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社会の中の科学

■中島秀人『社会の中の科学』放送大学教育振興会、2008年。

古本で安く手に入ったので頭の整理。

科学 = to know = 哲学→科学革命→科学アカデミー→
技術 = to make = 奴隷の仕事→産業革命→大量生産→

→そして、この二つが「科学技術」あるいは「科学・技術」(・あるいは「工学」)として結びつくのは意外に最近、ここ150年ほどのこと。一方では企業が研究所をその中に抱えて電気や通信といった「単なる従来技術の改良」では生み出せない製品・サービスを作り出したし、もう一方では国家が産業そして軍事における競争力の確保のために科学を抱き込み発展させていったという。

それは科学が分業化・専門化し→制度化し→広域化そして全域化し→その結果としてそれ自体が公害や大事故といったリスクの源になる(再帰-化っていったらいいのか)までの軌跡。科学もまたご多分に漏れず近代化のセオリーと寝ていたのだ。なんてこの本は言ってないけど。

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2012年03月24日 13:15に投稿されたエントリーのページです。

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