近鉄に乗って西ノ京。
薬師寺です。
12年かけて修理した東塔の1階が公開されたので、見に行きました。これ。
創建当時から残ってるのが東塔くらいで、他は落雷や戦災で焼けたものの復刻とのこと。黒っぽく古ぼけた感じ。窓枠を緑(青)、柱を赤く(丹)で「あをによし」にしてフィニッシュしないの?と聞いたら「奈良は修復前、京都は創建当時の色に戻すので今の状態で完成」とのことでした。へー
塔の上についてる水煙(写真でゲジゲジして見えるやつ)は修復時に取り外し、3D計測して複製したのが今のっかってるそうです。ちょうど1300年お疲れ様の古い方が展示されていて見ることができました。会場の係の人に「今のっかってるレプリカ……」と言ったら「あれは新しい本物であってレプリカではない。実使用に供しているものはレプリカとは言わないしあっちが国宝」と軽く怒られました。FAQにでも書いとけ。
あと、坊主の婚礼かなんかを金堂でやってて、撮影禁止って書いてあるのに参列者がスマホで写真撮ってました。いいけど。
で、玄奘三蔵院伽藍へ。
なんかいっこ前の日記で、明治初期の「擬洋風建築」がなんで多角形の塔を持っているかという問題が提起されてたんですけど、これだわな。こういうの載っけたくなったんちゃう。
平山郁夫の「大唐西域壁画」も見られました。
おおきれいきれい。西域行きたいな。
雨脚が強くなってきたな~と思ったら、近畿はきょう最速記録で梅雨入りしたんだって。
お腹が空いたので、「よしむら」でそばを食べました。
あ、いや、そばもうまいんだけど、ランチセットの押し寿司がなかなかでした。
近所の唐招提寺です。中学の修学旅行ぶりなので29年か。うひゃー
エンタシス、ウズベキスタンを思い出します。シルクロードのあっちとこっち。
修学旅行のとき、一番印象に残ったのが唐招提寺だったと思います。
仏像も建物も「すげー」と思うのはやはり薬師寺よりこっちだった。
木津川でも思ったけど、弊管理人は緑がわさわさしてる風景が好きなのかもしれない。
宝物館も見ました。
半袖Tシャツ2枚重ねでほぼ寒い思いをせずにいけました。
夏はもうすぐやね。
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まだ確定はしてませんが、ひょっとして意外と早く大阪を出ることになるかもしれない。
ので、もう本格的に仕事はどうでもよく、毎週末どこに行っておくかだけを考えて生きていこうと思います。
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郷里の叔母が、暫く会ってないうちにいろいろ困っていたことを知り、援助を申し出ました。といっても甥からだと受け取りにくいだろうということで伯母を経由することにし、弊管理人は姿を見せないことにしました。
闘病や介護の負担軽減は難しいかもしれないが、お金で何とかなる部分があるなら何とかすべき。昔からよくしてもらっていた親戚が困窮しているのは悲しい。
親世代はそろそろ生活自立度が怪しくなり始め、同世代は非正規から正規に行くのが難しくなっている。しばらく会えないうちにいろいろな行き詰まりがひどくなっていくのかもしれない。弊管理人自身もいつまでもつやらという気はする。
なんてことを考えながら、ものすごくとぼとぼと奈良を歩いていたのでした。