米国東海岸は11/25の昼前です。サンクスギビングの祝日で外がいつもよりずっと静かなように思います。
キリスト教圏共通の何か?というくらいの理解でしたが、調べたら米国の行事でした。
1620年にメイフラワー号で渡ってきた100人余りが、途中で航路がずれたために北東部のマサチューセッツ州に到着したのが12月21日(それは寒かろう……)。最初の1年で半数が病死するほど厳しい環境の中で、ワンパノアグ族から漁撈や農業、狩りの知識を借りるなどしながら、次の年の秋には豊かな収穫を得ることができた。そこで先住民を招いて祝宴を開催したのがルーツだそうです。そして今時っぽい追記:
最近まで、多くの学校の教科書には、ピルグリムの物語として、すべての感謝祭の料理をピルグリムが作り、「より恵まれない」インディアンに与えたというように書かれていた。実際には祝宴は、今では私たちも知っているように、荒野で生き抜く方法や、食料の採集法や料理方法を教えてくれたインディアンに対する感謝の意味もあって計画されたものであった。インディアンたちがいなければ、最初の入植者たちは生存できなかったと思われる。
1864年にリンカーンが11月の最終木曜日を感謝祭とした後、1941年に連邦法定休日になったそうです。七面鳥、カボチャ、クランベリーソースなどを家族で食べる習わし。
なんかネット記事も「いろんなものに感謝しよう」的な優しいものが多い気がします。ハロウィンとクリスマスに挟まれた中途半端なホリデー、という評価も目にしましたが、ここから年末感が出てくるらしく何となくゆったりした雰囲気。近場のスーパーも25日は休みです。世間的には木曜から日曜までの実質4連休となり、各地の空港がめっちゃ混んでるというニュースをやっていました。
何か出掛けていって見るべき行事はないのか?と検索したら、メイシーズMacy'sというデパートがパレードをやるというのが当たったのですが、ニューヨークでした。仕方がないのでアジアンスーパーにみりんでも買いに行ってくるか。
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アマゾンで買った米と炊飯器で、家で初めて白飯の夕食を。
米は80オンス(=2.3キロ)700円くらいで安いです。炊飯器は、2万円くらいするマイコンのではなく、とりあえず銭失いになってもいいやで5千円くらいのすごいコンパクトな象印3合炊きを選びました。大きさが分かるよう、少し引いた写真で。ガラスの蓋をかぶせてスイッチを押下してしばし待つだけです。3千円クラスで似たようなのもあるんですが、なんとなく象印なら丸い米をできるだけおいしく食べたい日本人の気持ちが分かってくれるような気がして。
でも全然問題なく炊けました。粒が立って米がキラキラ光り、甘い匂いが立ちこめるわけではないが十分です。
スーパーで買った豚肉を細切りにして適当に炒めた。アジア系のスーパーではないがキムチもあったのでゲット。
右下の黒い部分はエラーではなく味付け海苔です。これは昔お世話になった方が9月、弊管理人が送った転勤挨拶の葉書を見て送ってくれたものです。最初、既に荷出しをした大阪に送られ、それを東京に転送し、スーツケースに入れて日本~米国ホテル暮らしの間持ち歩くことになって「そんなんしてくれなくてもいいのに……」と思っていました。でも開けて食べたらしみじみおいしくて、すぐにお礼のSMSを送ってしまいました。
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・1日1初めてシリーズは「手紙を出す」で、郵便局の自販機でフォーエバースタンプを買って投函しました。フォーエバースタンプとは、よく郵便料金が変わるので、一回買ったらその後値上げがあっても追加料金を払わずにいつまでも使える切手だそうです。いま$0.58。簡単だった。ちなみに送ったのは銀行の書類です。日本行きの葉書もやってみるか
・会社のビルの守衛のおねえさん(黒人)がHave a good one!と聞こえる挨拶をしてくれるので、何と言っているのかと思っていたが、このままで北米でよくある表現のようです。Thanks, you too!と言えばよいみたい
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インフルの注射をしたとき、薬局のおねえさんが針を抜いたあと「どこ刺したっけ?」的な顔をしながらシールを貼ってくれたので、後で剥がしてみたらこうでした。ハズレではないがニーズが十分に満たされないところが米国っぽい。
仕事で、ある行事に弊管理人がメールで参加登録をしたあと、加勢が必要だろうということで同期の同僚にも追加で登録してもらうことになったのですが、彼が「『(弊管理人)に加えて自分も』という書き方をすると勘違いされて追加じゃなく置換されてしまう恐れがあるので、単に『自分を登録してね』というメールを送っておく」と言っていて、そういうもんかと思いました。なるべくシンプルにしないとということ。「お世話になっております」「どうぞよろしくお願いいたします」的なメール、ないもんな。