつけるわで、かつ120km/hくらい出すのでシートベルトを着用しました。
「スピード出しますよね~ここの人」と言ったら「そうなの。許して~笑」って。

モスク。
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中を見せてくれるそう。助手さん(女性)は髪を隠すやつを借りてました。
これは着けてるところ。
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地階もお祈りはできるようになっていましたが、ちょっと暗め。
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1階に上がるとすごい豪華だった!
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白飛びしてしまいましたが、助手さんによるとステンドグラスがあるのはイラン風らしい。
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このランプはエジプト風とか。モロッコでもこういうの見たかな。
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いやこっちのランプだったっけな、エジプトっぽいって言ってたの。
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外はトルコ風とのこと。丁度トルコからの観光客がいて、「うちの国のよりキレイ」と言っていたとかなんとか。
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バイアグラ?と多くの観光客が足を止め、セールスの餌食になっていると想像する。
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旧市街は閑散。
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肉屋。そういえばカイロの同僚が物価の話をしていて、やはりエジプトの経済も「外国人・高級」と「地元用」の2層があると言っていました。高級肉屋は当然高い。地元用は安いが、手袋もマスクもしてないおじさんが切ってる肉でリスキーとのこと。
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さて、次はコプト正教会(エジプトに多いキリスト教の教派)のお寺に行きます。The Heavenly Cathedral、日本語でどう言っていいかは分からない。
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むっちゃきらびやか。
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助手さんに「エジプトってキリスト教徒いるの?」と聞いたら「もちろんいるよ!」とのこと。言いぶりからすると助手さんもそうかな?エジプトの人口の10%、国連事務総長だったガリ氏もコプトだそうです。
入口はジーザスがすしざんまいのポーズをしていた。
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1世紀のアレクサンドリア教会(エジプトの首都のやつですね)が起源だそう。北アフリカがイスラムになってもしっかり続いた。十字架の形が特徴的。狛犬もいる。
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全景はこんなんです。
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この敷地の入口には金属探知機つきのチェックポイントがありました。モスクにはなかった。なんかそういう関係なんだろうか。
周りはこんな感じ。裕福ではなさそうだが危ない感じでもなかった。
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と、いうわけで帰りましょう。
途上国のタクシーはクソで大嫌いなのですが、今回もまあ予想通り。
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だいたいの調べはしてあって、空港まで20ドルまでなら相当のぼったくりだがそれでも許容してやろうと思っていたところ、「30ドル」と言ったので「ふざけんな」と猛然と交渉。意外とすぐに折れた。しかし「駐車場代払わないといけないから2ドルくれ」と食い下がり、呆れて受け入れた。
当然領収書など出ないので、紙切れとペンを渡して「これに書け」と言ったら「いいペンだな、くれないか」ときた。つえーな。心の狭い斜陽の国の人なのであげなかった。こいつらにとっては次々とダメ元の要求を繰り出すのが確かに適応的なんだけど、国の印象は確実に悪くなるし見下されると思うよ。

ところで、ドラクエIIIのアッサラームの町(位置的にはバクダードあたり)に「おお わたしのともだち!」といって高額の武器や防具を売ろうとする店がありました。相当値切ってもやっぱり高いぼったくりなんだけど。
それが今回、タクシーの運転手が誰も彼も2人称がmy friendなので、これほんとだったんだ!と発見して感動しました。そしてやはりクソぼったくりだった。

エジプトの空港はセキュリティがえらそうで(公務員が威張ってる国なんだろう)、何度も冗長な検査をし、エジプト航空の客室乗務員は感じは悪くなかったがサービスは少なく機内は汚かった。過去に生きてる強権政治の国。ピラミッド見に行った人も2度は行きたいと思わなかろう。日系の旅行会社を使うか、現地につてがないと嫌なことがいっぱいありそう。

ところで中盤から便が水に。しかし別に熱も出ないしお腹も痛くないので「ストックがだめならフローで勝負だ!」と食べ続けていました。そして水便は治らなかった(当然だ)。

* * *

行き帰り16時間ずつの行程で2冊読了。

◆鎌田遵『癒されぬアメリカ 先住民社会を生きる』集英社、2020年。
アメリカ先住民社会のフィールドワーク。日本語でこれが読めるのはすごいし、作中に出てきた青木晴夫(ネズ・パース語の辞書を作った人)もむちゃすごい。体裁はエッセイの集成だけど、カジノだとか環境団体、トランプとの関係、ドラッグ、コードトーカー、先住民とは誰か?など知りたいと思っていたトピックが網羅されていてとても勉強になりました。次は英語の入門書に挑戦します。

◆豊川斎赫(編)『丹下健三都市論集』岩波書店、2021年。
・都市をリ・クリエーション(再生産)の場ととらえるところ
・建築や都市計画を個人の日常生活スケール/集団生活のスケール(広場など)/超人間的スケール(自動車などの高速移動)に分ける考え方
・原子力が人間性の意識解放をするという発想(オーウェルもそうだが、原子力が同時代の人々の想像力に与えた影響)
・第一の産業革命が、人間が手足の延長となる道具で実現したとすると、第二の産業革命は、人間が神経系統を延長した情報・コミュニケーション分野で起きるという分類
・20世紀末の日本人口が1億2000万人という意外に正確な人口問題研究所の推定(これは丹下の試算ではない)
・都市開発における既得権益(地主)批判
など、時代を感じつつ面白い分類や着想がいろいろありました。

2022年11月12日

1111

1が並んでいた。
そしてこれ1400個目のエントリーです。

特段の意味はないただの記録で、弊管理人の部屋。
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このほかに寝室一つ。アパートの広さはたぶん70数平米ある。
家賃はだいたい月40万円です。引くわ。

