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2016年01月 アーカイブ

2016年01月31日

札幌余市小樽

この土日、マイル消化のため北海道に行ってきました。
ホテルが取れない取れないといいますが、予約サイトをウォッチしてると、1週間前くらいまでは、時々ぽっとそこそこ手頃な値段の部屋が出てました。

さて今回は旅行というより「週末を過ごす」くらいの志しかないので、ちょいちょい食べたいものを食べて過ごすことにしました。

1食目、大通とすすきのの間くらいにある「バールバールプロペッチョ」という牡蠣のお店でランチです。
牡蠣とベーコンとブロッコリーのクリームパスタ。
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あああううううまい。クリームにも牡蠣の風味がいっぱい。噛みしめた。

2食目、二条市場の前にある「寿珈琲」でチーズケーキとコーヒーのセット。
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カウンター6席+テーブル2つ?くらいの小さなお店ですが、落ち着いた雰囲気です。タバコを吸う客がいなければ長居したいのだけれど(いたので残念)。
コーヒーは丁寧に淹れてくれます。全く口の中につっかかってこないのが逆に特徴的。

中島公園の体育センターでちょっと走って、ホテルでごろごろして、夕飯食べますよ。

3食目、「魚菜」で酒菜の盛り合わせをいただきながら、奈良のお酒「風の森」を一杯。
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お酒は炭酸入ってますね。とても爽やか。
おかずは菜の花と、もろきゅう、蛸、牡蠣の山椒煮、ホタテ、梅干し、蕪のピクルス、たらこの粕漬け。
正常な嗅覚と味覚を持っていることに感謝せずにはいられません。

4食目、すすきの「とりぱん」で塩ラーメン。
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鶏白湯と、焦げた匂いと、柚。うん、オリジナリティがあるかは別として、やりたいことは分かる。店内は湯気もうもう。チャーシュー薄い。

なじみの方々とお酒をいただいて、25時にはホテルに戻りました。
寒いけど、ベルリンよりは少ーしましか。

5食目は日曜のブランチ、大通「さえら」のたらばがに&フルーツサンドイッチをテイクアウト。
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うん、まあ、おいしい、けど、800円と思うと次はないな。

余市に向かいます。
札幌→小樽の電車は進行方向右側に乗るのが鉄則。
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海が見られますのでね。でも本当に楽しむなら運転席を後ろから眺めればよいのです。
朝から腰が痛かったので座ってることにしたけど。

今回唯一入れていた予定がこれ、ニッカウヰスキーの余市工場見学です。
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そういや札幌に住んでたとき、あれだけ道内いろいろ回ったのに、ここは来てませんでした。
知人に余市に行くと言ったら「マッサン巡礼ですか?」とニヤニヤしながら言われたのですが、弊管理人はこの連ドラを見た記憶がありません。弊管理人のデスクの横には某公共放送を流しっぱなしにしているテレビがあるのに。会社にいるときはほぼ無意識で働いているからか。
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お酒っておもしろーい。
50分ほどの見学の最後にはウイスキー3種の試飲をさせてもらえます。
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ふつくしい……
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2004年にイギリスを旅行したとき、フェリーで北アイルランドに渡って、世界最古の蒸留所ブッシュミルズの見学と試飲をしましたが(それにしても今思うとよく行ったよな)、そのときよりシングルモルトをおいしく感じるようになった、たぶん。
さて遅めのお昼は、工場の食堂でラムしゃぶも惹かれるけど、やっぱり柿崎商店で焼き魚を……
と思って余市駅方面に戻ったら、休みでした。ファ○ク

予定が狂ったので、味噌汁に入れる磯のりを自分用に買って、すたこらバスで小樽に戻りました。
車窓から見える海も、いちいち寒々しくていいね。
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小樽の選択肢は「なると」で鶏+寿司、「一福」で鴨南蛮そばかなあ、と思いましたが、やっぱり新機軸を、ということで

6食目、「桂苑」のあんかけ焼きそばにしました。
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あんに入ってる白い粒々、ニンニクのみじん切りですよね?弊管理人はこういうのに弱い。
友達に勧めるかというと勧めないけど、一人旅で立ち寄ったらまた食いに来ると思う。
小樽はあんかけ焼きそば押しらしい。頑張ってほしいです。なんか街が前より寂れてるし。

