中盤です。6日(金)は出勤しますが、ちょっと職場の様子を見に行く、くらいのつもりです。
といっても、休みの間にもやることを思いつくたびカレンダーに書き込んでいたら結構な数になったので、それなりに忙しくしそうな気がします。来客も1件あります。
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学生時代から使っていた冷蔵庫をとうとう買い換えることにしました。
今は亡きSANYOの86リットル。いや、まだ動くんですが、さすがに自炊してると小さいのと、動作音が結構気になってきたためです。
新しいのは、AQUAというブランドの157リットルのやつです。中国の企業に買われたSANYOの人たちが作っているそう。国内メーカー(といっても作ってるのは東南アジアだけど)も含め、同じくらいのクラスでいろいろ検討しましたが、設置スペースと容量と値段でいずれも秀でていたため、これにしました。スペースに関しては奥行きをあまり取りたくなかったので。
ところで、4人家族とかで使う400リットル級のやつって、ちっちゃい冷蔵庫の半分くらいの電気代で済むようです。へえ。
7日の搬入を控えて、慌てて冷蔵庫の中のものを処分してます。
古い冷凍エビ
古い冷凍ほうれん草
古い玉葱
古いチーズ
古いバター
古いソーセージ
古い小麦粉
古いパン粉
と、かろうじて賞味期限内の牛乳
を使ってグラタンを作りました。
なんとか腹痛を起こさずに消費できたもようです。勝った。
あと、グラタンは作り慣れてきて、味が落ち着いた。
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伊東で父が大量に買い込んで持たせてくれた干物も、食べ続けてます。
アジ、カマス、サバみりん。ほくほくしててうまい。
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だらだら練習していた幻想ポロネーズが次第に指についてきてうれしい。
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あまりに天気がよかったので、小田急線向ヶ丘遊園駅からちょっと歩いたところの生田緑地に行ってきました。目当ては「岡本太郎美術館」です。
というか、ミュージアムカフェで出してる「太陽のパルフェ」。
ふざけてます?
味は普通だった。つってもあまり革新性は期待できないか……
展示は、意外と面白かったです。これは唯一撮影可能だったエリア。
ピアノをむちゃくちゃに弾いて「芸術は、爆発だ!」と叫ぶマクセルのテープのコマーシャルを確かリアルタイムで見たのと、渋谷駅にあるでっかい「明日の神話」と、あとは断片的なエピソードくらいしか知りませんでした。まとまった数の作品を見たのは初めて。絵は筆運びがよく分かるもので、書道みたいだった。
生前受けたインタビューの映像を延々流しているコーナーがあって、見入ってしまいました。
自然そのままも、抽象も、だめだと思う。その間を行く、「何だこれは!」(キーワードな)と見る人に抱かせ、格闘させる、イベントを喚起する、そういう作品が芸術だと思う。そういう一節が印象的でした。今も生きていたら、たぶん、商売上手なあの有名画家とか、変人や変人に憧れただけの学生みたいなあれとかこれとかは否定しただろう。
「個性的なものが普遍性を持つのだ」とか、キャッチーで的確だよ、いちいち。なんだろうと思ったら、フランスで民族学を勉強した人なのだという。本をいっぱい読んでいたようだし、音楽にも親しんでいたらしい。モーツァルトがいいというのだけは分かり合えないけど、他はすとんと落ちた。
今やってる企画展は、岡本太郎と沖縄がテーマでした。
木や、御嶽の特に何もない空間が持つ聖性にインスピレーションを得たこと、久高島で「イザイホー」という今は途絶えてしまった12年に1度の儀礼をレポートしたこと、一方で風葬にされた遺体の写真を撮影し、東京で週刊誌にそれを発表したことで大いに批判されたことも紹介されていました。
今後の旅行先の選定のため、イザベラ・バードを読もうかなと思っていたところでしたが、もうちょっと最近のところで、岡本の紀行文に当たったほうが面白いかもしれないと考え直しました。うまくしたら6月に2泊で沖縄に行くつもりでいるので、その予習も兼ねて。
都心は27度になったようですが、生田緑地、なんか涼しくて素敵な森でした。
バラ苑が12日からだったのが残念。企画展が入れ替わったころ、また来てもいいかなー