ウエストバージニア州という海なし県みたいな小さい州がありまして、人口約180万人(弊管理人が住んでる東隣のバージニア州は865万人)、産炭地といかにも寂れた感じですが、アパラチア山脈を抱え、南北戦争の史跡も多く、のどかな観光地のようです。
で、その東端(つまり首都圏に近いほう)、ハーパーズ・フェリーに行ってきました。
目的はハイキング。
家からゆっくり走って1時間20分くらい。こぢんまりした街はこんなとこ。
ポトマック川とシェナンドア川という二つの川が合流するところに位置していて、昔から交通の要衝だったそうです。線路があるので鉄道で行っちゃおうかと調べましたが夕方着とかですっごい不便。何のための線路……と思ったら貨物列車が結構頻繁に通っていました。
街の外れから、線路と歩道がついてる橋を渡ると対岸に行くことができます。
(この写真は帰り)
こんな感じの岩山の上を目指します。といっても標高は200m弱で、在宅しすぎて弱った足腰でも特に苦にならないような散歩道です。
青い花がそこかしこに咲いてました。バージニア・ブルーベルという北米の野草だそうです。日本は連休でネモフィラを見に行ってる人たちの写真をインスタでよく見かけますが、なんか対抗できた気がします。
そんで、街を見下ろす岩場がゴール。
持ってきたドーナッツ食べてまったりしました。あとは東京と仕事のやりとりをしていました。
さらに街に戻ってフィッシュ&チップスも食べてしまいました。
さて帰りましょう。来る時はハイウエイでひとっ走りでしたが、帰りはワイナリーが並ぶ下道を行きます。この辺、都市部を離れるとなだらかな丘が広がっていてきれい。
適当に選んだここはTwo Twisted Post Winery。
音楽のライブみたいのをやっていて、芝生でお客さんたちが飲んでました。弊管理人は独りで運転なので、飲酒運転にならない程度に味見して1本買いました。20ドル。安いと思う。
日曜は雨の予報なので、これ飲みながら勉強したいと思います。
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先週のピッツバーグもそうでしたが、だんだんアメリカを日本のように歩けるようになってきた感じがします。「ここの仕組みはこうだろう」という予想が当たる。視界に入るもの全てに注意をしなくてよくなる(「なんとなく」歩ける)。ほいほいっと仕事のメールが書ける。独りでレストランに入って注文して食べてチップ払って出てこられる。
つまり社会生活を送るための基礎知識が増え、認知リソースが節約できるようになり、いちいち疲れなくなってきたということ。
しかし慢心すると穴に落ちるので気をつけます(心の安寧が訪れないタイプ)。
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平日はすごい量の英文やミーティングを処理しないといけないのですが、otterという英語の書き起こしアプリとDeepLで片っ端から日本語テキストに変換して横着しているせいで、たぶん英語力はあまり上がってません。日本語でざーっと読んで大切なところを見つけたらそこだけ原文に戻ってちゃんと読む、という省力化がAIによって可能になり有り難い限りなんですけど、これってここ2年くらいで出てきたツールらしいんですよね。それ以前の人たちって一体どうやって仕事してたのか。震える。
ということで使えるとかっこよさそうな今日のイディオム。
zero in on ~に照準を合わせる