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酒・女・歌

2週間ぶりの日記。

前の土曜は、同僚および仕事先の人をDirt Farm Breweryに連れて行きました。
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二人とも喜んでくれたようでよかったよかった。

日曜は友人とタイソンズのHan Palaceで点心。
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あっここはよい!
車でここにくる途中に音楽かけてたらコルンゴルトのバイオリン協奏曲が流れてきて、友人が「これ何?」っていってスマホを近づけました。Shazamというアプリに聞かせると曲名を調べてくれるのだね。インストールしました。

この土曜は仕事でした。
ロー対ウェード転覆から1年。ユニオン駅の前の広場で中絶擁護の人たちと反対の人たちが集会と、最高裁までのデモ行進をやっていました。当然というか女性多いね。で、ご多分に漏れず集会の開始予定は30分以上遅れ、そのあと30分くらいで終わるかなと思っていた入れ替わり立ち替わりの3分スピーチは当たり前のように伸びて、一向にデモが始まらないことに一部の参加者はridiculous!!と激怒していました。弊管理人は途中から嫌になって日陰でうとうとしてました。朝が早かったので。
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古いフェミみたいな人たちが多かったですが、若い人もそこそこいました。DC周辺は中絶制限にあからさまに動いた州はそれほどないせいか「自分や周辺はまだ恵まれてるけど」といいつつ「全ての人の問題だから」とプラカードを掲げて最高裁を目指す人が多く、偉いなあと思いました。最高裁ではこれまた女性の中絶反対派がどんちゃんやっており、ドラム対メガホンで双方が応酬していて大変賑やかでした。

反対派は「中絶は殺人」「私の体は私のもの、ではない」。中絶の権利擁護派は「最高裁は身体に介入するな」「(女性のパンツはいた陰部のイラスト入りで)ここは私の土地」「統制すべきはペニスのほう」などとメッセージは激しめ。
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プラカードは両面にメッセージが書かれており、メガホンで叫ぶ女性たちを正面から撮影しても映り込むし、最高裁に向かって拳を振り上げている人たちを背後から撮影しても読めるようになっている。グループにより緑のスカーフやピンクのプラカードと色を統一しており、運動はとにかく静止画にせよ動画にせよ「撮影されて映えること」を必要としているのだと思いました。

雨は大丈夫かなくらいのつもりで帽子もサングラスも日焼け止めもなく丸腰で行ったらかんかん照りになってしまい、すごい焼けました。まずい。会社に帰ってからずっと氷をハンカチで巻いて冷やしてましたがどうなるかな。

そういえば原告のロー(仮名)はその後、中絶反対派になったのだと同僚に教えてもらいました。へー
そのあと24:40まで仕事して、結構疲れて寝ました。

明けて日曜は、両足首を痛めた友人を車で拾ってシャーリントンというちょっと南の街にあるCopperwood Tavernというレストランでブランチ。
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朝「めしくう?」という話をしたときには「出掛けてもいいけど家で出前でもいいよ」と言っていたのですが、絶対あなた先週部屋から出てないでしょと思って、車で連れ出すことにしました。
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スモークサーモンのエッグベネディクト。ブランチっぽ~い。
「犬と二人きりでちょっとおかしくなりそうだった」とのこと。ほらあ。外出てよかったでしょ。プエルトリコ出身、ラグビー経験者の巨漢なんですけど、もともと怪我しやすい片方の足首を庇ってたらもう片方もやってしまったとのこと。痩せたら……と言いかけたものの、見てるとご飯もちょっと残すくらい小食なので痩せる余地はないなと思い直したのだった。「それでどうやってその体を維持してるの」という問いかけに答えはなかった。

ほんで夕方からは同僚宅にお呼ばれ。もうすぐ帰国です。
「自分で飲むものとスナック2種類お願いします」と言われてその通りに持っていったら、他2組はすごいいろいろ持参していた。ぐぐぐ。
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バーベキューはメリーランド州ジャーマンタウンといういかにもな名前の街にあるアミッシュのお店から買ってきたお肉。伝統的な飼い方で育てた牛だとかで、ホスト同僚の奥さんは臭みがなくて好きだとおっしゃっていた。
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確かに激うまであった。

それにしてもベセスダという国際色豊かな地域の一戸建ては広かった。正面には4台くらい停められる車止めとガレージ、バルコニーに椅子を置いて夕涼み。裏庭もあり、家主が「ドールハウス」と呼ぶ子ども用の小さな離れが建っています。
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何度も書いたと思うが、アメリカはカネがあるなら楽しいところだろう。
弊管理人抜いて3世帯はお子さんも来ていたが、すぐに仲良くなってスイカ割りしたりゲームしたりしていた。これもアメリカの環境が影響してる部分がちょっとありそうだが、やはりケンタッキーから来た黒人のZ世代が言ってたように、概して崩壊してる教育制度の中でお金のある地域が特殊に輝いているだけなのかもしれない。

おなかいっぱいご飯をいただいて帰ってきました。
この週末はぎっしり詰まってた。月曜は暴風雨という不穏な予報が出ているので、そもそも会社に行くかどうかが怪しい。

* * *

しかしボストンから帰ってからの2週間が光の速さで過ぎた。何をやってたかというと大したことはしてないが、ぱたぱたしているうちに1日が終わっていく感じ。

* * *

自宅にフットレストを導入。椅子を高めにして前傾になるのを避け、前腕を机に置いて少しリラックスした姿勢になれるようにした。とてもよい。これはイノベーション。いや大袈裟ではなく。
その勢いでちょっといい椅子を注文してしまいました。届くのは来週。

* * *

給与改定。海外用の給料に通貨レートとインフレを加味した指数を乗じて算出するのですが、この指数が昨年より2割くらい上がっており、この円安の中でドル転しても2022年より受け取りが上がるくらい額面が増えました。しかも弊管理人は来年の帰国に向けて計画的に銀行のドル残高を減らしていくため、ドルでの受け取りをこの4月から減らしてるので、円で日本の口座に入る分が異常に多い。ちょっと引いた。

* * *

咳、回復度95%くらいまできました。たまに咳、ときどき痰(しかし体力を使わない咳払いを習得したので負担感はない)、生活が侵されている感じはほとんど消えました。
単に時間がたったからかもしれないし、冬の間、水まきをしてるのかくらい加湿器を回しても28-29%だった室内の湿度が50-60%になり、外も暖かいという季節要因という気もする。いずれにせよいったん回復したらその状態を体が覚えてくれるとありがたい。

* * *

トイレットペーパー、6個入りより18個入りのほうがだいぶ単価が安いのでそっちにしようかなと思って手に取ったのですが、1カ月に1個として帰国までに使い切らないかもなと6個のほうにしました。そういう時期。しかしまだ1年以上ある。また25日が過ぎていき、滞在21カ月目に入っています。

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2023年06月26日 00:49に投稿されたエントリーのページです。

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