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2021年08月 アーカイブ

2021年08月31日

引っ越しと帰省

■27日、大阪で退去の立ち会いをやってから新大阪までタクシーで移動し(いつも地下鉄だったので初めて使った。1800円くらいで済んだ)、新幹線で東京。スーツケース引きずって会社に行って社宅の鍵をもらい、汗でどろどろになりながらようやく到着しました。
部屋はwifiがなくネットが有線だったので、いったん街に出て2000円くらいのポータブルルーターを買い、100円ショップで必要な雑貨を仕入れ、とやっていたら日はどっぷり暮れ、それでもシャワーを浴びて部屋のドラム式洗濯乾燥機で洗濯ができたところまでで満足して就寝。

■28日は朝一番で歯医者に行き、そのまま新宿に移動してバスで帰省しました。
新宿はかなり人が少なかった印象。
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弾丸で一泊した昨年末以来の実家です。弊管理人だけでなく父、本家の伯母、祖母、父方の祖母もワクチン接種を受け終えているというのが大きな違いです。さらにマスクを極力外さない、気休め程度の抗原検査、風下に立つ、手洗い、SpO2と体温を頻繁に計測、などできることの重畳によってリスク低減を図りましたが、それでも「自分は感染している可能性がある」との前提で2日間動くのはかなり気疲れしました。
夕飯はいつものソースカツ丼。
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おいしかったです。

29日は本家へ。たんすの防虫剤を入れ替え、伯母の手作りの昼食をごちそうになりました。
100歳になった祖母は弊管理人をギリギリ認識できたかどうか。3回、握手すると、祖母は自分の額にその手を当てて「元気でね」と。たぶん全員が「これ、最後かな」と思ったことでしょう。

そのあと、父の実家にいる祖母にも会いに行きました。
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縁側で祖母と話したあと、草刈りに来ていた叔父、叔母(義理)と4人でアイスを食べました。こちらはまだ最後ではないと思うけど、どうかなあ。でも90代になると分からないよね。

海外赴任は本人が若くてぴちぴちしてるほうがいいというのもあるけど、家族状況の面でも40代半ばはもうギリギリの時期かもしれない。国内にいてもお別れに立ち会えるかというとそうでもないが、弔いの場にさえいられない可能性があるのはね。それでも親世代は「面白そうだしいいんじゃない」的なことを言いました。どうなんだろう。

本家で食べきれなかった昼食を伯母に詰めてもらったものを実家に持ち帰ったら、父が「飯がない」といっておにぎりを2つ作ってくれました。
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帰りのバスで夕食にしました。恐らくもうコラボすることのない2人のコラボだなと思って撮影。6年くらい前だったか、2人が決裂して以来「PKO」と称して実家と本家を行き来してきましたが、祖母有事の際は弊管理人のいないところで弔いや相続などの諸手続に対処を迫られることでしょう。弊管理人のPKOは結局あまり意味がなかったのかもしれん。

そんなことでいつも以上に気持ちの晴れない帰省でした。

2021年08月26日

荷出し

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荷出ししました。このかん打ち合わせをやってきた運送会社のできそうな担当者の方に「できるだけトランクルームに入れていったほうが」と盛んに勧められているうち、「現地調達できないものとは一体なんだろう」と自問自答し、過適応したために現地に送るのは段ボールで航空便3箱、船便3箱にまで減ってしまいました。ちょっと余裕ある難民くらいか。違うか。そして結局全部航空便で送ってもらえることになりました。それはまあよかった。そしてこの数日ずっと悩んできた荷物の取捨選択が終わり、なんとなしに気分が軽くなりました。

後任が大阪に入って、うちから歩いて10分ほどのところに落ち着いたので、あげた家電の説明にちょっと行き、ふらっとその辺を歩きながら家に戻りました。1年7カ月はほとんど一瞬だったな~と思いました。家具がなくなった部屋に全く違和感がなかったのは、去年の1月の終わりに家具が運ばれてくるのを待ちながらこの角度から部屋を見た記憶がまだ新しいからでしょう。あと、めちゃくちゃ忙しかったというのもある。だとすると、次の赴任地に前任者と同じく3年いたとしても永遠ほどには感じられないのかもしれません。

