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2014年12月 アーカイブ

2014年12月30日

今年のまとめ

1月 四国楽しかった
2月 台湾がちょー楽しかった、というか素晴らしく楽しかった
3月 結構本読んだ。わちゃわちゃした仕事が開始
4月 これくらいまで確か忙しかった気がする
5月 滋賀県が意外といいところだった。
6月 エチカが意外と面白かった。江ノ島むふふ旅行
7月 ええとなんだっけ
8月 東京サマーランドと茨城の海が死ぬほど楽しかった
  ばあちゃんが弊管理人を認識できなくなっていてちょっと悲しかった
9月 北海道2泊楽しかった。もうちょっと長く行けばよかった
10月 がしがし仕事したけど一気に疲れが出て体調不良
11月 いづもやの鰻がおいしかった
12月 新しいおうちに引っ越した。仕事は最終の金曜にピークが来た

* * *

とても辛かった2012年と13年が終わって、年度が替わって、職場に若い人が一人増えて、そちら方面に仕事が結構流れていくようになったため一息つけた、そんな年だったような気がします。逆に言うと、今年はそんなに「これやったー」という仕事がなかった気がする。手広く楽しく手がけた気はしますが、手を抜いてしまったものもありました。

10月に部屋を買うことを決めるまでは、結構な時間をネットでの物件チェックに取られていました。買うことを決めてからは、諸々の手続きと手配と後始末に忙殺された感があります。しかし、今日までに大体それも終わりました。
なんだか残された時間があまりないということをよく感じました。しかし、これは新しい何かを始めることで乗り越える必要がある感覚だと思います。習い事でもいいし、テーマを決めた勉強でもいいし、旅でもいいかもしれない。何か澱みを撹拌するもの。

8月に扱った案件は非線形物理の方面で、「モデル」というものの基本的な考え方に気付かせてもらえて、個人的にもとても役立った仕事となりました。
モデルはリアリティを多少犠牲にすることで、いろいろな事象を見渡せる、見通しをよくする、新しいデータをどう扱うかの方向付けを助けてくれるもの。逆に言うと、モデルを現実にそのまま適用できるとは限らない。成形して使わなければならないということ。
これを分かっておくと、現実がモデル通りでないということでイライラしなくて済みますし、抽象論も尊重できるようになります。そんなん当たり前やんけと思わなくもないけれど、意外とはっきり言ってくれる人が周囲にいなかったので……

読書では、learn and unlearn の有用さを(再)認識したことです。今年読んだうちの2冊に出てきたはず。本での意味とは多少違うんだけど。
ツイッターでもリアルでもそうですが、周囲からなんやこいつという人や考え方がちょっかい出してきます。それを受け止め、その上でうっちゃる。海綿のように、ずおーっと吸い込み、濾し取って、あとはどばーっと流し去る。
自分が可謬であるということはだいぶ前から大切にしている認識なのですが、それだけだとわりと自己嫌悪ばかりの辛いほうに傾くので、learn and unlearnをセットで持っておいたほうがいい。これも分かってる人には今更ですが、今年はっきり分かったことでした。
あと、頼まれてもいないのに自分の属性を代表しないというのも大切です。

あとはゆっくり噛んで食べる(舌噛んで流血して思い知った)、野菜を努めて食べる(秋に体調崩して思い知った)、といったことかしら。

このようにプラクティカルなことばかりに価値を見た今年でした。
つまり、自分という実在は意外と不確定なものを含んでいなくて、環境の調節によって操作できるということ。
この傾向が今後変わるかどうか分かりません。変わんない気がします。

2014年12月29日

シメの忘年会

夜に持ち寄りの忘年会があるということで、西荻窪に買い出しに行きました。
昼飯として、「シタル」でカレー。いいお味。でも写真撮ろうとしたらカメラにメモリーカードが入ってなかった。

で、「もぐもぐ」でハムだのソーセージだのを買い込む。
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このハム、成田在勤時代から大好きです。

忘年会は18時から。
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1枚1万円のステーキとか、北海道の友人漁師から送ってきたホタテとか、強者揃いでした。
でも弊管理人の持っていったハムとソーセージ、手前味噌だけど、健闘したと思う。
「ハーブのソーセージおいしい~」という声が背後から聞こえて安堵しました。

