インフルエンザの予防接種を受けてきました。
11月下旬ともなるとちょっと遅いのですが、2週間前にCVSというマツキヨ的なドラッグストアで予約していたら、予約の日時直前でキャンセルされ、怒ってサーベイに★☆☆☆☆と答えたあと、どうしたものかと考えていたのでした。
で、結局近所のハリス・ティーターというスーパーの2階に入っている薬局で打てることが分かり、予約して翌日に打つことができました。筋肉注射。ぶすっと刺してちゅっと入れるだけ。薬剤師さんかな?最初からこっちに辿り着いていればよかったのに。
ところで、予約のフォームのこれ。
当地でよくある質問なんですが、ヒスパニックの欄が人種とエスニシティの両方にあるんですよね。そして人種も赤・黄・黒・茶・白のほかに太平洋系。てかエスニシティの選択肢が実質的にヒスパニックか否かしかない。たぶん社会保障の何かの分け方なんですけど、不思議不思議。そしてヒスパニックって誰?と検索してみたら「自分がそうだと思う人がそう」と書いてあった。不思議。
一方、米国に長くいる同僚は、先週から全成人が対象になったので「コロナワクチンのブースター打つぞ」と意気込んでいました。弊管理人は8月にやっと2回目が終わったため、来年2月です。
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・当地の人は電話かけても出ないし、機関だと高確率でまず自動音声を噛ませるくせに、人の携帯電話にはガンガン電話かけてきますね
・あとこれはいろんなインフラの契約とか初回の支払いとかが立て込んだ滑り出しの時期だからかもですが、やたらビルだペイだデポジットだってうるさいです。ほんとに金の話ばっか。オートペイ(自動引き落とし)に順次切り替えて黙らせたい所存
・前回の日記で書いた、運転免許の申請の時にimmigration statusの確認に手こずっているという話、同じ職場のほとんど全員が経験していることが判明しました。なんで?ちょっと珍しいビザだから?
・最高気温が10度に届かない日がほとんどになってきました。夜中に帰ってくるときなど、薄いセーターを着てコートを羽織っても結構寒いです。年末の休みにどこに行こうか考えていて、ボストンで美術館巡りというのがよぎったんですが、めっちゃ寒そうなので再考中
・ワシントンDCで殺人被害者が200人に到達し、2003年以来の高水準になったとのニュース。DCを十字に区切ると「南東がやばい」と聞きますが、その辺がやはり多いようです。しかし品がいいとされている北西で強盗に遭ったという学生さんの話を昨日聞きました。ううむ
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■ジェニファー・ラトナー=ローゼンハーゲン(入江哲郎訳)『アメリカを作った思想』筑摩書房、2021年。
赴任前に買って、読み通すのに相当の時間を要しました。
とにかく大学入試の英文和訳の答案みたいな直訳の読みにくくて妙に硬い日本語に閉口しました。全編にわたって出てくるintellectual lifeを「思想的生」としていてすごい頻度で引っ掛かった。これ多分、文脈から単に「思想」、一部は「知的生活」でいいと思う。でもアカデミアの翻訳のしきたりがこんななら仕方ないです。知らないけど。で、このひどい読みにくさは後半、視線をとにかく走らせるという読み方にスイッチして克服し、フィニッシュできました。時間がかかりすぎて前半を忘れたが、内容は面白かった気がするのでもっかい目を通そう……