しかしまあ人と話すこともなく9時5時の定常的な仕事だけして生きていきたいと常々思っているのに、なんでこう人に次々と絡まれる長時間労働から逃れられないのでしょう。

* * *

最終勤務日となった23日に、退職者を含め40人を超える人からのデジタル寄せ書きをもらいました。
ほとんどの人が「うるさいおじさんにブチ切れていた」「武闘派」などと物騒なイメージを語り、仕事が速いとの言及もいくつか。大まかにまとめると「迂闊でイラチ」となり、うんそれで失敗してきたよ、とすごい反省し、しかしよく観察していると感心もしました。

若手ちゃんの多い職場なせいか、こういう行事っぽいのやってくれるのありがたいねえ。記念品もらってスピーチさせられる恐ろしいセレモニーは回避しましたが、引き継ぎでちょっと寄った今夜(26日)は去り際に拍手で送り出されてしまいました(照)

* * *

奥歯の詰め物が外れるアクシデント。
これがあるから長期赴任は恐い。

2021年08月21日

いろいろ準備

大阪最後の宿直が終わりました。これでシフトは終了。出勤日はあと月曜の1日。
この職場は転勤者の最終出勤日に集まれる人が集まり、記念品を渡して送辞と答辞をやって拍手で送り出すという大仰な行事をやるのですが、弊管理人は「シャイなので」といって辞退しました。後任が引っ越してきたら引き継ぎのためにまた会社に姿を見せる予定なのでいつが最終日か分からないし、まあ何より普通にシャイなので。

「送り出しは辞退とのことです。(弊管理人)らしいですね」と書かれたえらいひと(←好きな人の言うことしか聞かない弊管理人がかなりの無理まで聞いちゃいたいと思ってるひと)のメールが部内に回った金曜夜、宿直で会社にいたら何人かの若手ちゃんたちが来てくれて乾杯し、26時半とかに携帯で記念写真撮って帰っていきました。ありがたいことです。

宿直明けの土曜は定時の14時に上がって、東京の同じ職場にいた眠り姫(5月から大阪に来ているがあまり職場で会う機会がない)と2時間くらいお茶しました。まあなんやかんやで今後も連絡すると思うけど確かに暫く会う機会はなさそうやね。君ひょっとして弊日記見てる?と思わせる言辞がありましたが不問。お元気で。

構造は最悪だが人はこれ以上望んではいけないくらいいい人たちが揃っている職場で、数限りない不愉快がありましたが救いは確かにあったと思います。

* * *

今回の宿直は仮眠が4時間を切ったので、帰宅してちょっと作業などし、横になったら2時間半寝て20時半。しかも冷房きかせたまま、布団の中ではなく上に寝てしまったので寒っ!温かいもの食べたっ!となった。

夜は最後かなあ、オステリア87。
フリットはえびが大きかった。サツマイモがうまかった。鮎が沁みた。
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ハム、パテも思い出。
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バターとセージのパスタにトリュフとかそんな。
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お昼はカップラーメンだったし許してほしい(何を)。
お酒も出すし、22時までやることに決めたそうです。まあ分かるわ。
がやがやしたお店じゃないし、お酒が出されても出されなくてもリスクは変わらないでしょ。

* * *

新型コロナ2回に加えて、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、成人三種混合(破傷風/ジフテリア/百日咳)、コレラ、髄膜炎菌、MMR(麻しん/おたふく/風しん)という予防接種オンパレードでなんか疲れました。引っ越し後にポリオ、腸チフス、黄熱が待ってます。