今年知り合った面々ですが、今年楽しかったことの相当部分をもたらしてくれた人達です。
一時期、弊日記の存在に気付いた一人にヲチされていましたが、携帯を落としたことでURLが分からなくなったそうです。ということで心置きなくひそかに感謝しておくのだ。

* * *

洋室に置いてあった段ボールは今日、ほぼ片付けました。
リビングで暮らしていますが、足元が寒いのでコタツを久しぶりに使うことにしました。
中敷きと布団を捨ててしまっていたようで、あったのはフリース地みたいな中掛けのみ。アラス。早く上掛けを買おう。
あと、ずっとテーブルとしてだけ使っていたコタツは、確認してみると1995年製でした。大学に入った時に買ってもらったやつだ。で、コタツとして使うのも10年ぶりくらい。熱を使う器具なので、ちょっと恐る恐る使ってます。場合によっては買い換えてもいいかなあ。使えてはいるし、暖かくていいんだけど。

2014年12月28日

戒め

23日、クリスマスイブイブディナーとして、シングル2人で天丼を食べてきました。
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日本橋の「金子半之助」は880円→950円に値上がりしてましたが、それでもすんごいボリューム。ごま油の香りも、ちょっと甘めのたれも好きだし、穴子、半熟卵、いかなどの種もおいしいんです。

いつも長い行列ができているお店です。19時20分から寒空の下、1時間強待ちました。
そして通された相席は、向かいがカップル。
食べ終わってるのにニチャニチャと生姜を噛みながら「1500円の価値はあるぜ、この天丼」などという微妙な感想をドヤ顔で語るおにーちゃん。
一杯飲んで帰るべよ、と地下鉄に乗ると、またしても向かいの席に見目よろしくないカップルがいて、しかし握りしめた相手の手をつんつんしたり、話しかけられてもちょっと無視したようなそぶりをしてじらしたり。

  「でも僕ら、あいつら以下なんですよね」

と血の涙を流すわれわれアラフォー男二人。
この経験は戒めである。雪ぐのは来年!と誓い合う遊びでした。

イブと当日はふつーに仕事。

* * *

発注していた棚が届いたので、ようやくテレビをアンテナにつなぎました。
つけてみたけど、特に面白いことはない。
引き続き、部屋ではラジオを聞いています。

* * *

部屋、だんだん住み慣れてきました。
すなわち、自分の手足のリーチを考慮して家具の配置を微調整し、一方で例えばベッドの脚に足の指をぶつけたり、高いところにある棚の扉を開けたままにして頭をぶつけたりないよう、体が慣れてきたということ。
それにしても、自分の持ち物だと思うと、こまめに汚したところを拭き、散らかったものを片付けるようになります。

持ち物が入った段ボールの開梱は、書類を除いてほぼ終わりました。
書類はできるだけスキャンして捨てようと思っています。この作業がまだ少しかかりそう。

2014年12月21日

ラヒ

西荻窪のパキスタン料理店、ラヒ・パンジャービー・キッチン。
カレーが2種類食べられるランチ(980円)を頼んでみました。

まず、ひよこ豆のサラダとラッシーが出てきます。
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スパイス使い、いいですねえ。期待が高まります。

カレーは野菜とマトンを選びました。
きょうの野菜はサルソーン・カ・サーグというからし菜のカレーだそうです。
ブラウンライスとともにいただきます。
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  うううううじーーんとうまい(涙)

辛さが小中大と選べます。大を選びましたが、弊管理人(辛いもの好きだが変態的に好きなわけではない)にちょうどいい塩梅でした。幸せ。いつまでももすもす噛み続けていたい。

* * *

西荻窪に来た目的は、来週の持ち寄り式忘年会に持っていくハムとソーセージの下見のため、「もぐもぐ」に立ち寄ることでした。
ここの店主氏は成田に飲み屋さんを持っており、弊管理人はもう8年以上前になる成田在任時に、多くの土曜夜をそこで過ごしていました。
東京にきてから西荻窪の店に行こう行こうと思って5年経ってしまいました。今日はお互いちょっと古くなってはいましたが再会を喜び(多分あちらも)、来週に向けたアドバイスとスペアリブの余りを一ついただいて帰ってきました。

