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痛い話

月曜の朝、目が覚めて「起き上がろうかな」と思ったら、右下腹部が痛くなりました。
足が攣ったときのようにぎゅーーーっと内臓が締め付けられる感じ。なんか変な体勢で寝て筋でも傷めたかと思いましたが、姿勢を変えても痛いし、待っても痛さが変化しない。
ちょっと一人では病院に行けないかも、というかいろいろ考える余裕がない、ということで#7119に電話して問答していたら、そのまま救急車派遣となりました。

腰の曲がったおばあちゃんみたいな姿勢で家の鍵をあけ、保険証と財布と携帯を手に持って床にうずくまっていると、救急隊到着。つかの間、痛みが和らいだので「これだったらタクシーで病院いけたかも」とちょっと大ごとになって恥ずかしいという思いとともに歩いて1階まで行って、ストレッチャーに乗って車内に運び込まれると、また痛みが襲ってきました。

車内では血圧と脈拍と体温を測られ、「激しいスポーツしてました?スポーツ心臓と言われたことは?」と聞かれました。なんか徐脈らしい(48bpmと聞こえたような。確かに脈拍は遅い)ですが、目下の問題はそっちではありません。電話番号と名前の字解、(弊管理人の名字を知っている人にしか分からないが)「く」か「ぐ」か、みたいな細かいことを確認され、(いいから出発してくれ~)と思いながら答えていました。結局、入院用のベッドはあいてないので、入院という判断になったら転院してもらう、という条件に承諾した上で、救急をやっている近くの病院に入りました。

病院に着くと、現れた消化器内科医が痛いあたりを圧したりしてから「尿路結石じゃないかなあ」と言いながらいったん姿を消しました。弊管理人はすぐに地下のCT室に運び込まれました。
バンザイの姿勢で息を止めているうちに撮影終了。また地上に戻ってストレッチャーから降り、トイレで採尿して診察室に入ってベッドに横たわっていると、さきほどの消化器内科医が戻ってきました。
「尿路結石です。座薬で鎮痛して、あとは水をいっぱい飲んで自然に石が出るのを待ちましょう。痛み止めを出しておきます。ほうれん草とかキャベツとか、シュウ酸が多い食べ物はネットに出てますので調べて、あまり多く食べないようにして下さい」
と言って出ていきました。

こちらも痛くて聞く余裕がなかったけど、何ミリくらいの石がどこに詰まっているのか、なんで痛いのかなどは教えてくれなかった。CTの映像も見られなかった。たぶん自然に出るのを待つと言われたところをみると小さいのだろうけど。尿検査もPHとか血とかを見たと思われますが、何をどうやって診断に至ったかが全く分かりませんでした。

弊管理人の症状はまだ軽いほうらしく、「ほかの方だとホント、のたうち回る方多いんですよー」と看護師さんから言われながら座薬を入れてもらい、20分ほど休んで、あまり効いてない段階で会計。痛みがそのままだったので、右側だけ伸びをしたような変な姿勢で椅子に座っていましたが、だんだん頭がぼーっとしてきて、痛みも少し和らいできました。そのまま会計をして、近くの薬局で頓服の痛み止めと座薬と、石の排出を促す薬(ウロカルン)を買って帰りました。近所なので歩いてしまいましたが、上着を着てこなかったので寒かったです。

家に着くとエレベーターが点検中だったので外階段から自室の階まで上がり、帰宅。トイレに座ると座薬が出てしまったので、痛み止めを飲んでベッドに横たわりました。悶えていて疲れたのか、このところ睡眠があまりとれていなかったせいか、3時間くらい寝ました。

午後。鈍痛は続いていたものの、外すと後が面倒そうな仕事に出かけ、また痛みが増してきたところを変な格好で耐え、帰宅。でも、「なぜ痛いのか」が分かっただけで相当、気分的にはマシです。(友人から「あそこはヤブ」と聞いていた病院だったので、ほんとに尿路結石でいいのかね、という疑いは頭の隅にあるのですが)
寒い中を歩いたせいか熱も出てきたので、上司と同僚に「明日は完全休養にします」と一方的に宣言して寝ました。

そのあたりの連絡を兼ねて結石の話をしたら、何人かの同僚や友人から「私も20代のときに」「父が」など激痛話と同情が返ってきたので、結構経験者がいるようです。

* * *

「ネットで調べて下さい」といわれて「尿路結石」と調べてみても、出てくるのは本当かどうか怪しいサイトばかり。ac.jpとかgo.jpという検索語をつけて調べてみました。
だいたい共通するのは
・30-60代の男性に多い(男性の場合は一生のうち10人前後に1人が経験)
・再発しやすい(数年~10年以内に半数とか6割とかいう情報が多かった)
・予防として水はたくさんとれ
・運動しろ
・特に汗をかいたあと、飲酒のあと、寝る前には水をとれ
・夕飯食ったら4時間は寝るな
・清涼飲料、炭酸飲料、ほうれん草、竹の子、コーヒー、紅茶はダメ。塩分、脂肪も控える
・野菜や果物(カルシウムとクエン酸)は適量摂取
・ほかに、ビタミンCの過剰摂取を控えるとか、水分は煎茶でなく番茶や水でとれと書いてあるところもありました。「ストレス」を原因に挙げるところも多少
つまり、「水を飲む」ほかは生活習慣病予防になるようなバランスのとれた食生活をしましょうね、ということらしい。

確かに弊管理人の水分摂取は足りてなかったと思います。食事をしてるときに「よく水を飲むね」と思う相手が多かったということは、自分はあまり飲まないほうだったのでしょう。
それを除くと、生活習慣、ストレス含め、問題の大半が仕事由来だと感じます。これまでの健康診断の結果からすると、ストレスが強いときは尿酸値が上がる体質っぽいので、腎臓の保護から考えても今の環境は健康によくない。早く職場を移りたい。

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2017年02月28日 11:43に投稿されたエントリーのページです。

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