* * *

米国転勤が決まってから「ご栄転」と言われることが多く、そのたびに全く喜んでないことを伝えているのですが伝わっているのでしょうか。いや分かってもらう必要もないのですが。
それで、本当に喜んでないかと自問すると本当に喜んでないのですが、しかし放っておくと本当に何もしない弊管理人はこうやってお尻を叩かれ続けることで芸の幅を広げてもらってきたということは知っています。

2021年08月10日

あと2週間

北新地、フィナンシェ。
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これは今日ではなく、3日の午後にモデルナの2度目の接種を受けてから、副反応が出ないうちにといって職場の若手ちゃんと食べにいったデザートコースのしょっぱな。
ちなみに副反応は、当日はなんてことなかったものの翌日がっつり熱が出ました。そんなこともあろうかと予めシフトを入れない日にしてあったのでそのまま休み。熱は38.1度までは行きましたが、夜にイブクイックを一発キメたら2時間ですとんと解熱しました。もっと早く飲んでもよかったのかも。若手ちゃんは1度目から結構つらかったそうで本人は大層心配していたのですが、案の定2回目は直後から熱が出始め、数日引っ張ったそうだ。ご愁傷様。

* * *

当地での勤務もあと2週間となりました。たぶんむっちゃすぐだと思う。

・「ものを増やさない」のが基本の中で、しかし引っ越し先になさそうなものを厳選して買っていくというミッション。調べてみるとニトリと無印はワシントンDCから遠いが、市内には百均(dollar store)とユニクロはあるので、細かい日用品と服のたぐいはほぼ大丈夫だろう。床掃除のあれ――棒の先におそうじシートだかモップだかを取り付けるやつ――は買ってしまった。あとは洗濯物を干す、枠にピンチがいっぱいついたやつ。ありそうな気はするんだけど大味な予感がして買った

・とかなんとかやっているうちに、本当に日本から持っていかないといけないものなんて実はほとんどないのではないかと思い始める。PCと書きやすいボールペンがあれば最低限なんとかなりそうじゃない?

・あと本ですが、電子書籍になってるものは現地からVPNに入ればキンドルで買えそう。頻繁に開くものはやはり紙だろうということで、持っていくのは数冊の仕事関連資料かなと

・荷造りしなくていいというのが救いです

* * *

9月の渡航直前にちょっとだけ家族旅行するつもり。その計画も立てないとな

2021年08月08日

児島

台風が向かってきてますけど、到達する前に行けばいいでしょう。
ということで岡山・児島にふらっと。
鷲羽山。
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あ……すばらし。瀬戸大橋がすぐ近くに見えます。
降りてきて「どんぱち」でうどんをいただきました。
児島うどんていうのがあるんだって。まあ讃岐の目の前ですしね。
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うまい。というのはもう見た目から明らか。
王子ケ岳、
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は橋から遠いので霞んでいるところを見るのですが、なんか夢みたいな(?)彩度の低さです。
ふもとにあるDENIM HOSTEL FLOATでレモネードフロート飲みました。
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学生服資料館みました。
瑜伽(ゆが)大権現のお参りに来る人用の足袋→学生服・軍服、という流れらしい。
1923 関東大震災後、米国からの支援物資が大量に入って洋服化の流れが作られた
1967 ラッパズボンなど変形・改造服が流行
1970年代 長ランが誕生=大学応援団が応援中に上着の裾が乱れるのを嫌って導入した
昭和40年代にはもう地元の学生服生産量が減少、値下げ競争、倒産も起きている
1983 変形服対策で高校を中心にブレザーへ転換始まる
1998 ペットボトルリサイクル学生服
など、学生服の歴史がかなり面白かった。

児島駅近くに戻ってきて、ジーンズストリートに行ってみました。
うん、そういえば特にジーンズが好きなわけではなかった。
夏っぽい空でした。
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特に暑い日だったようです。湿気も多くて汗びっしょり。