店主氏は「札幌から東京に戻って結婚したと噂で聞いたぞ」とおっしゃっていましたが、前半合ってて後半間違いです。うわー前回会ったときは20代だったかー

* * *

夜は別の忘年会。
去年も同じ忘年会に出ましたが、今年はちょっと人が少なかったように感じました。

去年の弊管理人は、出し物の某フォーチュンクッキーを眺めながら、とても辛かった2013年がようやく閉じられようとしていることに安堵したと記憶しています。
あのとき「未来はそんな悪くないよ」と呼びかけられた通り、今年はそんな悪くない年だったかなあと思います。が、まだ気は抜けないので、総括はもうちょっと押し詰まってから。

* * *

レースカーテンが到着。
自炊再開は来週末からかな。

2014年12月20日

ラグがきた

いろいろと思うところのある仕事を終えた昨晩は、ラーメンが食べたくなったので、西新宿のえびそば「一幻」に入ってみました。
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新千歳空港で「何食おうかなー」と思いながらうろついていると、毎度目に入るのです。
食べたことなかったけど、わりと香りと味のバランスがとれていて、おいしいと思う。えび要素を加減できて、ちょっと減らし目にすると弊管理人にはちょうどいい感じになりました。

ちなみに今朝5時台に腹痛で目が覚め、ンコして軽快しましたが、たぶんラーメンのせいではない。記憶の痕跡によればお腹出して寝てたような気がする。

* * *

冷たい雨の土曜はお洗濯大会。

午前中に注文してあった2畳ほどの大きさのラグが届いて、やっと部屋が落ち着きました。
フローリング生活も掃除がしやすくていいんですが、足元が冷たくて。

あと、台所とリビングの間に吊す暖簾も到着。
カーテンと布団の色が地味なので、強い色合い(紺の地に朱色の唐傘がいっぱい飛んでる柄)がメリハリになってよいのでは?と自賛しています。

* * *

本の整理もしていました。
結局、ここに住んでいても本はまた増えていくだろうから、今ある棚への収納は抑えめにして、クローゼットにある程度しまっておくことにしました。

段ボールから、OUPが出してる1998年版のA Dictionary of Sociologyが出てきました。
留学先で買ったやつ。ペーパーバックで軽くて持ちやすくていいんです。
Amazonで調べてみたら2014年版も2000円ちょいで買えるんだ!
(Kindleだと1000円とかだけど、電子書籍は所有できないから信用してない)
古いし捨てちゃってもいいかなーと思って一度はゴミ袋に(!)入れたのですが、気がとがめて取り出して久しぶりに読んでみたら、とてもいいので救済しました。
入門書とかリファレンスのたぐいは和書で当たりが少ないのと、それらのジャンルは英語が平易なので、もういっそ英語で勉強しちゃえばいいんだと思うのです。

* * *

昼飯は富士そば。
ミニひれかつ丼ともりそばのセット(550円)にほうれん草のおひたし(100円)をプラスすると、650円という超高級ランチになります。
しかし、ここで100円を払って野菜を食べるのが大人というものなのだ。
どうにかこうにかでも仕事をし、お給金をもらえるというのは貴重なことであります。

2014年12月16日

新居と暗黒物質

引っ越しから1週間経ちました。まだあまり住み慣れた感じがしません。
本とCDの段ボールがほぼそのまま残っているからか。
文庫を並べられる小さめの軽い本棚を買ってみました。しかし、期待したほど収納できないうちに一杯になってしまいました。これまで大半を押し入れにしまっていたけど、今そこまで収納に余裕があるわけでもないんだよな。

間取りは1LDKですが、結局リビングのキッチン寄りに勉強机、奥にパイプベッドを置いてワンルーム生活を始めてしまいました。部屋にいるときはほとんど机に就いていますし、メシも机で食うので、スペースそんなにいらないんですよね。

考えてみれば先週初めまで住んでいた部屋は14畳(収納別)+キッチンという広さがあったのに、実際生活していたのは6畳のじゅうたんの上でした。
学生時代から1~3年に一度は引っ越しをしていたので、ソファもダイニングテーブルも持ったことがないし、家具も軽いものばかりのモバイル生活です。ここ5年は1カ所にいたけど、引っ越す可能性は今後もあります。引き続き重い家具を持つことはないかも。

