■クロード・レヴィ=ストロース(川田順造訳)『悲しき熱帯Ⅰ』中公クラシックス、2001年。
今ごろ読んどんのかい、という声もありましょうが(でも今年はあと何回かこういうお叱りを受けるような読書をしたい)、通勤電車で今月前半からちょこちょこ読んでました。
よく知らないで学術書かと思ってとりかかったら、しばらくはまるっきり紀行文。で、終盤にさしかかってあっあっ本題に入ったっぽい!と思ったらⅡに続く(笑)
でも、目の前で起きていることの後ろにあるものを見通すセンスがほとばしっているのがビシビシと伝わってくる、凄みのある文章です。
それにしても原文の力もあるのかもしれませんが、訳がいいなー、つうかすげえなー。
訳すほうも博覧強記じゃないと追いつかないと思う。
感想文もⅡに続く!(いつになるやら)