■ジェイムズ・F・オゴーマン『建築のABC』白揚社、2000年。
著者は大学の美術史教授。
古代ローマの建築家・ウィトルウィウスが建築の3要素として挙げた「用」「強」「美」にそれぞれ
用:機能、平面図、依頼主
強:構造、断面図、施工者
美:美しさ、立面図、建築家
を結び付け、解説してあります。
外国人が書いているせいか用いる実例もドームがどうだとかヴォールト(天蓋)がどうだとか、あまり日本の建築にはみられないものが多くて、まあ当たり前なんですけども、所変われば入門書も変わるのだなあと実感した次第。