7食目、ルタオでショコラドゥーブル。
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実はルタオ食うの初めてでした。これはテッパンだな、テッパン。

日が暮れて寒くなったので、これで切り上げて帰りました。
「次回攻略するお店」がいくつかできたので、また今年中に1回は来ようと思います。
明日から野菜食べなきゃ。

2016年01月25日

ヴェヌス

さっっっむい日曜日の夜、錦糸町の南インド料理「ヴェヌス」に参りました。
折角友人と二人なので、定食ではなく、アラカルトでいきますよ。

まずはニンジンのサラダを軽くやっつけて、ドーサ。
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中にキーマカレーが入ってます。野菜カレーとココナッツソースがついているので、これで調味。多分。
だいぶアジアンなガレットですな。うめえええ

写真みて絶対これうまいはず、と決めたにんにく味のタンドリーチキン。
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メニューににんにくって書いてあるんだから覚悟できてるでしょ?みたいなにんにく味。
うまくないはずがないじゃない、こんなの(涙

ほうれん草ごはんと、辛いマトンカレー。
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ごはんはナッツの風味と歯応えが至福です。カレーも暴力的じゃない強さが魅力ですね。
ただし、棗?と思って食べた赤い実は激辛で、二人してしばし悶絶しました。注意。

チーズナンと、野菜カレー。
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こっちのカレーは全然毛色が違い、優しくてfull of taste。
チーズナンは意外と甘い。そしてもちもち。弊管理人は好きです。どっちのカレーにも合いますなあ。

ええと、テンション上がったの、お分かりいただけるかと思います。
すごい数の未踏メニューがあるので、再訪を誓いました。
全部おいしかった。そしておなかいっぱい。幸せ。

* * *

あと、12月末からこれらを読んでた。

■吉田文和『ドイツの挑戦―エネルギー政策の日独比較』日本評論社,2015年.

■熊谷徹『脱原発を決めたドイツの挑戦』角川マガジンズ,2012年.

■ブラウン, L.『データでわかる 世界と日本のエネルギー大転換』(枝廣淳子訳)岩波書店,2016年.

2016年01月24日

ドイツ

ちょっと用事があり、ドイツに行ってきました。
書けることだけ書いておきます。

【ベルリンに行く】

ブリュッセルを経由して着いたベルリンのテーゲル空港は古い感じの空港です。もうすぐ新しい空港ができて、ここは閉鎖される予定だそう。
到着ロビーを出て、市中心部行きのバス(TXLと表示されていた)を待ちます。
料金は2.7ユーロ、鉄道の中央駅(ハウプトバーンホフ)まで25分くらい。とても簡便な印象でした。
それにしても寒い。着てくる上着を間違えた、コートじゃなくてダウンだったかなあと思いました。(日程後半になって、本当はセーターが薄すぎたためと判明、市内の無印良品で特売になっていたもうちょい厚めのセーターを買って解決しました)

成田を午前11時に出て、ホテルに投宿できたのは午後6時過ぎ。でも日本時間では午前2時です。

フードコートや衣料品店などいろいろ入って便利そうな中央駅で、カリーヴルストというソーセージのカレー+ケチャップがけを食べて、さっさと就寝しました。
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ちなみにカリーヴルストは1940年代に発明されたとの説があるファストフードで、ベルリンでずいぶん押してるそうですが、某現地人の反応は「こんなもんをねえ」と若干冷めた感じでしたね。フィラデルフィアのチーズステーキ(チーズと肉片が入ったサンドイッチ)も地元民はそんな評価だったような。

その他、雑感。

・都会なせいか、英語がよく通じる
・中央駅の周辺は「まだいろいろ作ってます」っていう雰囲気。スカスカしていて、工事現場が広がっていた
・車は右側なので、横断歩道を渡るときに、いつもと反対側を見なきゃいけないのが変な感じ
・外国のホテルはスリッパないの忘れていた。旅行用に作っている持ち物テンプレに追加
・首都なのに夜暗い
・ストックホルムと違って「食べ物高い!」という感じはない
・ローシーズンのせいか、ホテルも中央駅の目の前でなんかオサレなところなのに、1泊9000円くらいでリーズナブルだった

