■安藤忠雄ほか『「建築学」の教科書』彰国社、2003年。
最近、建築の関係の本に当たり始めており。というのも、これもまた現実逃避の一環で、住宅情報のサイトで間取りをたくさん見ながらここにソファを置いてカーペットはライトグリーンで、なんてことを考え始めたら自分の家を自分で設計したくなり、さらに「ビフォーアフター」とか目にしては感心したりとかして、そういえば建築っていうのはどうなってるんだべか、と考えているからなのです。
通信制の大学で建築を勉強すると、既に大学を出ている人は2年次から編入して3年で課程を終えられ、そうすると2級建築士試験の受験資格が得られる(1級は2年間の実務経験が必要だそうだ)というので、もしかして時間ができたら勉強だけでもしてみるかな、と思っているのです。
で、この本はといえば、建築家とか、それ兼大学教授が寄ってたかって今何を考えているかを初学者、それも建築学の門の前に立ったばかりの人たちに向けて一筆書いてみたという内容。建築の歴史を考えている人、材料について考えている人、美しいとは何かを考えている人、古代や現代の建築について考えている人、建築家について考えている人、建築事務所の経営について考えている人、などいろいろいることがわかりました。とっつきやすいです。マル。