* * *

化粧水がそろそろ切れるので買わなきゃ、とドラッグストアで買ったのを忘れて、アマゾンでもう1本買ってしまいました。ドラッグストアで買ったのを通勤かばんの中から発見して「ええええ!」となった。同じものを二つ買ったのは初めて。40代の扉を開けてしまった感じ。いやもっと深刻か。

* * *

■鈴木洋一郎『暗黒物質とは何か』幻冬舎、2013年。

暗黒物質とは何か、を説明している部分はそう多くありません。まあまだ見つかってないしね。
Unidentified Flying Objectと一緒で、なんやようわからんものを仮にそう呼んでいる。
それを見つけるためのXMASSという実験を岐阜県の神岡鉱山跡でやっている人です。
UFOと並べると怪しくなっちゃうけど、こちらはちゃんとした科学実験(たぶん)。

・宇宙の組成
普通の物質=4.9%
暗黒物質=26.8%
暗黒エネルギー=68.3%

・候補物質
(1)MACHO。質量の小さな目に見えない天体。存在はするが、COBEやWMAPで観測された物質のゆらぎが説明できない。量も少なすぎる。
(2)ニュートリノ。確かに大量にあるが、質量が少なすぎる。光速に近い速さで移動しているので、現在あるような物質の濃淡を作れない(すぐに一様に広がってしまう)。
(3)WIMP。質量が大きいが、他の物質とほとんど相互作用しない。現在最も有力なのがこれ。未発見の超対称性粒子のうち、ゲージーノ(光子、Zボソン)、ヒグシーノが候補。

・XMASS
暗黒物質に蹴飛ばされたキセノンの原子核から出たエネルギーが周囲のキセノンが紫外線を出す。それを光電子増倍管でキャッチする。

2014年12月09日

部屋を買うの記

わりと便利めな場所に小さなお部屋を中古で買い、引っ越しを済ませました。

今年の7月に会社の家賃補助が切れることが分かっていたので、2年近く前からゆるーりと中古物件を探していました。ちょうど2012年に留学の企てが潰えたあとで、じゃあもう動き回る生活はいいかー、と思った(笑)のもあったかもしれません。家賃補助が切れた時にいろいろ面倒くさい手続きと理不尽を強いられた今年の夏以降は、もう不動産業者とこれ以上接したくない、という思いも加わりました。

さて探し方。まず、次のような基本的考え方を設定しました。

・基本は独り住まい、時々遊びに来た家族や友人をちょっと泊められるくらいの広さ

・自分の資力で無理なく買えるものがいい

・子供を育てるわけではないので、環境<利便

・1981年の新耐震基準以降の建物

上の考え方をもとに希望の価格帯、最寄り駅、築年数を絞り込み、SUUMOをはじめとしたいくつかの仲介業者のサイトをブックマークして定点観測していました。
この2年弱で内見したのは4-5件だったでしょうか。
実は今振り返ってみると、2013年1月に最初に内見し、決まりかけるところまでいった物件がかなりよかったと思います。この時期を底として、中古物件の価格はすごく上がったという実感があります。

今年4月には、再び「これは」という物件があって購入申し込みをしましたが、弊管理人より少し早く申し込みをした人に持って行かれてしまいました。

そんな中で思ったこと、学んだこと。

・ネットで自分がいいなと思った物件は他人もいいなと思っているので、とにかく日を置かず見学の申し込みをすること

・しかし、よほどピンと来たものでなければ「今(あるいは明朝)決めてほしい」という業者に乗ってはいけない。大抵ブラフである

・そんなこんなで数を見ればだんだん目が肥えてくる

・新築も視野には入れていたが、広告費とかいろいろ乗っかってる値段を考えると、結局は10~15年落ちの中古が出るのを待つのがいいのかな、と弊管理人は思った

・ちなみに、2000年代初頭の物件は売出時の価格がそもそも安かったものが多いようです

・それにしても仲介手数料というのは、それで得られるサービスを考えると見合わない。特にネットで探していると掘り出し物を見つけてくれるのは業者ではなく自分だろうという思いを強くする