【壁】

日の出が8時とかなので、朝はいつまでたっても暗いです。

中央駅で列車・バス・トラムの一日券(7ユーロ)を買ってみました。
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とりあえずベルリンといえば壁かなということで、電車のオスト(東という意味らしい)駅からちょっといったところにあるイーストサイド・ギャラリーを見に行きます。
こちらの鉄道は改札がありません。ときどき係の人が回ってきて「切符見せろ」と言うチェック機構(でも滞在中1回しか出会わなかった)。持ってないと高めのペナルティが課されるんでしょうね?多分。まあこれはこれでありか。

オスト駅から1キロ以上にわたって、壁が残ってます。ギャラリーと呼ばれるのはいろんな人によってペイントされているから。
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絵そのものはどうでもいいんですけども、壁って意外と低いのですねというのが感想です。
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あと、北緯52度だと冬の太陽は大変弱く、曇りがちでもあるので、まぶしいのに弱い弊管理人は大変目が楽で、ありがたかったです。
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適当に中心部行きっぽい表示が出てるトラムに乗ったら、あらぬ方向に回り始めたので、途中で降りて反対側に乗り換え、中心部に戻ってきました。

壁つながりということで「DDR(東ドイツ)博物館」にも立ち寄りました。当時の東ドイツの生活を紹介する展示がされていました。
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そんなに規模の大きなところではありませんが、混ぜ物の入ったコーヒーとか車やバイク、軍服や写真といったモノの展示、住宅のキッチンや取調室や偉い人の執務室の再現などがあり、説明書きも多くて、なかなか楽しめます。
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(↑The peace must be armed!と書いてあるらしい)
自由がなくて監視されてて、モノがなくて寿命も短くて(でも差はちょっとだった)と若干プロパガンダ的な匂いもします。なんか60年代くらいの暮らしとしては日本よりいいくらいじゃない?という印象も。
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世界遺産の「博物館の島」に渡りましたが、特段……。古代史とか美術とか、そんなに、なので。
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大聖堂はでかかった。石造りってやっぱりおっきいものできるね。色は舞茸っぽいなと思いました。

「壁」で、もう1カ所。少し北のほうにある「ベルリンの壁記憶センター」。
こちらはイーストサイド・ギャラリーと違って暗い感じでした。
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簡単に西側に行けないようにした二重の壁や監視所が残ってます。突如として壁ができた1961年から壁が壊れた89年までの間に、136人が壁を越えようとして撃たれるなどして亡くなっており、その顔写真入りの碑がたっています。
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最後の人の日付を見ると、壁が壊れる2カ月ちょっと前の89年8月。もうちょっとだったのに、とは思いますが、この頃ってもうそれなりの人たちが「早晩壁は壊れる」と思っていたのではなかったっけ?
ビジターセンターでは、当時東側に住んでいた人たちの証言が聞けたり、展望所から遺構が見られたりします。しかも無料。ひええ。
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そして、「西に行きた~い」という希望のあまりに無血革命が起きてしまった(最後はなんか瓢箪から駒みたいな感じで)、その昂ぶりが伝わります。1990年前後って、マスコミで働いていたら本当に面白い時代だったろうね。あと、暗い歴史がちゃんと見られるようになっていることは重要です。
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これは一応見に行ったブランデンブルク門。

それにしても、ベルリンの交通機関は便利。電車は数分置きに来るし、1日チケットを買えば、それをポケットに入れたまま列車、トラム、地下鉄、バスを股にかけて快調に乗り降りできます。どの駅にも電光掲示板があって「あと何分でどこ行きの列車がホームのどの辺に止まるか」が示されています。

夜は現地の方に、夕飯に連れていっていただきました。
豚肉と野菜の盛り合わせみたいのとサラダを1人前ずつ頼み、ビールで乾杯です。
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2人でシェアしておなかいっぱい。温野菜も豚もシンプルながらとてもおいしかったです。
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どうでもいいけど、ドイツのグラスって0.3lとか0.5lとかの目盛りが入ってる。
結局ごちそうになってしまいました。

【ベルリンの外】

いただいたもの、見た風景など。
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一緒に行動したグループの中でわりと仲良く喋ったのは、ハンガリーとウクライナの人でした。

