牛和鹿
会社に入ってから初めてかもしんない、同期に夕飯に連れて行ってもらいました。
門前仲町、牛和鹿。
ちょっと病んでる文系同士の会話ってなかなかできないので楽しかったです。
お肉もおいしかったです。
門仲アツい、というのは各方面から聞いて気にはしていたのですが、路地を歩くと確かに踏査のしがいがありそうな街です。「次は立ち飲みね」と言って別れたのですが、いつになるか。といって彼は1フロア下にいるんですが。といって彼と社内で顔を合わせることはほとんどないのですが。
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会社に入ってから初めてかもしんない、同期に夕飯に連れて行ってもらいました。
門前仲町、牛和鹿。
ちょっと病んでる文系同士の会話ってなかなかできないので楽しかったです。
お肉もおいしかったです。
門仲アツい、というのは各方面から聞いて気にはしていたのですが、路地を歩くと確かに踏査のしがいがありそうな街です。「次は立ち飲みね」と言って別れたのですが、いつになるか。といって彼は1フロア下にいるんですが。といって彼と社内で顔を合わせることはほとんどないのですが。
前回の日記を書いてからというもの、
いや、もう言うまい。
で、
新橋、むさしや。
昨日ここで無謀にもナポリタン大盛りに挑戦し、満身創痍で勝った職場のおにいたまに同伴願ってランチ。15時前なのに並ぶとは!
これは普通盛りです。しかし600gだそうです。十分でした。650円、キャッシュオンデリバリー。
ナポリタン、なぜかハムがおいしかったです。量が多いため当初から調味しつつ食べることが想定されているとみられ、何も言わなくてもタバスコと粉チーズが出てきます。しかし、罠はチーズをかけるとさらに重くなってしまうこと。
手練れの風格を漂わせたジェントルマンが現れ、具なしのナポリタンが付け合わせでついているオムライスにミニハンバーグをトッピングしていました。すげえ、無理なくすべてを手に入れた、このジェントルマン。
ちなみにおにいたまによると、カレーも結構おいしかったようです。
■穂村弘『絶叫委員会』筑摩書房、2010年。
攻撃は最大の防御というけれどもそれは本当。逆に退却戦が長引いてくると疲れるし、しまいには戦っている意味合いを問い始めて奈落の底をうかがう始末です。
そんなとき、野菜不足の外食に飽いた体がトマトを求めるように、頭が新しい言葉を欲しがります。舞台を回転させ、光の当たり具合を変える原動力を。
図書館で借りて1日で読んだ。
こういうのばっかり読んで「本を年300冊読んでます」とか言うのもどうかと思うけど。
■宮澤淳一『マクルーハンの光景 メディア論がみえる』みすず書房、2008年。
カナダはなぜか傑出した変態を生みます。マーシャル・マクルーハン、グレン・グールド、あとオスカー・ピーターソン。理知的なのが行きすぎて飛んじゃってる。
この本はマクルーハンを味わうための、ホップ・ステップ・ジャンプの3講で構成されています。エッセンスの詰まった「外心の呵責」という短編をパラグラフ・リーディングでじっくり味わう1講。ホット/クール、メディア、メッセージ、マッサージといった鍵概念の把握を目標に、少しスピードアップして代表的な著作を駆け抜ける2講。ジョン・レノンやグールド、ジョン・ケージなど、新しい芸術をする人たちにマクルーハンが与えた影響を概観しながら、電子メディアが変容せしめた世界の今とこれからのギスギスとキラキラを見透す、「地球村」についての3講。
それぞれ趣向が変えてあって飽きない。それでいて全体を通して説明が親切で有り難いです。
こんなこと言ったらあれですけど、マクルーハンて、訳書が高価で、かつ素人が独りで読むにはちょっとついていきにくい文章、そのうえもう50年も前のこと。当座は質の良い解説に出会えたらそれで満足しとこう、と思う人によいかと。