■ハロルド・ウィンター(山形浩生訳)『人でなしの経済理論―トレードオフの経済学』バジリコ、2009年。
Winter, Harold. TRADE-OFFS: An Introduction to Economic Reasoning and Social Issues, Chicago: The University of Chicago Press, 2005.
まあ要は、メリットとデメリットだけに注目すると意外と一般の道徳観とは違った結論がでるかもしれませんよということを、臓器売買や違法コピーや喫煙や日照権や製造物責任なんかを例にとりながら見せるわけですわ。
なんか、訳がねー。高校生が評論文訳すとこうなるよねー、みたいな、なんというか、アメリカーンな砕けた感じの口調を描こうとして描けていないような、そんな、あれでした。
あと、うまいことキャッチーなタイトルつけると、読む人が中身に過大な期待をしてしまってよくないな。
内容?上に書いた通りですけど。