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さびしさの授業

■伏見憲明『さびしさの授業』理論社、2004年。

「中学生以上すべての人の」とコピーのついた「よりみちパン!セ」という新書の一冊。ルビつき。2時間で読めます。世界と自分とをつなぐ橋、生きるを続行する意義。それって何であって、どうやって見いだしていくのかについて。
ワタクシがこの本が誰に力を与えるのかわかんないのはたぶん(1)歳を食ったからであり(2)今の自分がもっとマテリアルなレベルで疲れてるからだろうなー、と思った。
それはそうとして、自分の生い立ちについての記述がそこここに出てくるのに自意識の臭みがほとんどないのと、スーパーマンのサクセスストーリー紹介ではなく「ふつうの人」がどう着地したらいいのかを考えているところがいいねえ、と思いました。

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2007年07月27日 23:26に投稿されたエントリーのページです。

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