37度とか38度とかになってる大阪意味不明。
ということで避暑だと緯度を上げるか高度を上げるか。今回は高度。
【15日(土)】
金曜は宿直明けで、仮眠しないままちょいちょい若手が投げてくる仕事を打ち返したりしながら夜を迎えてしまったので、23:30に限界がきて就寝。
7時に起きたら体調すこぶるよし。
琵琶湖の西側の伊吹山にドライブいこ~と思って新快速に乗ったはいいが、カーシェアの会員証を忘れたことに山科あたりで気付いたので、大津で降りて比叡山に行くことにしました。
比叡山ドライブウェイを上る京阪の路線バス。ときどき覗く琵琶湖周辺がなかなかでした。
延暦寺、中学の修学旅行で来たので29年ぶりということでしょうか。
根本中堂がずいぶんモダン?な作りになってました。
中は改装中。
修学旅行では、この根本中堂で「大地讃頌」を歌ったはず。
宗教的には挑戦じゃないかしら、今にして思えば。「讃えよ、土を」って。
そういや、歌ってない同級生がエホバの方だったことを知ったのはだいぶ後になってから。
前に宗教サミットやったとかで、平和平和ってやたらアピってますが、実務的には何してるのかな。行灯出したりしまったりしてるくらいしか知らないです。なんか「大手~」って感じだった。全体的に。
ていうか暑いです。メシ食おうメシ。
意外とうまかった鶴喜そば。
横川地区にも行ってみます。こちらはたぶん来たことない。
往生要集が書かれた恵心堂。
それぞれのお堂のすぐ横あたりに由来だのが書かれた立て看があって景観を壊してる。やめたほうがいいと思う。
帰りは京阪バスで京都に下って、出町柳から京阪電車で大阪に戻りました。
結構疲れた。あまり避暑にならなかったようでいて、しかし大阪は夜になってもどかんと暑く、まあ中途半端ではあるが避暑したということにした。
終戦の日だったのに、全くニュースを見なかったので全然そんな気がしなかった。
【16日(日)】
今日は奈良の奥地に行きます。
大阪上本町から近鉄で1時間で室生へ。そっからバスでこんなとこ。
バス停から歩いて15分くらい?室生山上公園芸術の森へ行きます。「山上」だから結構山道を上るのでした。木立の中に入るとさすがに涼しいです。しかし到着すると汗だくでした。
ダニ・カラヴァンの作品でできた公園。有名なのはこれかな。
環境芸術というのか。直線や渦巻きなど、かなり簡単に記述できるような造形(木の刈り込み方も含め)は複雑な自然というバックから浮くよね。素材がコンクリートだとかそういうこととは全然別に、すごい「人の手」を感じるというか、征服的というか。↓こうしてみるとゴルフ場以上に截然と境界線が引いてありますし。
しかも、人が写真を撮るときのフレームを強力に規定するモニュメントだなとも思った。
さっきの「この木何の木」みたいなやつも、ずっと観察してると、ほとんどの人が木を中心にして渦巻きを手前にして撮る。たぶん木の裏側に回ってもそんなに面白くないでしょう(パンフに斜め後ろからのアングルが載ってるけどあまり面白くない)。ついでにいうと、次に写真を撮りたい人たちが遠巻きに待ってるので、そんなに追究もできない。有限な個体が設計し、他人からの圧の中で関わる環境芸術?……と書くと「あ、それでいいのか」という気もした。
んで、これも結局こうなるやん。
荒川修作の「体をぐらぐらゆさぶることで体の存在に気付かせる」みたいな異化作用も特になく、nがこうだとすればn+1はああだろう、という予想が当たるというのは安心感があるっちゃある。よく言えば。
で結論は、いつの間にか終わりそうになってた夏の空めっちゃきれいやったって話。
そいでまたとことこ降りてきて室生寺を観に行きました。
きれいでした。コンパクトな五重塔も。
降りてきて、老舗っぽい喫茶店でみるく金時氷とアイスコーヒーでクールダウン。
16:20の終バスで帰りました。
うちのドアの横にセミが落ちてました。
黒いTシャツが塩田みたいになりました。
先週、二日酔いで遊びに失敗したののリベンジは一応成功とします。