そういうわけでモントリオールに出張いってきました。
行き。ユナイテッド航空のサイトからチケット買って、エアカナダが運航する便に乗ろうとしたのですが、チェックインしても座席が割り当てられてない。9:00、レーガン空港の荷物検査も出国も終わった搭乗ゲートで係の人に「搭乗券に座席表示されてないんだけど」と言ったら「先にこのゲートから出る便が出発したら割り当てられるから」というので待っていました。
しかし席が割り振られることはなく、がっつりオーバーブッキングされており、11:20のモントリオール直行便を逃しました。次の13:00過ぎ発のトロント経由便の搭乗券をもらいました。
ところが、この便が駐機場に出ようとしたところでレーガン空港悪天候のためしばらく待機。そのうち降ろされ、16:00のモントリオール直行便にまた振り替え。
今度はモントリオール悪天候のため燃料をフルに積んで飛べず、乗客も満席にできないので最後に搭乗券を発券した弊管理人に「辞退頼む」とのアナウンス。
そんでまた「次こそ着けるから」と次のトロント便に割り振られ、2時間ちょいの乗り換え時間があるから大丈夫だろうと思いながらトロントに向かったら、トロントはこんこんと雪が降っており、到着ゲート付近の雪かきのため駐機場でしばらく待機。19:00の乗り継ぎ便を逃しました。
何とかしてもらおうと向かった空港内のエアカナダのカスタマーセンターは大行列で、マネージャーみたいな男が先頭近くから「この窓口では振り替え手続きはできない。電話かウェブでできる。窓口でも同じアドバイスをするだけだ」と声をかけ、それを信じた客が何人か列から離脱していきました。
しかし弊管理人はもはやエアカナダを信じておらず、このマネジャーも単に業務を減らすことしか考えてないと踏んで、列に並んだまま電話もウェブも試してみたが、まず電話は永遠につながらないし、ウェブでも手続きできない。たぶん、ユナイテッドから予約した上、レーガン空港で何回もエアカナダのシステムから便を振り替えたりキャンセルしたりしていたためだと思います。結局そのまま窓口に到達したら、一発で次のモントリオール行きが取れました。嘘つきめ。滅びろ。軽い難民気分を味わわせていただきました。
で、21:30トロント発モントリオール便の搭乗券をゲットしたところ、トロント大雪になり出発は23:40まで遅れました。融雪剤か何かを気付けにぶっかけて出発!
結局、宿に着いたのは25:00過ぎ。ドアtoドアで16時間かかった。
* * *
今回は東京から若者(若くない)と大御所が、2週間の会議の前半から来ていてばりばり仕事をしており、弊管理人は手伝いを頼まれて行ったものの、猫の手への需要はなく、ほとんど何もしませんでした。
じゃあ食べるくらいしかないよね。
ということでまずはオールド・モントリオールVieux MontrealのModavieというフレンチビストロへ。中はすっごい賑わってる。
オニオンスープとラムチョップ、リゾットに白ワイン飲んでおなかいっぱい。写真失敗。
外はこんなでした。
着いた日は道に雪なんてなかったのが、翌日から降り続いてすっかり雪景色になりました。
次は在モントリオールの仕事先と会食です。
ちょっと中心街から離れたところのCafe Cherrier。
またオニオンスープ。
そして鴨のコンフィ。
・モントリオールはフランス語の壁があり、日本人も中国人も少ない。日本人はトロントだと2万人近くいるが、当地は5千人
・カナダの対中感情は悪化中。今頃気付いたの?と思うが
・若者はトロントあたりに出て行き、引退した人が戻ってくるので高齢化が進んでる
・カナダ人はアメリカ人に比べてだいぶ穏やか。安全保障から何からアメリカに頼りっきり
・「旧市街はヨーロッパっぽいですね」と言ったら「フランス駐在したことのある私に言わせれば明治村ですよ」とばっさり
・雪が降るとやっとモントリオールっぽくなる。(この日はちょうど0度くらいだったが)寒さは今は全然。-20度くらいになることがあって、2月までこのまんま
・F1とかジャズとかはあるが季節ものであって、コンサートなど文化系はあまりいけてない
といった話をしました。あとは仕事のことをちょいちょい。
そのあと甘い物食べてコーヒー飲んで、ではまたいつか!といって別れました。
腹ごなしのため30分くらい歩いて仕事場に戻ります。
落雪注意の看板が結構あった。
ま、最終日までまだ1日あるし、延長ありうべしと言われてたくらいだから今日はゆっくりっしょ、と思っていたら事態が急展開し、そのまま朝6時まで働くことになりました。
それでほぼ全部片付いたので、DCに戻るのを予定より1日早い夜の便にして、チェックアウト後にさっくり散歩しました。
たぶん氷点下ですが、新調したエディー・バウアーのダウンが薄手なのに激暖かく快調に歩けます。
現代美術館MACに行ったら「常設展は閉まってます」と言われてやめ。
港。
アビタ67という中銀カプセルタワーのもっとすごいやつみたいな団地。
他社の人と合流してHolderというお店でお昼。またフレンチです。
セロリのポタージュうま。
牛ほほ煮もほろほろ。
旧市街は「明治村」と言われたわけは分かるけど、まあ観光だしそれでいいです。
画廊を冷やかしたりしました。
犬のケツ。
帰りは定刻どおりに飛びました。おおニューヨーク。
無事帰宅できました。直行便だと1時間40分。こんなに近かったのか……
ということで徹夜などあり疲れたし、アウトプットはほぼ皆無だったのでやりきった感はないものの、まあ仕方ないでしょ。年明けに何か今回の経験を活かしたいと思います。
人々のあいさつが「ハッピーホリデー!」「ハッピークリスマス!」で年の瀬を感じた。