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ハヌカー

遮光カーテンは安かった(2枚で20ドル)わりに意外と遮光してくれたため、いつもより目覚めが遅くなりました。

で、なんとなくずるずると仕事にかかずらっている間に日が傾いてきたので、これはいかんと出掛けました。ホワイトハウスのちょっと下にある楕円広場で、メノラーMenorahの点灯イベント。
紀元前2世紀、シリアのギリシア人の支配下で抑圧されていたユダヤ人が反乱を起こし、エルサレム神殿を奪還した記念のお祭り「ハヌカーChanukah」。メノラーはその際に使う燭台。ハヌカーに使うものは特に「ハヌキラ」というのだそうです
でかい。
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無料のチケットをとって、荷物検査を受けて会場に入りました。
ステージに空軍の軍楽隊が並んで演奏し、セカンド・ジェントルマン(ハリス副大統領の旦那)が「初のセカンド・ジェントルマンであり、初の『ユダヤ人の』セカンド・ジェントルマンです」と挨拶して喝采を浴び、過去には副大統領時代のバイデンも「ユダヤの歴史、文化は私たちの一部」と述べ、そして燭台の向こうにはクリスマス飾りのついたホワイトハウスが見えるという、なんかいろいろ象徴した感じのイベント。自由を求めて米国に来て、こういうところと結びつきながら根を下ろしてきたということ、かな。

最初に真ん中とはしっこに点火し、そのあと1日1個ずつ火を付けていくそう。
「光の祭り」という異名があり、それとのつながりで油を使ったものを食べるそうです。
会場ではスフガニアというイチゴジャム入りのドーナツが配られており、えらい勢いで皆さんが群がっていました。
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クリスマスとは無関係だとのことですが、でも冬に行われる「光の祭り」であれば、古層では弱まる太陽・春待ちとどこかつながってるのではないか。
多神教の国から来た不可知論者で恐縮ですが、ゲットさせていただきました。
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すっごいカロリー高そうなので、朝飯にします。

ラビのおじさんが、若いユダヤ人の4割が自分をユダヤ教徒とは考えていない、とかいう近年の調査を引きながら「anti-semitismと戦うのはsemitismです!」と訴えていました。21世紀になってもそういうのと戦っているのですか……

* * *

オミクロンさんに絡んだ渡航制限のニュースでbuy timeというフレーズが結構出てきました。時間「稼ぎ」。これも英語から輸入された言葉?

* * *

世間は感謝祭の4連休で、こちらはのんべんだらりと働いたり休んだりしつつ、自炊でご飯がおいしく食べられました。先月あたり、休みは持て余して困ると思ってたのですが、そうでもなくなってきたかも。
そして、こっから2週間がわりときつきつな感じでやだなあ。

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2021年11月29日 09:27に投稿されたエントリーのページです。

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