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蔓延下の帰省

■年末年始は家にいろとか、帰省するのはアホだとか、まあそういう世の中ですけれども、29-30日に帰省しました

■理由
・今年帰ってないんですよね
・父方の祖母(95)、母方の祖母(100)と伯母(78)、父(68)がそれぞれ弊管理人の帰省の意向を拒否しなかった(それどころか歓迎していた)こと
・祖母宅にはネットが通っておらずオンライン帰省ができないこと。電話でいいやんと思う向きもあろうが、電話は用事があってするものというのがうちなので、全然違う
・カレンダーを届ける、PCのデータを届けるなどの雑用がたまっていたこと

■対策と考察(★は特にあっと思ったこと)
(0)原則は「ゼロリスク(帰らない)を捨てた以上、不完全な対策でも重畳させることでリスクをできるだけ低減する」

(1)帰省前のハイリスク行動の手控え
 ・そもそも会食はほとんどしない(独りメシ大好き)
 ・ほぼ会社と家の往復しかしてない(=限られた人としか接していない)
→しかし直前にやむを得ず4人で酒の入らない会食をし、これが若干の心配要素になった

(2)体調チェック
 ・体調に不安があれば直前でも取りやめるつもりにしていた
 ・体温とSpO2のモニタを当日までやった
→6月からの測定により、朝と夕方で数値が変動することを把握していたため、時間ごとに異常値でないかどうかを判断することができた
→しかし監視項目がこれでよかったのかは分からない
→無症状の人からの感染が問題になるウイルスだが、感染性のある人の多くには「ちょっとした変調」はあるのではないかと思う。自分の体調が本当に大丈夫かどうか疑い深くなることには結構大きな意味があるのではないか

(3)飛沫感染対策=マスクとディスタンス
 ・実家でも祖母(父方、母方)の家でもマスクしっぱなし
 ・祖母の家ではお茶とお茶菓子だけいただいた。飲むときだけマスクをずらす形
 ・実家は夕方~翌朝のショートステイで1泊だけ
 ・実家では夕飯は外食。朝飯は起きた順にさみだれ(これはいつもそう)
 ・話すときは正対しない(マスクをしてると飛沫の直進性はキャンセルされそうだがな)
→★田舎は感染が極めて少ないため訪問先の警戒感が薄い(「都会からの移入に敏感」というイメージとは逆の事態もあるのだ)。ばあちゃんも伯母も父もマスクしてなかった!
→★家が寒いのは密閉性が高くないからだが、寒いだけに換気がしにくいのは不利と思った
→こたつ暮らしだと、弊管理人がこたつに入らないとそのことを訪問先が気にするので入らざるを得ないなど、「相手の落ち着き感のために距離を妥協しなければならない事態」というのが現実にはあることに思い至らなかった
→大きな飛沫とマイクロ飛沫がそれぞれ感染にどれくらい寄与するのかが分かっていない現状では、マスクで大きくリスクを下げているだろうなという曖昧な思い込み以上のものがないのが寂しい

(4)接触感染対策
 ・ホテルに泊まる
→これは実家から受け入れられず実現しなかった
 ・小まめな手洗い
→★しかし、実家に泊まってしまうと接触感染対策を万全にするのはかなり難しいと感じた。手拭き、風呂、トイレとか蛇口とか、とにかくいろんなものを共有するため

■終えてみて
・やってみて気付くことは多い
・計画していてもリアルワールドでその通りにいかないことも多い
・かなり気を遣った。頭では分かっていても、自分が万一感染していて老人にうつした場合の後悔のでかさについては滞在中かなり考えた
・★秋に帰っておいて、条件の厳しい冬は避けるべきだった。これが次に向けた最大の反省
・しかし、VOC202012/1など感染力が増した変異ウイルスが今後優勢になった場合、来年の暖かい時期を待っても事態はより悪くなっているかもしれないとも思う
・偽陰性はあることは承知した上で、数千円で検査を受けられる世の中になれば受けて帰ると安心だろうな
・そうでなければ、帰省10日前くらいからテレワークできればほぼ安心だろうと思う(できないが)
・まあ神経質な人、無頓着な人、縛られてる人、縛られてない人、それぞれに事情があるってこった

ぼんやり霞んで暗いところが郷里の冬っぽい。いろんな人が年を取り、衰え、独居しているのを目の当たりにし、弊管理人の気分もだいたいこの写真のようでした。
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実家で「昼にすき焼きをする」と言っていたところ、午前中に帰ると言ったら朝飯に1人分が出てきた!
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今回の移動ルートは
・大阪→名古屋を新幹線
・名古屋→多治見を在来線
・多治見→中央道で長野県南部はカーシェア
でした。ドアtoドアでは東京からバスで行くより早いくらい。しかし割高ではあった。
帰りは近鉄の新しい特急「ひのとり」でゆっくり帰ってきました。
201231yokkaichi.JPG
しかし面白いのは四日市の工業地帯くらいまでで、あとはぼーっと空を見ているだけ。
京都の飲み屋さんでお重をいただきました。「すず菜」さん、カキフライも有名なお店なんだって。いってみよ
201231suzuna.JPG

さあて大晦日は宿直。

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2020年12月31日 00:49に投稿されたエントリーのページです。

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