■苅谷剛彦『学校って何だろう―教育の社会学入門』ちくま文庫、2005年。
意外に待ち時間が多かった出張先で急遽仕入れた本。
毎日中学生新聞に連載した文章を本にしたものだそうです。
実は教育社会学関係の本を読むのはこれが初めてだったので、とても楽しく読ませていただきました。
(1)当たり前と思われているものを見つけてきて(2)別の時代や別の国と比べ、その「当たり前」を支えているものを発見する。
題材は試験、校則、カリキュラム、教科書、生徒、先生、学校と社会など。
(1)の作業が結構難しいんだろうなー、と思いながら読んでました。
読者の中学生たちには、考えるためのいろんな材料と問いが投げかけられます。
31のオッサン(私)が読者だと、全編にわたって「クイズ教育社会学、元ネタは何でしょう!」に見えました。
コメント (2)
著者やっぱすごいと思った本。
元ネタをこうつかって授業するのかという、アンチョコです。
読ませて元ネタに転回させて短時間で入門終了という役割も。
こういう才能は研究の才能とはまた違うよね。
投稿者: e-com | 2009年02月14日 23:02
日時: 2009年02月14日 23:02
教科書いっこ書き上げた感じだよね。
あとは興味持ったお話をよく考えてみて下さーい、っていう。
e-com氏も早く有斐閣アルマ書いて下さい(笑)
投稿者: 管理人 | 2009年02月15日 00:30
日時: 2009年02月15日 00:30