日曜は原谷苑でお花見です。44人!!
ちょうど去年と同じ4月第2週。去年は主催者が「ちょっと早かったなー」と悔しがっていて、いやでも相当きれいですよ?と思ったものでしたが、ちょうどしだれ桜が満開を迎えた今年は圧巻でした。
「泉仙」のお弁当。赤いのは梅の甘露煮の天ぷらです。おっかない京都人のおにいさまが「やっぱり泉仙さんはええな」と言っていたので相当うまいのでしょう。いや実際うまかったですけど。
「最近は独立して始めはった料亭が、味も安定せんうちから東京の方とかの予約で埋まってしもて、いろいろ教えてくれるおじさんが入れなくなってねえ」。聞いてみると、新しい料亭の主人が修行した料亭に通っている「物事のわかる」お客さんが食べに行って、皿の使い方、素材の使い方などにいろいろ駄目出ししながらよくなっていくのだそうですが、そういうシステムが近年働かなくなりつつあるということらしい。
そのお兄さんの著書をもとにした「イケズ講座」もその場で始まりました。
本当にコーヒーを勧められているときは「コーヒーでええか」だが、さっさと出て行って他でコーヒーでも飲め、というイケズは「コーヒーでも飲まはりますか」だそう。こわ!とも思いますが、曰く「イケズはちょっとうまいこと言ったくらいのもの。むしろ言われたら仲間として認められたと喜んでよい」とのことでした。ほんとかなあ
で、その怖いお兄さんおすすめの御室桜を見に仁和寺に転戦しました。
来たことあったかな。いや全く覚えてないけど、きれいでした。
ちなみに「御室桜」もイケズ用語だそうです。根元近くから枝分かれしていて樹高が低いため「花(鼻)が低い」の意。
さらに余計なことですが、「平野神社の桜みたい」も褒めてるようでけなしてるそうです。染井吉野の名所なのになぜ?それは、北野天満宮を越えたところにあるので、「北野を越えた」→「きたのおこえた」→「汚のう肥えた」だそうです。ブルブル
一般論として、イケズは「褒めれば褒めるほど落としている」と解すればいいらしい。イギリスでinterestingと言われたら「クソつまんね」という意味、フランスでpas malは相当気に入ったという意味というのに似ているとのこと。
寝殿・書院はいちいちフォトジェニックでしたとさ。
夕飯は四条河原町「東華菜館」で中華です。
これ何の建物かなあと思いながらみんな通り過ぎてますよね。
前菜、春巻、鶏の唐揚げ、エビの塩炒めが出色。他もいちいちうまかったです。腹一杯まで食ってビールと紹興酒飲んで5000円ちょっとと意外にリーズナブル。
稼働しているエレベーターとしては国内最古だという。ほんと?
新幹線の時間があるのでここで皆さんと別れて京都駅に向かいました。
朝、大阪を出る前に駅で買った「ダニエル」のカヌレをつまみながら帰りました。
いやあ今年も楽しかった。京都出身のオーガナイザー氏に感謝。