・仲介手数料無料の業者もあり、大手でも時々自社物件を仲介手数料無料で売ったりするが、これでいいものに当たる確率は結構低い

・相続とか結婚とかといった売主側のライフイベントに伴って「早めに処分したい」という思いで売りに出された物件はわりと買い得なものが多そう

・気にしだすと気になる人は、ワンオーナーの中古か新築にこだわったほうがいいかもしれない。あまり過去のことになると、何があったかは調べても出てこない

・駅徒歩10分は結構遠い

・築25年はかなり古い

・リフォーム済みの物件はかなり割高。定点観測していると、ちょっと安め・古めの1LDK物件がいったんサイトから消えたと思うと、フルリフォームされて500万~1000万くらい高くなってまた売り出されるケースをいくつか見かける。多分これは自分で見積もり取って必要なことだけやったほうが安い

・内装や引っ越しは面倒でも合見積を取るべき。これらは個別性が高すぎて「相場」というのが非常に見えにくいと感じた

・譲っていいラインははっきりさせ、それ以上は妥協しない。検討すべき物件の数ばかり増えるが、そこに「これだ」というものは入ってこない

・とはいえ、賃貸には賃貸の良さがある(設備を自分で更新しなくてよい、長持ちさせようというマインドがなくてよい、必要な保険にさえ入れば天変地異が気にならない、転居するときに面倒でない)ので、比較考量が必要です

-----------------ここからはこのかんの日記です

【10月25日】内見→購入決定

ネットで見つけた物件の内見。

○40平米弱という数字の印象と比べて居室が広い(間取りが合理的な)のに好感
○売り主さんは10年ちょっと前に建った時に買って、それ以来住んでいる
○売り主さん話したが、丁寧に使っておられる印象を持った
○眺望は良いというほどではないが、室内は日が入って明るい
○かなり便利な立地。のわりに静か
○値段は自分にとって適正と思えた

△自転車、バイクが置けない
△収納がちょっと少ないかな

ということで、購入申し込みをした。
この段階では(業者には迷惑だが)キャンセルに伴う負担は全く発生しないので、とりあえず家に帰って、つらつらと悪い点がないか検討したが、結局大きなものは見つからなかったので購入の意思は変わらなかった。
結局、弊管理人を含めて3組が購入申し込みした。他は投資用とセカンドハウス目的だったということで、売り主さんは自分が住む用にと考えていた弊管理人を選んだとのこと。

【10月28日】契約

前の晩、突然どう転ぶか不安な仕事が飛び込んだものの、なんとか早朝に収束し、契約へ。
大手仲介業者の事務所で約2時間、諸々の説明を受け、契約書類を作成。
契約は物件価格の1割を現金で支払い。近隣の銀行で下ろして持っていくのドキドキした。
会社に行ってちょっと仕事して、そのまま1泊出張。疲れた。

【11月7日】引っ越し準備開始。押し入れ総ざらえ

引っ越して5年、中身を見ていなかった押し入れの段ボールを開いて、ものの多さに愕然。
シンプルな暮らしをしているつもりだったが、全くそんなことはなかった。
自己イメージが完全に転覆。
いらなくなったものを都度捨てないずぼらな性格がこういう事態を招く。

ある程度やってから出勤したら仕事が思いの外遅くなって、午前3時就寝。へっとへと。

【11月8日】押し入れ総ざらえの続き、と、引っ越しの手配

ちょうど古布回収の日だったので、両手にパンパンの大袋を二つ下げて古着をリサイクルに出した。

電気製品の空き箱がいっぱい。これはすべて廃棄。
それから、本が多い。とにかく多い。
ブックオフの回収サービスを利用して60冊くらい処分することにした。
本は捨ててはならない、というのが父の教えだが、これは読んだけど持っててもしょうがない、というものが結構あるので許していただきたい。昔買ったものほどそういうものが多い。時の流れに耐える作品ではないようなものばかり買っていたということ。

引っ越しの見積もり依頼をネットで2社に送ったら、1社はすぐに担当者が来訪し、内見をし、「今決めてくれたらこの値段でやる」というのを出してきた。なんとなくその値段でいいような気がしたし、面倒なので即決。数十分後には段ボール30枚が届いた。すごい、この生き馬の目を抜く感。

【11月9日】鍵交換の相談

仲介業者の系列のリフォーム会社と電話し、鍵交換の相談。
当初35000円くらいという見積もりだったが、結局25000円弱でできるとのこと。
ただし40日かかるという。住み始めてからの交換になりますね。
ちょっと迷って回答保留したものの、まあ交換しておくかという気分になりつつある。

