■クリス・インピー(小野木明恵訳)『すべてはどのように終わるのか―あなたの死から宇宙の最後まで』早川書房、2011年。
宇宙物理学の研究者による、「終わり」の話。生物個体の終わり、人類の終わり、生態系の終わり、太陽系の終わり、銀河の終わり、そして宇宙の終わりが、どのようなものになるのか。
この手の舶来科学読み物って、何かのテーマについての始まりから今までを辿るようなものが多いのですが、本書はさらにそれが「どう終わるのか」についてまで視点を拡げているところが特徴的かと思います。
面白いけど、ちょっと詰め込みすぎの感がありました(特にご専門の宇宙に入ってから)。