アトピーと、慢性鼻炎。
思春期に治りました。
で、鼻詰まりが治って以来、年を追うごとに嗅覚が五感の中で占めるウエイトが少しずつ大きくなっているように感じます。
季節の移り変わりを街の匂いで知るというのはけっこう前からあったことなのですが、最近気づいたのは、人の発する匂いが、自分のその人に対する好悪とある程度連動しているということ。
匂いと、フィーリングが合う/合わない。どっちがどっちの原因になっているのかは判然としません。
(1)たまたま同席したよく知らない人の体臭(使っている香水の影響がある場合もある)を嗅いで「あ、いい人かも」と思った場合、のちのちその人と仲良くなるってことも結構あります。あるいは(2)好もしい人だと体臭まで好もしく思える、というだけなのかもしれません。
(1)はこれだけだとあまりにオカルトなのでもう少し勘ぐると、(1-1)身体的特徴(太ってるとか痩せてるとか、汗かきだとかそうでないとか)が性格とある程度連動していて(→クレッチマーの性格-体型分類)、特定の身体的特徴の人が纏いやすい体臭というのがあるとすると、それが無意識のうちに合う性格/合わない性格のシグナルになっているとも考えられる。
(1-2)派手めな香水、控えめな香水、スーッとする香り、甘い香り、などが好きかどうかが、性格が外向的か内向的か、などと関係あるのではないか。辛いものが好き、肉が好き、などの食生活(=体臭の素)と性格は関係あるのではないか。雑然とした部屋に暮らしているとか、整然とした部屋に香を焚いたりするきっちりとした暮らしをしているとか、が身に纏う服の匂いに表れているのではないか。
そんな個人個人の生活のあり方が匂いによって表現されていて、それと自分の生活のあり方が合うかどうかが判断されているのかもしれません。
わたくし仕事でいろんな職業、いろんなバックグラウンド、いろんな地位の人に会うのですが、涼しい顔して会話しながら、実は、匂い嗅いでます。そんな話(笑)