【11月10日】服や本を引き続き整理しつつ、新居内装の日取りを決定

棚や引き出しの中にあるものを総点検。
「捨てられない思い出の品」だけは小さなプラスチックの箱にまとめ、あとはばさばさ捨てる袋へ。

リフォーム会社の見積もり2社目。1社目より安くできそうなのでこちらに決めた。
壁紙を替えてハウスクリーニングするだけだが、予備日を入れて計4日を要する。
12月9日想定の引っ越しに間に合う日取りを押さえられたので、あとはうまくやってもらえることを願うのみ。
週末、最初に日程を訪ねたときは「今契約しないと年内厳しいかも」というトーンだったのに、見積もりを取り、さて比べるかという段では「日程取れそう」という。これまで内見した際の不動産屋もそうだったが、人を急かすために適当なことを言う対応はホントに腹立つ。
部屋を買ったときの仲介業者さんが、工事にあたって建物の管理組合との仲立ちをしてくれるというので、それをお願いする。

引っ越し時に上下左右の部屋に挨拶が必要か訪ねたところ「やっておいたほうが」とのアドバイスもいただいたので、それもやることにする。

【11月11日】資源ゴミを出してから、水回りを片付けた

前夜に10年前の仕事の資料をうっかりゴミに出し、やっぱりこれは会社のシュレッダーで……と思い直して朝、外を見たら回収済み。第三者に掠め取られたらちょっと事かなあとへこむ。こういうところの気が利かない。

ジャムの瓶、変色したジップコンテナ、その他、今日も「よくまあこれを捨てずにいた」というものが続々。
一番強烈だったのは2007年が賞味期限のみかん缶。ぱんぱんに膨れており、缶切りで穴を開けるとシュールストレミングか五社英雄かというくらい汁が噴き出した。
ほかにも数年たってると思われる缶詰がいくつか。

あと、洗面台周辺は使わないのにとってあるホテルや航空機の歯ブラシがたくさんで、全て廃棄。
試供品をときどきもらうボディソープやらシャンプーのたぐいも多いが、これは使いでがあるので未開封のものはとっておくことにした。

【11月14~16日】鍵発注、洗濯機決定、本とCDと衣類と布団と水回りの整理

9日に保留にした鍵は、結局発注することにした。気分の問題ではあるが、まあ。

ビルトインの洗濯機は乾燥機能が壊れたということで、売り主さんが新しい洗濯機をつけておいてくれることになった。
その機種が「これ」ということでメールで送られてきたが、定価で30万もするもの。
今のスペースに置き場を作って3万くらいのやつを付けてくれればそれでいいんですけど、と伝えていたものの、負担としては変わらないのだとか。
そんないい家電いらないのだけど。でも有り難く使わせていただくことにしよう。
いま使っている洗濯機は1999年製(確か妹が大学に入ったときに買ったやつのお下がり)なので、どちらにせよ買い換えのタイミングだった。

本に加えて、CDを整理。
ブックオフ引き取り(第3便)を出すことにした。本20冊くらいと、CDを20枚くらい?
CDは容易に手に入らないもの以外は手放すことにした。信じられないが、このメディアがもう自分にとってほとんど必要でないことに気付く。
本も断腸の思いで相当整理したが、それでも結構残った。これはまだ電子書籍あるいは自炊に頼るには心許ない。

布団は客用を1組残すことにした。引っ越し先での置き場を工夫しないといけないが。
座布団は捨てる。座椅子は残す。こたつ布団はこたつとともに持っていく。

ベッドの下の衣類ケースを5年ぶりに引き出して整理。
5年見なかったということは必要ないのだ、と決心して結構捨てた。3ケースが1ケースにまとまった。

それにしても不要なものをたくさん持っている。
札幌を出る時にも相当捨てた気がするが、結局会社の負担でやる引っ越しだということで整理に甘さがあったのだろうか。
それから、食料品を中心に、買ったけれども賞味期限を迎えたものが結構多い。猛省。

