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暗黙知の次元

■マイケル・ポランニー(高橋勇夫訳)『暗黙知の次元』ちくま学芸文庫、2003年。

人は自分で意識して言語化できることだけを知っているのではない、という有名なアレ。
日本語での初訳から30年経って読むという乗り遅れ方。
でも、全文読んでみると、内容は上記の一文に尽きない豊かなもの。
暗黙知の次元こそが理解へ、イノベーションへ、そして倫理へと私たちを駆動する。
随所にソヴィエト・ロシアへのうんざり感が書かれてますが、それは「いくら周到に作っても、計画した社会には人間はつかまえきれないんだぜ」という批判。
この本よりさらに60年余り前に見出された「無意識」の拡張であり、この本より30年くらいあとに弊管理人がよく使ってた「可謬主義」の源流だったような気がする。って言ってしまってはつまらないのか。

* * *

7月に入っても仕事は落ち着かず(これは力不足)、さりとてやる気など全くなく(これは先月より引き続き)、それに加えて9時間寝て出社しても午後には身体が怠くなるようになってしまい、午後10時11時には困憊して朦朧とした状態で電車に乗って家に帰るという生活が続いていました。

なんだこの体調の悪さは、と思っていたのですが、今日なんとなく分かった。
会社が節電か何かで例年より蒸し暑くなってるんじゃないか?
家でクーラーきかして作業してると結構元気なんですよ。
会社行くのやめようかな。

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2012年07月13日 23:46に投稿されたエントリーのページです。

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