当地の大統領選挙があり、みんなが薄々こうなるだろうなと思っていたほうの結果になりました。
弊管理人はその関係の仕事で、14時出勤、翌日10時退勤。
これは同僚撮影。枕を持って出勤したのは当たり。
結局大した作業は発生せず、ただ拘束時間が長いというだけの勤務でした。
帰って肉じゃが作って食って、午後ちょっと寝て夕飯作って食ってうだうだして寝ました。
その日思ったことはXから転載。これと、アレンタウンに行ったときの日記(11/1)を合わせるとだいたい「住んでる外国人が観察して分かった程度のこと」全部になる。何日かたってみても、そんなに外れてないような気はする。
<以下は出勤前>
・結果は分からないが競ったことは確かなので、「あのトランプ」の何がそんなに刺さるかを。「この4年でお前らの暮らしはよくなったか?」この訴えだと思う。3年暮らしただけだが1リットル1ドルなんぼだった牛乳が倍。先月行ったダイナーが今月値上げ。一生ここで暮らす人は「なんだよこれ」と思うだろう
・比較の問題ではなく「変える」ことが重要なんだと思う。ハイウェイを走ってると、車間距離を取ってるだけなのに「空いてる?」と前に入ってきて、別に流れが速いわけではないことが分かるとまたどこかへ行く。日本人の私から見るとバカがばたついてるだけだが、ストレスマネジメントなのだろう
・さんざん好き勝手やって多動なわりに、というより、多動だからこそ、楽しげに見えて高ストレス社会なのではないか。社会関係資本に恵まれないと、細々としたシステムの不具合(分からない、進まない、返答がない)に生活を侵され続け、疲弊する。鬱屈の発散の一形態が政治な気もする。薬もその類いか
<ここから下は結果判明後>
・20時間働いて4時間寝たら肉じゃが食べたくなったある
・今回の選挙に関しては前から「偽善」と「傲慢」の対決だと言っていて、偽善のほうがまだマシだなというくらいだったので、結果については「めんどくさ」とは思うものの、後は起きることに対処するだけです。何日もずるずる引っ張られなかったことだけはよかった
・それにしても本件、日本の論説は型にはまったものが多くとてもつまらなかった。everyday Americansの生活や言動を覗き見してるともうちょっと違うことが言えるのではと思うが、しかしアメリカに住んでるだけで洞察力のない人もいるのでなんかいろいろ難しい
* * *
ずっと記録しそびれていた新書2冊。バス通勤は読書がはかどる。様子のおかしい人と目が合わなくていいという副次的な利点もある。
いずれの本もとてもよかったです。付箋いっぱいつけたがいずれどこかでメモを作りたい。
◆奥野克巳『はじめての人類学』講談社、2023年
◆井奥陽子『近代美学入門』筑摩書房、2023年