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昼カレーと本2冊

北新地、Nico Cafe。平日昼だけなんですけど、今日(金曜)は起きたら雨が降っていたので気分的に仕事に行きたくなくて休んでしまったため、お店に行くことができました。外に出たら雨は止んでました。
200904nicocafe.JPG
スパイスカレーを食べすぎな昨今なのですけど、それでもこれはよかった。
珍しく結構辛いです。でもしっかり辛いほうが締まりがあっておいしい。
あとピクルス(小皿のやつ)がただ酸っぱいのではなく、何か複雑な味がした気がしました。

* * *

水曜は一日眠かったので夜は23時に寝て、木曜朝は7時に目が覚め、10時まで布団でごろごろしていました。
ちょっとどう転ぶかな、と気がかりだった仕事がすんなり終わったので、京都から来た若者と大阪の若者2人と西天満のNostraへ夕飯を食べに行きました。
話を聞いてると若者世界もいろいろあるね。そりゃそうか。

しかし「(弊管理人)さん、夕飯行きませんか」と言われて「いいですよ」と言ったら「よっしゃ」と言われるのは悪い気はしないですね。
会社に入って1年目か2年目のとき、競合他社の同期と仕事先で鉢合わせて、若者2人でその仕事先のコワモテおじさんに「飲みに行きましょうよ」と言ったら「いいよ」と言われたので2人して「やりーーー!」と言ったらそのことをおじさんに喜ばれたのを思い出しました。

* * *

■鈴木貴之編著『実験哲学入門』勁草書房、2020年。

認識や道徳といった哲学的課題を、質問紙でいろんな人に尋ねた結果を踏まえて考える最近の分野だそうです。
・哲学者が思索によって導いてきた結論の検証
・従来の哲学の方法論の検証
・ある反応を導く心的過程の解明
という大きく分けて3つのプロジェクトがあるようです。
どうもいろいろな課題に対して人々がどう反応するかには文化差があるのではないか、という疑いが生じてきているあたりが興味深かったのですが、
・「言語を超えても等価な質問」を作ることができているか(&等価って何だ?)
・手近な学部生に対するアンケートが多いようだが代表性は大丈夫か?
・そもそも「みんながそう考えているならそう」でいいのか?
などの疑問もわいてきます。
これからの分野だな(そして、この段階で入門書を出すのは野心的でいいな)という感想でした。もうちょっと面白くなってきたらまた覗きにきたいと思います。

■デイヴィッド・ミラー(山岡龍一、森達也訳)『はじめての政治哲学』岩波書店、2019年。

これはもう一回読むべき。

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2020年09月04日 18:06に投稿されたエントリーのページです。

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