* * *

会食、Giovanni's Trattu。
コロナ禍の中でこの店がなくならないよう、常連がお金出して支えてたんだって。
そしたらその後なぜか長期休業し、気がついたら再開してた。イタリアン。
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ポルチーニ茸のリゾット、うまくないわけないでしょ。
そして謎の伏兵、「海鮮シチュー・ママの味」で悶絶した。パンもらってお出汁を全部すくって食べた。フランソワーズ・モレシャンがいいって言ってたもんね、とか言いながら。
そんでこちらはナスのチーズ焼き。
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家庭料理っぽくてとてもうまかった。といってもイタリアの家庭で何を食ってるかは知らない。ではなぜそう思うかというと、味が強くなくて完成されてるから、多分。
二人でワイン1本空けて128ドル。わりと手頃だと思う。

* * *

アメリカのお金は「スコア」
日本は「ポイント」
かなっていう感じがした。この違いをもうちょっと考えてみると面白いかもだが、そうでもないかもしれない。

* * *

ベテランズデーで休日でした。
でも朝から夕方までがっつり働いた。
あすからちょっと出掛けます。

2022年11月06日

冬に臨む

月イチの土曜出番は出社が面倒だったので在宅でやってしまいました。それにしても前回の土曜出番からもう1カ月たったの??というくらいの感覚です。

日曜未明に夏時間が終わりました。家じゅうの時計を1時間巻き戻しました。
朝方は雨が降ったらしいです。24度、暖かい。近くのイーデンセンターにちょっと買い物に出ました。中国本土の資本かな?と思っていたら職場の人によるとここは台湾系らしい。
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前に来たときは気に留めてなかったんですが、韓国系のHマートと比べるとちょい高いものが多い一方、野菜はかえって手頃。そして薄切りの冷凍肉が半パウンド(230gくらい)強から買えることに気付きました。牛肉を買ってみた。牛丼作ってみるか。

* * *

作った。ありだった。
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外食の動機は仕事と揚げ物と寿司飯くらいになってきたな。

* * *

月曜は仕事先の人と会食。ちょっとしたボーナス的な成果が出た。

火曜は遅めに出社して職場にいたら、背後(弊管理人の席は壁に向いているので、職場で起きていることは全て背後で起きています)で同僚とおじさん職位が険悪になってました。
帰ろうかなと思ったら、出口近くでたまたま顔を合わせたその同僚から「一杯いっちゃいますか」と冗談めかして言われたので、これは本当に行きたいんだろうと思って「行きましょ~」と承けて、深夜営業してる近所のレストランバーみたいなところに行きました。
仕事の密度、労働時間の無意味な長さ、そしてブルシットジョブの多さなどあり、いろいろ吐き出したかった様子。チキン食って、イカの揚げたの食って、ビールは一杯だけ飲んで、最後に「もし辞めたら建築を勉強したい」と言われ、「同じこと考えてた!」と応答して終了。ストレスがちょっとでも軽減したらよかったですよ。そして彼は辞めないと思う。

水曜は車で20分くらいのRestonという街のハイアットリージェンシーで会議を覗いてきました。
アメリカの会議って朝食から始まって午前のセッション、ネットワーキングを兼ねたコーヒー休憩が入って次のセッション、昼飯食いながら講演聴いて、午後のセッション、おやつ休憩、夕方の部、そんで夜の飲み会というのが定番みたいです。日本でも医学系の学会だとこんな感じではありますが、コーヒー休憩やおやつ休憩はこっちの特徴か。とにかくのべつ幕無しになんか食ってコーヒー飲んでますね。フロアからの質問が活発に出るのはいいと思う。

木曜は突然過密で、午前中に中古車屋さんに車検のため車を預け、近くの駅から地下鉄に乗ったら会社の手前で弁当を家に忘れてきたのを思い出して取りに戻り、そのまま家で一つオンライン会議を聞いて、出社して、オンライン面会して、電話会議聞いて、夕方から在米日本企業の人たちの寄り合いに行ってピザとビールで歓談して帰ってきました。

金曜は前日のオンライン面会の成果を形にしたあと夕方に車をとりに行き、そのまま出社して夜、次週に迫った中間選挙関連の仕事のリハーサルをやって遅くなり、近所に住んでる同僚(同期)を送ってから帰宅しました。

* * *

去年なぜか冬季に何回かブレーカーが落ち、この夏は全然だったのが、また落ちました。オイルヒーターが怪しい。あまりぶつぶつ電源が切れてるとデスクトップPC的にはよくないので、アマゾンでUPSを注文しました。

* * *

去年グラスゴーに見に行った会議が今年はエジプトのシナイ半島で始まりました。出張は次の日曜から。現地は去年と同じメンバーで、東京とナイロビから同僚がきます。リゾート地なんだけど過去にはテロも起きてるので、一帯は厳戒態勢らしい。ま、異邦人としてはそのほうが安全で有り難いです。6年前のモロッコも、もともと警察国家みたいなところなのでわりと安心して歩けましたし。

* * *

髪が伸びたので刈りました。

* * *

日本だと1日400kmくらいの運転はできるのに、なんでこっちは200kmも走ると疲れるんだろうと疑問でした。分かった。

(1)ハイウェイ走ってるとそこら中に穴ぼこがあいており、剥げたタイヤとか剪定ばさみとかのよくわかんないものも落ちているので、ずーっと注意して路面を見てないといけない。というか一人称視点のカーレースゲームをやってるようなもんだこれ

(2)田舎になると制限速度が時速75マイル(120キロ)や80マイル(129キロ)のところがあり、カーブがこわい。車には一定の速度でずっと走ってくれる機能がついてるのでアクセル踏みっぱなしでなくていいのは助かりますけどね

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