・ハンガリーの彼は、「うちの大統領はEUが嫌いで、かわりにロシアと仲良くしようとしている。プーチンと組んで原発建てようとしてるけど、プーチンは危ない奴だと思う」と。立地が立地だけに悩みの深刻さが違いますなあ
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・で、ちなみに「ハンガリー来るなら連絡して。マストシーなところ教えるから」と言ってくれました。「ハンガリーにはいくつもレイヤーがあって、観光客が見ている世界の下には見えない秘密がいっぱいあるのさ(にやり)」「歴史が複雑なので、みんなジョークをいっぱい言う。会話の中にはジョークがいっぱい(たぶん地元の人が、外からきた侵略者に分からないようなハイコンテクストな(?)会話をする癖をつけたのではないか)」というあたりが面白かったです。英語はブダペストで若い世代ならまあ通じるらしいので、行ってみたいなあ。ベストシーズンは9月で、5月もいいよとのこと
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・ウクライナの彼はいい人なんだけど、醸してる雰囲気がものすごいシニカルで、とてもウクライナのイメージと合いました。「いまロシアと戦争してて大変でねー」(!)

・ハンガリーの彼は夜行列車で13時間、ウクライナの彼はバスで14時間かけて帰るそうです。ハンガリーの彼は「物思いにふけったり、本を読んだりできるから、列車は好き」と言ってました

・やっぱり英語ペラペラ陣営は、そいつら同士で固まるな
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・田舎のほうに行きましたが、すっごいきれいだった。なだらかな丘や平原が雪に覆われていて、緯度
のせいか夕暮れが長いので、東山魁夷が描くようなぼやーっとした風景をしばらく楽しむことができました

・そんなにいっぱいの地元民に会ったわけではないですが、「かっちり志向だけどしきれてない」感じの人が多くて、その点弊管理人はとても近いものを感じました
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・ドイツの人って、「まあ確かに均せば日本人よりは大きいんだけど、でも北欧の人みたいにばかでかいわけではない」というくらいのサイズで意外でした

・タバコ吸ってる人がそれなりにいるのも意外でした

・ベルリンの建物は古いのは「東側」っぽくて、新しいのはやけにガラス張り

・「メシまず説」も聞いたけど、何食べてもおいしかった(これは専ら、現地在住の方々によるお導きがあったためと思われる)

【収容所】

泊まっていたアレクサンダー・プラザっていうホテルの朝食がうまかった。特にハーブつきのクリームチーズと、ミニハンバーグっぽいやつ。
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ベルリンから一番近いと思われる強制収容所跡を見に行きました。
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中央駅から快速みたいな電車で北に25分ほどのオラニエンブルクから、さらに路線バスに乗り換えて15分ほど行くと、ザクセンハウゼン強制収容所に着きます。ヒトラーが政敵をぶちこむために各地に作った収容所の中でもわりと早い1936年にできたところで、ユダヤ人を含めた何万人もが殺され、戦後はソ連の施設になったそうです。
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東ドイツが1961年にメモリアル化して、現在は広い敷地の中に残っている建物や当時の素材を使って再建した建物などを見ることができます。
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四畳半くらい?の房が並ぶ牢屋の外には3本の丸太が立っています。そこには恐らく人が……
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日本人も登場します。「犯罪者を働かせて更生させる施設です」とのウソ説明をまんまと信じた(意訳)、と。
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「労働は自由にする」という、もうウソそのもののキャッチフレーズ。
3ユーロで音声ガイダンスが借りられます。イヤホン式ではなく、建物の前の看板に書いてある番号を入力してスピーカーを耳に近づけると、説明が聞けるというもの。耳がふさがれないのがいいです。
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それにしても、「いやな思いをする人がいるから」「論争のあるところだから」みたいなぬるい言い訳をして負の歴史遺産を”ないない”しちゃわない点はとてもいいです。中学か高校くらいの集団がいくつも訪れていました。意識的に継承していかないと、人は簡単に忘れて、簡単に記憶をねじ曲げて、同じところで躓きますからね。
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行く前は「1時間くらいで見終わっちゃうかな」と思っていましたが、どっこい3時間でも見終わらず。

ベルリンに戻って食べたのは、グリーンカレーが焼きそばと唐揚げにかかった不思議なアジアン。
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実はドイツ生まれだというニベアのお店でお土産のクリームなどを買いました。
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【朝飯】

