東大駒場の表象文化論の先生、小林康夫さんが退官するそうで、土曜日にシンポジウムを見に行ってきました(最終講義は別途3月23日にやるそうです)。
ちょっと用事があり最初のパートしか見られなかったのですが、やんややんやで面白かった。
船曳建夫、高田康成といった懐かしいおじさまたちも客席に来ていて、囲む会というか同窓会のよう。マイク来てないのに喋るし、「ちょっといいすか」といって時間が来てるのに喋るし。なんというか、近年、仕事絡みのシンポで見ている「確認質問でございますけれども」みたいなどうでもいい質疑じゃなくて、「それの何が面白いんだ」「実存はビッグバンから始まるんじゃないのか」「学会発表みたいな引用と解釈やり始めたら退場だかんな」「本性/実存じゃなくて、本性/運命/実存じゃないの」と、かき回しながら外へ外へと出て行く駆動力を感じさせるやりとりに触れて、なんかちゃんと勉強しなきゃなという気持ちが2年ぶりくらいに戻ってきました。
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シャルリ-・エブド襲撃については、自分が最も興味のあることにかかわっているので、かえって考えがぐるぐるしながらまだ考えています。
日本人人質事件については、いま急いで本を読み中。
とりあえずちゃんと発信する専門家は事実の記述においても分析においても新聞より全然面白い。
知人が声をひそめて「本当は捕まってるという2人とイスラム国はグルでカネを取ろうとしてるんでしょ?」と聞いてきたので「そう思う根拠は?」と聞いたら黙りました。なんなの。
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16日から暴れていた喉はようやく回復。
耳がおかしくなっていて(たぶんどこかが腫脹していたため)、耳抜きができなくなっていたので、職場のエレベーターの上下が結構きつかったです。あと、聞こえが3割くらい悪くなっていました。これも今夜、左耳だけ開通。途端に音がよく聞こえるようになってびっくりしました。
耳の聞こえが悪くなっていた間、話している相手に「え?」と聞き返すことは多くなりましたが、「え?」と聞き返されることも普段通りありました。弊管理人は耳が悪くなっても声は大きくならないっぽいです。
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夜、空腹のあまり、吉牛の大盛りを食ってしまいました。550円。結構上がった感じがしますね、値段。
高校生のころ(1990年代半ば)は吉牛って結構頑張って買うもの(並盛り400円)で、「早いのうまいの安いのー」というキン肉マンの歌は今ひとつぴんと来ていなかったのですが、2001年に280円になった時には「ほんとにこれでいいんだろうか」と思ったものです。大学の学食でも時々牛丼メニューが出てましたが、これより高かったもんね。現在並盛り380円。まあ本来こんなもんか。
そのあと立ち寄ったお店でウイスキーソーダをすすっていると、マスターが「4月から結構な値上げになるらしいんだよね」とぼそり。そうかー。
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札幌のおじさまからコーヒー豆1kg届く。おいしそう。ごちそうさまです。
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