« 日本のフェミニズム | メイン | 階級と性差と職場飲み »

読んだり食ったり

■ジョージ・オーウェル(高橋和久訳)『一九八四年』早川書房,2009年.

まだ読んどらんかったんかいというあれ。
480ページあって、200~300ページあたりで一度だらけたものの、そのあとは急に緊張感が戻って一気にフィニッシュしました。巻末にあるトマス・ピンチョンの解説の最後ではっとさせられました。これ絶対必要。電子書籍版にはついていないらしく、紙の本を買ってよかった。

1949年に書かれた本にして、既にナチスとソビエトを総括しきり、では徹底したディストピアはどんなものになるのだろうと思考実験を進めてるところが面白い。だからこれはソ連の風刺ではない。あと描写がとても映画的ですね。

弊管理人は「例え話」を使って何かを言うということに結構な警戒感があります。説明されるべき肝心なことを、それとは別のものを持ってきて説明すると的を外す、あるいは欺しになる危険が大きいから。なので、このフィクションを出汁にして時代診断をするのもちょっとと思う。考え方のライブラリに置いておくことは妨げないとしても。

* * *

ふと「おいしいもの食べたい欲」が戻ってきて、いろいろ食べました。
銀座で仕事があったので、グラニースミスのアップルパイをテイクアウトして会社のデスクで。
180228granny.jpg
褒めてるように聞こえないかもしれないが、マックのアップルパイのすごいいいやつ。
今回は季節メニューの酸味が強い林檎(その名もグラニースミス)のパイでした。レギュラーがほかに6種類あるそうなので、次は店内で、アイスかなんか添えて食べたい。コーヒーと。

* * *

赤坂見附、しろたえのチーズケーキなど。
日曜の閑散とした界隈でここだけ行列だったので、喫茶しにきたけどあほくさ、と思って持ち帰りに切り替えた次第。
180228shirotae.jpg
「ちっさ!」といったん落胆してしまいます。しかしこれはほぼクリームチーズですよね、というくらいの濃厚さなのでこのサイズでいいのだと思い直します。一発目のインパクトで平伏する味なわけではないものの、これは時々思い出して買いに行ってしまうかも。

* * *

西武新宿、焼きあご塩らーめん たかはし。
180228takahashi.jpg
これは厳しい寒さの中並んでこそおいしいのかもしれない。いや普通に食っても十二分においしい。

* * *

野菜は食べてます、念のため。

* * *

2月も晦日になってしまった。
年初からいろいろ種まきした案件の刈り取りは上旬で一応一段落しました。しかし、このまま仕事は少し出力高めで進むのもいいかなと思って、何かとぱたぱた動いています。そんな大したことはしないんですけど。そして多忙なほうが元気で明るい弊管理人の性格は健康にあまりよくないのではないかと思っています。

About

2018年02月28日 00:47に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「日本のフェミニズム」です。

次の投稿は「階級と性差と職場飲み」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35