3-6日にちょっと旅行をしてきました。
年が明けても「どこに行こうかな」と決めかねていましたが、年賀状に今年の課題は未踏の四国と書いたこともあり、結局はJetstarで安いチケットがあった四国にしました。
■3日 成田→松山→高松
Jetstarは一度試してみたいと思っていました。成田―松山線に乗ってみます。
成田2ビルの国内線カウンターはこんな感じ、
ですが、家のパソコンからチェックインし、搭乗券を印刷して持って行けば、ここには立ち寄らずにセキュリティチェックに進むことができます。平時なら手軽で安くていい移動手段です。この朝は有楽町で火事があって都心と新幹線のダイヤが大混乱したようですが、こういう緊急事態が成田方面であって搭乗時間に遅れたりしたらアウトだったろうな。
バスで市内に出て、とりあえず道後温泉へ。
公衆浴場なんですね、ここ。予習をほとんどせず、計画も立ててない行き当たりばったり状態で出掛けてきたので、そんなことも知りませんでした。
お湯は無色透明。上がったあとはここで、お茶とせんべいと蜜柑をいただきながら休めます。
「坊ちゃん団子人(びと)」というらしい。ずっと座って団子を振っていた。
どういうコンセプトなのだろう。
路面電車に乗って中心部に戻ります。
なんか街中にもオレンジ色が多く使われてる気がする。蜜柑県だから?
お山の上にある松山城も一応見学しましょう。
へえ、くらいで下山しました。
今治に泊まって、明日は「しまなみ海道」でも見ていきますか、と駅に向かいました。
しかし、構内の食堂で回鍋肉定食を食ってる間に電車がいってしまい、1時間待ちになったので、どうでもよくなってバスで高松に向かってしまいました。
安宿(2900円!)とって就寝。
■4日 直島
アートの島と聞いていた直島に行ってみることにしました。
アートが見たいわけではなく、いろいろ移動するのが好きなだけです。
高松港からは船で50分、510円(往復だと970円)です。
瀬戸内海はぽかぽか陽気、海も静かでいいですね。
直島の宮浦港には草間彌生のカボチャ。
対照がないので分かりづらいですが、高さは人の背丈以上あります。
港から町営バスで終点まで行くと、そこにももういっこカボチャ。
ここから安藤忠雄設計の「地中美術館」を徒歩で目指します。
歩いてる途中にもいろいろ置いてある。
こんなのも
李禹煥美術館。
そんなことより、島の風景がきれいなんですよ。
ここも安藤忠雄の建築なので、コンクリート剥き出しです。足音の反響が耳を打ちます。
地中美術館は撮影禁止。
館内のカフェでの撮影さえだめなんだって。えー。どうよ。
まあ安藤ワールドは楽しめますけど、腑に落ちない。
がっしがし歩いてバス停まで戻り、バスで港へ。船を待ちます。
実は待合所もガラス張り、大屋根のオサレ建物です。
喉が渇いたのでオリーブコーラなるものを飲んでみました。
よくわからない。
高松市内に戻って、投宿。「骨付き鶏」というのが名物らしいので、晩飯はそれ。
賑わっていた「よって屋」というお店に入って、とりあえずおでんとトリスジンジャー。
で、骨付き鶏というのがこれ。850円。
すごいシズル感!味付けが塩胡椒と大蒜なら、うまくないわけない。
お酒飲んで休みました。
■5日 こんぴらさん
前の晩に現地人から教えてもらった「うどんバカ一代」に朝飯を食いに行きました。
釜バター小、470円。横のは、ちくわ天だと思ってつけたらたこ天だった。
粗挽きの胡椒がかかっててカルボナーラっぽいです。
あー、これはうまいらしいことは分かる。
前日、別のお店でもうどんを食べてみましたが、なんかピンと来なかったところでした。
でも、なんかどう楽しめばいいのかよくわからない。
そば県出身の弊管理人は、うどんリテラシーを養う必要があると感じました。
ところで、現地人はみんな近所に「お気にの一店」を持っているのだとか。おいしいところをいろいろ聞くと「竹清」などガイドブックに載ってるような名前も挙がりましたが、「行列してまではねえ」といって現地の人はあまり行かないとのこと。
それにしてもこれは一食なのか?おやつなのか?
琴平電鉄で瓦町駅から1時間、琴電琴平駅を目指します。
駅にあった貼り紙が嬉しげで。
先頭1.5席くらい占領してますけど元気なさげね。
キャラ押しますな。
参道は賑わっています。
本宮まで、讃岐平野を背に785段の階段を上ります。
ご老人たちはこのへんで既に「もうあかん」と立ち止まっていました。
で、本宮がこんな感じ。
さらに583段上ったところで奥社に着きます。
いい見晴らし。左奥に瀬戸大橋も見えます。
一応お賽銭10円ちょっと投げときました。初詣って神社でもいいんだっけ?
