6 月は怪我でずっと病院のベッドの上だったにしても今年度に入ってからあんまりこのページを更新していないのに気付いた。だれてるな。ともかく。
そろそろ進路決めの時期なのだが、一向に定まらない。ひとつには大学で学ぶ学問がそれぞれ面白いという理由、一方では大学で学んだ学問がそれぞれいかせそうにないという理由。どちらにしても困ったものだが、こういう人間は本来大学を目指すべきでないという見方にも反発は覚える。つかえる人間というのには2タイプある。ひとつは、一つのことを何でも知っている人間。もうひとつは一つのことを何でも知っている人間が誰かを知っている人間。読書に例えれば、ある分野の本の内容を全部暗記してるのが前者、いろいろ読んだけど、いざというとき大体どの本にあたれば良いかを知っているのが後者。もっというと図書館の本自体と司書の関係でないかと思う。この2者はそれぞれ大事なのだと思うけれど、自分ははっきりと後者のタイプなのではないかと思う。かといって博覧強記というわけではないので今のところそのへんがタチが悪いのだが。とかいって愚痴っていても9月には進学が決まってしまうのだった。(970708)
[教養課程の終わりが近づいて、専攻を選ばなければならない時期に、肝心の「何を選ぶか」から逃げてる文章ですね……。といっても知識に関して考えてることは結構面白い。10年前と比べて桁違いの知識がネット検索で瞬時に得られる今日、「何かを知っていること」よりも「何かを知るためにどう調べればいいか知っていること」のほうが実用的になってきてはいないでしょうか。この二つの知識のあり方の原型みたいなものについてぼんやり気付いていた様子。 ―2007/3/6]