モーニング食べに行こうと思い立ちました。
2ブランデンブルク門があるウンター・デン・リンデンに面したカフェ「アインシュタイン」です。お店の前には「こちらに並んで下さい」との看板があります。しかし7時半に行ったので、がらがらでした。
適当に朝食を頼んだら、すごい量。
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パンはいろんな種類の盛り合わせで、「セレクテッド・ブレッド」と書いてあったのでどれを食うのか選ぶのかと思いましたが、全部食えというやつでした。文面を見直せば、そりゃそうだな。
ハムもサラミもオリーブもチーズもおいしかったけど、結構塩味きつめだったのと、何より量が多かったので食べきれませんでした。お店の人に「これ2人分じゃないですよね」と念のため聞いたら、「1人分さ。これがドイツ式、朝はたんと食べないと力が出ないだろう!」とのお答え。さすがにチップを要求する店はノリが違う(ちなみに頭がボケてて計算間違いでチップ出し過ぎた。悔……と思っていましたが、カード明細見たら適正なチップに修正されてて見直した)。
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あとはベルリン―フランクフルト、フランクフルト―羽田で帰国。
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フランクフルト空港ではビールとソーセージでお金を使い切りました。機内で意外と寝られたのはアルコールが入ったせいかな。
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今回はフライトが長いので、保湿機能のあるマスクを持ってきてよかった。

2016年01月14日

松柏軒

女子栄養大学・駒込キャンパス(もういっこのキャンパスは坂戸にあるそうです)の建物内にあるレストラン「松柏軒」で集まりがあり、伺ってきました。
大学の施設内レストランとしてはすごくおいしいので有名なんだって。
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和洋取り混ぜた立食形式の懇親会。
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確かに、すごくちゃんとしたお料理ばかりです。
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どれもおいしくて、実は結構食べ応えもありました。
他に、けんちんうどんと、最後にフルーツ盛り合わせとケーキとコーヒーが出てきました。
会費は伏せますが、学生の飲み会よりはちょい高めで、大人の飲み会としては安い!という感じ。
野郎かつ一人で行くにはハードルが高い所なので、実はかなり楽しみにしていました。
満足満足。

* * *

で、どうでもいいんですが、そして上の安定感と対比するといろいろアレなのですが、おととい新宿で夕飯を求めてさまよった挙げ句に入ったラーメン屋(匿名)の「ベジつけ麺」。
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気難しそうなおじさんがお作りになってました。なんじゃこれ。
つけ汁は「鶏・生姜」と「海老・トマト」から選びますが、聞き取りにくい声なので聞き直したら不機嫌そうにリピートしていただけました。後から来た隣席の客も聞き返していたので、弊管理人が悪いわけではないと思う。
さらに、「海老・トマト」を注文した(弊管理人は確かにそう聞いた)別の客に「鶏・生姜」を出し、間違いを指摘されると「生姜大丈夫ですか?大丈夫ならそれ食べてもらえません?」とのたまう塩対応。
あーちすとなの?何なの?

* * *

いろいろ準備の間に合ってない状態が続いてます。

2016年01月04日

年始補遺

東京でのお年始にはいろいろ特別なものをいただきました。
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左=福島のお酒「寫樂(しゃらく)」と、奈良の柿の葉寿司。
右=香川出身のマスターが作ったお雑煮。白味噌で、餅にはあんこが入ってます。青海苔を振って。

2016年01月03日

年末年始15-16

2015年から恒例化しつつある家族でお出かけ第3弾は、30-31日に伊豆。
長野から来る父と、東京を出る弊管理人および妹は甲府で合流し、富士山の横を通って富士市に出ました。
晴れていましたが、富士山は雲がかかっていて惜しい感じ。
これが一番見えた瞬間。
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「さわやか」でハンバーグ食って伊東に向かい、会社の健保の保養所に泊まりました。
15年勤めていて初めての利用でしたが、こ、こんないい施設があるなんて……という所でした。

翌大晦日は伊豆スカイラインを通って芦ノ湖、そこから河口湖の脇を通って「不動」でほうとう食って、中央道から長野に帰省しました。
父と、本家で祖母の世話をしている母方の伯母がもめたので、今年の年越しは弊管理人だけがPKFとして駐在することにしました。
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毎年のことだけど、ご馳走だなー。