【11月22~24日】リスト化したものをいろいろこなす

電気、ガス、水道の引っ越し手続き。
あと、懸案だった鉢植えの、大きな鉢への植え替え。
借りていたCD、職場に置いておく本を職場に持っていった。

【11月27日】売買手続き終了

あらかじめ夜勤を入れておいたので、午前10時から仲介業者の事務所で残金支払いと登記の手続き。
これまで買った最も高いものは車だったが、桁を更新した。
立ち会った司法書士から「権利書がそのうち送られてきますが、なくさないで下さいね」と注意。こ、これがよくドラマなんかで持って行かれるやつか……

午前中で手続きはすべて終了。売り主さんと一緒に部屋に行き、さまざまな機器の使い方、注意事項などを教わる。おととい荷出しをしたあと、かなりいろいろ掃除をしてくれたとのこと。きれいです。どうも。
それにしても家具が置かれていると部屋って実際より広く見えるのですね。

壁紙の張り替えとハウスクリーニングを頼む予定の業者さんが来て室内を点検。「クリーニング……しなくていいくらいきれいですね」と。それでも気分の問題もあるので、ということで一通りやってもらうことにしつつ、すこーし値引きをしてもらった。
あとはガスの開栓手続きをして今日の作業は終了。

【11月29日】新居にちょっと行く

壁紙を貼り替える業者が「灯りがいる」というので、照明器具をつけに行った。
ついでにリビングのカーテンレールの詳細調査を実施。
カーテンレールがカーブしていて長いというちょっと特殊な窓だが、前の居住者(=売り主さん。売買が終わったので改称)が2列のうち1例を外して処分した上、ブラインドを取り付けていたので、ちょっと細工が必要になった。DIYでやるつもり。巻き尺とカメラで念入りにサイズと位置関係を記録し、作戦を練る。

【11月30日】普段使いのものを片付け開始

週末自炊生活だが、引っ越し直前の土日はもう自炊しないことにして、その前の日曜に当たる今日は冷蔵庫の中を初め、食器、机上などにある普段使いの雑貨の箱詰めを始めた。

引っ越し先の近所にいる友人に連絡。
「遊びに行く~」と言われて実感がわいてくる。

【12月1~8日】最終の作業いろいろ

3~5日は壁紙の張り替え、6日はハウスクリーニングで新居の準備は整いました。
旧居では最後に日常使うものをパッキング。新居には据え付けの洗濯機があるので、15年ものの洗濯機を処分。それにしても最後のパッキングといいつつ、モノはまだまだ出てくる。

【12月9日】引っ越し

午後遅い時間になるかも(その分、安いというプラン)といっていた引っ越しが、空きが出たとかで朝からできることになり、午前中に引っ越し完了。前の日が夜勤で就寝が2時ごろ、起床は6時半。眠い。
某サカイを使ったが、手際よし。隣戸へ「音が出ますけど」という挨拶もやってくれるんですね。

ということで午後ちょっと仕事関係の集まりを覗き、途中で抜けて旧居へ退去の確認手続き(破損などがないかどうか)に行って、これですべておしまい。旧居に住んだ5年はかなり短く感じた。

夕飯を挟んでのろのろと荷解きをしていたが、頭痛がするほど疲れてきたので頭痛薬とビタミン剤を飲んで就寝。

2014年12月05日

栄児

お茶の水で夕方に仕事があったので、ちょっと歩いて、栄児(ロンアール)家庭料理 本郷店。

汁なし担々麺を頼む。「辛さはどうしますか?」と聞かれたので、普通より一段階辛い「辛口」を頼んでみました。
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 おー

  おおおお!!!!

唇が痺れる。でもうまい!
おまけで餃子がつきましたが、こちらにも唐辛子がたっぷりかかってました。
多分ここ、他のメニューもレベル高い気がする。
お店もきれいです。今度は誰かと来よう。

* * *

■クロフォード, D.(永田恭介訳)『ウイルス』丸善出版, 2014年.

カプシドとエンベロープってどう違うのと同僚から聞かれて、そういえばちゃんと解説してる本を見たことないなと思い手に取ったのですが、あまりちゃんと解説してませんでした。
でも考えてみるとウイルスって不思議すぎる。どこからきたんだ、そしていつからいるんだ。そして多様なウイルス界のどれほどをわれわれは知っているのだろう。そんな興味を喚起する本。

ちなみにこの本、オックスフォード大学出版局のA Very Short Introductionシリーズの邦訳でした。
以前、「一冊でわかる」シリーズとして訳出が進んでいましたが、やめたのかね。

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