琴電を戻って午後3時、疲れたので早めに宿に向かいました。
現地人に教えてもらったCrepas(クレパス)という洋菓子屋でケーキを買って宿でお茶。
すっごくセンスいい味。
そのまま2時間くらい昼寝してしまいました。
夕飯、だめ押しで鶴丸Geeというお店で肉ぶっかけをいただきました。
うん、おそらく弊管理人のうどんリテラシーの問題だ。
それにしても「高松のうまいもの」って野菜が少ない。
■6日 豊島、犬島→岡山→東京
アートな島は直島のほかに豊島(てしま)、犬島(いぬじま)があるようなのですが、3島を1日で回るのはしんどいので、豊島と犬島は直島から切り離した日程にしました。
船は高松→直島、乗り換えて直島→豊島(高速船のせいか1200円とお高い)。
それにしても瀬戸内海はいつも陸地が見えていて安心感があります。
バスで回るのも窮屈そうだったので、港で電動アシストつき自転車を借りました。
公開中ではないが、鎖を迂回して入っていったら見られた巨大くつべら。
スーパーカミオカンデでのニュートリノ検出に反応して光るんですって。はあ。
これなんか典型ですが、オブジェってやけに周囲に静謐を要求しませんか。
それがいけ好かなかったりするんだけど。
それにしても自転車は気持ちいい。道端では水仙も開花してました。
唐櫃(からと)地区にある作品(ボールは弊管理人が投げた)。何が面白いのやらさっぱり。
これは作品……ではないよね?
多分これも違うと思うのだけど。
でもってこれが、メイン?の豊島美術館です。
左がカフェと売店、右のでっかいのが本体です。
この美術館も内部は撮影禁止。というか、言葉で表すのが難しいのでこちら(3:27くらいから)をどうぞ。
カフェの中はこんな感じ。
本体はこれの巨大なやつで、中には何も置いてありません。
足下を水玉が走っていき、くっつき、離れ、たまっていく。ときどき床の穴に吸い込まれる音がする。
原始的な生物のようでも、社会のようでも、交通網のようでもある。
これは本当に面白かった。内部で予想以上に長い時間ぼーっとしていました。
ということで昼過ぎの船で犬島に渡ります。
ここから岡山県。人口50人だって。
銅の精錬所跡を利用した「犬島精錬所美術館」があります。
屋上に行くと、館内の仕掛けの種明かしが。
人も少ないし、暖かいし、暑くないし、いいシーズンです。
精錬所を離れ、「家プロジェクト」をめぐります。
しかし、朝起きて玄関の前にこんなのがある生活ってどうなんだ。右の家は人住んでるようです。
これもな。
これはベネッセとは関係ないらしい。「犬島ハウスプロジェクト」と書いてありました。
確かに犬がハウスしてる。柱が邪魔ですが、こっち側からの表情のほうが好きです。
腹へった。ということで道中目に付いた「ウキカフェ」でパスタをいただきました。
ベネッセ関係にこれ以上お金払うの嫌だっただけなんですけど、どっこいうまかった!
ところでよく見かけるこの植物、なんですかね。
とまあそんなわけで、15時半には犬島を出て、対岸の宝伝港に着きました。
西宝伝バス停からバスでJR西大寺駅、さらに岡山駅に出て新幹線で帰ってきました。
瀬戸内は明るくていいですね。天気に恵まれたのも幸運でした。
行き当たりばったりの旅でしたが、楽しかったです。
コメント (4)
めっちゃ満喫してるやーん。
楽しめるところでよかったね。
僕もいつか行けるかな…w
ちなみに謎の植物は「トベラ」というみたい。
(気になったのでちょっと調べたょ)
投稿者: ちのまえ | 2014年01月08日 03:55
日時: 2014年01月08日 03:55
おお、トベラね。すごい。どうやって調べたの~
瀬戸内海はおたくの所からのほうが近いよね~
なんかお天気もあってイメージ通りの土地だった。
雰囲気もだらーんとしてて大変良w
投稿者: 弊管理人 | 2014年01月08日 09:44
日時: 2014年01月08日 09:44
「実が割れる」でGoogle画像検索したよー。
実は青いけど葉っぱの形が似てるのがあったからすぐ見つかった☆
投稿者: ちのまえ | 2014年01月09日 01:11
日時: 2014年01月09日 01:11
なるほろ。
犬島は猫多かったよ!!
投稿者: 弊管理人 | 2014年01月09日 23:13
日時: 2014年01月09日 23:13