明けて元日は、昼にそばを食べてからJR飯田線で父の家に戻ります。
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車窓はこんな風景です。
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そこまで寒くもなく、中央アルプスもよく見えて、穏やかな新年でした。
父方の祖父母にも会ってきました。
祖父はもう体が動かなくなって療養病棟にいます。
祖母は一人で山の中の家にいます。

気付いたこと。

・母方(=本家)の祖母は95歳、特にヒントがなくても弊管理人を認識しました。自分と周囲の状況をある程度分かっているが、記憶がうまくいかないという状態に見えます。「パーになっちゃった」と言っていましたが、体はそれなりに元気そうです。伯母がボケ老人のように扱うのを、耳が遠いようで実は聞いていて、イライラしているようです。

・伯母もちょっと認知が弱くなってきていないか?と心配になりました。よくものをぶつけたり、ちょっとその判断はどうなのかなと思うような様子が見えたり。もうすぐ後期高齢者だとこんなもんなのかな。しかし、趣味の写真は続けていて、とうとうフィルムカメラに加えてデジタル一眼を買っていました。ウォーキングとかして、向こう20年くらいは頑張ってほしいです。

・叔母の夫はレビー小体型認知症を発症して何年か経ちます。ずっと譫妄が出たり暴れたりして家族を悩ませていましたが、とうとう鉄格子付きの病棟に入院となったそう。本人はかわいそうな気もするが、周囲の大変さを思うとそれが最善だったように思います。

・父方の祖父(93か94歳)は、体のほうは長くはないかもしれませんが、頭ははっきりしています(これは周囲の意見が一致するところ)。さすが戦中世代は違う。親族の中で、弊管理人と一番顔が似ているのが祖父なので、祖父が寝たきりになっている様子を見ると、自分の最期もこんな感じなのかなあと思いました。

・祖母も90代(92?)ですが、おかしくなってないところを見ると、父方の血は精神・神経系に関しては大丈夫なのかも。

・父はまあ暫く大丈夫か。運転は、何年も前に違反で痛い目にあってからスピードは控えめになっていたのが、また昔のスピード癖が戻っているように見えたので、釘を刺しておきました。

・妹は風邪っぴきだったけど、わりとメンタルのほうは落ち着いているように見えました。

・ということで、段々いろいろ押し詰まってきた感があり、まず弊管理人は自分のコンディションを整えてさまざまな事態に備えておくべきだなと思いました。

* * *

元日の最終の高速バスは、渋滞もなくすいすいと中央道を走り抜けて、定刻より40分ほど早く新宿に到着しました。

2日は洗濯機を2度回して、運動して、買い物して、ちょっとお酒を飲んで、寝ました。

* * *

3日は友人が高尾山に「護摩をいただきにいく」と言うので、意味もよく分からないまま同行しました。
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一番安い3000円コースは、お札と、お土産っぽいお茶のパックのほかに、この木片をもらいます。木片は何やら「悪いところを撫でるといいやつ」らしいので、空港の係員が持ってる金属探知機みたいに全身をスキャンして置いてきました。
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タダで参拝しようという人たちはすごい列をなしていますが、境内に入る有料コースのわれわれは横からすいっと入ります。
真言宗の護摩祈祷は初めて見ました。坊さんがいっぱい出てきてホラ貝吹いたり太鼓叩いたりしてご唱和。なんか屋内でぼーぼー火を燃やしてるし、リズミカルだし、いいライブです。
「信心がないから行かない」のではない、それは対象を避けようとしながら囚われてしまっている。従って「信心がないからこそ行って観察する」。これが正しい。

しかし、お札を貰ってしまいました。来年また返しに来なければなりません。
こんなコミットメントを作るとは、うまいな。

ついでに20分くらい歩いて山頂に行きました。
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富士山みえたああああ160103takao4.jpg
入ってるのが稗、粟、黍、アマランサスなど10穀=10具=テング=天狗という苦しい名前のお団子(クルミみそ付き。団子自体がちょっと甘くしてあって意外とおいしい)食って、ラーメン食って帰ってきました。

* * *

今年は、今後5年、できれば10年くらい楽しめることを探したいと思っています。
ここ3年ほどふてくされていましたが、そろそろ再起動かなという気分になってきました。
人には「やること」が必要です。しみじみ思います。

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