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年末年始15-16

2015年から恒例化しつつある家族でお出かけ第3弾は、30-31日に伊豆。
長野から来る父と、東京を出る弊管理人および妹は甲府で合流し、富士山の横を通って富士市に出ました。
晴れていましたが、富士山は雲がかかっていて惜しい感じ。
これが一番見えた瞬間。
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「さわやか」でハンバーグ食って伊東に向かい、会社の健保の保養所に泊まりました。
15年勤めていて初めての利用でしたが、こ、こんないい施設があるなんて……という所でした。

翌大晦日は伊豆スカイラインを通って芦ノ湖、そこから河口湖の脇を通って「不動」でほうとう食って、中央道から長野に帰省しました。
父と、本家で祖母の世話をしている母方の伯母がもめたので、今年の年越しは弊管理人だけがPKFとして駐在することにしました。
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毎年のことだけど、ご馳走だなー。

明けて元日は、昼にそばを食べてからJR飯田線で父の家に戻ります。
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車窓はこんな風景です。
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そこまで寒くもなく、中央アルプスもよく見えて、穏やかな新年でした。
父方の祖父母にも会ってきました。
祖父はもう体が動かなくなって療養病棟にいます。
祖母は一人で山の中の家にいます。

気付いたこと。

・母方(=本家)の祖母は95歳、特にヒントがなくても弊管理人を認識しました。自分と周囲の状況をある程度分かっているが、記憶がうまくいかないという状態に見えます。「パーになっちゃった」と言っていましたが、体はそれなりに元気そうです。伯母がボケ老人のように扱うのを、耳が遠いようで実は聞いていて、イライラしているようです。

・伯母もちょっと認知が弱くなってきていないか?と心配になりました。よくものをぶつけたり、ちょっとその判断はどうなのかなと思うような様子が見えたり。もうすぐ後期高齢者だとこんなもんなのかな。しかし、趣味の写真は続けていて、とうとうフィルムカメラに加えてデジタル一眼を買っていました。ウォーキングとかして、向こう20年くらいは頑張ってほしいです。

・叔母の夫はレビー小体型認知症を発症して何年か経ちます。ずっと譫妄が出たり暴れたりして家族を悩ませていましたが、とうとう鉄格子付きの病棟に入院となったそう。本人はかわいそうな気もするが、周囲の大変さを思うとそれが最善だったように思います。

・父方の祖父(93か94歳)は、体のほうは長くはないかもしれませんが、頭ははっきりしています(これは周囲の意見が一致するところ)。さすが戦中世代は違う。親族の中で、弊管理人と一番顔が似ているのが祖父なので、祖父が寝たきりになっている様子を見ると、自分の最期もこんな感じなのかなあと思いました。

・祖母も90代(92?)ですが、おかしくなってないところを見ると、父方の血は精神・神経系に関しては大丈夫なのかも。

・父はまあ暫く大丈夫か。運転は、何年も前に違反で痛い目にあってからスピードは控えめになっていたのが、また昔のスピード癖が戻っているように見えたので、釘を刺しておきました。

・妹は風邪っぴきだったけど、わりとメンタルのほうは落ち着いているように見えました。

・ということで、段々いろいろ押し詰まってきた感があり、まず弊管理人は自分のコンディションを整えてさまざまな事態に備えておくべきだなと思いました。

* * *

元日の最終の高速バスは、渋滞もなくすいすいと中央道を走り抜けて、定刻より40分ほど早く新宿に到着しました。

2日は洗濯機を2度回して、運動して、買い物して、ちょっとお酒を飲んで、寝ました。

* * *

3日は友人が高尾山に「護摩をいただきにいく」と言うので、意味もよく分からないまま同行しました。
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一番安い3000円コースは、お札と、お土産っぽいお茶のパックのほかに、この木片をもらいます。木片は何やら「悪いところを撫でるといいやつ」らしいので、空港の係員が持ってる金属探知機みたいに全身をスキャンして置いてきました。
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タダで参拝しようという人たちはすごい列をなしていますが、境内に入る有料コースのわれわれは横からすいっと入ります。
真言宗の護摩祈祷は初めて見ました。坊さんがいっぱい出てきてホラ貝吹いたり太鼓叩いたりしてご唱和。なんか屋内でぼーぼー火を燃やしてるし、リズミカルだし、いいライブです。
「信心がないから行かない」のではない、それは対象を避けようとしながら囚われてしまっている。従って「信心がないからこそ行って観察する」。これが正しい。

しかし、お札を貰ってしまいました。来年また返しに来なければなりません。
こんなコミットメントを作るとは、うまいな。

ついでに20分くらい歩いて山頂に行きました。
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富士山みえたああああ160103takao4.jpg
入ってるのが稗、粟、黍、アマランサスなど10穀=10具=テング=天狗という苦しい名前のお団子(クルミみそ付き。団子自体がちょっと甘くしてあって意外とおいしい)食って、ラーメン食って帰ってきました。

* * *

今年は、今後5年、できれば10年くらい楽しめることを探したいと思っています。
ここ3年ほどふてくされていましたが、そろそろ再起動かなという気分になってきました。
人には「やること」が必要です。しみじみ思います。

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2016年01月03日 17:32に投稿されたエントリーのページです。

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