帰りは在来線で2時間40分。本読みながらだとすぐでした。
腕が焼けた。わりと日傘さして歩いていたので顔はそうでもないかも。

* * *

このサイト、やっとSSL化しました。万一、米国からアクセスできないと不便なので。

* * *

五輪閉会。ほとんど見なかった。いや職場はずっとテレビがついてるので横目で見てはいたんだけど、誰が勝ったとか負けたとかほぼ覚えてない。閉会式はわざわざ最初から見始めたのに、台風が鹿児島に上陸したとかでニュースになり、同時放送に切り替えるのも面倒だったので消灯しました。
招致時の都知事をもじっていうと「世界一金がかかってない『ように見える』五輪」。

* * *

■東浩紀『ゆるく考える』河出書房新社、2021年。
鷲田清一は本が違っても同じことばかり書いているので、新しいエッセイの書き手の、息抜きに読める本はないかなと手に取ったもの。
10年以上前の書き物を集めた本で、この文体(内容)は後で読み返して恥ずかしいだろう、と思いながら読んでいたら、やはりそうだったことが文庫化に当たっての後書きに書いてあった。

2021年08月01日

わたわた

今いる職場では概ね月に1度3日間、その期間の全仕事を見渡さなければならない役割が回ってきます。他部署との連絡調整や支社上層部のマイクロマネジメントなど、とにかく不愉快を煮こごりにしたような3日間ですが、その最終回が木曜~土曜で終わりました。
モデルナの職域接種の2回目が木曜から受けられたはずなのに、3日間ほぼ身動きが取れないのと、副反応がひどかった場合に耐えられないため8月第1週に延ばしました。こういう不便まで含めてむかつきますが、まあとにかく終わった。あとは知らない。まだ宿直などその余のシフトは残ってますけどね。

* * *

日曜は大お洗濯大会と、さまざまな手続きで進められるものを進めていました。
午後に、友人が来た時に置いていったものを返しに尼崎へ、ついでにさようならを。
あと異動したとたんに出張しないといけないUK北部の宿を予約してました。

* * *

その他このかんやっていたこと:

・門真の運転免許試験場にて免許の期間前更新。2018年に更新して2023年が次の更新なのですが、帰って来られない可能性があるので期間前更新をしました。今年2021年の誕生日はもう来ているため、ここから5年延びて2026年まで有効になりました
・併せて、国際免許証の取得。米国では実技で免許を取ることになるのでどれくらい使うか分かりませんが一応。上記の更新作業が09:45開始、国際免許証受け取り12:45。長かった

・22年前に留学するときに支払い等のために作ったシティバンクの口座は、その後シティが日本から撤退したため三井住友信託のプレスティアというブランドに引き継がれています。口座に米ドルを入れておくと米国のATMでも手数料がかからず引き出せるというので使う気満々でいたのですが、バンクカードについてるVISAのクレジットと共通の暗証番号が思い出せず、試しに使ってみたクレジット支払いの場面で4回間違え、「あと1回間違えたらカード使用差し止め&再発行かも」と危機を察知して一度撤退しました
・家で申込時の書類を漁ると、手元控えの紙にメモってあった!!その4桁の番号は「お前なんでこんなもん使ったの?」と当時の自分に問いただしたいくらい「?」な番号でした。試しに職場近くのパン屋で300円余の決済にクレジット使って正解。肝を冷やした

・引っ越し業者に相見積もりをしてもらうのと、荷物の取捨選択
・船便は某疫病のせいで混載コンテナが滞っており、到着まで3~3.5月とのこと。「到着は年末でもいい家財」ってなんだよ。夏物の服とすぐ読まない本と、あとは歯ブラシ(いま赴任してる人から「絶対買い込んできたほうがいい」と言われた)や肌ラボ、今治タオルの予備くらいか。あと航空便はすっげえ高いことが分かった
・それでamazon.comでいろいろ調べてみると、考えてみれば当然だが大抵のものは現地調達できるな~と思った。風呂で使うカスチールソープは日本で買うより安い

* * *

緊急事態宣言で、馴染みのお店が閉まったままさようならになってしまいました。
にしやまさんのおばんざいは最後に食べたかったが仕方ありません。

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